華厳山・未踏の尾根をゆるゆると
(華厳山直下のひとコマ)
さて、いろいろありまして山行きがひと月以上あいてしまった間に花粉の季節到来。今年は久しぶりにかなり多く、それだけでおののいてしまうのですが、まぁ酷いのにもある意味慣れてるし、それでも山歩きはしたいですからねぇ。
今回は久しぶりに東丹沢の東の低山をゆるゆる歩いてきました。
(茶畑が広がる風情が好ましい)
まずは御門橋のバス停から橋を渡って対岸に渡ると、茶畑が広がっていてなかなかよい雰囲気なのですが、周囲はすでに花粉でモヤっている状態、、、。
てくてく奥へ向かうと神社があってまずはご挨拶。それから華厳山の南尾根に取り付きました。
(カンアオイ)
さすがに煤ヶ谷あたりの低山の尾根上には道標こそないものの、径路は明瞭。標高のわりに雑木林も多く、好天の許ゆるゆる歩けます。
まぁくしゃみは出ますけどね 笑。
(下から雑木林が多い)
(奥に大山と大山三峰)
いやあ大山なんて本当にご無沙汰していますし、大山三峰に至ってはまだ未踏なんです。このあたりは無理して通わずとって置いてあると言った方が正しいかも。ただ大山は再訪しなければとは思っているんですよ。家から明瞭に見える山ですしね。
(タチツボスミレが咲き始めていた)
暖かい日が続いているせいでしょう、ぬあんともうタチツボスミレが咲き始めていた!
(このあたり桜の大木が多い)
シロダモ?の藪地帯にはヤマザクラの大木が多く、このあたりは花期は見事でしょうねえ。華厳山の西尾根もそうだったけど、このあたりは立派な桜が転々と残っているイメージ。ただヒルが出るところなんですよね?ここも、、、。
(スギは大当り)
スギは大当りで見事ですねえ、、、。他の木の花もこれぐらい大当りになってくれると良いのですが。
(華厳山が見えてきた)
高取山のあたりはなだらかでしたが、行く先にようやく華厳山が見えるようになると、ようやく本格的な登りになる感じ。
途中の急な岩場は確かに気を遣うところで、慎重に登ればまあ行けますけど、下りはちょっと怖いですね。特に濡れているときは。そして少ないながらもハイカーとぼちぼちスライドしたのは意外でした。
(ダンコウバイも!)
そんな岩場を登り切るとこれまたぬあんとダンコウバイも!今年もマンサクより早かったか。
華厳山は前に訪れたときちょっと暗いイメージがあったので、途中の尾根の肩に良いところを見つけてそこでランチにしたのは正解。年初に購入したトレイルポッドもようやくおろしましたよ!
(華厳山山頂)
ランチ場から明るい雑木の尾尾根を軽く登ると懐かしい華厳山に飛び出しました。
ランチからそんなに経っていないので山頂はほぼ素通りして早や下山、見覚えのある西尾根から分かれて南西尾根を下りはじめます。
(南西尾根・アカガシの大木)
いきなりアカガシの大木。海に近いこのあたりらしいですね。
尾根は急なものの、南尾根と同様に雑木林が主で明るい雰囲気だったのがやっぱり嬉しい。低いところはどうしても植林が多くなるので、こういう雑木林の多い低山ってあんがい貴重なんですよ。
(以前歩いた西尾根を望む)
(南西尾根も雑木林が多かった)
とはいえ、麓に近づくとやはり植林帯に突入花粉は花粉はわりかし楽でしたね。下るにつれ尾根は再び急になってきて判断に若干気を遣いましたが、東の沢を気にしながら降りたらぴったり尾根末端に降り立ちました。
県道に出たらすぐ先が坂尻で、道路脇にはヤマネコのメソウやら、ヒメウズやら。
(坂尻で見かけたヒメウズ)
そして麓は梅が満開で集落のそこかしこを白く、赤く染めていて、これからしばらくは麓が一番華やかになる時期だということを思い出しました。相変わらず花粉はひどかったけど、そんな花々をめでながら県道をてくてく歩いて村役場へ向かったのでした。