2019.09.08

黒部源流部・未踏の稜線をつなぐ4(薬師岳山荘~太郎平~折立)

B190907a(薬師岳山頂より)

前の晩はお月見してたのでご来光でみんなが起きる時間に起きられず、ほぼ出払った後にのこのこ起きたので朝食はとっても優雅(笑)。ここはご来光を見て戻ってからでも食事ができるようになっているのですね。前はスゴ乗越の方へ縦走したのでそのあたりの事情に無頓着でした。

ということで朝食を終えてからのこのこスタート。山頂は近いので気は楽です。でも朝から晴れてはいるものの台風の影響で微妙に雲がかかり、もう「今日で下山してくださいね」といわれているような天気でした。

B190907b(前日歩いた黒部五郎と北ノ俣岳)

B190907c(薬師岳山頂)

行ったことのある人はわかるのですが、小屋から見えるピークは山頂ではなく手前のカールが始まるピーク。そこから緩く下って登り返すと薬師岳の山頂に到着します。

薬師の山頂は都合三回目。でも前の二回はことごとくガスられたので、山頂で晴れたのは今回が初めて。まさに念願でした。

B190907d(劔・立山からスゴ乗越への稜線)

展望は東の後立山はガスが上がっていたものの、他は良好。個人的に惹かれるのは立山へ繋がるなおも北へ延びる稜線ですね。

北薬師からスゴ乗越への下りはジェットコースターのようで最高でしたし、スゴ乗越から五色ヶ原の間のタフな道のりも不思議と軽々と、そして風のように歩けたあの感覚が忘れられません。

B190907e(さあ下山しませうか、、、)

B190907f(オヤマリンドウ・まだ花は開いてない)

体力的にはもう二、三日歩いてもいい感じだったんですけど、さすがに台風が近づいているので今回の所は下山するしかありません。

展望を心ゆくまで楽しんだら、名残惜しいですが来た道を戻ります。

B190907g(薬師峠から一山越えるところ)

B190907h(朝の太郎平小屋)

しかし下りはさすがに早い。一時間ほどで薬師峠のキャンプ場まで降りてしまいました。前日通りがかったときはテントが沢山張られて華やかな雰囲気だったのに、もうこの時間ではほとんど出払って寂しいぐらい。

キャンプ場から一山越えると太郎平の小屋に出ました。が、ここはほぼ素通りする感じで右の折立の方へ向かいます。

B190907i(キンコウカ・尾根はおおむね湿地のようですね)

B190907j(太郎平の方を振り返る)

折立への道は初めて。のっけは明るい緩い稜線が続く感じで、気持ちよく歩けそうに見えましたが、実際はゴロタも多く意外に歩きづらいですね。周囲はほぼ湿地のようで、キンコウカやイワチョウブが沢山咲いていて見事でした。

このあたり、ここまで歩かれる以前はもっと神秘的な所だったのかなあ・・・と想像したりもしてしまいますね。

B190907k(道はこんな感じで延びている)

台風の影響で尾根は風が通るとはいえ、降るにつれ気温が上がり徐々にしんどくなってきます。まだ高木がない箇所は風があるのでよかったのですが、樹林帯に入ると一気に暑くなり汗が噴き出します。

しかも急な下りが続き、道が洗掘されている箇所も多く、かなり歩きづらいですね。というか下りだからよかったけど登りは少々しんどそう。まるで飯豊のような(笑)。

B190907m

(ゴヨウマツの巨樹)

B190907n

(ネズコの巨樹も!)

下るのでもしんどい道のりですけど、雪国の樹林帯といえばやはりこういう巨樹がいらっしゃいました。

登りの人も下りの人もあまり気にしないで素通りされてるのはちょっと残念かも・・・。特にこのゴヨウマツは大きさといい樹形といい、見ものなんですよ!

B190907o(折立に出ました)

そして行く先にこれまた立派なミズナラの巨樹が目に入るとその先がもう折立の登山口でした。話には聞いていましたが、ここって自販機以外本当になにもないところなんですね!水道で顔を洗って着替えたら、なんと予定していた一本前のバスに乗れてラッキーだったんですけど、有峰口で降りたのはかなりマズかった。

下界は35度を超えている上に想像以上にローカルな駅前には自販機すらなく、しかも電車は40分以上待たされて、その先の予定していた連絡も悪くて結局地鉄で富山へ向かうという、、、これならバスでそのまま富山駅に出れば良かったじゃん!いやね途中でお風呂に入るつもりだったのです。そのあと富山駅からそのお風呂へ行ったんですけど(笑)。
 
・・・・・☆
  
◆ 2019.08.14 (Wed)   晴 後 曇
薬師岳山荘 05:45- 薬師岳 06:25/06:35- 太郎平小屋 08:10- 三角点ベンチ 09:35- 折立 10:30
 

バス(折立~有峰口駅) ¥2400

 

| | コメント (4)

2019.08.31

黒部源流部・未踏の稜線をつなぐ3(黒部五郎岳~北ノ俣岳~薬師岳山荘)

B190830a(五郎のカールを行く)

この日は久しぶりに黒部五郎に登って、そのあと未踏の稜線を歩くという今回の縦走で一番の山場。少々長めなので朝一で朝食をとり、5時過ぎにスタート。小屋からしばらくは稜線の底とも言えるところを歩いているので日差しが入らず、快適に歩きつつカールを目指します。

ゴロタのいささか歩きづらい樹林帯を抜けると、日差しが入るようになり、やがて周囲が広がったらそこはもう五郎のカールの中。すでに山頂も見えてますけど、まだまだ遠いです。

B190830c(イワイチョウ)

B190830d(カールはまだまだ続く)

残念ながらコバイケイソウやイワイチョウはほとんど終わってましたが、広大なカールの中で織りなす岩と緑の景観は高原情緒たっぷりで、歩いても、立ち止まっても周囲を見回しても、ほんとうに気持ちよくてウキウキしちゃいますね。

宿泊者がいい塩梅にバラけていたのも偶然とはいえ、カールを楽しめた要因かも。

B190830e(カールの全景はこんな感じ)

B190830f(稜線への登りは急だが案外短い)

別段急いでいるわけでもないのに、気分良く歩けたせいなのか90分かからずに源頭の水場に到着してしまいました。ここまで来れば黒部五郎は目の前に聳えているわけですけど、もちろん山頂へ行くにはここからが稜線に上がらなくてはいけません。

軽く涼んだら、つづら折れの道をせっせと登っていきます。初訪の折はこの登りが案外きつかった覚えがあるのですが、今回はやたらと楽でしたね。カールを見下ろしながら、そして徐々に遠くの山々が見えてくるのが楽しくてしょうがない感じ(笑)。

B190830g(あそこが山頂)

B190830h(山頂には金色の目をした不動明王)

ということであっさり稜線に上がってしまい、ここから山頂へは一投足。これから歩く稜線の緩やかに延びる様子に気をよくしながら、山頂に上がるとさすがにここは人が多く、みなさん思い思いに休んでます。

個人的にはようやくその姿を見せてくれた笠ヶ岳に挨拶。

B190830i(笠ヶ岳・後ろは乗鞍?か??)

B190830j(薬師~劔・立山~後立山~赤牛)

↑↑次のお宿がある薬師岳に劔岳・立山、後立山は白馬から五龍まで見え、その横には懐かしの赤牛岳。どの山・稜線もいい思い出しかないなあ。。。

そして↓↓こちらが未踏の稜線。なるいかたちの稜線はもろに自分の好み。まるで東北の山のようですね。

B190830k(北ノ俣岳への稜線はなるくて東北の山のよう)

B190830l(黒部五郎岳を振り返る)

休憩を終えたら、さっそく西の稜線を下ります。↑↑あんがい緩やかに見えますけど、黒部五郎からの下りは結構急なんですよ。

稜線を覆うハイマツがまるで緑の海のようです。もう結構暑いんですけどね。でも台風が近づいているせいか、風が吹いているのでまだ心地よく歩ける感じでした。

B190830m(2578m峰・稜線は見た目よりアップダウンがある)

B190830n(黒部側の斜面が気持ちよさそうだ)

この稜線は見た目よりもアップダウンがあって、ハイマツにゴーロと想像よりは気ままに歩かせてもらえません。

あとこういう緩い形の稜線というのは、植生的に湿地になるものなのですね。イワイチョウはほぼ終わり。ハクサンコザクラはいないんですよね?

B190830o(2575m峰より・黒部五郎と右に笠ヶ岳)

B190830p(北ノ俣岳)

このあたりで太郎平・薬師峠泊まりとおぼしきハイカーとスライドするようになります。ハイマツ帯は人が一人しか通れないのですれ違いで待ち時間があるのもしばしば。でもイライラしないのはこの天気と緩やかな稜線歩きのおかげ?かも??

ちなみにおべんとは人の来ない2575m峰の露岩で頂きました。ご飯がかなり酢の利いた酢飯だったのは、気温が高い日が続いているせいでしょうか。

B190830q(太郎平へ向かうとガスが上がってきた)

B190830r(イワショウブ)

北ノ俣岳を越えると太郎平へ向け下りが続くようになります。緩やかな稜線は相変わらずですけど、お昼近くになってとうとうガスが上がってきました。

でもガスってくれれば日差しがなくなり、かえって涼しく歩けます。そして木道が出てくるとそろそろ太郎平も近い感じ。この辺りは荒れてなかった頃は広々とした湿原だったんでしょうねえ。イワショウブにキンコウカ。そしてここでようやくタテヤマリンドウが。しかもシロバナ。

B190830s(太郎平小屋)

やがて太郎平小屋に出ると未踏区間はここでお終い。これで劔岳から槍ヶ岳・常念山脈が繋がりました。気がついたらこんな自分でも北アの主立った山はほとんど歩いているんですよね。

太郎平はジャンクションなだけにさすがに凄い人。泊まりの人はすでにビール飲んでてすげー羨ましかったけど、まだ薬師の小屋まで登らなければいけないので自重しました。とはいえもうお腹も減っていたのでここで太郎ラーメンを頂きました。行者ニンニク良いアクセントになってて美味しいんですよ!

B190830t(薬師平を過ぎると稜線歩きに変わる)

休憩を終えたらもうひと頑張り。とはいえこの先は一度歩いているので、しんどいのは薬師峠から薬師平の間とわかっているので気が楽です。

でもそのしんどい区間は暑くて大変でしたが、薬師平で再び稜線に戻ると風が通るようになり、快調に歩けてあっけなく小屋に到着してしまいました。

B190830u(薬師岳山荘)

B190830v(山荘より黒部五郎方面)

手続きを終えたら、着替えて、あとはビール片手に外のベンチで流れる雲を眺めながらのんびりしたり、うとうとしたり。

こういうクリアな日の稜線の小屋って天上感があって本当に気持ちが良いですね。歩いた疲れに酔いも回って、ふわふわいい気分。こんな良い日に小屋の中で寝てるなんてもったいないもったいない。

B190830w(気持ちいいなあ・・・)

B190830x(お月見もできました)

その上ライチョウが子連れで二度ほど出てきてくれたり、夜は夜でいいお月見ができましたし、空が明るい割に流星も見られて夏山らしい楽しみをこの小屋でみんな楽しめた感じです。

あとこの小屋は8年ぶりだったかな?初訪の折は建て替え直後で本当に綺麗だったんですけど、その綺麗さが今でも保たれていることに驚きました。驚異的ですよ、これは。稜線上の小屋なので水は担ぐか買うことになるし、位置的に中途半端なところにある小屋だけど、個人的には北アで一番好きな小屋かもしれません。
 
・・・・・☆
  
◆ 2019.08.13 (Teun)   晴 後 曇
黒部五郎小舎 05:25- 黒部五郎岳 07:40/08:05- 北ノ俣岳 10:55/11:05- 太郎平小屋 12:20/13:00- 薬師岳山荘 14:20
 

太郎ラーメン(太郎平小屋) ¥1000

 
薬師岳山荘 一泊二食 ¥10000
缶ビール(350ml)x3 ¥2100

 

| | コメント (0)

2019.08.24

黒部源流部・未踏の稜線をつなぐ2(鏡平山荘~三俣蓮華岳~黒部五郎小舎)

B180823a(水晶岳~黒部源流~鷲羽岳なつかしや・三俣蓮華岳より)

この日は行程的に黒部五郎までと決まっているので少々遅めのスタート。6時だとあらかた出発していて、かえって空いていてこれはこれで良いものです。

まずは鏡池に寄り、水面に映る槍穂ならぬほとりの木々をカメラに収めてから、双六へ向けて登り始めます。でももうすでに暑いよ(笑)。自分のペースで登れるからまだ良いのですが。。。

B180823b(朝の鏡平山荘)

B180823c(抜戸岳への稜線を振り返る)

あらためて小池新道って歩きやすいですね。稜線へ出るまでの登りも道が本当にうまくつけられていて、しかも登りやすい。小一時間で稜線上の弓折分岐に出ると、双六小屋からの登山者も合わさって人がどっと増えてました。

この分岐って遅くまで雪が残る所のようで、ハクサンイチゲやチングルマ、アオノツガザクラなどの雪解け直後に咲く花がまだ綺麗に咲いてます。その中にシナノキンバイも咲いていたのですが、巻道でもまだ見られるだろうと・・・とカメラに収めなかったら、この後シナノキンバイを見かける機会はなかったのでした(笑)。はあ。

B180823d(花見平・秋の花に切り替わりつつあった)

B180823e(双六岳・樅沢岳の間に鷲羽岳が顔を出す)

右手に見える槍ヶ岳からの西鎌尾根も、振りかえって望む笠ヶ岳への稜線も、気持ちよく歩いた当時を思い出してなつかしい。ただ稜線に上がると人が増え、道も狭くなって行き違いが少々面倒ですね。

↑↑この双六岳と樅沢岳を繋ぐ稜線のまろやかな曲線がいつ見てもタマランチ会長。その間の鞍部に建つの双六小屋です。

B180823f(双六小屋・朝から大盛況だ)

着いた双六小屋はジャンクションにもなっているので朝から大盛況。前に槍ヶ岳から西鎌降りたときはここでうどんを食べて、とても美味しかった思い出があるのですが、さすがに朝食を取って間もないので今回はパスしました。

休憩を終えたら、双六岳へ急な登り返し。とはいえ今回は巻道を歩くので登りはちょっとだけ。

B180823g(ミヤマダイコンソウ)

B180823h(巻道は雄大な風景を楽しめる)

分岐に出たら、さっそく巻道に入ります。前に歩いたときは双六岳まで上がって稜線を歩いたので、巻道ははじめて。お花の多い道と聞いていたし、今年は雪が多いのでちょっと期待してたのですが、この暑さのせいで雪はあらかた溶けていて、すでに巻道もミヤマアキノキリンソウなど秋の花に変わりつつある感じでした。

↓↓コバイケイソウはなんとかここで。咲いていると華やかだけど、コバイケイソウの花は匂いがねえ、、、(笑)。チングルマもちょこっと。あとはエゾシオガマ、ハクサンフウロ、ミヤマキンバイ、ミヤマリンドウあたりがメイン。

B180823i(コバイケイソウ・なんとか残ってました)

B180823j(振り返れば槍ヶ岳)

それでも巻道は稜線西側の緩い斜面がかたちづくる雄大な風景が開放的。ゆるゆる歩くだけで幸せになれます。

双六側のほうが上り勾配のはずなのに歩きやすく、むしろ逆の方が登り返しがきつくて案外しんどいのでは?とおもってしまいました。

B180823k(イワギキョウ)

B180823l(そろそろ稜線が近いかな?)

前の晩の寝不足が出て途中でお昼寝してたんですけど、この暑さのせいか行き倒れの人に間違われるという(笑)。

でもこういう所でごろんと寝るのは本当に気持ちがいいんですよ。テントで一晩過ごせればより良いんだろうけど、テントは張れませんから。

B180823m(稜線に出れば三俣蓮華岳は目の前)

お昼寝込みでも二時間ほどで稜線に上がったら、三俣蓮華岳はもう目の前。ひと登りで山頂に上がると、ここも裏銀座と黒部五郎とのジャンクション、ハイカーが思い思いに休んでます。

ここまで来てようやく薬師岳に雲ノ平、黒部源流に黒部五郎の姿を間近に見ることができて、感慨もひとしおです。まさか再訪までここまで間が開くとは思ってませんでしたからね。今年は無事歩けたけど、とにかく近年のお盆の天気の不安定さが恨めしい。

B180823o(薬師岳と雲ノ平、水晶岳)

B180823n(カールを抱える黒部五郎が聳える)

展望を心ゆくまで楽しんだら、あとは小屋のある黒部乗越へ下るだけ。とはいえこの間は標高差500mを下る計算になるので下るのも案外大変なんです。まぁ登りはもっと大変ですけど(笑)。しかも暑いし。

下る途中、前後していたハイカーの人に携帯の通じる箇所を教えてもらったので、翌日の小屋の予約をして(笑)なおもぐんぐん下っていきます。

B180823p(ハクサンイチゲ)

B180823q(三俣蓮華岳を振り返る)

ここの下りは目の前の黒部五郎を眺めながら下れて、再訪してもやっぱり気持ちの良いところ。

なおも下って、下の五郎平も見えてくるとワクワクしてきました。あそこを歩くのは翌日なんですけど(笑)。

B180823r(五郎平が見えてきた)

でも快適な下りも樹林帯に入ると一変。急なゴロタの溝を下るようになって、滑りやすいし、下りの苦手な自分には少々しんどいところ。このあたりで太郎平から来たとおぼしきハイカーとすれ違うようになったんですけど、この暑い時分に長躯歩いた上、ここを登り返すとは単純にエラいなあ・・・と。

B180823s(黒部五郎小舎・盛況でした)

そんなしんどい下りをこなすと五郎平の広々とした草原に出て、あっけなく小屋に到着しました。この日の行程はここまで。まだ13時前なので人も少なくてラッキー!手続きを終えたらさっさと着替えて、荷物の整理をし、表のテラスでのんびりしてました。

とはいえそのあとは時間が進むにつれ人が続々とやってきて、この日も大盛況。同宿者にも恵まれて、わいわいがやがや楽しい一夜でした。

 
・・・・・☆
  
◆ 2019.08.12 (Mon)   晴 後 曇
鏡平山荘 06:00- 弓折分岐 06:50- 双六小屋 08:05/08:35- 捲道分岐 08:55- 三俣蓮華岳 11:10/11:20- 黒部五郎小舎 12:40

 
 
黒部五郎小舎 一泊三食 ¥11400
生ビールx2 ¥2000
 

| | コメント (2)

2019.08.18

黒部源流部・未踏の稜線をつなぐ1(新穂高温泉~鏡平山荘)

B190818a(左俣林道のひとコマ)

近年はお盆になるととたんに天候が不安定になって、高山の縦走がなかなかできなくなってます。そんな今年も当初は台風のせいでダメっぽそうと思っていたのですが・・・なーんか夏台風の典型で動きが遅いぞ。コレなら行けそう!

ということで今年は裏劔ではなく、ながらく未踏となっていた黒部五郎~太郎平の稜線を歩くことにしました。

B190818b (わさび平小屋)

急遽決まった上にできる限り早く山に入りたかったので、今回は松本駅から新穂高温泉へタクシーで出るという荒業を繰り出し(笑)お昼ちょうどのスタート。となると歩き出しから暑い暑い。大汗かきながら左俣林道をてくてく行きます。この林道は途中に何カ所か天然のクーラーがあるのが救いですね。あそこはホントに涼しい!

小一時間ほどでわさび平小屋に出ます。路線バスならここまででしたでしょうけど、今回タクシーおごったのはその日のうちに鏡平まで行きたかったから。ここはもちろん先を行きます。

B190818c (小池新道登山口)

小屋から30分ほどで小池新道の登山口に着くと、行く先には黒い雲がかかり始めていてひと雨あっちゃいそうな感じ。ちょっと気にしつつも登山道に入ると、じきに日差しがなくなって、かえって快適に歩けます。

さすがにこの時間登る人はほとんどどいなくて、下りの人ばかりですね。

B190818d (ジャコウソウ)

B190818e (秩父沢)

小池新道歩くのはたぶん十数年ぶりだと思いますけど、この道はほんとうに歩きやすい。傾斜が緩やかで本当に道がうまくつけられてますね。

秩父沢の傍らで軽くランチをとって先を行くと、このあたりでようやく登り組に追いついた感じ。ぼちぼち抜きながらなおも登っていきます。

B190818f (ミソガワソウ)

B190818g (ガスってくれて助かりました)

なんか登るにつれて雨の匂いも漂ってきて、これは本当にひと雨あいそうだと覚悟しましたが、登っているうちになんとなく見覚えのある池に出たなと思ったら、やはりここが鏡池。その先が鏡平山荘でした。

山荘前のテラスは三連休とあって凄い人!でも皆さん楽しそう。

B190818h (水面に槍穂が映るらしい鏡池)

B190818i(鏡平山荘)

宿泊の手続きし、着替えを終えたら生ビール片手に自分も仲間に入れてもらいます。

日が暮れるまで綺麗に晴れてくれることはありませんでしたが、同宿者にも恵まれ、寝るスペースもそれなりに確保でき、とても楽しい一夜でした。というか妙に興奮しててあまり眠れなかったのですが(笑)。

 
・・・・・☆
  
◆ 2019.08.11 (Sun)   晴 後 曇
新穂高温泉 12:00- わさび平小屋 13:05- 小池新道登山口 13:30- 秩父沢 14:05/14:15- シシウドヶ原 15:15- 鏡平山荘 15:55

 
 
タクシー(松本駅~新穂高温泉) ¥24050

鏡平山荘 一泊二食 ¥10300
生ビールx2 ¥1800

 

| | コメント (4)

2018.09.01

常念山脈の末端部を歩く 2

B180901a
(翌朝は松本平も安曇野も雲の下)

まぁ星見をしていた事もあったんですけど、リラックスできてた方が大きかったのでしょうか?翌朝は見事に寝坊して、目覚めたのが5時前。あわてて準備をし、20分ほどで小屋を後にして歩き出しました。

昨晩も朝はそんなに気温が下がっているように感じなかったのですが、なんと小屋周辺の背の低い草は霜がついていてビックリ!高山帯とはいえど8月というかお盆に霜を見るのは初めてですよ。

B180901b
(朝の大滝山荘)

B180901c
(なんと霜が!)

南へひと登りすると三角点のある大滝山の南峰で、ここも周囲が開けているので最後の展望でも・・・と思っていたら、なんと稜線の東は雲海が!前の晩まで見えていた松本平や安曇野は雲の下。

これならまずは北峰に寄るべきでした。でもでもこの山行きは夏山で見られるものの大半が一泊で見られて、本当にラッキーでした。

B180901d
(南は富士に甲斐駒~塩見の稜線)

B180901e
(行く先の稜線の奥に乗鞍・御嶽)

これから下るばかりなので、南峰で最後の展望を心ゆくまで楽しんだら先を行きます。

しばらくは稜線の東側が開けてましたけど、まもなくにシラビソの樹林帯に突入。ひんやりとした黒木の森を楽しみながら、そしてちょっと捜し物をしながら?静かに歩く感じでしょうか。

B180901f
(中村新道・シラビソの樹林帯を往く)

B180901g
(槍見台・しっかりしてました)

捜し物の方はだめかなー、とちょっと諦めかけた頃、周囲のシラビソの木で組んだとおぼしきヤグラが現れると、それが槍見台でした。見た目は怪しそうでしたけど(笑)実際登ってみるとしっかりしてたので上まで登ると、をを!これは偽りなく槍見台だ。

ということでここで槍穂の稜線を眺めつつ、朝のおべんとを頂きました。

B180901h
(これは明神見晴らしより)

B180901i
(コメツガが多くなってくると徳本峠は近い)

おべんとを食べたらなおも先を行きます。槍見台から40分ぐらいで出た、明神見晴らしという所でも少し展望が楽しめます。

その見晴らしを過ぎるとコメツガが増えてきて、徳本峠へ向けて急降下。じきに小屋のある峠に降り立ちました。

B180901j
(徳本峠・テント張りっぱなしなのは・・・)

決して広いとは言えない鞍部にテントが張りっぱなしなのは、往復で5時間はかかる霞沢岳へ行かれているからでしょう。そしてテン場は想像よりは広いイメージ。でもテントの張られ方を見ると週末は大混雑してるのも頷けますね。

峠で少し休んだら、上高地には絶対に近づきたくないので(笑)、当然島々の方へ下ります。

B180901k
(明るい詰めの樹林帯)

B180901l
(センジュガンピ)

島々谷の道はもちろん初めて。この道は松本から上高地へ出る有名なクラシックルートでもあるので、一度歩いてみたかったのです。

最初は明るい沢の詰めをつづら折れに下り、水場を過ぎた辺りからトラバースに変わると、道はまもなく島々谷沿っていくようになります。

B180901m
(渓畔林が美しい)

B180901n
(シナノキの巨樹)

この道、特に上部の白眉はなんといっても渓畔林の美しさ。トチにカツラの巨樹はもちろん、驚いたのはシナノキが多いこと。丹沢では稜線で見かける木ですよ。

そして沢沿いというのは湿り気がある分瑞々しくて、少しホッともしますね。

B180901o
(すでに10km近く歩いてるんですけどねえ。。。汗)

B180901p
(岩魚留小屋の大カツラ・幹廻り10mはありそう)

道はしっかり整備されており、歩きづらい箇所が一部ありましたけど、慎重に行けば問題ないレベル。

そして行く先を塞ぐように立つ巨大なカツラが見えると、その先が岩魚留小屋でした。小屋は残念ながら荒廃が進んでおり、もう復活は無理そう?な感じにも見えましたけど。。。

B180901q
(小屋は荒廃が進んでいるよう)

B180901r
(沢に沿って道が続く)

小屋から先は道もよりしっかりして、歩きやすくなります。

滝や廊下を交えつつ、徐々に水量が増えていく島々谷を見下ろしながら歩くのは本当に楽しいです。そして何度か渡り返しがあるのも良いアクセント。往き橋、戻り橋と曰くありそうな名前のついた橋の由来も気になりますね。

B180901s
(両岸が迫っている箇所は桟道ができている)

B180901t
(島々につきました)

そんなキモチの良い歩きも二俣まで。二俣からは林道歩きが待っていて、ちょっと嫌な気分にもなりかけましたが(笑)、一般車通行止めのお陰で意外に気持ちよく歩けました。

でも林道歩きよりしんどかったのがせせらぎの湯までの道のりで、梓川を渡ってから700m戻るのが(!)かなり堪えました(笑)。おかげで帰りはタクシー呼んじゃいましたよ。まぁ幸運続きの良い山行きができたから、気分は最高に良かったですけどね。

・・・・・☆
   
◆ 2018.08.19 (Sun)   晴
大滝山荘 05:20- 大滝槍見台 07:05/07:30- 徳本峠 08:55/09:05- 岩魚留小屋 10:35/10:45- 中間点 11:30- 二俣 12:20- 島々 13:45- せせらぎの湯 14:15
 

せせらぎの湯 ¥510

タクシー(せせらぎの湯~新島々駅・迎車) ¥1680
 

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2018.08.25

常念山脈の末端部を歩く 1

B180825a
(常念岳と秋の空)

せっかくのお盆休みもアレではさすがに終われません。。。運良く週末の天気が良さそうだったので、それに賭けて何とか歩けたといったところでしょうか。はあ。

ということで先週末は北アの常念山脈で未踏だった蝶ヶ岳以南の稜線を歩いてきました。

B180825b
(ゲートから20分ほど歩いてようやく三股にでました。)

先週末はお盆前半の鬱憤を晴らすかのような安定した天気、というか空も、空気もすでに秋のような天気で、気分が良くなったのか?前の晩のムーンライト待ちの間に松本をお散歩したら、豊科からタクシーに乗る頃には眠くて眠くて眠くてどうしようもない状態。どうしよう。。。(笑)

じきに着いた三股は林道の崩落で駐車場の700m手前から歩き出す形になっていて、駐車スペースも少なくなっているので、マイカーの方は注意の程を。ちなみに自分の足でゲートから三股まで20分ほどでした。

B180825c
(黒木の林をぬけるとそろそろ・・・)

三股からは本格的な山道に変わり、道も急になりますが、想像よりも楽に歩けます。いや、体力的な話ですよ。実際は眠くてふらふらしながら歩いていたので。。。

とりあえず平坦なまめうち平まで我慢しようと思ってなんとか辿り着いたら、やっぱり今の時期ですのでハイカーが多くて、寝るスペースが全くない!途中でみかけたベンチも急な登りとあってどれも狭いし、、、

B180825d
(もうここまで上がってる!)

B180825e
(イワオトギリ)

このままでは本当に行き倒れてしまうので、苦し紛れにア○ノバイタル飲んでみたら、案外効きますね。なんとか動くようになったので、ふらふらしながらもせっせと登っていくと、じきに黒木林を抜けて、周囲が開けてきます。

高山らしい光景にテンションも上がって何とか行けそうだと思った頃、ちょっとしたお花畑に出て、そこが大滝山との分岐でした。ここから蝶ヶ岳までは一投足です。

B180825f
(蝶ヶ岳山頂)

B180825g
(ヒュッテの奥には右から大天井・野口五郎・水晶が頭を出す)

ということで歩き出しから4時間かからず蝶ヶ岳に着いてしまい、これなら朝一番の電車でも・・・と思いかけたものの、前夜から動いたからこその楽しみも多かったので、それは言うまい(笑)。

この天気ですから山頂からの展望は申し分なし。でも眠くて眠くてそれどころではなかったので、寝るスペースを見つけて、バタンキュー。

B180825h
(西側は槍穂の稜線)

B180825i
(南は右から前穂・焼岳・霞沢・乗鞍・御嶽)

でもね山でのお昼寝って、なんでこんなにキモチの良いものなのでしょうかね?結局二時間近く寝ており、目が覚めたのはお昼前。

この日の行程はおとなりの大滝山までなので、まだのんびりできるんだけど、さすがに上高地の方からハイカーが続々と上がってきたので、先を行く事にしました。

B180825j
(大滝山への道はお花畑の中を行く)

B180825k
(ミヤマアキノキリンソウ)

分岐に戻って大滝山へ向かうと、ここから人がグッと減ります。

道沿いに続くお花畑はすでに秋の花に変わっており、例年なら雪解け直後のお花も少しは残っているんだけど、この暑さではしょうがないですね。ハクサンイチゲ、ミヤマダイコンソウあたりは室堂でも見られませんでしたから。

B180825l
(オヤマリンドウ)

B180825m
(こんな池も多い)

大滝山への道は、↑↑こんな池も多くて、森林限界の境界を上下しながら歩けるところも楽しい。

池にはオタマジャクシがたくさん泳いでいたけど、この寒さでどうなることやら。。。

B180825n
(イブキトラノオ)

B180825o
(大滝山が意外と近くておどろいた)

蝶から大滝山まで最新のエアリアだと105分だったので、そのつもりでいたら、一時間ほどで大滝山の北峰に着いてしまいました。これなら朝一の電車で・・・(笑)。

ならば小屋でのんびりしましょう、とすぐ先の小屋へ降りたら、小屋番さんが不在だったので、戻ってくるまで北峰で待つことにしませうか。。。

B180825p
(大滝山荘・佳い小屋でした)

一時間ほどしたら小屋番さんが戻ってきたので、ようやく手続き。北アにあって珍しく宿泊者の少ない小屋とあって、お一人で切り盛りされていたのでした。

この日の宿泊者も10人に届かず、おそらく超満員と思われるお隣の蝶ヶ岳ヒュッテの事を想像すると天国のような小屋ですね。おかげで本当にリラックスできましたよ。

B180825q
(ビールを飲みながらまったりしたり・・・)

B180825r
(天の川と穂高・うまく撮れました)

ビール飲みながら稜線をぼーっと眺めたり、同宿の方達とお話したり、そして夜は星空を楽しみ(流星もちょこっと見られて興奮した!)、おかげで忘れかけていたものをいろいろ思い出させてくれた一夜でした。

「命の洗濯」とはこういうことをいうのかもね。

 
・・・・・☆
  
◆ 2018.08.18 (Sat)   晴
林道ゲート 05:25- 三股 05:50- まめうち平 07:10- 蝶ヶ岳 09:05/11:55- 大滝山荘 13:15
 
タクシー(豊科駅~三股登山口) ¥6000
 
大滝山荘(一泊二食) ¥8500
ビール(ロング缶) ¥800
ビール(ショート缶) ¥600
水(2L x 2) ¥400
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2018.08.17

裏劔へまた行けず・・・

B180817a
(日の出直後の別山と真砂沢)

もーのっけからグチっちゃうけど、安定しまくって暑すぎた夏もお盆は通常運転ともいえる不安定な天気(笑)。一応出かけてみたものの、結果室堂一泊二日の往復になってしまいました。。。

そのせいかどうかわからないけど、今回室堂へ直接行ける夜行バスに乗ってみたら人が少なくてチョー快適!これはいいな。空いていれば(笑)。

B180817b
(雷鳥沢へ下る道・人だらけ)

やはり客足は嘘をつきませんね。着いた室堂は予報が外れて無情の雨。とはいえ初日は真砂岳までの予定なので二時間ぐらい待っていたら、雨が上がったのでようやくスタート。雷鳥沢の道は人が多過ぎ。大走りに入ってようやく落ち着いた感じです。

賽の河原の広々とした様子が好ましいなと思いつつ登り始めると、じきにガスの中。だけならいいのですが、この頃から附近でゴロゴロ鳴り出して、なーんかイヤな予感。。。

B180817c
(大走りの導入部・なかなか良さげでしたが・・・)

登るにつれ明らかに音が近づいているので、慌てて歩を進めていると、とうとう結構な近さで落雷!その後は徐々に遠のいてくれましたが、恐怖に震えながらほうほうの体で小屋へ逃げ込んだのでした。

この日のお宿、内蔵助山荘は綺麗で良い小屋でした。ただその後もズッとガスり続けて、楽しみにしていた流星群も見られず凹むような天気でしたが、同宿の方達に救われました。天気が良くないと必ずこういうパターンになりますね。

B180817d
(まさか日の出が見られるとは!)

ということで翌朝もガスで期待してなかったんですけど、日の出が見られそう!との声が飛んで慌てて外に出てみると、ガスが徐々に抜けてる!そしてじきに夏山らしい光景がようやく広がって、それだけでもう声が出ません。。。

この瞬間というのは何度見ても良いものだけど、今回は天気がよくなかったので喜びもひとしおです。というか夏山らしい光景を見られてホッとした、というのが正直なところだったかも。

B180817e
(ライチョウもおった!)

B180817f
(内蔵助カールの雪渓)

朝は晴れてくれたけど、この先も天気は良くないので、今回の所はじゃなくて「も」裏劔は諦めて室堂へ戻る事に(涙)。

とはいえそのままでは二時間くらいで室堂へ着いちゃうので、前の立山行きの時に気になっていた内蔵助カールへ寄ってみました。

B180817g
(静かで良さげな道でした)

途中雪渓を横切る箇所が少々危なっかしいモノの、30分弱でカールに到着。広々として良いところだあ!静かだし。でもまたガスり始めていたので雪渓で遊んだだけでしたけど、できたらもっとゆっくりしたかった。

本当はここからなおも延びる内蔵助平~黒部ダムへ下る道を下りたかったんですけど、お次の小屋のキャンセルをしなければいけなかったので、下れなかったのも少々心残りでした。

B180817h
(チングルマの綿毛)

B180817i
(真砂岳は行きも帰りも・・・笑)

内蔵助平から小屋に戻り、真砂岳へ登り返すと、着いた山頂はまたまだガスの中。

あとはこのままガスの中を歩くのかなあ・・・と少々落胆しながら昨日登った大走りを下り始めます。

B180817j
(トウヤクリンドウ)

B180817k
(大走り・ガスが晴れてきた)

でもその予想は良い方に外れて、下るにつれ徐々にガスが晴れてきて道の全貌が見えると、緩やかで伸びやかに延びる道は明らかに自分好みの道。

足下には雷鳥沢のテン場が見え、あそこはこんな感じなのかと興味津々。右手には雷鳥坂の意外な急さに驚き、そして焦れったいぐらいに姿を見せてくれなかった大日岳も、ようやくその全貌を見せてくれて、今回の所はもうこれで満足でございます。。。

B180817l
(賽の河原・雷鳥沢のテン場が一望)

B180817m
(ミヤマリンドウ)

真砂山から一時間ほどで賽の河原へ降り立ったら、実はここから室堂へ登り返しをしなければいけないのがしんどい所。とはいえあの人の多い道を登り返すのはまっぴらごめんです。

そこで目をつけていたのが、雷鳥沢から一ノ越への直登路から途中で分かれて室堂山荘へ抜ける道の存在。ちょっと遠回りになるけど下りしなで見たところ良さげだったので、そちらを歩いてみる事にしました。

B180817n
(賽の河原からの道の好ましさよ!)

B180817o
(お地蔵様がいらっしゃいました)

実際に歩いてみると、これが想像以上の素敵な道でした。

2358m峰への登り返しが些かきついけど、人はまばらで、なんといっても室堂平の広々とした高原情緒を心ゆくまで味わえます。もう少し早ければお花も豊富だったでしょう。

B180817p
(浄土山の山腹をつづら折れに登り返します)

B180817q
(最後の雪渓を横切ると室堂山荘でした)

あっあと室堂山荘へのつづら折れも若干しんどいかも。でもこの登りでは乗りものオタにとってちょっと興味深いところもあって、楽しみは尽きません。

そして直上に見える一ノ越~室堂の道にアリのように連なるハイカーを眺めながら最後の雪渓を渡ると室堂山荘に到着。ここで劔沢で食べる予定だったおべんとを食べて(涙)、室堂へ向かったのでした。

B180817r
(山荘より雄山と一ノ越)
 
しっかし今年は大丈夫だと思ったんですけどねえ。。。裏劔は自分にとって完全に鬼門になってます(笑)。実は白馬連峰を縦走した2013年も当初は裏劔の予定だったのですが、この年も暑すぎて標高の高い白馬に変更した経緯がありました。

いつになったら歩かせてもらえるのかしら、裏劔。。。
 
・・・・・☆
  
◆ 2018.08.13 (Mon)   雨 後 霧
◆ 2018.08.14 (Teu)   霧 後 晴

 
内蔵助山荘(一泊三食) ¥11000
ビール(ロング缶) ¥800
ビール(ショート缶) ¥600
お茶(PET500ml) ¥400
 

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2018.07.03

六十里越より浅草岳へ・ヒメサユリの径

B160701a
(丸10年ぶりのヒメサユリ・ほぼ満開でした)

今年はお花が二週間早く進んでほとほと困っているのに、関東は早くも梅雨明けとは。。。といいつつ遅くなりましたが、先先週(06/24)は日帰り遠出で、夏のお花を見に11年ぶりに浅草岳へ行ってきました。

今回は未踏の六十里越からのルートを歩くのが目的。となるとコレを日帰りで行くには、浦佐駅から長駆タクシーを飛ばすしかありません。でももっと時間がかかると思っていたら意外や9時前には歩き出せて、この時点でこの日の勝負はついていた感じです。

B160701b
(稜線下部のブナ林)

さすがにヒメサユリの季節。登山口には車が溢れていますが、ここからの浅草岳は長躯になるのですでに皆さん出払い済み。おかげで静かに歩けるのもラッキーでした。

林下には雪で根元の曲がった木々、花はすでにないもののユキツバキのつやつやした葉が懐かしく、ワクワクさせてくれます。じきに道が左へ直角に曲がるところに出ると、そこはすでに県界の稜線上。ここから稜線歩きの始まりです。

B160701c
(タニウツギ)

ひと登りで開けた反射板の平地に出ると、目的地の浅草岳はまだまだ遠い存在。周囲に咲いている木の花はサワフタギにタニウツギ。自分にとってはありふれたタニウツギだって嬉しいのですよ。

そして足下にはハナニガナ。サンカヨウはすでに結実しており、今回は無理かなあ。。。

B160701d
(この辺りから痩せた稜線歩きが始まる)

登りだしはまだ曇っていたのに、森林帯を抜けるとピーカンに晴れてくれたのは良いんだけど、日差しが強くて、これは日傘持ってくれば良かったかも。(実は持参するかどうか迷っていた)

足下のお花も徐々に増えて、タニギキョウにサワハコベ、ユキザサ、ムラサキゴケ、ミズタビラコ、ホウチャクソウ、コケイラン、ツクバネソウ、マイヅルソウ、イワカガミ、サンカヨウは何とか間に合い、チゴユリはいっぱい。ツバメオモトもお花はかなりお久しぶりでした。そして木の方はウラジロヨウラクがぼちぼち出てきます。

B160701ee
(アカモノ)

B160701f
(道中、ヒメサユリがずっと見られた)

そして南岳を過ぎると、待望のヒメサユリが出てきます。すでに満開。ちょうどいい時に来られて良かった!個人的には飯豊の御坪以来、丸10年ぶりなので喜びもひとしおです。

そしてアカモノ、ゴゼンタチバナが足下を占め、オニアザミ、ツマトリソウ、ミツバオウレンが入れ替わり立ち替わり現れ、ベニサラサドウダン、ナナカマド、ヤマグルマ、と木の花も歩を進めるにつれ徐々に増えてきます。

B160701g
(お次は鬼ヶ面山)

B160701h
(ゴゼンタチバナ)

B160701i
(本当にちょうど良かった!)

この稜線はヒメサユリが想像以上多く、花の香りが風に乗ってほんのりと漂うと、歩みもよりはかどります。

鬼ヶ面山は意外に人が多く、ここまでのハイカーもかなりいる感じでした。確かに浅草岳まで足を延ばすのは少々長いし、ヒメサユリ目当てなら、鬼ヶ面往復のショートコースでもいのかも知れませんね。

B160701j
(南岳を振り返る)

B160701k
(オノエラン)

オノエランもご無沙汰。緑色のランはキソチドリ辺りでしょうかね??(笑)緑のランは個人的に鬼門なものですから。。。

そして北岳のピークには誰も気にしないコメツツジがすでに咲き始めていました。丁字型でないコメツツジも久しぶりです。でも誰からも相手にされてない感じなのが悲しいねえ。

B160701l
(北岳が近づいてきた)

B160701m
(ベニサラサドウダン)

北岳から貉沢カッチの間のアップダウンは結構きつそうに見えましたが、歩いてみるとのっけの急な下り以外は案外そうでもなく、歩きの良いアクセントかも。なんとここでヤマツツジが出てきてビックリ。ハクサンシャクナゲ、ツクバネウツギはもしかしたら別の種かも。

標高が少し上がったせいかお花の顔ぶれも少し変わって、ヒメサユリは相変わらずいますけど、ウスユキソウ、カラマツソウ、ミヤマキンバイ、そしてニッコウキスゲ・・・はまだ咲き始めで残念。ヒメサユリとニッコウキスゲが同時に咲いたところが見られるかもー、と楽しみにしていたけど少々早かったか。

B160701n
(貉沢カッチの奥には浅草岳)

B160701o
(前岳を過ぎると雪渓が残っていた)

貉沢カッチを過ぎると前岳への登りに変わって、強烈な日差しの中せっせと登っていきますが、風のお陰で案外快適で気持ちよいくらいです。まもなく前岳の西を回って乗り越すと、桜曽根の登山等と合流。ここから先は乾いた?頂稜の湿原を抜けていきます。

思惑通りすぐ先には雪渓が残っていて、ここで少々お休み。虫は来ないし風が通ると涼しいし、といい事ずくめのようでいて、実は日焼けしやすく、万が一滑ったらかなり危ないなので、基本は素直に通過しましょう(笑)。

B160701x
(オオイワカガミ)

B160701p
(コバイケイソウ・咲き始め)

山頂手前の湿原はすでにワタスゲの白い穂(花ではない)がなびいていて、こんな光景を見るのも本当に久しぶりの事。周囲を散策しつつ、しばし眺めていました。

散策を終えたら、すぐ先が山頂。ひと登りでようやく到着しました。

B160701q
(湿原にはワタスゲの白い穂がなびく)

B160701r
(浅草岳山頂)

13時半となればさすがに人も少なく、結果遅出になったおかげでなにもかもが良い塩梅でした。

すでに霞み始めていたもののまだまだ展望は利いて、目の前の守門。足下の只見川には愛らしい蒲生岳。朝日~杉村の奥には丸山がちょこっと顔を出し、最奥の燧はさすがにこの辺りのランドマークたる存在。駒の稜線の手前にはいまだ未踏の未丈~毛猛が聳えて、そのどれもがもはや懐かしい。

B160701t
(歩いてきた鬼ヶ面の稜線を振り返る)

B160701u
(コメツツジ)

周囲の展望を心ゆくまで楽しんだら、西の天狗の庭(雪渓あるし・ああシラネアオイ・・・)にも寄りたかったのですが、今回は帰りのタクシーを予約してしまったので泣く泣くカット。そのまま田子倉への道を下り始めます。

この道は自分が浅草岳を繞る道の中で一番歩いている道なので、やはりしっかりと覚えていて、あとは急な尾根道をすいすい降りていきます。

B160701v
(足止平)

B160701w
(剣ヶ峰より浅草岳を振り返る)

道中お花見しながら降りても、二時間ほどで田子倉の登山口に到着してしまいました。広い登山口には車はもう2台ほどしかいません。田子倉駅はすでに廃止になってしまったので、あとはこの日の山行きをぼんやり反芻しながら、予約したタクシーを待ったのでした。

この時期の雪国の山は自然度高くて、お花も多くて、やっぱり楽しいですねえ!こういうチャンスはめったにないので強行しましたが、行って良かった。たまにはこういう所も歩かないとね。あとはこれまた間が空いてしまっている飯豊もそろそろ・・・と思っております♪
 
・・・・・☆
  
◆ 2018.06.24 (Sun)   晴 時々 曇
六十里越登山口 08:50- 南岳 10:35- 鬼ヶ面山 11:15-(途中休憩20分)- 貉沢カッチ 12:30- 前岳合流点 13:10- 浅草岳 13:35/13:50- 大久保沢 15:40- 只見沢登山口 16:05
 
 
タクシー(浦佐駅~六十里越登山口・小型) ¥13970
タクシー(田子倉駅跡~只見駅・迎車) ¥4020
 

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2018.03.31

弥彦山~国上山・春の花を愛でつつ

B180330a
(妻戸尾根で春の花が咲き始めた)

いやぁ自分がこの時期の遠出なんて珍しいでしょ?(笑)単にそんな気分なんで先週(03/25)はちょっくら新潟へ。弥彦山から国上山へ春のお花を愛でつつ、縦走してきました。

今回は朝一の新幹線で燕三条、それからタクシーで弥彦神社に出てからのスタート。なにはなくともまずは新潟の一宮である弥彦神社に参拝します。

B180330b
(まずは弥彦神社に参拝して・・・)

B180330c
(それからロープウェイに)

さすがに朝早いと参拝者もまばらで、これはこれで良い感じ。参拝を終え左手に出ると、ロープウェイ行きのバスが出る所で、慌てて乗り込み、まもなく乗り場に着くと、ちょうど始発の便が出る形になってました。

ということで山頂駅で準備をして歩き出したのは9時ちょうど。北側にはすでに日本海が見えてるはずなんですけど、空気が霞みまくって海の波がなんとなーくわかる状態。。。

B180330d
(頂稜はまだ雪が残っていた)

B180330e
(山頂は弥彦神社の御神廟になっている)

頂稜は思いの外雪が残ってて(50cmくらい)驚きましたが、雪があるうちは足許が汚れないので却って有り難い。じきに着く弥彦山山頂の御神廟にも挨拶したら、山歩きはここからが本番。

西へ下ってもしばらくは雪が残っていましたが、妻戸山から妻戸尾根に入ると雪はなくなり、すると春のお花がぼちぼち出てきます。

B180330f
(キクバオウレン)

B180330g
(間もなく出てきました)

まずはキクバオウレン。それからひと下りするとやはり出てきましたオオミスミソウ。まだ標高が高いせいか蕾が多いけど、これから下る一方なので楽しみ。

そして頭上の灌木帯をみてみれば、マルバマンサクが鮮やかに花を咲かせていて、これも嬉し楽しいみちのり。

B180330h
(雨乞尾根の奥には日本海)

B180330i
(マルバマンサク)

尾根上部は灌木帯なので展望も良いんですけど、春霞がひどくて日本海がうっすら分かるぐらいの感じ。

でもそれは下るにつれ増えていく、春の花の楽しさの方に目を奪われてしまい、気になりません。

B180330j
(ナニワズ)

B180330k
(オオミスミソウ・白)

下るにつれ、様々な色のオオミスミソウが見られ、カタクリもぼちぼち咲き始めてきます。

それにしても改めて驚くのが、それらの花花が斜面を埋めるように咲き乱れていること。こんな様子がデフォルトなんて、こっちの人間からしたらある意味怖ろしいことですよ(笑)。

B180330l
(オオミスミソウ・白紫)

B180330m
(八枚沢登山口の徒渉点)

あと意外だったのが時間的なものもあるのかも知れないけど、人出が意外に少ないという事。これが個人的には一番嬉しかったし、実は角田山へ行かなかったのはそういう理由でもあったりします(笑)。

下部になるとこんとはキクザキイチゲも出てきて、じきに八米沢の徒渉点に着地。ここから雨乞尾根の方へ登り返すのですが、こちらもお花が途切れず、なんとも楽しい登りです。

B180330n
(キクザキイチゲ・紫)

B180330o
(猿ヶ馬場峠・スカイラインの起点になっている)

雨乞尾根に上がったら、ここから尾根を西へ国上山を目指します。

目の前の雨乞山を越えるとオオミスミソウを見かけなくなり、お花も今までよりは減ってきますが、今度は白に青のキクザキイチゲが所々で彩りを添えてくれます。

B180330p
(キクザキイチゲ・白)

B180330q
(林道をてくてく歩いて・・・)

国上山への縦走路は一部道標が不備っぽい箇所も見受けられましたが、マーキングもあるのでおそらく問題はないでしょう。

猿ヶ馬場の分岐からは林道を上るのではなく、南の黒滝城址を直接登った方が良かったかな?とは思いました。

B180330r
(ニリンソウ)

B180330s
(振り返れば弥彦山が大きい)

猿ヶ馬場の分岐からの長い林道歩きも尾根上の黒滝城址西入口まであがればようやくお終い。

ここから再び尾根歩きで、まずは西の剣ヶ峰に上がります。

B180330t
(剣ヶ峰山頂)

B180330u
(カタクリ)

剣ヶ峰の辺りは雑木林の好ましさも佳かったけど、今回のところはやはりカタクリの多さでしょう!

カタクリの花が道端を埋める様子は圧巻でした。剣ヶ峰を越えると、カタクリにキクザキイチゲも混ざって、より華やかに。カタクリはまだまだ蕾も多く、この週末でも全然いけるでしょうね。

B180330v
(道端のカタクリが凄い)

B180330w
(キクザキイチゲとカタクリ)

そんな道のりも、林道の来ている最低鞍部に降りるとお終い。

鞍部から国上山への登り返しに変わると、ここでようやくオオミスミソウとの再会!お花はそう多くはないけど、楽しい道のりです。

B180330x
(国上山への登りしな)

B180330y
(オオミスミソウ・ピンク)

じきに蛇崩からの道に上がると、ここからはさすがに人出も増えて、西へ緩く登り返したら国上山の広い山頂でした。

国上山は西の駐車場から気軽に登れる山のせいか、登山と言うよりハイキング的な人も多かったのが印象的。ベンチが空いていたので少し休憩を取ったら、あとは下山です。来た道を戻り、蛇崩へ向かいます。

B180330z
(国上山山頂)

B180330za
(蛇崩のあたり)

蛇崩の辺りは慎重に通過すれば問題なく、それよりも登山道が荒れている方が気になりました。まぁハイカーが多い上に、雪の多いところなので、ある意味致し方ないといえばそうなっちゃうんだろうけど。。。

道はちご道の分岐まで降りたら、ここからちご道を西へ登り返します。この辺りの沢道はお花も多く、見上げれば雑木林にはマンサクの黄色がうっすらと周囲を染めて、このあたりのハイライト。おかげさまで今年はマンサクを存分に楽しめた年になりましたよ!

B180330zb
(ショウジョウバカマ)

B180330zc
(酒呑童子神社)

最後の分岐であるこもれび広場への分岐を見落としそうになりかけましたが、何とか見つけて無事酒呑童子神社に降り立ちました。神社で道中の無事を感謝したら、お隣にあるてまりの湯へ向かったのでした。

この時期のこの辺りの山は初めてでしたけど、やっぱりいろいろ違いますねえ。。。毎年通う人が多いのもよーくわかります!まぁ自分は毎年とは言わないまでもたまには良いかな、とは思いました。だからこそ雨乞尾根は残しておいたわけだし(笑)。あっあと、この時期の佐渡も課題なんですよねー。
  
・・・・・☆
 
◆ 2018.03.25 (Sun)   晴
山頂駅 09:00- 妻戸山 09:20- 八枚沢登山口 10:20/10:30- 猿ヶ馬場峠 11:20- 猿ヶ馬場分岐 11:35- 剣ヶ峰 12:20- 国上山 13:05/13:15- ちご道出合 13:55- 酒呑童子神社 14:20
  
タクシー(燕三条駅~弥彦神社) ¥4280
弥彦山ロープウェイ(片道) ¥750
てまりの湯 ¥500
タクシー(てまりの湯~燕三条駅・迎車) ¥4110
 

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2018.01.10

八丁池を繞る歩道をくまなく歩く

B180110a
(八丁池・全面結氷していた)

今年の初歩きはめずらしくプチ遠出で半年ぶりとなる天城方面。半年前に歩いてその林相が気になっていた八丁池西側の昭和の森を繞る未踏の歩道をくまなく歩いてきました。

半年前はシャクナゲの花期とあってハイカーで混雑していた修善寺からのバスも、今回は客がなんと自分一人だけという閑散ぶり。まさかここまで少ないとは想像してなかったけど、どうやら静かに歩けそうでちょっとわくわく。

B180110b
(下り八丁池歩道・ブナとヒメシャラの林)

水生地下のバス停から歩き出し、まずは本谷林道をてくてく。下り御幸歩道の起点から山道に入ります。

のっけは植林下の淡々とした道でしたが、枯れたスズタケが残っていて、かつてはスズがこの辺りの山肌を覆っていたのでしょうね。

B180110c
(ブナの巨樹二本)

30分程で下り八丁池歩道との分岐に出たら、ここからは下り八丁池歩道を行きます。そしてここからがお目当てのブナ・ヒメシャラ自然林のはじまり。

時折見かける巨樹ももちろん見事ですけど、茶色いヒメシャラの木が混ざった林の様子はやっぱり新鮮です。ヒメシャラは枝先まで茶色いので、ヒメシャラの木が多い箇所の林冠が赤くなっていたのが印象的でした。

B180110d
(ここも見事でした)

B180110e
(この巨樹は樹勢がしっかりしていた)

静かで美しい林に次々と現れる木々を愛でながら歩くのは本当に楽しいです。道も落ち葉でふかふかで気持ちいい、というか、これ初心者だと道を追うのが難しいのでは?というレベルでしたので、慣れてない人は要注意かも。

天城もご多分に漏れずシカが増えているようですが、ブナの樹勢は丹沢辺りと比べるとまだまだしっかりしていてホッとします。自分の印象としては10年くらい前の世附の山のような感じ。ただこの感じが維持できるかは??ですけど。。。

B180110f
(この道下れば・・・)

B180110g
(全面結氷した八丁池)

そんな素敵な林からパッと八丁池に飛び出すのもコース的に良いですね。しかも驚いたことに池が全面結氷していて狂喜してしまいました。そして湖面に雪がうっすら乗った池の様子はちょっと神秘的。

湖畔も先客さんが二人だけと静かで、半年前とはまた違う姿を見られたのが今回の山行き最大の収穫だったかも知れません。

B180110h
(アセビの蕾が凄い)

B180110i
(下り御幸歩道のひとコマ)

池の畔で軽くランチをとったら、早くも?下山??でお次は下り御幸歩道をその名の通りに下ります(笑)。

この道も素敵な林が続いて楽しい道でしたが、さすがに下りだとあっという間。30分程で朝来た下り八丁池歩道との分岐に降り立ちました。

B180110j
(この辺りも素敵だ)

B180110k
(本谷歩道・伐採地から展望を楽しめる)

分岐から朝来た道を戻るのではなく、南の本谷歩道へ。こちらは山腹を巻く道で、東京都の水源林巡視路のような道です。林相は道から下が植林、上がブナ自然林。自然と山側を見上げながらの歩きになってしまいます。

しかも途中には伐採跡まであって、駿河湾や南アルプスの展望まで楽しめたのはラッキーでした。そもそもコース的に展望とは無縁と思いこんでましたからねえ。

B180110l
(本谷歩道の山側のブナ林が見事だった)

B180110m
(水生地歩道との分岐)

そんな楽しい道のりも南の主稜線の日陰に入ると、まもなく水生地歩道との分岐に出てお終い。まだ先を歩きたい気持ちを抑えて、今回のところは未踏の水生地歩道を下ります。

水生地歩道は本谷歩道よりも下の道なので基本植林の道でしたが、道に沿うというか道から見下ろす本谷が滝も多く、意外と面白そうかも。

B180110n
(水生地歩道はほぼ植林)

結局バス停に戻ったのは14時過ぎと結果ショートコースになってしまったものの、美しい林に、思いもかけず結氷した八丁池も見られて、佳い山歩きができました。

でもこの山域は林が美しいからこそ、10年前には訪れておくべきだったという後悔が頭をもたげるのはしょうがないのかも。。。
 
・・・・・☆
 
◆ 2018.01.07 (Sun)   晴 時々 曇
修善寺駅 08:15→ 水生地下BS 08:55/09:10- 下り御幸歩道起終点 09:40- 下り八丁池歩道分岐 10:15- 八丁池 11:30/12:00- 下り八丁池歩道分岐 12:30- 水生地歩道分岐 13:15- 水生地下BS 14:05
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

その他のカテゴリー

◆ カテゴリーのご案内 【その他の山域 2004・2005】 【その他の山域 2006】 【その他の山域 2007】 【その他の山域 2008】 【その他の山域 2009】 【その他の山域 2010】 【その他の山域 2011・2012】 【その他の山域 2013】 【その他の山域】 【前道志・道志・丹沢 2004】 【前道志・道志・丹沢 2005】 【前道志・道志・丹沢 2006】 【前道志・道志・丹沢 2007】 【前道志・道志・丹沢 2008】 【前道志・道志・丹沢 2009】 【前道志・道志・丹沢 2010】 【前道志・道志・丹沢 2011】 【前道志・道志・丹沢 2012】 【前道志・道志・丹沢 2013】 【前道志・道志・丹沢】 【大菩薩・権現山稜 2004】 【大菩薩・権現山稜 2005】 【大菩薩・権現山稜 2006】 【大菩薩・権現山稜 2007】 【大菩薩・権現山稜 2008】 【大菩薩・権現山稜 2009】 【大菩薩・権現山稜 2010】 【大菩薩・権現山稜 2011】 【大菩薩・権現山稜 2012】 【大菩薩・権現山稜 2013】 【大菩薩・権現山稜】 【奥多摩 2004】 【奥多摩 2005】 【奥多摩 2006】 【奥多摩 2007】 【奥多摩 2008】 【奥多摩 2009】 【奥多摩 2010】 【奥多摩 2011】 【奥多摩 2012】 【奥多摩 2013】 【奥多摩】 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2004】 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2005】 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2006】 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2007】 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2008】 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2009】 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2010】 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2011】 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2012】 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2013】 【奥秩父・秩父・奥武蔵】 【御坂・天子・富士 2004】 【御坂・天子・富士 2005】 【御坂・天子・富士 2006】 【御坂・天子・富士 2007】 【御坂・天子・富士 2008】 【御坂・天子・富士 2009】 【御坂・天子・富士 2010】 【御坂・天子・富士 2011】 【御坂・天子・富士 2012】 【御坂・天子・富士 2013】 【御坂・天子・富士】 つれづれ つれづれ 2004・2005 つれづれ 2006・2007 つれづれ 2008・2009