2019.11.10

塔岩から尾根の続きを辿って奥帯那山へ

B191109a(塔岩からの枝尾根のひとコマ)

ひと月半ぶりの更新・・・しかしこの秋は参りました。強い台風に大雨とhomeの山がかなり酷い状況になって、中央線は止まり、紅葉のシーズンなのに日原にも入れなくなるという、、、。

でもようやく中央線も動き出してそろそろどこを歩こうか、と考えていたときに浮かんだひとつが、9月に歩いた奥帯那山南西尾根の続きを歩くこと。国中なら台風の被害はさほどでもなさそうとみて歩いてきました。

B191109b(塔岩林道・奥の抉れが前に歩いた17号鉄塔)

前回は歩き出しが遅かったことも尾根上部を歩けなかった理由だったので、一本速い電車で甲府に出てタクシーで塔岩林道のゲートに出て(¥4070)からのスタート。まずは今は廃村となっている塔岩を目指して、塔岩林道をてくてく歩きます。

林道歩きで意外だったのが、道が案外奥まで舗装されていること。まだ塔岩へ通う人がいるのか?と思ってたらそうではなく、送電塔(おそらく18号鉄塔)のメンテのためのようで、その先からダートに変わりました。しかしこの辺りは岩っぽく、道もスラブを削ったような箇所が多くあり、よくもまあこんな所に道をつけたものです。

B191109c(塔岩・残っているのは物置らしき建物のみ)B191109d(崩れかけた細草神社の表参道)

のんびりペースの割に歩き出しから100分ほどで塔岩に到着。これなら問題なく上まで行けそうです。集落跡にはビニールハウス?や物置小屋が残る程度でなにもなく、東の枝尾根に崩れかけた雰囲気のある石段が見えたので、登ってみると上に石祠がありこれが細草神社でした。

神社に参拝した後、上の畑跡とおぼしき広場で休憩。当初はここから天神峠へ上がろうと思ったのですが、登りで道を探すのはいささか面倒そうなので、今回はそのまま正面の斜面(南西尾根の枝尾根)を登っちゃいました(笑)。

B191109e(ヤマボウシが多い)B191109f(素敵な枝尾根でした)

ところがところが、これが雑木林の広尾根が続いてなんとも素敵なところでした。紅葉には少し早かったのですが、それでも林はちょこっと色づき始めて、周囲が少し明るくなっていたのも好印象を持った所以でしょうか。

B191109g(南西尾根に上がるとやはりこんな感じ)B191109h(ハウチワカエデ)

そんな尾根にも妙な大岩があったりするのがおもしろく、ゆるゆる歩いていくと徐々に尾根が痩せて、「らしく」なってきたらじきに南西尾根と合流(1030m圏)。そこから痩せた尾根をしばらく辿ると1042m峰で場所も頃合いも良かったので、今回はここでランチになりました。

B191109i(1142m峰)B191109j(1142m峰を振り返る・奥には鳳凰・甲斐駒も)

ランチを終えて再び歩き出すと南西尾根はここからが核心。痩せた岩稜の急な上下が続き、これはこれで楽しいのですがさすがに少々気を遣います。

それでも↑↑こんな展望地に事欠かないのが岩稜の良いところですね。あ、↓↓ここの通過は若干気を遣いました。慎重にいけば問題なさそうですが、念を入れるなら右の斜面を捲いた方が良いのかも。

B191109k(この大岩の通過が若干面倒)B191109l(紅葉はこのあたりが良い感じでした)

紅葉はこの急な登りの辺りが見頃のレンジ。色づきはいまいちなれど、そこはお日さまの力でなかなか見事でしたよ。

その急な箇所を登り切ると、先ほどの枝尾根のように尾根が一気に広がり1340m圏のピークに導かれました。

B191109m(山頂直下はカラマツ植林・黄葉は見頃でした)

ここまでくれば奥帯那山はもう目の前。んがここで人くさい植林に変わってしまうのはなんとも惜しい!

まぁカラマツ林なのでちょうど黄葉の時期でもあり、これはこれで見事でしたけど、ここに自然林が残っていればねえ、、、という贅沢すぎる思いがわいてきたのは、南西尾根自体が尾根歩きの楽しさの要素の「ほとんど」を持っていたから。まあ稜線に林道が通っているところですからねえ(笑)。

B191109n(奥帯那山)B191109o(頂稜のウリハダカエデは落葉)

1340m圏から30分ほどでようやく奥帯那山の山頂に到着。どこから登っても労に報いないピークと言われてもしょうがないかな。三角点をカメラに収めたら南の帯那山へ向かいます。

この間はカエデが意外に多いですね。色づきはよろしくありませんがハウチワカエデ、コハウチワカエデあたりが見頃。ウリハダカエデは黄色は残っていましたけど紅は落葉。オオモミジは色づきはじめでまだ緑でした。

B191109s(帯那山より)

そして周囲の高木がなくなり、ススキ原の中を行くようになるとじきに富士山を真正面に見るようになり、帯那山に飛び出しました。

個人的にここはバイクに乗っていた頃以来なので20数年ぶり。ほとんど記憶になかったです。休憩舎も廃墟でも雨は凌げそう。それはそうと初夏のアヤメはまだ残っているのでしょうか?シカが爆発的に増えているからほとんど食われているようなイメージなのですが。。。(笑)

B191109q(下山路はもと林道か?広くて明瞭でした)

山頂で展望よりも周囲の探索をしたらもう良い時間なので、今回は最短の戸市へ下る登山道を下りました。ここはたまに見かける登り方面の道標しかない道でしたけど、もともと林道だったのでしょう道は広くて明瞭。おかげですいすい下れて、一時間ほどで戸市に出ました。

B191109r(戸市の佇まいも印象的)

初夏の塩平もそうですけど、この戸市も家や集落の佇まいが独特で印象的でした。そんなことを話しながらタクシーを待つひとときは、寒かったけど(笑)山行きの余韻を楽しむようでなんともほっこりします。

登りの奥帯那山南西尾根はもちろん、甲府北部は山自体の楽しさに民俗的にもそそられるものがありますね。これから始まる猟の状況はわからないのでアレですけど、これからのシーズン低山の愉しみに浸るにはうってつけの所。気になるところをもう少し歩いてみようかと思っています。
 
・・・・・☆
  
◆ 2019.11.02 (Sat)   晴
塔岩林道ゲート 08:25- 塔岩 10:05/10:45- 1142m峰 11:40/11:30- 1340m圏峰 13:45- 奥帯那山 14:15- 帯那山 14:35/14:45- 戸市BS 15:50

 

タクシー(甲府駅ー塔岩林道ゲート) ¥4070 
タクシー(戸市ー山梨市駅・迎車) ¥4070

 

| | コメント (0)

2019.09.22

奥帯那山に届かずも、愉しい尾根歩き

B190921a(昇仙峡の羅漢寺山・奥帯那山南西尾根は展望スポットも多い)

当初は丹沢のあるお花を見に行く予定も、関東の天気があまり宜しくないという予報が出てしまい、どうしようどうしよう・・・と悩んだ末にふと気がついたのが七月に歩いた黒平峠の尾根の南にある、奥帯那山から南西に延びる尾根(塔岩川右岸尾根)のこと。コレはよさげじゃん!と思ったらやっぱり松浦さんが歩かれてましたね。

でもおかげで歴史的な妙味もありそうと、興味がよりわいてきて、さっそく歩いてきたのですが、例によってのんびりペース。途中までの歩きになりました。

B190921b(登りだし。端からいかにも岩の多そうな所でした)

甲府に出たのはおととしの初歩き以来かと。昇仙峡の方へはバスが走っているのですが時間が合わず、タクシーで塔岩林道の入口でもある平瀬バス停へ出て(¥3880)からのスタート。このあたりオニグルミが多いですね。実が沢山なってます。まずは林道をてくてく歩き、例によって適当なところから尾根に取り付きました。

とはいえこれは甚だ不正解だったようで(笑)林道を二度ほど突っ切ってからようやく本格的な山登り。急な露岩帯がいきなり出現したのは予想できたものの、行く先が案じられますねえ。

B190921c(白ザレの斜面・峠みちの名残とおぼしき道形が残っている)

B190921d(こういう緩やかな箇所もある)

せっせと登ってやっとこ南西尾根上にあがれば、ここからからが本格的な尾根歩き。アカマツ混じりの雑木林を抜けるといきなり白ザレの斜面が現れたり、小広い尾根上が白ザレだったり、これがこの辺りの雰囲気なのでしょうね。とにかく新鮮!ぼちぼち天神峠みちとおぼしき道形も確認できます。

なので展望の利く場所にも事欠かず、想定以上に天気が良かったので展望も楽しめるというおまけもついてました。

B190921e(行く先の913m峰を望む)

B190921f(痩せたザレ尾根が続く箇所もある)

ここはここに降りるところがちょっと滑るかな?こういうの見ると個人的には西丹沢を思い出しますね。

とはいえこちらの方がザレが白いから綺麗に見えますし、西丹のような通過が恐ろしい箇所もとりあえず、ない。なかなかいいですよ!

B190921g(イワギボウシ・この日唯一のお花)

B190921h(ちょっとしたことで谷底へ落ちそう・・・曰くありげです)

913m峰まではザレた痩せ尾根に露岩の急登が続いて、ちょっとした嶮所であるこの辺りがこの尾根のハイライトかなあ。地形図を見るとかの天神峠みちは、この尾根の途中から右の斜面へ外れてダアス峠へむかっているのですが、そうなっている理由がよくわかります。

そして登りきった913m峰は展望の良い小広いスペースになっていて、ここは良い休憩場所になるでしょう。

B190921i(ダアス峠)

913m峰の東鞍部が峠みちが鞍部を突っ切るダアス峠。松浦本は馬頭観音が置かれていると書かれてあったので、一同で探したのですが見つからず。今はないのかどこかに埋もれているのか。。。

峠から登り返すと再び露岩が続いて、手がかりには事欠かないものの、気が抜けません。

B190921j(露岩の急登はまだまだ続く)

B190921k(竹日向町の集落が見える)

その露岩帯を登り切った奥にある白ザレのピークがいろいろちょうどよかったので、今回はここでランチ。奥に木陰のスペースがあって助かった!展望は当然絶佳。南アは雲がかかって鳳凰と甲斐駒の頭だけが顔を出している状態でしたけど、もうもう晴れてくれただけで十二分です。

とはいえこのペースでここでは奥帯那山まで行くのは時間的に厳しいので、今回の所は天神峠までとしました。となれば休憩はのんびりとれるわけで(笑)気持ちよく、楽しいひとときでした。

B190921l(白ザレのピーク)

B190921m(17号鉄塔・鉄塔の建替工事中)

休憩を終えたら先を行きます。詳細は記事の最後に附記として加えますがここからが少々ややこしいところでした。時期に出た17号鉄塔は建替工事をしており、↑↑この通り。もうこの頃にはかなり暑くなっていたので登り返しがしんどいしんどい。。。

それから1030m峰を越えるのですが、ここで注意したいのが天神峠は1030m峰西(手前)の鞍部ではなく、東(奥)の鞍部になること。ここの辺りは地形図が間違えており、松浦本が正しい記述になってます。しつこいようですがくれぐれもご注意のほどを。

B190921n(天神峠から巡視路を下って竹日向町へ向かいます)

B190921o(16号鉄塔も建替工事中)

台風の影響か?倒木が目立つ天神峠の鞍部に降り立ったら、まずは右の塔岩町側の峠みちを確認。松浦本によるとすぐに塔岩町の廃村に出られるようですが、それはまた別の機会にして、今回は左へ明瞭に延びる送電線の巡視路を下ります。

巡視路はまもなく北の尾根(北から1030m圏峰西へ延びている尾根)に乗ると、ひと下りで竹日向町へ下る道が別れて、そのすぐ先で木々のない明るい場所に出たなと思ったらそこが16号鉄塔でした。

B190921p(松浦本に載っていた祠へも寄りました)

16号鉄塔も17号鉄塔と同じく建替をしており、ここから尾根沿いに工事用とおぼしきモノレールの軌道が延びています。その軌道に沿って少し下ると松浦本にも出ている祠があったので挨拶をして、来た道を分岐まで戻りました。

あとは竹日向町へ下るだけ。巡視路は所々不明瞭な箇所もありましたけど初心者でなければ判断できるレベルでしょう。まもなく竹日向町の集落に降り立ったら、細草神社で道中の無事を感謝。とはいえまだ下の県道まで歩かなければいけないんですけどね(笑)。

B190921q(日向沢の旧道が思いのほか素敵でした)

集落を通り抜け、車道にかかる橋のたもとから延びる日向沢の旧道がこれが意外に趣のある道で驚きました。今やろくすっぽ歩かれてないはずなのに綺麗で、基本舗装もされているので一応市道なのでしょう。昔は集落の通学路にでもなっていたのかな?そんなことを想像しながら下る道のりもこれまた楽しいものでした。 

・・・・・☆

といことで、いちおう附記的なもの。

天神峠:松浦本表記の1030m峰を越えた東の鞍部がそれで、地形図の表記が誤りです。

送電線鉄塔の名称について:松浦本では南西尾根上にある鉄塔が18号鉄塔、竹日向町へ下る途中にある鉄塔を17号鉄塔と表記してありますが、実際は17号鉄塔、16号鉄塔が正しい名称でした。これは今現在送電塔の建て替え工事をしており、現場に正式な名称が記してあったからで、松浦本が間違えているというより、たぶんですね、現場に複数ある送電線巡視路の標柱の表記が間違えていたのかな?と思います。たぶん松浦さんもそれから送電塔の名前を判断されたのではないのでしょうか。あとは今現在この送電線の鉄塔を一斉に建て替えているので、その流れで鉄塔が一つ減って番号が移動した、という可能性は考えられませんかね?専門家ではないのでその辺りはわからないんですけど。。。
 
・・・・・☆・・・・・☆
  
◆ 2019.09.14 (Sat)   晴
平瀬入口BS 09:25- 尾根上に上がる 10:10- 913m峰 11:40- ダアス峠 11:50-(途中休憩70分)- 天神峠 14:10- 16号鉄塔 14:35- 細草神社(竹日向町)15:10- グリーンライン昇仙峡BS 15:45

 

| | コメント (0)

2019.07.28

乙女高原から黒平峠へ

B190727a (乙女高原への道すがら)

8月を目前にようやく明けそうでだけど、今年の梅雨はほんとうに長かった。。。いろいろ予定は立ててたのにそれらが全部流れて、ひと月ぶり(07/21)の山歩きは久しぶりに乙女高原界隈を訪れてみました。

とはいえこの日もあまりよくない予報が出ていたこともあって行きがけのバスはハイカーが数名程度。でも焼山峠に着くと綺麗に晴れ上がったのは想定外で、慌ててTシャツ一枚になり、日焼け止めを塗って歩き始めます。

B190727b(ノアザミ)

もう7月も下旬なので林道脇には夏の花がぼちぼち咲き始めていて、ノアザミ、ヤマオダマキ、チダケサシにアヤメもまだ咲き残ってました。とはいえ林道を歩くのはすでに暑いし(笑)趣もなく、単にしんどいので、ここは併走している遊歩道?の方を歩いた方が楽しいですね。

B190727c(降雨直後で緑が綺麗だ)

B190727d(ニガナ)

遊歩道の方は花は減りますが、頭上も足下も降雨直後のおかげで緑が鮮やか。通り抜ける風は爽やかで、短いながらもこの辺りは歩いていて一番気持ちよかったところでした。木道は滑りやすいけど、こけがふかふかで足許び優しく、快適です。

花はニガナにシロバナニガナ、帰宅してから判明したんですけど↓↓のお花がオオヤマフスマだったのですね!

B190727e_20190727210901(オオヤマフスマ)

B190727f(乙女高原・鹿柵が張られている)

乙女高原は3年ぶりかな?ぱっと見、草原が少々さみしく見えたのは梅雨が長引いたせいでしょう。それが証拠に咲き始めた花々の色がおしなべて鮮やかで、これはこれで良い時期ですね。

ということで一番気にしていた↓↓キンバイソウもぴったりです。

B190727g (キンバイソウ)

B190727h (ちょうど見頃でした)

前に見に行ったときは盛りを過ぎていたので開ききった花ばかりでしたが、この日ははじめて蕾や開きかけのも見ることができました。蕾や開きかけってどこかシナノキンバイに似ていて、やっぱり「キンバイ」ソウなんだなあ、と他人にはとってもわかりづらい感想(笑)。

でも見頃だと、無理して花を探す必要もないくらいに咲いていることがわかったのも収穫でした。

B190727i (ヨツバヒヨドリ)

例によってのんびりペースだったので、グリーロッジの前でランチ。ここで休憩したおかげでファンクラブの方からいろいろお話を聞けたのはラッキーでした。いろいろお勉強にもなりましたしね。

B190727j(草原を望む)

B190727k(ぶなじいさん)

ランチを終えたらここからが本格的な?山歩き。ヨモギ頭へ登り返し、ここから水ヶ森へ・帯那山へ延びる尾根を南下します。

ひと下りしたところにいる「ぶなじいさん」ははじめましてでした。周囲を圧倒するブナの巨樹はブナらしからぬ姿も見事で、もっとはやくお目にかかるべきでした。この辺りはカラマツ植林が大半だけど、こういうのがちょいちょいいそうな雰囲気なんですよねえ。。。

B190727l(林道を歩いたり、尾根を歩いたり)

B190727m (カラマツ植林下は笹原になっている)

ここからが本格的な山歩きとはいったものの、この尾根沿いに水ヶ森林道が通っており、実際は尾根を歩いたり林道を歩いたりを繰り返す感じ。

でもこんな笹原や、日当たりのよい箇所ではバラ藪帯も仕込まれていて油断できません。

B190727n(クモキリソウ)

夏のランではポピュラーなクモキリソウも4、5年は見てなかったかも。

冬枯れの時期なら見通しが利いてさほどの難なく歩けるのでしょうが、今は緑が覆う時期。黒平(くろべら)峠へ下るあたりは、下降に気を遣う箇所だと感じました。とはいえ判断できなかったら林道を辿ればいいのでしょうけど(笑)。

B190727o(黒平峠・遺構らしきものはなにもない)

降り立った黒平峠に峠の遺構らしきものがなにもなかったことに、ちょっとガッカリしてしまいました。今回はここからブナヨコテノ沢沿いの破線路を下って塩平へ下るだけなので、あとはお気楽~と思っていたらコレが甘かった。

まず沢沿いに道形はなく、しかもモミジイチゴなどのバラ藪に埋もれていて(笑)いきなり行く手を阻まれ焦りましたが、ここは藪の薄い箇所を選んでなんとか下るしかありません。

B190727p(堰堤に出れば藪から解放される)

でもそんなバラ藪帯も↑↑この真新しい堰堤に出たところで解放されてホッと一息。堰堤から下は道形がぼちぼち現れてきますが、基本廃道状態なので判断力は必要でしょう。下りだから難なく下れたけど、登りはちょっとめんどそう。。。

B190727q(ナツツバキの花が咲いた木は初めて見た)

でも途中でナツツバキの花が咲いた状態の木(ややこしいな)を見かけて狂喜してしまいました。いやねナツツバキって特段珍しくもないんだけど高木だから樹上で咲いた花は見られず、地面に落下したのを愛でるしかない花だったのです。

しかも下りついた塩平では偶然にも地元の方からお話を聞け、その方のおかげで考えもしてなかったバスに乗れるという幸運も重なり、ほくほく気分で帰路についたのでした。

 
・・・・・☆
  
◆ 2019.07.21 (Sun)   晴 後 曇
塩山駅 08:30→ 焼山峠 09:30- 乙女高原 10:45/12:05- ヨモギ頭 12:25- ソッタ頭 13:55- 黒平峠 14:30- 塩平BS 16:20

 

| | コメント (2)

2019.06.09

シャクナン尾根を通しで歩く

B190606a (シロヤシオ・三ツドッケ周辺で盛り)

アカヤシオは今年も今ひとつだったので、その後のシロヤシオが気になっていたんですけど、案の定あまりよろしくない噂が流れてきてますねえ。。。

とはいえ今年は少なめでもいいから見たい!と思いついたのが、こんな時のために?今の今まで完歩を避けていた三ツドッケの北東尾根たるシャクナン尾根のこと。先週の日曜(06/02)にはじめて通しで登ってきました。

B190606b (シゴー平)

この時期に川俣から歩き出すのは前の当たり年に大平山へ行って以来三年ぶり。遅出・・・しかも12時半前の歩き出しではさすがにあちらは行けないので三ツドッケになった次第ではあるんですけど、それでも標高差1000mを超えるコースを歩くにしては大変に宜しくない時間ではあります(笑)。

濃密なガクウツギの匂いに覆われた林道を足早に?歩いて、まずはシャクナン尾根の取り付けを目指します。

B190606c (まだ道標があった!)

シゴー平を過ぎ、この取り付けまでちょうど一時間。都県界尾根にあった道標がなくなって数年経っているので、秩父側の現状が気になっていましたがまだ残ってました。とはいえ道標が残っていてもグミノ滝の径路は廃道状態なので、確実な地形判断のできる人以外入っちゃいけないんですけどね。

今回はシャクナン尾根を歩くのが目的なので、トラバース気味に延びる径路は無視して、そのまま尾根に取り付きました。

B190606d (シャクナン尾根・下部は間伐が入った)

B190606e (ハンショウヅル)

天目山林道までは林道のショートカットで何度か歩いている箇所。でも近年間伐が入ったようで尾根上が明るくなっていたのはいいんですけど、そうなるとバラヤブが蔓延るのはしょうがないよね。。。そんな藪を慎重に分けつつ尾根を登っていきます。

間伐された箇所はじきに抜けてホッとしたのも束の間。尾根は徐々に斜度を増してきますが、それも長くないのはわかっているのでペースを落とさず登っていくと、30分ちょいで天目山林道に飛び出しました。

B190606f (天目山林道は改修が進んでいるようだ)

三年前に歩いた時から比べると、林道は改修が進んでかなり綺麗になっていました。今は大クビレまで行けるのかなあ。。。もちもち一般車は入れないけど。

遅出なので途中の1260m峰はスキップして、再び尾根に取り付きました。

B190606g (再び尾根に入ると雑木林に変わり・・・)

シャクナン尾根で未踏なのがここから北面捲道のまでの間。予想通り雑木林に変わってまだ新緑といえる緑に覆われると、それだけでホッとします。

途中、黒木の中にピンクの塊が見えたので、この尾根はシャクナン尾根だし、もしかしてアズマシャクナゲ?とちょっと期待しつつ近づいてみたら・・・トウゴクミツバツツジでした(笑)。結局この尾根でシャクナゲは見かけませんでしたが、標高的にもちょっとしんどいですよね。

B190606h (シロヤシオが出てきた)

B190606i (想像よりは咲いてました)

そして頂稜の一角とも言える1480m圏の岩こぶに上がると、ここで待望のシロヤシオが出てきました。もちろん噂通り花付きは良くないですが、花がびっしりついた木も散見されて、それなりに楽しめたのが嬉しいです。

時間的に17時台のバスがしんどそうな状況だったので、潔く諦めてここはお花見に徹しましたよ(笑)。シロはおそらく今年最初で最後でしょうから。

B190606j (マイヅルソウ)

B190606k(三ツドッケ山頂直下・花は少なめなのがわかる)

↑↑、↓↓の画像でなんとなく花が少なめなのはわかるかと。

今年は本当にさみしいんだろうなあ、と思い込んでいたのでこれだけ咲いていればもう十二分です!

B190606l (北峰をのぞむ)

B190606m(三ツドッケの東側はトウゴクミツバツツジとヤマツツジ)

展望の良い山頂もこの日はガスガスだったので早々においとまして一杯水へ向かうと、こちらではすでにヤマツツジが咲き始めていました。

さすがに写真は載せませんでしたけど、シロの時期なのにアセビの花がまだ残っていたのには驚きで、来年のアセビ咲き方も気になりますねえ。

B190606n (チチブドウダンもお久しぶり)

個人的に一番嬉しかったのが、なぜか数年おきにしか逢えないチチブドウダンに間に合ったこと。これで心置きなく下山できるというものです。

時間が時間なので中は見なかったけど、避難小屋は土曜なのに宿泊者はいたのかなあ??っていうぐらい静かでした。

B190606p (一杯水避難小屋)

B190606q (ヨコスズ尾根上部はヤマツツジがすでに見頃)

小屋前のベンチで休んだらあとは日原へ下るだけ。とはいえこの時点で16時半前とはいくら日の長い時期でも褒められたモノではありませんからね。ほんとうに。

でも下山途中でハイカーを数人抜いたのは予想外でした。普段から決して人の多くない山域なのに。

B190606r(ヨコスズ尾根のひとコマ)

結局18時前に下山完了。日原の終バスなんて何年ぶりかなあ?久しぶりにバスの転回場の脇に座り、ちょっと疲れた体でこの一日を反芻しながらバスを待つひとときは、じんわりと楽しいものだけど、今は酒屋さんがねえ。。。(泣)

さて、今年の近場のツツジは今ひとつでしたけど、来年こそは当たり年になるでしょう。あっ念のために言っておきますけど「今年悪いから来年は良い」というという単純な理由ではないですからねっ!

長年気にされている方ならわかると思いますが、来年は三年前に乱れた「当たり年三年周期」が丸四年かけて元に戻る年だから、というのがおおよその理由です。来年はツツジメインの予定を立てると幸せになれるかもしれませんよ。

 
・・・・・☆
  
◆ 2019.06.01 (Sat)   曇 時々 晴
渓流荘前BS 12:20- シゴー平 13:05- シャクナン尾根取付 13:20-(途中休憩10分)- 林道に出る 14:25- 三ツドッケ北峰 15:30- 三ツドッケ 15:55- 一杯水避難小屋 16:20- 東日原 17:45

 

| | コメント (0)

2019.05.01

熊倉山のアカヤシオは今年も。。。

B190501a(1284m峰・アカヤシオは見頃。アセビの花つきがいい)

暖かかった冬から一転、4月の涼しさのおかげでお花の進行はおおよそ例年通りになった感じでしょうかね?恒例となっている熊倉山界隈ののアカヤシオは↑↑トップの写真が象徴しているような咲き具合になってます。

ということでGWに入って最初の山行きは28日に、今回はしっかりと恒例のコース(宗屋敷尾根~熊倉山~聖尾根)を歩いてきました。

B190501b(1008m峰)

B190501c(イワウチワは今年も数が少ない)

今年の連休は改元がらみの10連休なので混みそうな気もしたので、久しぶりに一番の電車で秩父へ向かい、それからタクシーで宗屋敷尾根の取付まで出てからのスタート。雲一つない快晴は本当に気持ちが良いのですが、GWとは思えない涼しさ、、、

でもおかげでのっけの急登も気分良く行けます。一時間ほどで祠のある1008m峰に着くと、アカヤシオは散り加減。見頃のはずのイワウチワが今年も少ない(本当に!)のは少雨の影響かもしれませんね。

B190501d(この辺りは花つきも良かったが・・・)

B190501e(ナガバノスミレサイシン)

1008m峰を過ぎるとアカヤシオがぼちぼち出てきます、この辺りでは花つきもまあまあ良い感じ。でもそれより4月の涼しさの影響か?アセビがまだ咲き残っていて、しかもその咲きっぷりが凄いというおまけがついてました。まさにアカとアセビの競演!

同じツツジ科なんだからアカもそんな感じで咲いてくれたら嬉しいんですけどねえ。

B190501f(この辺りはまだ芽吹き始め)

B190501g (今年は1284m峰辺りで綺麗なのを見られました)

でもその望みは今年も叶えられず、1284m峰に上がるとう~ん去年よりはちょっと良いぐらいかなあ?という咲き方で、ここではアカよりもアセビの咲きっぷりの方が目立つという逆転現象が。。。(笑)

でも自分にしては早い時期に歩いたので、アカの方はちょうど見頃。綺麗な花をたくさん見られました。ちなみにイワウチワはここでも少なかったなあ。。。

B190501h (坊主山・小黒・大黒<酉谷山>を望む)

B190501i (GWの低山帯でまさかのつらら)

この日は天気は最高でしたが、風は冷たく、シェルを着込むほどだったんですけど、それを象徴するようにギャップ手前の大岩ではなんとつららができててビックリ。アセビといい、つららといい、なんか妙な感じですよ。

ギャップに降りて、最後の登りではアズマシャクナゲ(実は自生最低所のアズマシャクナゲのひとつ、とみています)やヒカゲツツジの葉が寒さで丸まってるし(笑)なんか一月ぐらい遅いような雰囲気でした。

B190501j (シラカケ岩より)

今年のほぼ定点は↑↑こんな感じ。写真ではわかりづらいかもしれませんけど、アカヤシオの花付きは去年よりは良好かな?といった程度で、今年も例年よりは少なめでした。蕾が大半でこちらもアセビの方が目立つ状態。GW後半が見頃でしょう。

そしてこの日一番驚いたのが、シラカケ岩に先客さんがいて、その後もうお一人やってきたこと。この辺りを歩くハイカーが増えたというより、今年のGWは天気が今ひとつのようだから集中した。と見るべきかもしれませんね。

B190501k (アカヤシオよりアセビの方が圧倒的に目立った)

B190501l (熊倉山山頂)

軽くランチをとったら、来た道を引き返して熊倉山へ向かいます。稜線もアカヤシオよりアセビの方ががはるかに目立ってます(笑)。

とはいえ、こんな年も「かなりレア」なので、これはこれで見ものですよ!

B190501m (山門の広場)

B190501n  (1307m峰より・日光連山から浅間山でクッキリ)

熊倉山の山頂は休むにいろいろ適さないので、ほぼ素通りして聖尾根を少し下った山門の広場で休憩。ここは熊倉山界隈で数少ない自然林の残る広場で、本当に落ち着ける良い場所なんですけど、谷津川林道が廃道になってしまったので、ここも見放されちゃんだろうな。。。

でも寒かったおかげで1307m峰からの展望は日光連山から浅間までクッキリ見えて、近年まれに見る良好さでした。

B190501o(ヒカゲツツジ・まだ咲き始めたばかり)

B190501p (1165m峰までがアカヤシオ見頃のレンジでした)

1308m峰から急な下りをこなすと、ここから再び見頃のアカヤシオとの再会。花付きはこちらも例年より少ないものの、聖尾根はリーチが長い分だけ見頃のレンジも長く、1165m峰までの間がこの日一番アカを楽しめた箇所でした。

B190501q (アセビはこちらでも見事)

B190501r(カタクリも見頃で嬉しい)

アカヤシオも良いけど、このタイミングで歩けばカタクリもいっぱい!いつもは探しまくることが多いのに、いつも探しまくる場所でポンポン咲いているのですから、嬉しいったらありゃしないですよ!

B190501s(急降下を終えると一気に新緑)

B190501t (ヤマザクラ咲く雑木の稜線の妙)

1165m峰過ぎ、下の大岩を捲いて、802m方へ向けて急降下が始まると、今度はお花から雑木林の新緑が主役に代わります。

ヤマザクラは下からだとなかなか見えないんですけど、新緑の雑木の山肌に転々と咲く様子を見られるのもこのタイミングだから。こういう花見も悪くないですね。

B190501u(久しぶりに802m峰にも上がりました)

B190501v(今回も稜線伝いで・・・汗)

2年ぶりに聖尾根を歩いたので、近年は捲いていた802m峰にも寄ってみました。北斜面の植林がずいぶんと育っていて、時の流れの早さを感じます。自分が通い始めた頃はまだここから展望を楽しめましたから。。。

ここまで来ればあとは下るだけと思えるのですが、ここから少々しんどくなるのが聖尾根の嫌らしいところ。稜線伝いに歩くのは気持ちいいんだけど、隣のピークから聖山の鞍部へ降りる箇所も急で手がかりも少なく、気を遣うのです。

B190501w (ヤマツツジ)

B190501x (聖宮も風前の灯火か)

無事に鞍部に降り立ったら、ドキドキしながらまずは聖宮へ。よかった!まだなんとか残ってた!(笑)でも面倒見する方がいなくなって久しいので、あと何年保つことやら。

そんな神さまに挨拶と道中の無事を感謝して、こちらも少々危うい道のり?の聖山へ。

B190501y (聖山より・・中央やや右より奥の▲が熊倉山)

B190501z(このタイミングならレンプクソウも余裕)

聖山に上がって、今さっきまで歩いていた尾根をボーっと振り返るひとときは、何度歩いても格別です。できればビール片手に楽しみたいぐらい(笑)。さすがにそれはマズいから絶対にやらないけど。だって聖尾根って、かつての登山道を下るにしろ、尾根伝いに下るにしろ、最後の最後まで気が抜けないから。

でも・・・だからこそ面白くて、毎年通っているのですけどね。とにかく今年も無事に歩けて幸せです。お次はシロヤシオだ!

   
・・・・・☆
 
さて・・・最後に今年もしつこく例年と同じ事を申し上げますと、今回のコースは登り下り共に道筋が不明瞭かつ急で、岩場も多く、「地形図とコンパスのみ」で確実な地形判断ができるスキルのある人向けのコース(バリエーション登山においてGPSを利用する際は、ごく基本的な地形判断スキルのあることが必須のはずです)であって、お花目当てでネット情報やガイド片手に安易に入れるコースでは決してありません。熊倉山は登山道/非登山道問わず遭難の絶えない山です(現状、宗屋敷尾根・聖尾根の取付に行方不明者に関する情報を求めている掲示が外されておりません) 。この点を充分に留意されつつ、自らのスキルを冷静かつ謙虚に判断されて山歩きに臨まれることを切に願います。

ちなみに過去の様子はこちら。参考程度にどうぞ。

2018年 【2018.04.21】

2017年 【2017.05.05】

2016年 【2016.04.30】

2015年 【2015.05.03】

2014年 【2014.05.03】

2013年 【2013.04.28】

2012年 【2012.05.13】

2011年 【2011.05.08】

2010年 【2010.05.04】

2009年 【2009.04.29】

2008年 【2008.05.04】

2007年 【2007.05.05】

2006年 【2006.05.03】

2005年 【2005.04.30】

2004年 【2004.04.25】  

 
・・・・・☆・・・・・☆
  
◆ 2019.04.28 (Sun)   快晴
宗屋敷尾根取付 07:00- 1003m峰 08:05/08:15- 1284m峰 09:00/09:20- シラカケ岩 10:25/11:00- 熊倉山 11:25- 山門の広場 11:30/11:40- 1307m峰 11:55- 1165m峰 13:10- 802m峰 13:55- 聖山(725m峰)14:30- 三峰口駅 15:15

 

| | コメント (4)

2018.06.10

華やぐ表参道を登って金峰山へ

B180610a
(五丈石が近づいてきた!表参道上部より)

更新があいておりますが、表向きにできないだけで(笑)山はぼちぼち歩いております。とはいえ今年の暖かさにはいろいろと困ってしまいますね。

ということで先週末(06/03)は予定を変更して、今年ならバッチリだろうと予想した金峰山の表参道を二年半ぶりに歩いてきました。

B180610b
(コミヤマカタバミ)

表参道とはいえ、麓の金櫻神社から猫坂越えて・・・な訳はなく(笑)、この週より始まった大弛峠行きのバスでアコウ平に出てからのスタート。ここで標高1900mと労せずして本年度最高所に上がっているわけで、そうなるといきなりコミヤマカタバミやシロバナノヘビイチゴが咲いていて、なんか少々申し訳ない気分で歩き始めます。

ただ気になったのはアコウ平にあった「金峰山」の道標が外されていたこと。そして軌道跡の水平道へ降りる箇所が倒木で少々わかりづらくなっていたこと。まぁ慣れている人なら問題ないレベルですけど、すでにこのコースに入ること自体「招かざる客」化しているのかしらん・・・。

B180610c
(荒川徒渉点)

じきに降り立つ荒川不動尊のあった徒渉点の雰囲気はいつ訪れても素敵なところ。対岸の草地なんかテントを張って、清流をぼーっと眺めながらのんびり過ごしたくなるような場所です。

ただ飛び石で徒渉できるポイントは一箇所のみですので、よーく観察されてください。ここは相変わらず徒渉にまごつかれている人が多いので。

B180610d
(御室小屋跡)

徒渉してからも道は少々不明瞭気味な感じでしたが、水晶峠からの道が合わさる刈合平に出ると、ここからは登拝路として最低限の整備がされているようで、後は問題ない感じです。

刈合平からひと登りすると御室小屋跡に。倒壊した小屋はすでに片付けられており、スッキリしていました。奥のお宮があったとおぼしき場所に参拝をして気を引き締めたら、先を行きます。

B180610e
(アズマシャクナゲはすでに満開)

B180610f
(アカバナヒメイワカガミ)

道はここから岩尾根に上がり、尾根上を行くようになるのですが、そうなればもちろん出てくるのはアズマシャクナゲとイワカガミ。すでにこの辺りで盛りだったのは予想通り。

ただシャクナゲの花つき自体はまぁまぁといった感じではないでしょうか?それでもこの辺りはシャクナゲの木ばかりなので、黒木が多う仄暗い尾根上に花が咲く様子は、それでも壮観なのです。

B180610g
(鶏冠の上に上がってみました)

B180610h
(片手廻しと五丈石はまだまだ上だ)

今回は時間に余裕があるので、登れる岩はみんな登ってみましょう!ということで鶏冠の岩頭にも上がってみました。ここは上がること自体は簡単ですけど、尾根上の移動が少々厄介かも。

岩頭より下手には富士が、振り返って上手には大仏のようにも見える片手廻しと山頂の五丈石が望めます。そしてまわりの御堂川流域の急峻な枝尾根にも奇岩が多く、これは丸腰だとどこまで歩けるのかしらん?と興味津々です。

B180610m
(このあたりが一番綺麗でした)

B180610i
(ひたすらに急登が続きます)

岩から降りて登山道に戻れば、道は急登が続くものの満開のシャクナゲが続く、まさにシャクナゲトレイル。コレ、大当たりの年に当たったら凄いだろうね。

もし大当たりの年だったら、喜んで大藪こぎますよー。冗談抜きで。

B180610j
(道は片手廻しの裏側に出る)

B180610k
(ここまで来ると咲き始めの木も多い)

今回は歩き出しが遅かったので、片手廻しの肩のスラブでランチになりました。

目の前に聳える富士を、そして足下の鶏冠や御堂川を見下ろしていると、もうなんべんも言ってるけど「お山の大将、お猿さん」になれた気分です。こういうのは単純に好きですね。要は自分が単純なんでしょうけど(笑)。

B180610l
(ヒメイチゲ)

B180610u
(上部の森林限界では低木化しているせいか花は盛りを過ぎていた)

なおも続くシャクナゲトレイルも徐々に咲き始めの花や蕾を見るようになって、標高をかなり上げていることがわかります。森林限界に出る直前に現れたヒメイチゲに狂喜。いや決して珍しい花ではないんですけど久しぶりだったもので。。。

そして森林限界に出ると、あとは目の前に聳える五丈石を目指すのみ。でもここにも低木化したアズマシャクナゲが結構いらっしゃる。標高は高いながらも低木化しているせいか、花はすでに盛りを過ぎていましたけど。

B180610n
(山頂より五丈石)

B180610o
(キバナシャクナゲ!満開でした)

やがて山頂に着いたら、まずは一礼して五丈石に登り、それから山頂へ。でも今回嬉しかったのが山頂周辺のキバナシャクナゲが満開だったこと。そうか、このタイミングで訪れればアズマとキバナが楽しめるのか!と。

でも訪れるハイカーで気にする人は悲しくなるぐらいに少ない。。。奥秩父でキバナシャクナゲが唯一見られる山なのにねえ。

B180610p
(ミネズオウ)

B180610q
(瑞牆・裏瑞牆を侍らす小川山の雄姿よ)

山頂はさすがに2600m近い高山帯です、他にも山頂周辺にはミネズオウやコメバツガザクラ、そしてミネザクラもかなり久しぶりでこれにも狂喜してしまいました。まあありふれてる花ではあるんですけど(笑)。

そんなわけで五丈石に登った後はとっとと大弛へのつもりが、ここで想定外の撮影大会。曇ってしまったのは残念でしたけど、ホクホクですよー。

B180610r
(コメバツガザクラ)

B180610s
(ミネザクラ)

大弛への帰り道は人が多そう・・・と思ったら、まだシーズンはじめのせいかなのか?ハイカーが少なくて快適に歩けたのは意外と言えば意外。

一部道が荒れているせいか、道が付け替えられていた箇所がありました。ただ付け替えられた新しい道は雨が降るとドロドロになりそうだから、旧道歩いちゃう人も多そうな予感がします。。。

B180610t
(朝日岳より、歩いてきた稜線を振り返る)

初訪の折よりこの時期に・・・と決めていた表参道は想像以上に楽しい道でした。確かに万人向けではないけれど、この時期は特に、大弛往復や大弛~みずがき山荘縦走より遙かに楽しいはず。歴史を感じられる古道の魅力は伊達じゃないですよ。

今回歩いたら別のプランも浮かんで、いろいろ楽しみも増えました。バスの時間が時間なので制約は厳しいけど、金峰南面は本当に楽しい!数年前まで「深田百名山」という色眼鏡でしか見ていなかった金峰山のことを、自分が好きになったのはこの山域のお陰なのですから。
 
・・・・・☆
  
◆ 2018.06.03 (Sun)   晴 時々 曇
塩山 08:30→ アコウ平 09:50- 荒川徒渉点 10:15/10:30- 御室小屋跡 10:55- 片手廻し 11:45/12:00- 金峰山 13:15/14:00- 朝日岳 14:40- 大弛峠 15:25
 

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2018.04.25

熊倉山のアカヤシオ、今年は。。。

B180425a (シラカケ岩のアカヤシオ・盛りだが花は少ない)

しっかし今年の暖かさはいったいなんなん!もうアカヤシオ花期の熊倉山には20年近く通っていますけど、ここまで早いのは初めてです。

という事で先週の土曜(04/21)は恒例のアカヤシオのお花見で熊倉山へ行ってきましたが、いつものコースではなく、訳あって聖尾根ははしょって、日野コースを下ることになってしまいました。

B180425b (フモトスミレ)

B180425c (1003m峰・アカヤシオはほぼ終わり)

今年も、のんびり一番のレッドアローからのタクシーで宗屋敷尾根の取付に出て(¥3340)からのスタート。でも例年と違うのは気温の高さと、市議選中とあって選挙カーの声が山中に響きわたっていたことでしょうか(笑)。

そんなわけでのっけの急坂に大汗かきかき、一時間程で1003m峰に着くと、さすがにアカヤシオはほぼお終い。周囲に生えているイワウチワの花がやけに少ないのが気になりました。

B180425d (この辺りですでに新緑)

B180425e (イワウチワ)

1008m峰を過ぎると周囲はすでに新緑。ヤマザクラも満開で、これは稜線でアカヤシオがちょうど盛りのタイミングではあるんですけど、まだ4月ですからねえ!歩いててもいささか信じられない気分。。。

そして次の岩峰に上がると、ようやく出てきましたアカヤシオ。花もいいけど、落花して地面をピンクに彩る感じも楽しめるのがこの花のイイトコロ。ヒカゲツツジの様子も確認しながら、なおもせっせと登っていきます。

B180425f (アカヤシオがぼちぼち出てきます)

B180425g (ヒカゲツツジ・例年並み)

道中見かけるイワウチワは少なめな印象でしたが、カタクリは案外多い、というか踏み跡附近の株が育って花が咲くようになったという言い方が正解なのかも。

自分が宗屋敷尾根で一番好きな大岩の辺りも、淡い新緑。今年はイヌブナの花がかなり目立ちました。

B180425h (1284m峰への登りしな・淡い新緑)

B180425i (1284m峰で盛り過ぎか)

そして1284m峰に上がると、アカヤシオはここで盛りちょい過ぎといった感じ。日陰に近い場所ではまだまだ綺麗な木も多く、休憩がてらここでちょこっとお花見。でも結果としてここで休んで正解だったのでした。

というのもここからなおも登っていくと、なぜか徐々にアカヤシオのお花が減っていく感じで、なにかおかしいな?と感じつつ先を行き、例のギャップに出た所でようやく花の少なさに気がついたのでした。

B180425j (熊倉山と・花が少し淋しい)

B180425k (坊主山・小黒・大黒<酉谷山>を望む)

ギャップからの最後の登りは花の時期としてはちょうどいいのに、なんとも淋しい感じ。

それは稜線に飛びだしてからも同じで、今年の定点は↓↓↓こんな感じ。

B180425m (シラカケ岩より)

B180425n (稜線もアカヤシオは少し淋しい)

花のタイミングは良かったので、それなりに見事でしたが、花の量としては例年よりやや少なめだった去年よりも少ないですね。残念ながら裏年といえる状態でした。

しかしこの少なさは年回りなのか、それとも今年は寒い冬から一気に気温が上がってしまったせいで、花が育つ期間が短くなってしまったから、お花が少なくなったとか??藤四郎の自分にはよくわかりませんが、当たり年3年周期が崩れてしまったので、もう様子を見るしかないのですが。あとこれから咲き始めるシロヤシオの具合も気になります。

B180425o (熊倉山山頂)

B180425p (ちょいと寄り道。渓畔林の新緑が素晴らしい)

こんな状況では聖尾根に寄る気にもなれないし、どうしよう・・・と一瞬思いかけたのですが、そうそう!こういう時こそ逢いたい方がいらっしゃいましたね。

ということでとりあえず熊倉山の山頂へ向かい、それから日野コースを下ってちょっと寄り道。新緑のエネルギーで満ちあふれる素敵な渓畔林を抜けて・・・

B180425q (レンプクソウ)

B180425r (久しぶりに熊倉の主にお逢いしてきました!)

はい、前の裏年に偶然見つけた熊倉の主な大ブナさんに5年ぶりにお目にかかってきたのでした。決して樹勢が旺盛とは言えませんが、まだお元気そうで何よりです。そうそう幹廻りはあらためて測ってみたら4mほどでした。

しかしですね、造林が盛んだった故に周りは植林に囲まれたこの山域の狭い一角だけ、なぜに伐りもせずにこんな素敵な渓畔林を残してくれたのでしょうか?本当に謎。ここは今後も訪れるたびに、残してくれてほんとうにありがとう!と心の中で感謝するのだろうなあ。。。

B180425s (よくぞ残してくれた!)

B180425t (トウゴクサバノオ)

寄り道を終えたら、新緑麗しい渓畔林が続く日野コースを下ります。

このコースは渓畔林も素晴らしいけど、お花が多いのも魅力。ニリンソウにコガネネコノメソウ、ヤマエンゴサク、レンプクソウ、ハシリドコロ、フタバアオイ、エイザンスミレ、ヒナスミレ・・・そして急遽日野コースを歩けたので、今年は諦めていたトウゴクサバノオに逢えたのが、自分的には一番嬉しかったかも。

B180425u (三ツ又のあたり)

B180425v (ニリンソウのみち)

ただ難場の巻きが植林帯なのが玉に瑕か、でもこの時期の渓畔林の素晴らしさはヘタな言葉を弄するよりも、写真を見た方が早いかも(笑)。

ニリンソウの道もまだまだ健在で、ずっとなにかしらのお花を愛でながら下れるのも楽しいですね。

B180425w (どこまで下っても新緑が素晴らしい)

B180425x (一ノ橋。川に架かる橋は総じて老朽化していた)

ただそんな日野コースにも難があって、それは沢に掛けられた木橋が老朽化して使えず、飛び石の徒渉を強いられることと、林道終点より下は沢が荒れてコースが少々解りづらかったことでしょうか。

でもそれも高巻き道に変わればあとはひたすらに下るだけです。

B180425y (登山口より・新緑の山肌を望む)

まもなく登山口に降り立ったら、久しぶりに武州日野駅へ。寺沢の佇まいは相変わらず好ましくて、山歩きのフィナーレとしては上々なのですが、いかんせん暑すぎる(笑)。最後はヘロヘロになりかけながらも、なんとか駅へ向かったのでした。
   
・・・・・☆
 
さて・・・最後に今年もしつこく例年と同じ事を申し上げますと、今回のコースは登り下り共に道筋が不明瞭かつ急で、岩場も多く、「地形図とコンパスのみ」で確実な地形判断ができるスキルのある人向けのコース(登山においてGPSを利用する際も、ごく基本的な地形判断スキルのあることが前提のはず)であって、お花目当てでガイド片手に安易に入れるコースでは決してありません。熊倉山は登山道/非登山道問わず今現在でも遭難の絶えない山です(現状、宗屋敷尾根の取付に行方不明者に関する情報を求めている掲示がまだされている状態です) 。この点を充分に留意されつつ、自らのスキルを冷静かつ謙虚に判断されて山歩きに臨まれることを切に願います。

ちなみに過去の様子はこちら。参考程度にどうぞ。

2017年 【2017.05.05】

2016年 【2016.04.30】

2015年 【2015.05.03】

2014年 【2014.05.03】

2013年 【2013.04.28】

2012年 【2012.05.13】

2011年 【2011.05.08】

2010年 【2010.05.04】

2009年 【2009.04.29】

2008年 【2008.05.04】

2007年 【2007.05.05】

2006年 【2006.05.03】

2005年 【2005.04.30】

2004年 【2004.04.25】

 
・・・・・☆・・・・・☆
  
◆ 2018.04.21 (Sat)   快晴
宗屋敷尾根取付 08:15- 1003m峰 09:20- 1284m峰 10:10/10:20- シラカケ岩 11:15/11:40- 熊倉山 12:05/12:15- 官舎跡 13:30- 三ツ又 13:45- 一ノ橋 14:05- 登山口 14:15- 武州日野駅 14:55
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2018.04.11

日向沢ノ峰~大丹波川・早や春爛漫

B180411a
(日向沢ノ峰より蕎麦粒山方面)

まず結論から言っちゃいますと、ことしの花の進み具合はおおよそ例年よりも2週間早い!状態です。

ということで先週の日曜(04/08)は早くもアカヤシオの下見、ということで、大丹波スタートの川苔・・・ではなく、長尾ノ丸~都県界尾根~日向沢ノ峰廻りで歩いてきました。

B180411b
(真名井北稜の山肌はすでに芽吹き)

B180411c
(都県界尾根も芽吹きが始まっている)

朝から大丹波に着いた頃までは雲一つない快晴で、ちょっと寒いものの爽快な朝だったのに、いざ歩き始めるとなーんか曇ってきて・・・

小一時間で長尾ノ丸に上がった頃には完全に曇ってしまい、その上稜線は冷たい風が吹き抜けて寒いこと寒いこと。こんなハズじゃなかったのに!

B180411d
(ミツバツツジ・盛り)

B180411e
(カタクリ)

稜線があまりに寒いので、予想してたお花の本当に咲いているのかかなり心配になってしまいましたが、さすがにそこはぬかりなく(?)咲いていたカタクリを見つけて一安心。稜線ですでに見頃どころか盛りに近いかも。

あと久しぶりに都県界尾根を歩いて驚いたのが、意外な人の多さ。今はレースをやっているようで、その影響のようです。

B180411f
(岩稜に変わると・・・)

B180411g
(アカヤシオ・満開)

カタクリが咲いていれば、岩稜のアカヤシオももちろん咲いていて、こちらもすでに満開。曇っていて光量が足りず写真はうまく撮れていませんが、お花の状態がかなり良く、自然のものとは思えない鮮やかなピンクが大変見事でした。

そしてアカヤシオが咲いていれば、足下にはもちろんイワウチワ。こちらは咲き始めなので、次の週末でもまだまだ大丈夫だと思います。

B180411h
(イワウチワ)

B180411i
(防火帯に出れば山頂は一投足)

コース的に短めという事もあって、お花を撮影したり、寄り道したりして、長尾ノ丸から3時間かかって日向沢ノ峰にようやく到着。ハイカーは通りがかりますが、やはりこちらは静かです。

そうそう、このあたりの防火帯を見ると、蕎麦粒山方面が懐かしくなってしまいますね。機会を見つけて歩かなければいけないなあと。

B180411j
(富士もうっすらと見えてます)

B180411k
(川苔山を見ながら下ります)

山頂でのんびりしたら、お次は南の踊平へ急降下。基本、防火帯の気持ちの良い尾根道なんですけど、急な箇所は少々気を遣います。

20分程で踊平の鞍部に降りたら、なにはなくとも定点のアカヤシオの確認。んが、なんとここでも一部咲き始めていて驚きました。次の週末は1200m以上が花の見頃のレンジになりそうですね。

B180411l
(踊平のアカヤシオはすでに咲き出していた!)

B180411m
(大丹波川の源頭部も芽吹き)

アカヤシオを確認したら、ここから大丹波川を下ります。

上はすでにアカヤシオが咲いているのですから、この沢道もネコノメソウを主にすでに花盛りになっていました。

B180411n
(チシマネコノメソウ)

B180411zb
(ハナネコノメ)

B180411o
(獅子口小屋跡)

獅子口小屋での休憩が、晴れてて気持ちよかったです。

もちろん獅子口の水場にも寄って、水をくんでから、なおも下ります。

B180411p
(ツルネコノメソウ)

B180411q
(ニッコウネコノメソウ)

B180411r
(この辺りで新緑)

下るにつれ、周囲の木々は芽吹きから新緑に変わり、ちょうどこの辺りが大丹波川の道のハイライト。

道脇や斜面にはコガネネコノメやヤマエンゴサク、アズマイチゲ、ニリンソウなどの草花で埋まり、そこに少し傾いた日の光が差しこんで輝く様子は、いつ訪れても感動的に映ります。できることならずっと佇んでいたい気分。

B180411s
(コガネネコノメソウ)

B180411t
(ヒナスミレ)

B180411u
(老朽化の進んだ桟道の通過には注意が必要)

とはいえ、もういい加減な時間になっているので、なおも先を行きます。

しばらく行くと、狭い道にモノレールの軌道が併走するようになり、かなり歩きづらくなったのですが、もしかするとこれは古くなった桟道の改修かも?というbさんの予想はおそらく当たり?かも??

B180411v
(ナガバノスミレサイシン)

B180411w
(ニリンソウ)

B180411x
(曲ヶ谷出合の辺り)

曲ヶ谷の出合まで来ると、この辺りでまたアカヤシオと再会したのですが、花が意外に綺麗だったことに驚きました。上が見頃なら下はかなり傷んでいるのが普通ですからね。

もしかすると、今年は気温が一気に上がったので、おそらく400m~1000mぐらいのお花がほとんど差もなく咲き始めたのではないか?とも思えるわけです。

B180411y
(ヒトリシズカ)

B180411z
(ヤマネコノメソウ)

B180411za
(そろそろ夕暮れ)

例によって下りもかなりのんびり歩いてしまい、駐車場に戻ったのは17時前。こちらは2年ぶりでしたが、今の時期の定番コースですね。ほんとうにハズレなしに偽りなしですぞ!(笑)

新緑に芽吹きも素晴らしく、これからしばらくが山歩きの一番楽しい季節。あとは天気に恵まれることをお祈りするのみでしょうか。
   
・・・・・☆
 
◆ 2018.04.08 (Sat)   曇 後 晴
大丹波P 08:05- 長尾ノ丸 09:10/09:20- 送電塔 12:00- 日向沢ノ峰 12:35/13:20- 踊平 13:45- 獅子口小屋跡 14:25/14:40- 曲ヶ谷出合 16:25- 大丹波P 16:55
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2018.03.18

マンサクの様子を見に棒ノ嶺へ

B180318a
(マンサク・棒ノ嶺山頂附近で満開)

さて先週は本当に珍しく一人火曜隊(03/13)。お花が順調に咲き始めてきているようなので、棒ノ嶺のマンサクもそろそろでしょう、ということで、6年前の大不作の時と同じ白谷沢~北東尾根~仙岳尾根のコースで歩いてきました。

平日の名栗線は本当に久しぶりで、8時台のでもさわらびの湯に寄らないことを忘れて、乗り越し。。。まぁ短いコースなので問題ないけど、出端からくじかれた感が強いです。

B180318b
(ハナネコノメ・開花寸前)

でも天気は良く、春の日差しを浴びながら歩けば気分もすぐに晴れてきます。白矢沢のなーんかもやった感じに少々恐怖を覚えつつ、さっそく登山道に入ります。

高巻いて沢みに降りたところでまず探すのははやりハナネコノメ。でもまだ少し早くて、開花寸前でした。おそらくこの週末は咲き始めていると思います。

B180318c
(白谷沢・すでに雪はない)

B180318d
(ヨゴレネコノメ)

ハナネコノメがまだ咲いてないのですから他のお花は推して知るべし。それでもいろいろチェックしながら、上がっていきます。

一時間程で林道に出たらちょっと休憩して、ここから岩茸岩ではなく、そのまま北東尾根の枝尾根に取り付きました。

B180318e
(花粉が凄い)

B180318f
(北東尾根に上がりました)

個人的にはここから北東尾根と合流するまでがある意味一番インパクトのあった区間。

スギの植林下を花粉の最盛期に歩くわけですから、もう花粉が煙のように舞っていて、まぁこれも春なんでしょうけど(笑)、花粉症の自分にはなかなかの区間でしたよ。

B180318g
(花粉で周囲が霞んでいる)

そんな花粉に煙った植林帯を抜けると、北東尾根の広大な緩斜面に飛び出します。周囲のアブラチャンはさすがにまだまだといった感じ。

でもそこから尾根を詰め始めると、遠目でも何となくそれとわかる薄い黄色のかたまりが見えてきました。

B180318h
(たくさん咲いてて幸せでした)

もちろんその薄い黄色のかたまりはマンサクの花!

今年はよく咲いてます。花をつけた木も多くて必死に探す必要がないのが本当に嬉しい。そんな花を愛でつつゆるゆる上がっていくと、じきに棒ノ嶺の山頂に飛び出しました。

B180318i
(棒ノ嶺山頂)

B180318j
(仙岳尾根・雑木林が多く、快い)

さすがに3月半ばの平日となると人出もパラパラで、花粉で霞んだ展望を少し愉しんだら、稜線を東でなく西へ行きます。

今回、槇ノ尾山までの稜線でマンサクを確認したかったのですが、稜線はあまりない様子でした。

B180318k
(仙岳尾根でもマンサクがかなり見られた)

でも槇ノ尾山から仙岳尾根を下り始めれば、快い雑木林の許よーく見てみると、こちらもマンサクがいっぱい。いやー6年前のリベンジを果たした気分ですよ(笑)。

この尾根は本当に雑木林が多くて楽しい尾根。中盤から急になるのが玉に瑕ですけど、その辺りでもマンサクがまだまだ残ってました。

B180318l
(コチャルメルソウ)

ということで下ってみれば、あっという間に麓の釣り場に着地。戻りしなの大ヨケノ滝ではコチャルメルソウにも逢えて、くしゃみ連発しながらも、ほくほく気分でさわらびの湯へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
ちなみに6年前のマンサク大不作の年の記事が↓↓こちら。参考程度にどうぞ。

マンサク探しまくり・棒ノ折山
https://komado.tea-nifty.com/blog/2012/03/post-e59e.html
   
・・・・・☆・・・・・☆
 
◆ 2018.03.13 (Teu)   晴
飯能駅 08:51→ 川又名栗湖入口 09:30- 白谷沢登山口 10:10- 林道 11:20/11:30- 棒ノ嶺 12:40/12:45- 槇ノ尾山 13:00- 有間渓谷観光釣場 13:45- さわらびの湯 14:35
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2018.02.27

春めく伊豆ヶ岳の短くも楽しい周回

B180227a
(伊豆ヶ岳南東尾根・上部の露岩帯)

さて先週末は久しぶりに日原でもと思っていたら案の定寝坊してしまい、さてどうしましょうか。。。の割に比較的すぐに思いついたのが長らく放置してあった伊豆ヶ岳南東尾根のこと。

ということで土曜(02/24)は南東尾根を登路に取り、花桐ルートを下るコースで久しぶりに伊豆ヶ岳を一山として歩いてきました。

B180227b
(森坂峠)

西吾野に着いたのは11時半前で、この時分でも自分以外のハイカーがぼちぼちいたのはさすが気軽に登れる山の多い奥武蔵。とはいえ、そもそも遅出ですし(笑)あまり褒められたことではないんですけどね。

まずは南東尾根の取り付けを目指して10年ぶりに森坂峠へ。マイナーどころと思い込んでいたここで二名程のトレランさんに抜かれたのが意外でした。尾根伝いに子ノ権現へ行くルートが今やその筋では有名なコースになっているのでせうかね??

B180227c
(フクジュソウも咲き始めた)

B180227d
(奥の観音堂が南東尾根の取付)

峠を越えて日用橋に降り立ったら、ここから再び車道歩き。交通量が意外に多いのは子ノ権現の参拝者でしょうか。20分程登っていくと、右手にそれとわかる観音堂に着きます。

ここが伊豆ヶ岳南東尾根の末端で、まずは挨拶がてら参拝してから南東尾根に取り付きます。のっけは急なものの、それを登り切るとあとは植林下の尾根筋をゆったり登っていく感じに変わりました。

B180227e
(登り出しは植林が続く)

B180227f
(二本杉の傍らに愛宕社)

せっせと登っていると、どこからともなく突然明瞭な道が現れて、これは?と思っていたらまもなく祠が現れて、どうやらこれが愛宕社のようです。

大きい二本杉(残念ながら樹勢は弱い)の傍らに造られた感じからして、それなりの歴史がありそうですが、残念ながらすでに面倒見されていない様子。まぁ麓からそれなりに登らされるからもうしょうがないのでしょうけど。。。

B180227g
(愛宕社を過ぎると雑木混じりに変わり・・・)

B180227h
(アセビ・咲き始め)

その愛宕社を過ぎるとなんと植林から雑木林に変わったのは嬉しい誤算で、明るくなった尾根を歩くのはそれだけで気分が違います。

その上尾根を被うアセビも一部咲き始めていて、お初だからこれもかなり嬉しい!とはいえありふれた木ゆえに、すぐにありふれた光景にしてしまう人間の身勝手さよ。。。

B180227i
(尾根中腹以上は痩せた露岩の尾根が続く)

B180227j
(山頂直下も直登した)

なおも登っていくと、やがて露岩混じりの痩せ尾根に変わったのも伊豆ヶ岳らしくて、ワクワクしてきます。確認はしなかったけど、もしかしたらアカヤシオを期待できるのかも。

そして右手の東尾根が近づいてくると、じきに最初の悪場に出ますが、ここは当然直登です(笑)。

B180227k
(男坂より・左は二子山と甲仁田山)

その悪場を登り切ると東尾根と合流。山頂直下の悪場ももちろん直登して(笑)、登り切ると伊豆ヶ岳の山頂の傍らに飛び出しました。

山頂に着いたのは14時過ぎなれどハイカーがまだまだいたのはやはり人気の山ですね。今は男女坂とも通行止めでその中間に新たな道が付けられているとか。でも一番展望が良いのは男坂のてっぺんなので、とりあえずそちらへ寄って、それから花桐へ下る形をとりました。

B180227l
(花桐ルート・道形は何とか残っているようだ)

さて、下りの花桐ルートは彼の大雪の年以来。大雪の影響で倒木だらけだった沢は綺麗に整理されていて、肝心の道筋も「わかる人には判別できるレベル」で残っている感じです。

ただ沢筋ゆえに雪も残っていて、ちょっとでも咲き始めてたら嬉しいなあ、と思っていたハナネコノメは影も形もありません。。。

B180227n
(スラブ滝がまだ凍っていたとは!!)

B180227o
(ここまで来れば林道は近い)

でもでも途中にあるスラブ滝がまだ凍っていたのは予想外で、滝と中の岩屋には氷の造形がたくさん残っていたのに狂喜しまくり(笑)。おかげで前の海沢よりも遙かに収穫多く、終わってみればホクホク気分で西吾野へ向かっていたのでした。
  
・・・・・☆
 
◆ 2018.02.24 (Sat)   晴 時々 曇
西吾野駅 11:25→ 森坂峠 11:40/11:50- 観音堂 12:20- 愛宕社 12:50- 712m峰 13:45- 伊豆ヶ岳 14:15/14:35- 花桐林道終点 15:30- 西吾野駅 16:15
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

◆ カテゴリーのご案内 【その他の山域 2004・2005】 【その他の山域 2006】 【その他の山域 2007】 【その他の山域 2008】 【その他の山域 2009】 【その他の山域 2010】 【その他の山域 2011・2012】 【その他の山域 2013】 【その他の山域】 【前道志・道志・丹沢 2004】 【前道志・道志・丹沢 2005】 【前道志・道志・丹沢 2006】 【前道志・道志・丹沢 2007】 【前道志・道志・丹沢 2008】 【前道志・道志・丹沢 2009】 【前道志・道志・丹沢 2010】 【前道志・道志・丹沢 2011】 【前道志・道志・丹沢 2012】 【前道志・道志・丹沢 2013】 【前道志・道志・丹沢】 【大菩薩・権現山稜 2004】 【大菩薩・権現山稜 2005】 【大菩薩・権現山稜 2006】 【大菩薩・権現山稜 2007】 【大菩薩・権現山稜 2008】 【大菩薩・権現山稜 2009】 【大菩薩・権現山稜 2010】 【大菩薩・権現山稜 2011】 【大菩薩・権現山稜 2012】 【大菩薩・権現山稜 2013】 【大菩薩・権現山稜】 【奥多摩 2004】 【奥多摩 2005】 【奥多摩 2006】 【奥多摩 2007】 【奥多摩 2008】 【奥多摩 2009】 【奥多摩 2010】 【奥多摩 2011】 【奥多摩 2012】 【奥多摩 2013】 【奥多摩】 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2004】 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2005】 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2006】 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2007】 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2008】 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2009】 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2010】 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2011】 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2012】 【奥秩父・秩父・奥武蔵 2013】 【奥秩父・秩父・奥武蔵】 【御坂・天子・富士 2004】 【御坂・天子・富士 2005】 【御坂・天子・富士 2006】 【御坂・天子・富士 2007】 【御坂・天子・富士 2008】 【御坂・天子・富士 2009】 【御坂・天子・富士 2010】 【御坂・天子・富士 2011】 【御坂・天子・富士 2012】 【御坂・天子・富士 2013】 【御坂・天子・富士】 つれづれ つれづれ 2004・2005 つれづれ 2006・2007 つれづれ 2008・2009