2022.09.24

先月のゆるい山キャンでも、、、

B220924a_20220924122901(白根御池小屋より・鳳凰は見える)

こんにちわ。この連休も台風のおかげで山行きがすべてつぶれそうな雰囲気。なのでこのまま更新がないのもアレですから、先月の夏山、、、というかゆるキャンになってしまった山行きでも扱ってみましょうか(笑)。

久しくご無沙汰している間に甲府から広河原への一番バスって4時発になってるんですね。日程に余裕があったので、以前から気になっていた城のホテルで優雅に前泊してみました。新しいから綺麗で、最上階の大浴場と展望台が素晴らしい。夜景がとくに素敵でしたよ。

B220924b_20220924122901(大樺沢・すでに北岳は隠れている)

ということで甲府からのバスもかつてのことを考えるとビックリするぐらい人は少なく、余裕のある乗車で2台で充分な人出。南アは人が少ないですね。広河原までの2時間のバス旅も久しぶりだったのでわくわくでした。ここまではまだ晴れてましたしね。

そして一番驚いたのがバス停周辺の建物が綺麗になって、広河原山荘がこちらに来ていたこと。とはいえこれから登るところですし、またここに戻ってくる予定だったので、準備をしたらいそいそ歩き出します。

B220924c_20220924122901(えっちらおっちら登って)

あとは重荷担いでエッチらじゃなくてえっちら登るのみ。今は大樺沢の道が通れないので御池まわりしか選択肢はありません。こちらは急登が続いて重荷の身みにはちょっとしんどいですね。

そんな尾根上の急登が終わると、トラバースに変わってホッとします。じきに御池小屋に出るとかなりの人が休憩してます。

B220924d(急遽、御池泊になりました)

とりあえずテン場の様子が見たかったので奥のテン場へ向かうと、をををたくさん張られてます。テン場は広いし、ここまでのゆるい山キャンも悪くなさそうです。

と、ここで北岳から下ってきたハイカーとお話ししてたら、予想通りというか稜線はかなり宜しくないと言われて、さてこれからどうしましょう、、、。

B220924e(白根御池小屋・綺麗になりましたね)

稜線が荒れててもこの先の天気が回復するならまだ上がっても良いかもしれないけど、この先もあまり宜しくない予報が出ているので、熟考の末、まだ朝だけど(笑)今日はここに泊まって翌日の様子で先の予定を決めることにしました。

北岳周辺は市営の小屋の予約(テン場も要予約)がネット対応になっていて、そのおかげか御池周辺も電波が入ったのでその場で変更。手続きに行ったらスタッフさんが笑って対応してくれましたですよ。ええ。

B220924f(夜は風が強かった)

まだ朝なので前泊のテントが残っている中、いい場所を見つけてテントを張ったら、あとはビール飲みつつ(テン泊だから高いビールを躊躇なく買える)のんびりしたり、散策したり、同じ境遇の人とグチったり(笑)と、これはこれで楽しいキャンプでした。

あとテン場の様子を見てるとここをベースに北岳へ登るとか、ここ目的のキャンプの方もかなりいた感じで興味深かったです。

B220924g(お寝坊したら雨に降られた 笑)

夜は風が強かったようで、翌朝になってもフライはカラッカラ。これはラッキー!と思ってたらぬあんとここで無情の雨、、、。

幸い雨はじきに止みましたが、翌日の予報を見てもこれはもう潮時かと判断して、口惜しいですけど今回のところはそのまま下山することにしました。

B220924h(さて帰りましょうか)

さみしいねえ。もう一泊したかったねえ、、、。

B220924i(80分で広河原に降り立ちました)

ということで下り始めればあっという間。80分ほどで広河原に着いたら新しい山荘でもみてやろうと思っていたのに、バス停の手前で乗り合いタクシーの運転手さんにあと一人だからいかが?と誘われたのでコレは渡りに舟。そのまま芦安へ向かったのでした。

実はですね、北岳は7月の頭にも計画立ててまして。その時は今回と同じような天気でその時はやめたんですけど、長い休みですからねえ。行けるとこ限られてるし、なんとかなるかも、、、の予想は甘かったものの、こればかりはしょうがない。山行きとしては不完全燃焼も良いところだけど、とりあえず夏山の雰囲気とキャンプ自体は楽しめましたから。おかげで南ア北部の事情も更新できましたし、山行きを決行してよかったなとは思いました。ぴえん。

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2020.08.31

編笠山へようやく登る

B200831a(編笠山山頂)

さきのお盆、縦走はできなかったものの一応山へは行ってました。でも完全な山キャンプだったので(笑)ブログの方はあえてはしょりましたのです。

んでその山キャン、実は青年小屋でやってたんですけどその時は目の前の編笠山にも登らなかったので、homeの山は煮えちゃうし、避暑をかねて日帰りで登ってきました。

B200831b(「展望台」は木々が育って・・・)

編笠なら歩いたことのないコースでも行程は知れているので、ごゆっくりと9時頃スタート。しかしこちらは小淵沢の駅からして暑いけど爽やか。このぐらいの時間に歩き出すと意外に人が少ないのがわかっていたので、いろんな意味で気が楽です。

今回は観音平の上の駐車場から西の展望台へ廻ってみたのですが、その展望台はご多分に漏れず周囲の木々が育って↑↑こんな感じ。しかも早々に曇りだしてしまい、展望はほぼなきに等しいものでしたけど、おかげで涼しくなったのはありがたかった。

B200831c(アキノキリンソウ)

観音平から登るコースは楽なコースとされてますが、それでも標高差1000m近くあるのです。涼しくなっても登りはしたたり落ちるぐらい汗をかかされます。

しかしこちらもシカさんの影響でお花が少ない。アキノキリンソウですらこういうややこしい場所じゃないとまとまって咲かなくなってました。

B200831d(上部は黒木の林が快い)

個人的には未踏だった押手川の分岐から上がハイライトで、コメツガにシラベ、オオシラビソなどの黒木の林は、うまく言えないのがもどかしいんだけど、奥秩父とも南アルプスとも違う雰囲気で八ツに縁がない自分には新鮮に映ります。

登るにつれて傾斜は急になってきましたけど、さすがに人の多いコース。意外に歩きやすいですね。

B200831e(ウメバチソウ)

B200831f(阿弥陀・赤岳は姿を見せず)

登るにつれ高木から低木帯、そして樹林帯自体を抜けると空がぱーっと広がって、もう高山の雰囲気。ひと登りであっけなく編笠山の山頂に着いてしまいました。登りだしからちょうど二時間半。今の自分の体力からするとこんなものでしょう。

さすがに人出は多いものの山頂は広いので休む場所に事欠きません。北側を見ながらお昼を食べてましたけど、残念ながら阿弥陀岳と赤岳は姿を見せてくれませんでした、、、。

B200831g(こういうのも良いですねえ)

展望は今ひとつなれど、こういう天気の時は雲がおもしろい!刻々と変化する雲の様子をボーっと眺めるのは楽しいですね。ホントはビール片手にずっと眺めてたいぐらいだけど、さすがに自分は小屋泊まりの時じゃないとできませんです。はい。

B200831h(お盆に歩いた西岳)

そして南側へ廻れば、眼下には↓↓これから降りる尾根と富士見高原のスキー場がみえてます。

B200831i(この尾根を下ります!)

ちょっと天気が怪しい感じだったので、長居はやめて南の富士見高原への道を下り始めます。

のっけは慎重にゴロタを渡りながらの下りだけど、下界を見下ろしながら下るのは高山情緒もあってなんとも爽快。当初は富士見高原から登るプランだったんですけどそれは明らかにしんどそうなので(笑)観音平スタートにしたのはコース的にも大正解でした。

B200831j(急なのはシャクナゲ庭園辺りまで)

爽快な下りも樹林帯に入ると、こんどは苔むす黒木林の中をぐんぐん下っていく感じ。

そして間もなく出るシャクナゲ庭園の辺りからは傾斜も緩くなって、自分的にはここからがこの道のハイライトでした。

B200831k

(立派なダケカンバでした)

シャクナゲ庭園より下はほんとうに歩きやすくて、しかも林相も良い。

でも南や八ツを歩いた印象から2000mを割るとまもなくカラマツ植林が現れて、それがどうにも単調にも感じてしまうのですが、ここはカラマツ植林ながら純林ではなく、林冠はカラマツだけど下は雑木に覆われているという、けっこう珍しい林になってますね。これはカラマツを植えてある程度育った後は放置したと言うことなのでしょうかね?

B200831l(カラマツ植林と雑木が混ざる)

おかげで尾根の雰囲気は上々。降るにつれて晴れて暑くなってきたものの、風があるので気分良くすいすい下れます。

B200831m(大きな岩屋だなあ)

この岩屋はデカいですね。雨宿りにも充分使えます。

もうここまで来るとかなり降りていて、じきに枯れた沢を渡ると、お盆の際にも休んだ不動清水に出ました。

B200831n(富士見スキー場より西岳と編笠山を振り返る)

不動清水で顔を洗って、美味しいお水をくんだら富士見高原はもう間近。下山を終えて来た道を振り返ると山はもう↑↑こんな感じになってました。結果ちょっと急ぎ足になってしまったのは残念でしたけど、そういう行動も今回は正解だったのでした。

タクシー(小淵沢駅~観音平) ¥3530

タクシー(富士見高原スキー場~小淵沢駅・迎車) ¥3350

 

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2019.09.08

黒部源流部・未踏の稜線をつなぐ4(薬師岳山荘~太郎平~折立)

B190907a(薬師岳山頂より)

前の晩はお月見してたのでご来光でみんなが起きる時間に起きられず、ほぼ出払った後にのこのこ起きたので朝食はとっても優雅(笑)。ここはご来光を見て戻ってからでも食事ができるようになっているのですね。前はスゴ乗越の方へ縦走したのでそのあたりの事情に無頓着でした。

ということで朝食を終えてからのこのこスタート。山頂は近いので気は楽です。でも朝から晴れてはいるものの台風の影響で微妙に雲がかかり、もう「今日で下山してくださいね」といわれているような天気でした。

B190907b(前日歩いた黒部五郎と北ノ俣岳)

B190907c(薬師岳山頂)

行ったことのある人はわかるのですが、小屋から見えるピークは山頂ではなく手前のカールが始まるピーク。そこから緩く下って登り返すと薬師岳の山頂に到着します。

薬師の山頂は都合三回目。でも前の二回はことごとくガスられたので、山頂で晴れたのは今回が初めて。まさに念願でした。

B190907d(劔・立山からスゴ乗越への稜線)

展望は東の後立山はガスが上がっていたものの、他は良好。個人的に惹かれるのは立山へ繋がるなおも北へ延びる稜線ですね。

北薬師からスゴ乗越への下りはジェットコースターのようで最高でしたし、スゴ乗越から五色ヶ原の間のタフな道のりも不思議と軽々と、そして風のように歩けたあの感覚が忘れられません。

B190907e(さあ下山しませうか、、、)

B190907f(オヤマリンドウ・まだ花は開いてない)

体力的にはもう二、三日歩いてもいい感じだったんですけど、さすがに台風が近づいているので今回の所は下山するしかありません。

展望を心ゆくまで楽しんだら、名残惜しいですが来た道を戻ります。

B190907g(薬師峠から一山越えるところ)

B190907h(朝の太郎平小屋)

しかし下りはさすがに早い。一時間ほどで薬師峠のキャンプ場まで降りてしまいました。前日通りがかったときはテントが沢山張られて華やかな雰囲気だったのに、もうこの時間ではほとんど出払って寂しいぐらい。

キャンプ場から一山越えると太郎平の小屋に出ました。が、ここはほぼ素通りする感じで右の折立の方へ向かいます。

B190907i(キンコウカ・尾根はおおむね湿地のようですね)

B190907j(太郎平の方を振り返る)

折立への道は初めて。のっけは明るい緩い稜線が続く感じで、気持ちよく歩けそうに見えましたが、実際はゴロタも多く意外に歩きづらいですね。周囲はほぼ湿地のようで、キンコウカやイワチョウブが沢山咲いていて見事でした。

このあたり、ここまで歩かれる以前はもっと神秘的な所だったのかなあ・・・と想像したりもしてしまいますね。

B190907k(道はこんな感じで延びている)

台風の影響で尾根は風が通るとはいえ、降るにつれ気温が上がり徐々にしんどくなってきます。まだ高木がない箇所は風があるのでよかったのですが、樹林帯に入ると一気に暑くなり汗が噴き出します。

しかも急な下りが続き、道が洗掘されている箇所も多く、かなり歩きづらいですね。というか下りだからよかったけど登りは少々しんどそう。まるで飯豊のような(笑)。

B190907m

(ゴヨウマツの巨樹)

B190907n

(ネズコの巨樹も!)

下るのでもしんどい道のりですけど、雪国の樹林帯といえばやはりこういう巨樹がいらっしゃいました。

登りの人も下りの人もあまり気にしないで素通りされてるのはちょっと残念かも・・・。特にこのゴヨウマツは大きさといい樹形といい、見ものなんですよ!

B190907o(折立に出ました)

そして行く先にこれまた立派なミズナラの巨樹が目に入るとその先がもう折立の登山口でした。話には聞いていましたが、ここって自販機以外本当になにもないところなんですね!水道で顔を洗って着替えたら、なんと予定していた一本前のバスに乗れてラッキーだったんですけど、有峰口で降りたのはかなりマズかった。

下界は35度を超えている上に想像以上にローカルな駅前には自販機すらなく、しかも電車は40分以上待たされて、その先の予定していた連絡も悪くて結局地鉄で富山へ向かうという、、、これならバスでそのまま富山駅に出れば良かったじゃん!いやね途中でお風呂に入るつもりだったのです。そのあと富山駅からそのお風呂へ行ったんですけど(笑)。
 
・・・・・☆
  
◆ 2019.08.14 (Wed)   晴 後 曇
薬師岳山荘 05:45- 薬師岳 06:25/06:35- 太郎平小屋 08:10- 三角点ベンチ 09:35- 折立 10:30
 

バス(折立~有峰口駅) ¥2400

 

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2019.08.31

黒部源流部・未踏の稜線をつなぐ3(黒部五郎岳~北ノ俣岳~薬師岳山荘)

B190830a(五郎のカールを行く)

この日は久しぶりに黒部五郎に登って、そのあと未踏の稜線を歩くという今回の縦走で一番の山場。少々長めなので朝一で朝食をとり、5時過ぎにスタート。小屋からしばらくは稜線の底とも言えるところを歩いているので日差しが入らず、快適に歩きつつカールを目指します。

ゴロタのいささか歩きづらい樹林帯を抜けると、日差しが入るようになり、やがて周囲が広がったらそこはもう五郎のカールの中。すでに山頂も見えてますけど、まだまだ遠いです。

B190830c(イワイチョウ)

B190830d(カールはまだまだ続く)

残念ながらコバイケイソウやイワイチョウはほとんど終わってましたが、広大なカールの中で織りなす岩と緑の景観は高原情緒たっぷりで、歩いても、立ち止まっても周囲を見回しても、ほんとうに気持ちよくてウキウキしちゃいますね。

宿泊者がいい塩梅にバラけていたのも偶然とはいえ、カールを楽しめた要因かも。

B190830e(カールの全景はこんな感じ)

B190830f(稜線への登りは急だが案外短い)

別段急いでいるわけでもないのに、気分良く歩けたせいなのか90分かからずに源頭の水場に到着してしまいました。ここまで来れば黒部五郎は目の前に聳えているわけですけど、もちろん山頂へ行くにはここからが稜線に上がらなくてはいけません。

軽く涼んだら、つづら折れの道をせっせと登っていきます。初訪の折はこの登りが案外きつかった覚えがあるのですが、今回はやたらと楽でしたね。カールを見下ろしながら、そして徐々に遠くの山々が見えてくるのが楽しくてしょうがない感じ(笑)。

B190830g(あそこが山頂)

B190830h(山頂には金色の目をした不動明王)

ということであっさり稜線に上がってしまい、ここから山頂へは一投足。これから歩く稜線の緩やかに延びる様子に気をよくしながら、山頂に上がるとさすがにここは人が多く、みなさん思い思いに休んでます。

個人的にはようやくその姿を見せてくれた笠ヶ岳に挨拶。

B190830i(笠ヶ岳・後ろは乗鞍?か??)

B190830j(薬師~劔・立山~後立山~赤牛)

↑↑次のお宿がある薬師岳に劔岳・立山、後立山は白馬から五龍まで見え、その横には懐かしの赤牛岳。どの山・稜線もいい思い出しかないなあ。。。

そして↓↓こちらが未踏の稜線。なるいかたちの稜線はもろに自分の好み。まるで東北の山のようですね。

B190830k(北ノ俣岳への稜線はなるくて東北の山のよう)

B190830l(黒部五郎岳を振り返る)

休憩を終えたら、さっそく西の稜線を下ります。↑↑あんがい緩やかに見えますけど、黒部五郎からの下りは結構急なんですよ。

稜線を覆うハイマツがまるで緑の海のようです。もう結構暑いんですけどね。でも台風が近づいているせいか、風が吹いているのでまだ心地よく歩ける感じでした。

B190830m(2578m峰・稜線は見た目よりアップダウンがある)

B190830n(黒部側の斜面が気持ちよさそうだ)

この稜線は見た目よりもアップダウンがあって、ハイマツにゴーロと想像よりは気ままに歩かせてもらえません。

あとこういう緩い形の稜線というのは、植生的に湿地になるものなのですね。イワイチョウはほぼ終わり。ハクサンコザクラはいないんですよね?

B190830o(2575m峰より・黒部五郎と右に笠ヶ岳)

B190830p(北ノ俣岳)

このあたりで太郎平・薬師峠泊まりとおぼしきハイカーとスライドするようになります。ハイマツ帯は人が一人しか通れないのですれ違いで待ち時間があるのもしばしば。でもイライラしないのはこの天気と緩やかな稜線歩きのおかげ?かも??

ちなみにおべんとは人の来ない2575m峰の露岩で頂きました。ご飯がかなり酢の利いた酢飯だったのは、気温が高い日が続いているせいでしょうか。

B190830q(太郎平へ向かうとガスが上がってきた)

B190830r(イワショウブ)

北ノ俣岳を越えると太郎平へ向け下りが続くようになります。緩やかな稜線は相変わらずですけど、お昼近くになってとうとうガスが上がってきました。

でもガスってくれれば日差しがなくなり、かえって涼しく歩けます。そして木道が出てくるとそろそろ太郎平も近い感じ。この辺りは荒れてなかった頃は広々とした湿原だったんでしょうねえ。イワショウブにキンコウカ。そしてここでようやくタテヤマリンドウが。しかもシロバナ。

B190830s(太郎平小屋)

やがて太郎平小屋に出ると未踏区間はここでお終い。これで劔岳から槍ヶ岳・常念山脈が繋がりました。気がついたらこんな自分でも北アの主立った山はほとんど歩いているんですよね。

太郎平はジャンクションなだけにさすがに凄い人。泊まりの人はすでにビール飲んでてすげー羨ましかったけど、まだ薬師の小屋まで登らなければいけないので自重しました。とはいえもうお腹も減っていたのでここで太郎ラーメンを頂きました。行者ニンニク良いアクセントになってて美味しいんですよ!

B190830t(薬師平を過ぎると稜線歩きに変わる)

休憩を終えたらもうひと頑張り。とはいえこの先は一度歩いているので、しんどいのは薬師峠から薬師平の間とわかっているので気が楽です。

でもそのしんどい区間は暑くて大変でしたが、薬師平で再び稜線に戻ると風が通るようになり、快調に歩けてあっけなく小屋に到着してしまいました。

B190830u(薬師岳山荘)

B190830v(山荘より黒部五郎方面)

手続きを終えたら、着替えて、あとはビール片手に外のベンチで流れる雲を眺めながらのんびりしたり、うとうとしたり。

こういうクリアな日の稜線の小屋って天上感があって本当に気持ちが良いですね。歩いた疲れに酔いも回って、ふわふわいい気分。こんな良い日に小屋の中で寝てるなんてもったいないもったいない。

B190830w(気持ちいいなあ・・・)

B190830x(お月見もできました)

その上ライチョウが子連れで二度ほど出てきてくれたり、夜は夜でいいお月見ができましたし、空が明るい割に流星も見られて夏山らしい楽しみをこの小屋でみんな楽しめた感じです。

あとこの小屋は8年ぶりだったかな?初訪の折は建て替え直後で本当に綺麗だったんですけど、その綺麗さが今でも保たれていることに驚きました。驚異的ですよ、これは。稜線上の小屋なので水は担ぐか買うことになるし、位置的に中途半端なところにある小屋だけど、個人的には北アで一番好きな小屋かもしれません。
 
・・・・・☆
  
◆ 2019.08.13 (Teun)   晴 後 曇
黒部五郎小舎 05:25- 黒部五郎岳 07:40/08:05- 北ノ俣岳 10:55/11:05- 太郎平小屋 12:20/13:00- 薬師岳山荘 14:20
 

太郎ラーメン(太郎平小屋) ¥1000

 
薬師岳山荘 一泊二食 ¥10000
缶ビール(350ml)x3 ¥2100

 

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2019.08.24

黒部源流部・未踏の稜線をつなぐ2(鏡平山荘~三俣蓮華岳~黒部五郎小舎)

B180823a(水晶岳~黒部源流~鷲羽岳なつかしや・三俣蓮華岳より)

この日は行程的に黒部五郎までと決まっているので少々遅めのスタート。6時だとあらかた出発していて、かえって空いていてこれはこれで良いものです。

まずは鏡池に寄り、水面に映る槍穂ならぬほとりの木々をカメラに収めてから、双六へ向けて登り始めます。でももうすでに暑いよ(笑)。自分のペースで登れるからまだ良いのですが。。。

B180823b(朝の鏡平山荘)

B180823c(抜戸岳への稜線を振り返る)

あらためて小池新道って歩きやすいですね。稜線へ出るまでの登りも道が本当にうまくつけられていて、しかも登りやすい。小一時間で稜線上の弓折分岐に出ると、双六小屋からの登山者も合わさって人がどっと増えてました。

この分岐って遅くまで雪が残る所のようで、ハクサンイチゲやチングルマ、アオノツガザクラなどの雪解け直後に咲く花がまだ綺麗に咲いてます。その中にシナノキンバイも咲いていたのですが、巻道でもまだ見られるだろうと・・・とカメラに収めなかったら、この後シナノキンバイを見かける機会はなかったのでした(笑)。はあ。

B180823d(花見平・秋の花に切り替わりつつあった)

B180823e(双六岳・樅沢岳の間に鷲羽岳が顔を出す)

右手に見える槍ヶ岳からの西鎌尾根も、振りかえって望む笠ヶ岳への稜線も、気持ちよく歩いた当時を思い出してなつかしい。ただ稜線に上がると人が増え、道も狭くなって行き違いが少々面倒ですね。

↑↑この双六岳と樅沢岳を繋ぐ稜線のまろやかな曲線がいつ見てもタマランチ会長。その間の鞍部に建つの双六小屋です。

B180823f(双六小屋・朝から大盛況だ)

着いた双六小屋はジャンクションにもなっているので朝から大盛況。前に槍ヶ岳から西鎌降りたときはここでうどんを食べて、とても美味しかった思い出があるのですが、さすがに朝食を取って間もないので今回はパスしました。

休憩を終えたら、双六岳へ急な登り返し。とはいえ今回は巻道を歩くので登りはちょっとだけ。

B180823g(ミヤマダイコンソウ)

B180823h(巻道は雄大な風景を楽しめる)

分岐に出たら、さっそく巻道に入ります。前に歩いたときは双六岳まで上がって稜線を歩いたので、巻道ははじめて。お花の多い道と聞いていたし、今年は雪が多いのでちょっと期待してたのですが、この暑さのせいで雪はあらかた溶けていて、すでに巻道もミヤマアキノキリンソウなど秋の花に変わりつつある感じでした。

↓↓コバイケイソウはなんとかここで。咲いていると華やかだけど、コバイケイソウの花は匂いがねえ、、、(笑)。チングルマもちょこっと。あとはエゾシオガマ、ハクサンフウロ、ミヤマキンバイ、ミヤマリンドウあたりがメイン。

B180823i(コバイケイソウ・なんとか残ってました)

B180823j(振り返れば槍ヶ岳)

それでも巻道は稜線西側の緩い斜面がかたちづくる雄大な風景が開放的。ゆるゆる歩くだけで幸せになれます。

双六側のほうが上り勾配のはずなのに歩きやすく、むしろ逆の方が登り返しがきつくて案外しんどいのでは?とおもってしまいました。

B180823k(イワギキョウ)

B180823l(そろそろ稜線が近いかな?)

前の晩の寝不足が出て途中でお昼寝してたんですけど、この暑さのせいか行き倒れの人に間違われるという(笑)。

でもこういう所でごろんと寝るのは本当に気持ちがいいんですよ。テントで一晩過ごせればより良いんだろうけど、テントは張れませんから。

B180823m(稜線に出れば三俣蓮華岳は目の前)

お昼寝込みでも二時間ほどで稜線に上がったら、三俣蓮華岳はもう目の前。ひと登りで山頂に上がると、ここも裏銀座と黒部五郎とのジャンクション、ハイカーが思い思いに休んでます。

ここまで来てようやく薬師岳に雲ノ平、黒部源流に黒部五郎の姿を間近に見ることができて、感慨もひとしおです。まさか再訪までここまで間が開くとは思ってませんでしたからね。今年は無事歩けたけど、とにかく近年のお盆の天気の不安定さが恨めしい。

B180823o(薬師岳と雲ノ平、水晶岳)

B180823n(カールを抱える黒部五郎が聳える)

展望を心ゆくまで楽しんだら、あとは小屋のある黒部乗越へ下るだけ。とはいえこの間は標高差500mを下る計算になるので下るのも案外大変なんです。まぁ登りはもっと大変ですけど(笑)。しかも暑いし。

下る途中、前後していたハイカーの人に携帯の通じる箇所を教えてもらったので、翌日の小屋の予約をして(笑)なおもぐんぐん下っていきます。

B180823p(ハクサンイチゲ)

B180823q(三俣蓮華岳を振り返る)

ここの下りは目の前の黒部五郎を眺めながら下れて、再訪してもやっぱり気持ちの良いところ。

なおも下って、下の五郎平も見えてくるとワクワクしてきました。あそこを歩くのは翌日なんですけど(笑)。

B180823r(五郎平が見えてきた)

でも快適な下りも樹林帯に入ると一変。急なゴロタの溝を下るようになって、滑りやすいし、下りの苦手な自分には少々しんどいところ。このあたりで太郎平から来たとおぼしきハイカーとすれ違うようになったんですけど、この暑い時分に長躯歩いた上、ここを登り返すとは単純にエラいなあ・・・と。

B180823s(黒部五郎小舎・盛況でした)

そんなしんどい下りをこなすと五郎平の広々とした草原に出て、あっけなく小屋に到着しました。この日の行程はここまで。まだ13時前なので人も少なくてラッキー!手続きを終えたらさっさと着替えて、荷物の整理をし、表のテラスでのんびりしてました。

とはいえそのあとは時間が進むにつれ人が続々とやってきて、この日も大盛況。同宿者にも恵まれて、わいわいがやがや楽しい一夜でした。

 
・・・・・☆
  
◆ 2019.08.12 (Mon)   晴 後 曇
鏡平山荘 06:00- 弓折分岐 06:50- 双六小屋 08:05/08:35- 捲道分岐 08:55- 三俣蓮華岳 11:10/11:20- 黒部五郎小舎 12:40

 
 
黒部五郎小舎 一泊三食 ¥11400
生ビールx2 ¥2000
 

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2019.08.18

黒部源流部・未踏の稜線をつなぐ1(新穂高温泉~鏡平山荘)

B190818a(左俣林道のひとコマ)

近年はお盆になるととたんに天候が不安定になって、高山の縦走がなかなかできなくなってます。そんな今年も当初は台風のせいでダメっぽそうと思っていたのですが・・・なーんか夏台風の典型で動きが遅いぞ。コレなら行けそう!

ということで今年は裏劔ではなく、ながらく未踏となっていた黒部五郎~太郎平の稜線を歩くことにしました。

B190818b (わさび平小屋)

急遽決まった上にできる限り早く山に入りたかったので、今回は松本駅から新穂高温泉へタクシーで出るという荒業を繰り出し(笑)お昼ちょうどのスタート。となると歩き出しから暑い暑い。大汗かきながら左俣林道をてくてく行きます。この林道は途中に何カ所か天然のクーラーがあるのが救いですね。あそこはホントに涼しい!

小一時間ほどでわさび平小屋に出ます。路線バスならここまででしたでしょうけど、今回タクシーおごったのはその日のうちに鏡平まで行きたかったから。ここはもちろん先を行きます。

B190818c (小池新道登山口)

小屋から30分ほどで小池新道の登山口に着くと、行く先には黒い雲がかかり始めていてひと雨あっちゃいそうな感じ。ちょっと気にしつつも登山道に入ると、じきに日差しがなくなって、かえって快適に歩けます。

さすがにこの時間登る人はほとんどどいなくて、下りの人ばかりですね。

B190818d (ジャコウソウ)

B190818e (秩父沢)

小池新道歩くのはたぶん十数年ぶりだと思いますけど、この道はほんとうに歩きやすい。傾斜が緩やかで本当に道がうまくつけられてますね。

秩父沢の傍らで軽くランチをとって先を行くと、このあたりでようやく登り組に追いついた感じ。ぼちぼち抜きながらなおも登っていきます。

B190818f (ミソガワソウ)

B190818g (ガスってくれて助かりました)

なんか登るにつれて雨の匂いも漂ってきて、これは本当にひと雨あいそうだと覚悟しましたが、登っているうちになんとなく見覚えのある池に出たなと思ったら、やはりここが鏡池。その先が鏡平山荘でした。

山荘前のテラスは三連休とあって凄い人!でも皆さん楽しそう。

B190818h (水面に槍穂が映るらしい鏡池)

B190818i(鏡平山荘)

宿泊の手続きし、着替えを終えたら生ビール片手に自分も仲間に入れてもらいます。

日が暮れるまで綺麗に晴れてくれることはありませんでしたが、同宿者にも恵まれ、寝るスペースもそれなりに確保でき、とても楽しい一夜でした。というか妙に興奮しててあまり眠れなかったのですが(笑)。

 
・・・・・☆
  
◆ 2019.08.11 (Sun)   晴 後 曇
新穂高温泉 12:00- わさび平小屋 13:05- 小池新道登山口 13:30- 秩父沢 14:05/14:15- シシウドヶ原 15:15- 鏡平山荘 15:55

 
 
タクシー(松本駅~新穂高温泉) ¥24050

鏡平山荘 一泊二食 ¥10300
生ビールx2 ¥1800

 

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2018.09.01

常念山脈の末端部を歩く 2

B180901a
(翌朝は松本平も安曇野も雲の下)

まぁ星見をしていた事もあったんですけど、リラックスできてた方が大きかったのでしょうか?翌朝は見事に寝坊して、目覚めたのが5時前。あわてて準備をし、20分ほどで小屋を後にして歩き出しました。

昨晩も朝はそんなに気温が下がっているように感じなかったのですが、なんと小屋周辺の背の低い草は霜がついていてビックリ!高山帯とはいえど8月というかお盆に霜を見るのは初めてですよ。

B180901b
(朝の大滝山荘)

B180901c
(なんと霜が!)

南へひと登りすると三角点のある大滝山の南峰で、ここも周囲が開けているので最後の展望でも・・・と思っていたら、なんと稜線の東は雲海が!前の晩まで見えていた松本平や安曇野は雲の下。

これならまずは北峰に寄るべきでした。でもでもこの山行きは夏山で見られるものの大半が一泊で見られて、本当にラッキーでした。

B180901d
(南は富士に甲斐駒~塩見の稜線)

B180901e
(行く先の稜線の奥に乗鞍・御嶽)

これから下るばかりなので、南峰で最後の展望を心ゆくまで楽しんだら先を行きます。

しばらくは稜線の東側が開けてましたけど、まもなくにシラビソの樹林帯に突入。ひんやりとした黒木の森を楽しみながら、そしてちょっと捜し物をしながら?静かに歩く感じでしょうか。

B180901f
(中村新道・シラビソの樹林帯を往く)

B180901g
(槍見台・しっかりしてました)

捜し物の方はだめかなー、とちょっと諦めかけた頃、周囲のシラビソの木で組んだとおぼしきヤグラが現れると、それが槍見台でした。見た目は怪しそうでしたけど(笑)実際登ってみるとしっかりしてたので上まで登ると、をを!これは偽りなく槍見台だ。

ということでここで槍穂の稜線を眺めつつ、朝のおべんとを頂きました。

B180901h
(これは明神見晴らしより)

B180901i
(コメツガが多くなってくると徳本峠は近い)

おべんとを食べたらなおも先を行きます。槍見台から40分ぐらいで出た、明神見晴らしという所でも少し展望が楽しめます。

その見晴らしを過ぎるとコメツガが増えてきて、徳本峠へ向けて急降下。じきに小屋のある峠に降り立ちました。

B180901j
(徳本峠・テント張りっぱなしなのは・・・)

決して広いとは言えない鞍部にテントが張りっぱなしなのは、往復で5時間はかかる霞沢岳へ行かれているからでしょう。そしてテン場は想像よりは広いイメージ。でもテントの張られ方を見ると週末は大混雑してるのも頷けますね。

峠で少し休んだら、上高地には絶対に近づきたくないので(笑)、当然島々の方へ下ります。

B180901k
(明るい詰めの樹林帯)

B180901l
(センジュガンピ)

島々谷の道はもちろん初めて。この道は松本から上高地へ出る有名なクラシックルートでもあるので、一度歩いてみたかったのです。

最初は明るい沢の詰めをつづら折れに下り、水場を過ぎた辺りからトラバースに変わると、道はまもなく島々谷沿っていくようになります。

B180901m
(渓畔林が美しい)

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(シナノキの巨樹)

この道、特に上部の白眉はなんといっても渓畔林の美しさ。トチにカツラの巨樹はもちろん、驚いたのはシナノキが多いこと。丹沢では稜線で見かける木ですよ。

そして沢沿いというのは湿り気がある分瑞々しくて、少しホッともしますね。

B180901o
(すでに10km近く歩いてるんですけどねえ。。。汗)

B180901p
(岩魚留小屋の大カツラ・幹廻り10mはありそう)

道はしっかり整備されており、歩きづらい箇所が一部ありましたけど、慎重に行けば問題ないレベル。

そして行く先を塞ぐように立つ巨大なカツラが見えると、その先が岩魚留小屋でした。小屋は残念ながら荒廃が進んでおり、もう復活は無理そう?な感じにも見えましたけど。。。

B180901q
(小屋は荒廃が進んでいるよう)

B180901r
(沢に沿って道が続く)

小屋から先は道もよりしっかりして、歩きやすくなります。

滝や廊下を交えつつ、徐々に水量が増えていく島々谷を見下ろしながら歩くのは本当に楽しいです。そして何度か渡り返しがあるのも良いアクセント。往き橋、戻り橋と曰くありそうな名前のついた橋の由来も気になりますね。

B180901s
(両岸が迫っている箇所は桟道ができている)

B180901t
(島々につきました)

そんなキモチの良い歩きも二俣まで。二俣からは林道歩きが待っていて、ちょっと嫌な気分にもなりかけましたが(笑)、一般車通行止めのお陰で意外に気持ちよく歩けました。

でも林道歩きよりしんどかったのがせせらぎの湯までの道のりで、梓川を渡ってから700m戻るのが(!)かなり堪えました(笑)。おかげで帰りはタクシー呼んじゃいましたよ。まぁ幸運続きの良い山行きができたから、気分は最高に良かったですけどね。

・・・・・☆
   
◆ 2018.08.19 (Sun)   晴
大滝山荘 05:20- 大滝槍見台 07:05/07:30- 徳本峠 08:55/09:05- 岩魚留小屋 10:35/10:45- 中間点 11:30- 二俣 12:20- 島々 13:45- せせらぎの湯 14:15
 

せせらぎの湯 ¥510

タクシー(せせらぎの湯~新島々駅・迎車) ¥1680
 

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2018.08.25

常念山脈の末端部を歩く 1

B180825a
(常念岳と秋の空)

せっかくのお盆休みもアレではさすがに終われません。。。運良く週末の天気が良さそうだったので、それに賭けて何とか歩けたといったところでしょうか。はあ。

ということで先週末は北アの常念山脈で未踏だった蝶ヶ岳以南の稜線を歩いてきました。

B180825b
(ゲートから20分ほど歩いてようやく三股にでました。)

先週末はお盆前半の鬱憤を晴らすかのような安定した天気、というか空も、空気もすでに秋のような天気で、気分が良くなったのか?前の晩のムーンライト待ちの間に松本をお散歩したら、豊科からタクシーに乗る頃には眠くて眠くて眠くてどうしようもない状態。どうしよう。。。(笑)

じきに着いた三股は林道の崩落で駐車場の700m手前から歩き出す形になっていて、駐車スペースも少なくなっているので、マイカーの方は注意の程を。ちなみに自分の足でゲートから三股まで20分ほどでした。

B180825c
(黒木の林をぬけるとそろそろ・・・)

三股からは本格的な山道に変わり、道も急になりますが、想像よりも楽に歩けます。いや、体力的な話ですよ。実際は眠くてふらふらしながら歩いていたので。。。

とりあえず平坦なまめうち平まで我慢しようと思ってなんとか辿り着いたら、やっぱり今の時期ですのでハイカーが多くて、寝るスペースが全くない!途中でみかけたベンチも急な登りとあってどれも狭いし、、、

B180825d
(もうここまで上がってる!)

B180825e
(イワオトギリ)

このままでは本当に行き倒れてしまうので、苦し紛れにア○ノバイタル飲んでみたら、案外効きますね。なんとか動くようになったので、ふらふらしながらもせっせと登っていくと、じきに黒木林を抜けて、周囲が開けてきます。

高山らしい光景にテンションも上がって何とか行けそうだと思った頃、ちょっとしたお花畑に出て、そこが大滝山との分岐でした。ここから蝶ヶ岳までは一投足です。

B180825f
(蝶ヶ岳山頂)

B180825g
(ヒュッテの奥には右から大天井・野口五郎・水晶が頭を出す)

ということで歩き出しから4時間かからず蝶ヶ岳に着いてしまい、これなら朝一番の電車でも・・・と思いかけたものの、前夜から動いたからこその楽しみも多かったので、それは言うまい(笑)。

この天気ですから山頂からの展望は申し分なし。でも眠くて眠くてそれどころではなかったので、寝るスペースを見つけて、バタンキュー。

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(西側は槍穂の稜線)

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(南は右から前穂・焼岳・霞沢・乗鞍・御嶽)

でもね山でのお昼寝って、なんでこんなにキモチの良いものなのでしょうかね?結局二時間近く寝ており、目が覚めたのはお昼前。

この日の行程はおとなりの大滝山までなので、まだのんびりできるんだけど、さすがに上高地の方からハイカーが続々と上がってきたので、先を行く事にしました。

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(大滝山への道はお花畑の中を行く)

B180825k
(ミヤマアキノキリンソウ)

分岐に戻って大滝山へ向かうと、ここから人がグッと減ります。

道沿いに続くお花畑はすでに秋の花に変わっており、例年なら雪解け直後のお花も少しは残っているんだけど、この暑さではしょうがないですね。ハクサンイチゲ、ミヤマダイコンソウあたりは室堂でも見られませんでしたから。

B180825l
(オヤマリンドウ)

B180825m
(こんな池も多い)

大滝山への道は、↑↑こんな池も多くて、森林限界の境界を上下しながら歩けるところも楽しい。

池にはオタマジャクシがたくさん泳いでいたけど、この寒さでどうなることやら。。。

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(イブキトラノオ)

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(大滝山が意外と近くておどろいた)

蝶から大滝山まで最新のエアリアだと105分だったので、そのつもりでいたら、一時間ほどで大滝山の北峰に着いてしまいました。これなら朝一の電車で・・・(笑)。

ならば小屋でのんびりしましょう、とすぐ先の小屋へ降りたら、小屋番さんが不在だったので、戻ってくるまで北峰で待つことにしませうか。。。

B180825p
(大滝山荘・佳い小屋でした)

一時間ほどしたら小屋番さんが戻ってきたので、ようやく手続き。北アにあって珍しく宿泊者の少ない小屋とあって、お一人で切り盛りされていたのでした。

この日の宿泊者も10人に届かず、おそらく超満員と思われるお隣の蝶ヶ岳ヒュッテの事を想像すると天国のような小屋ですね。おかげで本当にリラックスできましたよ。

B180825q
(ビールを飲みながらまったりしたり・・・)

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(天の川と穂高・うまく撮れました)

ビール飲みながら稜線をぼーっと眺めたり、同宿の方達とお話したり、そして夜は星空を楽しみ(流星もちょこっと見られて興奮した!)、おかげで忘れかけていたものをいろいろ思い出させてくれた一夜でした。

「命の洗濯」とはこういうことをいうのかもね。

 
・・・・・☆
  
◆ 2018.08.18 (Sat)   晴
林道ゲート 05:25- 三股 05:50- まめうち平 07:10- 蝶ヶ岳 09:05/11:55- 大滝山荘 13:15
 
タクシー(豊科駅~三股登山口) ¥6000
 
大滝山荘(一泊二食) ¥8500
ビール(ロング缶) ¥800
ビール(ショート缶) ¥600
水(2L x 2) ¥400
 

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2018.08.17

裏劔へまた行けず・・・

B180817a
(日の出直後の別山と真砂沢)

もーのっけからグチっちゃうけど、安定しまくって暑すぎた夏もお盆は通常運転ともいえる不安定な天気(笑)。一応出かけてみたものの、結果室堂一泊二日の往復になってしまいました。。。

そのせいかどうかわからないけど、今回室堂へ直接行ける夜行バスに乗ってみたら人が少なくてチョー快適!これはいいな。空いていれば(笑)。

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(雷鳥沢へ下る道・人だらけ)

やはり客足は嘘をつきませんね。着いた室堂は予報が外れて無情の雨。とはいえ初日は真砂岳までの予定なので二時間ぐらい待っていたら、雨が上がったのでようやくスタート。雷鳥沢の道は人が多過ぎ。大走りに入ってようやく落ち着いた感じです。

賽の河原の広々とした様子が好ましいなと思いつつ登り始めると、じきにガスの中。だけならいいのですが、この頃から附近でゴロゴロ鳴り出して、なーんかイヤな予感。。。

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(大走りの導入部・なかなか良さげでしたが・・・)

登るにつれ明らかに音が近づいているので、慌てて歩を進めていると、とうとう結構な近さで落雷!その後は徐々に遠のいてくれましたが、恐怖に震えながらほうほうの体で小屋へ逃げ込んだのでした。

この日のお宿、内蔵助山荘は綺麗で良い小屋でした。ただその後もズッとガスり続けて、楽しみにしていた流星群も見られず凹むような天気でしたが、同宿の方達に救われました。天気が良くないと必ずこういうパターンになりますね。

B180817d
(まさか日の出が見られるとは!)

ということで翌朝もガスで期待してなかったんですけど、日の出が見られそう!との声が飛んで慌てて外に出てみると、ガスが徐々に抜けてる!そしてじきに夏山らしい光景がようやく広がって、それだけでもう声が出ません。。。

この瞬間というのは何度見ても良いものだけど、今回は天気がよくなかったので喜びもひとしおです。というか夏山らしい光景を見られてホッとした、というのが正直なところだったかも。

B180817e
(ライチョウもおった!)

B180817f
(内蔵助カールの雪渓)

朝は晴れてくれたけど、この先も天気は良くないので、今回の所はじゃなくて「も」裏劔は諦めて室堂へ戻る事に(涙)。

とはいえそのままでは二時間くらいで室堂へ着いちゃうので、前の立山行きの時に気になっていた内蔵助カールへ寄ってみました。

B180817g
(静かで良さげな道でした)

途中雪渓を横切る箇所が少々危なっかしいモノの、30分弱でカールに到着。広々として良いところだあ!静かだし。でもまたガスり始めていたので雪渓で遊んだだけでしたけど、できたらもっとゆっくりしたかった。

本当はここからなおも延びる内蔵助平~黒部ダムへ下る道を下りたかったんですけど、お次の小屋のキャンセルをしなければいけなかったので、下れなかったのも少々心残りでした。

B180817h
(チングルマの綿毛)

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(真砂岳は行きも帰りも・・・笑)

内蔵助平から小屋に戻り、真砂岳へ登り返すと、着いた山頂はまたまだガスの中。

あとはこのままガスの中を歩くのかなあ・・・と少々落胆しながら昨日登った大走りを下り始めます。

B180817j
(トウヤクリンドウ)

B180817k
(大走り・ガスが晴れてきた)

でもその予想は良い方に外れて、下るにつれ徐々にガスが晴れてきて道の全貌が見えると、緩やかで伸びやかに延びる道は明らかに自分好みの道。

足下には雷鳥沢のテン場が見え、あそこはこんな感じなのかと興味津々。右手には雷鳥坂の意外な急さに驚き、そして焦れったいぐらいに姿を見せてくれなかった大日岳も、ようやくその全貌を見せてくれて、今回の所はもうこれで満足でございます。。。

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(賽の河原・雷鳥沢のテン場が一望)

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(ミヤマリンドウ)

真砂山から一時間ほどで賽の河原へ降り立ったら、実はここから室堂へ登り返しをしなければいけないのがしんどい所。とはいえあの人の多い道を登り返すのはまっぴらごめんです。

そこで目をつけていたのが、雷鳥沢から一ノ越への直登路から途中で分かれて室堂山荘へ抜ける道の存在。ちょっと遠回りになるけど下りしなで見たところ良さげだったので、そちらを歩いてみる事にしました。

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(賽の河原からの道の好ましさよ!)

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(お地蔵様がいらっしゃいました)

実際に歩いてみると、これが想像以上の素敵な道でした。

2358m峰への登り返しが些かきついけど、人はまばらで、なんといっても室堂平の広々とした高原情緒を心ゆくまで味わえます。もう少し早ければお花も豊富だったでしょう。

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(浄土山の山腹をつづら折れに登り返します)

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(最後の雪渓を横切ると室堂山荘でした)

あっあと室堂山荘へのつづら折れも若干しんどいかも。でもこの登りでは乗りものオタにとってちょっと興味深いところもあって、楽しみは尽きません。

そして直上に見える一ノ越~室堂の道にアリのように連なるハイカーを眺めながら最後の雪渓を渡ると室堂山荘に到着。ここで劔沢で食べる予定だったおべんとを食べて(涙)、室堂へ向かったのでした。

B180817r
(山荘より雄山と一ノ越)
 
しっかし今年は大丈夫だと思ったんですけどねえ。。。裏劔は自分にとって完全に鬼門になってます(笑)。実は白馬連峰を縦走した2013年も当初は裏劔の予定だったのですが、この年も暑すぎて標高の高い白馬に変更した経緯がありました。

いつになったら歩かせてもらえるのかしら、裏劔。。。
 
・・・・・☆
  
◆ 2018.08.13 (Mon)   雨 後 霧
◆ 2018.08.14 (Teu)   霧 後 晴

 
内蔵助山荘(一泊三食) ¥11000
ビール(ロング缶) ¥800
ビール(ショート缶) ¥600
お茶(PET500ml) ¥400
 

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2018.07.03

六十里越より浅草岳へ・ヒメサユリの径

B160701a
(丸10年ぶりのヒメサユリ・ほぼ満開でした)

今年はお花が二週間早く進んでほとほと困っているのに、関東は早くも梅雨明けとは。。。といいつつ遅くなりましたが、先先週(06/24)は日帰り遠出で、夏のお花を見に11年ぶりに浅草岳へ行ってきました。

今回は未踏の六十里越からのルートを歩くのが目的。となるとコレを日帰りで行くには、浦佐駅から長駆タクシーを飛ばすしかありません。でももっと時間がかかると思っていたら意外や9時前には歩き出せて、この時点でこの日の勝負はついていた感じです。

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(稜線下部のブナ林)

さすがにヒメサユリの季節。登山口には車が溢れていますが、ここからの浅草岳は長躯になるのですでに皆さん出払い済み。おかげで静かに歩けるのもラッキーでした。

林下には雪で根元の曲がった木々、花はすでにないもののユキツバキのつやつやした葉が懐かしく、ワクワクさせてくれます。じきに道が左へ直角に曲がるところに出ると、そこはすでに県界の稜線上。ここから稜線歩きの始まりです。

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(タニウツギ)

ひと登りで開けた反射板の平地に出ると、目的地の浅草岳はまだまだ遠い存在。周囲に咲いている木の花はサワフタギにタニウツギ。自分にとってはありふれたタニウツギだって嬉しいのですよ。

そして足下にはハナニガナ。サンカヨウはすでに結実しており、今回は無理かなあ。。。

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(この辺りから痩せた稜線歩きが始まる)

登りだしはまだ曇っていたのに、森林帯を抜けるとピーカンに晴れてくれたのは良いんだけど、日差しが強くて、これは日傘持ってくれば良かったかも。(実は持参するかどうか迷っていた)

足下のお花も徐々に増えて、タニギキョウにサワハコベ、ユキザサ、ムラサキゴケ、ミズタビラコ、ホウチャクソウ、コケイラン、ツクバネソウ、マイヅルソウ、イワカガミ、サンカヨウは何とか間に合い、チゴユリはいっぱい。ツバメオモトもお花はかなりお久しぶりでした。そして木の方はウラジロヨウラクがぼちぼち出てきます。

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(アカモノ)

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(道中、ヒメサユリがずっと見られた)

そして南岳を過ぎると、待望のヒメサユリが出てきます。すでに満開。ちょうどいい時に来られて良かった!個人的には飯豊の御坪以来、丸10年ぶりなので喜びもひとしおです。

そしてアカモノ、ゴゼンタチバナが足下を占め、オニアザミ、ツマトリソウ、ミツバオウレンが入れ替わり立ち替わり現れ、ベニサラサドウダン、ナナカマド、ヤマグルマ、と木の花も歩を進めるにつれ徐々に増えてきます。

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(お次は鬼ヶ面山)

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(ゴゼンタチバナ)

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(本当にちょうど良かった!)

この稜線はヒメサユリが想像以上多く、花の香りが風に乗ってほんのりと漂うと、歩みもよりはかどります。

鬼ヶ面山は意外に人が多く、ここまでのハイカーもかなりいる感じでした。確かに浅草岳まで足を延ばすのは少々長いし、ヒメサユリ目当てなら、鬼ヶ面往復のショートコースでもいのかも知れませんね。

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(南岳を振り返る)

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(オノエラン)

オノエランもご無沙汰。緑色のランはキソチドリ辺りでしょうかね??(笑)緑のランは個人的に鬼門なものですから。。。

そして北岳のピークには誰も気にしないコメツツジがすでに咲き始めていました。丁字型でないコメツツジも久しぶりです。でも誰からも相手にされてない感じなのが悲しいねえ。

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(北岳が近づいてきた)

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(ベニサラサドウダン)

北岳から貉沢カッチの間のアップダウンは結構きつそうに見えましたが、歩いてみるとのっけの急な下り以外は案外そうでもなく、歩きの良いアクセントかも。なんとここでヤマツツジが出てきてビックリ。ハクサンシャクナゲ、ツクバネウツギはもしかしたら別の種かも。

標高が少し上がったせいかお花の顔ぶれも少し変わって、ヒメサユリは相変わらずいますけど、ウスユキソウ、カラマツソウ、ミヤマキンバイ、そしてニッコウキスゲ・・・はまだ咲き始めで残念。ヒメサユリとニッコウキスゲが同時に咲いたところが見られるかもー、と楽しみにしていたけど少々早かったか。

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(貉沢カッチの奥には浅草岳)

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(前岳を過ぎると雪渓が残っていた)

貉沢カッチを過ぎると前岳への登りに変わって、強烈な日差しの中せっせと登っていきますが、風のお陰で案外快適で気持ちよいくらいです。まもなく前岳の西を回って乗り越すと、桜曽根の登山等と合流。ここから先は乾いた?頂稜の湿原を抜けていきます。

思惑通りすぐ先には雪渓が残っていて、ここで少々お休み。虫は来ないし風が通ると涼しいし、といい事ずくめのようでいて、実は日焼けしやすく、万が一滑ったらかなり危ないなので、基本は素直に通過しましょう(笑)。

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(オオイワカガミ)

B160701p
(コバイケイソウ・咲き始め)

山頂手前の湿原はすでにワタスゲの白い穂(花ではない)がなびいていて、こんな光景を見るのも本当に久しぶりの事。周囲を散策しつつ、しばし眺めていました。

散策を終えたら、すぐ先が山頂。ひと登りでようやく到着しました。

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(湿原にはワタスゲの白い穂がなびく)

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(浅草岳山頂)

13時半となればさすがに人も少なく、結果遅出になったおかげでなにもかもが良い塩梅でした。

すでに霞み始めていたもののまだまだ展望は利いて、目の前の守門。足下の只見川には愛らしい蒲生岳。朝日~杉村の奥には丸山がちょこっと顔を出し、最奥の燧はさすがにこの辺りのランドマークたる存在。駒の稜線の手前にはいまだ未踏の未丈~毛猛が聳えて、そのどれもがもはや懐かしい。

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(歩いてきた鬼ヶ面の稜線を振り返る)

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(コメツツジ)

周囲の展望を心ゆくまで楽しんだら、西の天狗の庭(雪渓あるし・ああシラネアオイ・・・)にも寄りたかったのですが、今回は帰りのタクシーを予約してしまったので泣く泣くカット。そのまま田子倉への道を下り始めます。

この道は自分が浅草岳を繞る道の中で一番歩いている道なので、やはりしっかりと覚えていて、あとは急な尾根道をすいすい降りていきます。

B160701v
(足止平)

B160701w
(剣ヶ峰より浅草岳を振り返る)

道中お花見しながら降りても、二時間ほどで田子倉の登山口に到着してしまいました。広い登山口には車はもう2台ほどしかいません。田子倉駅はすでに廃止になってしまったので、あとはこの日の山行きをぼんやり反芻しながら、予約したタクシーを待ったのでした。

この時期の雪国の山は自然度高くて、お花も多くて、やっぱり楽しいですねえ!こういうチャンスはめったにないので強行しましたが、行って良かった。たまにはこういう所も歩かないとね。あとはこれまた間が空いてしまっている飯豊もそろそろ・・・と思っております♪
 
・・・・・☆
  
◆ 2018.06.24 (Sun)   晴 時々 曇
六十里越登山口 08:50- 南岳 10:35- 鬼ヶ面山 11:15-(途中休憩20分)- 貉沢カッチ 12:30- 前岳合流点 13:10- 浅草岳 13:35/13:50- 大久保沢 15:40- 只見沢登山口 16:05
 
 
タクシー(浦佐駅~六十里越登山口・小型) ¥13970
タクシー(田子倉駅跡~只見駅・迎車) ¥4020
 

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