2024.04.30

小下沢から景信山周回

B240426a(逆沢ノ頭へののぼりしな)

またまたひと月以上経ってしまいましたがもうかまいません(笑)。この日は遅出で自分がほぼ近づかない高尾を案内してもらうプランで、小下沢から景信山を周回するコースを歩いてきました。

当日は3月とは思えない暑さ。小下沢園地10時半頃の歩き出しですでに25℃は超えていたと思います。はや薄着になってのスタート。まずは小下沢林道をてくてく行きます。

B240426b(日影沢付近のカツラ・盛り)

わかりづらいかも知れませんが、日影沢のカツラ、今年は赤い花を久しぶりに観ることができました。

B240426c(ヒカゲスミレ)

裏高尾とは言えさすがの高尾、この時間でも人が多い。とはいえメインどころに比べればまぁ人の多い山ぐらいのレベルですけどね。

でも他の山域と違うのはなんといっても花の多さでしょうねぇ、、、

B240426d(ニリンソウ)

B240426e(台風のあと、改修が長引いたそうです)

この辺りも5年近く前の台風19号の影響を受けたところらしく、長期間通行止めになっていたとか。

あの台風は山梨より東の東京・神奈川側で特に沢沿いがえらく変わってしまった台風でしたから。今から考えても津久井湖の相模ダムがギリギリ溢れなかったのは不幸中の幸いではありました、、、。

B240426f(カントウミヤマカタバミ)

この標高でミヤマカタバミなんてコミヤマカタバミしか見てこなかった自分には違和感しか、、、(笑)。

そしてヤマルリソウは太陽の光を浴びて光っていました。遠目でもわかるんですよ!瑠璃とはよくいったものですね。

B240426g(ヤマルリソウ)

B240426h(もと小下沢キャンプ場)

のんびり歩いて広い場所に出たらそこがもと小下沢キャンプ場。今はボランティアの拠点になっているようですが、いにしえのキャンプ場だった頃をなんとなく覚えているようないないような。

日差しが強いので、日陰になっているザリクボ側で休憩を取り、そのままザリクボ沿いの径を辿りました。

B240426i(ザリクボ沿いの道を行きます)

B240426j(ササバさん)

ササバさんはお初♪

B240426k(ザリクボの大滝?)

B240426l(滝から離れるとケヤキの自然林が見事)

道は大滝からザリクボを離れ、右岸を巻くように上がります。エアリアで表記があったケヤキの天然林はこのあたりのことでしょう。大径木も多くなかなか見事ですね。

そのケヤキの林を楽しむために山腹の径路をたどったのも正解。逆沢ノ頭の北東尾根を乗り越したところで直登に切り替えました。

B240426m(逆沢ノ頭へ向かいます)

その北東尾根も植林がほとんどなく、登っているとなんか高尾の山じゃないような雰囲気が好ましい。

とはいえそんな道のりも逆沢の頭まで。あとは植林の尾根を辿るとじきに景信山に飛び出しました。

B240426n(景信山山頂)

景信山はおそらく学生の時以来。南側の様子はなんとなく覚えていました。

さすがに14時を過ぎていたので山頂はまばらでしたが、それでも人通りが絶えないのはさすがに高尾ですね。この日は本当に暑かったので茶屋でかき氷でも、、、と思っていたけどまだ3月では早すぎました(笑)。

B240426o(高尾・城山方面、あんがい雑木が多い印象)

お休みがてら山頂をひとまわりしたら、時間も時間なのでいい加減下山のお時間。今回は東尾根を下りました。

B240426p(エイザンスミレ)

さてのその東尾根。見たところ上部は雑木のようですが下部はどうかなあ、、、と思っていたんですけど、いざ辿ってみると意外に植林は多くなく、尾根は基本明るい雰囲気で、悪くないですね。当然慣れた人向けですが、喧噪を避ける好ルートだと思いました。

B240426q(大久保山 <581m峰>)

B240426r(景信山東尾根は明るい、良い尾根でした)

ということで1時間ほどで小下沢園地着地すれば山歩きはおしまい。雑木の多いコース取りに、人が多いところゆえ遅出にしたもの、結果として好判断でした。こういう風にうまく歩ければ高尾も悪くないですね。いやなかなか素晴らしかったです。

とにかくそのロケーションから時間的に自由度の高い歩きができることがわかったのが今回の収穫でした。ありがとうございました。
 

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2023.05.16

奥多摩のシロヤシオといえば、、、

B230514a(シロヤシオ・奥ノ院附近で満開)

近年の春は暖かいのがデフォルトとはいえ、今年は暖かすぎます。GWの近場ははやシロヤシオの季節になってしまいましたね、、、とはいえシロならまだ1000mちょいだから、わざわざ丹沢まで足を延ばさずとも奥多摩なら御嶽周辺が良い塩梅でしょう。

ということでGWさなかに遅出で五日市に出てタクシーで一路大岳鍾乳洞へ。道中はさすがにGW。釣り場などどこも凄い人出でしたけど、乾いた好天もあって道中の新緑がとにかく見事でした。意外に空いていたキャンプ場の上部からなら、林道終点までは距離も知れてます。

B230514b(御坂尾根のひとコマ)

ここにくるということは御坂尾根を登るということで、さっそく尾根に取り付きせっせと登っていきます、、、が天気良すぎて暑い!一気に汗が噴き出します。

でも汗をかきかき登るのも実は爽快!おそらく乾いた好天のおかげでしょう。意外にすいすい登れました。

B230514c(ここは珍しく左に巻きました)

岩場に出たところに少ないながらシロヤシオがいるのですが、落花すらないことに茫然。今年はそこそこ咲いている筈なんだけどなあ、、、。

通常直登する上部の岩場は珍しく左に巻いてみました。でも上部の尾根上に上がるところがぐずぐずで却って危ないような。

B230514d(ハウチワカエデ)

この標高でハウチワカエデのお花に間に合うとは!

急な登りをなんとか登り切って、登山道に出たら素直に大岳山へ向かいます。

B230514e(大嶽神社)

B230514f(アカバナヒメイワカガミ)

遅出もあって、このあたりですでに15時近かったのに、まだまだ人出があるのは大岳山らしいですね。

狙っていたイワカガミはもう満開に近かったです。1200mちょいではや満開か、、、と驚く間もなく山頂に着きました。

B230514g(15時近いというのに、、、)

まぁ日が長くなったこともあるのでしょうけど、15時近いというのにまだまだハイカーがやってきます。そして外国からの登山者も本格的に戻ってきた感じです。

久しぶりに訪れた大岳で変わっていたといえば、、、周囲の植生の復活のためにロープが張られていたこと。自分はもう何年も歩いていませんけど南の直登路も塞がれていました。

B230514h(転落防止の朔ができていた)

時間も時間なのでしばらく休憩したら、御岳へ向かいます。↑↑この柵も久しく来てない間に設置されたのでしょう。ここはハイカーが多いゆえに降雪後はかなり怖い区間なんですよね。

B230514i(尾根上は新緑)

B230514j(今年は花つき良好)

そして道が稜線に戻ったあたりの新緑が一番見事でした。今回も当然尾根通し。奥ノ院へ向かいます。

尾根伝いはアップダウンがあるので人が一気に減るのが良いんだけど、今回のところはシロヤシオがお目当て。奥ノ院附近は満開やや過ぎと言ったところでしょうか。早すぎますね。でもおかげさまで花付きは良好。今年は楽しめました。

B230514k(奥ノ院より日の出山方面)

シロヤシオを楽しんだらひと下りして、神苑の森に入りましょうか。

B230514l(天狗の腰掛杉)

B230514m(神苑の森・道は改修された)

神苑の森が開放されてからは長尾平へ寄る気はほぼなくなりましたね(笑)。

荒れ気味だった道も本格的な改修が入り、しばらくは大丈夫でしょう。もう少しお花の彩りがあれば、、、とはもう言うまい。こんな素敵なバイパスが解放されたのですから。

B230514n(夕方なのでここからお参り 笑)

そんな気持ちの良い道のりも御岳神社の石段に出たらお終い。あとはケーブル駅へ向かうだけです。普段は人通りの多い道も、17時過ぎになればすでにまばら。あまり山へ行けないうちに日が長くなったなあ、、、としみじみ感じながら駅へ向かったのでした。

それにしても今年はツツジの花付きが良いですね。シロヤシオなら今週末丹沢の高いところや、大平山あたりがかなり宜しいのではないでしょうか。ツツジのシーズンはまだまだ続きますから、今後は歩ける日に合ったお花を狙いに行くような形になると思います。

 

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2023.05.04

アカヤシオの下見、、、

B230504a(新緑真っ盛り)

4月上旬に歩いた記録をGWに上げるというなんとも役立たずな記事にってしまいましたが、とりあえず今年の様子ということでさらっと、無修正ただしフィルターごし的な、ね。

B230504b(桜は満開)

歩き出し12時半という良い子とはほど遠いスタート。

でもでも新緑は見事で、道中のヤマザクラは満開!ワクワクしないわけがありません。

B230504c

この緑の横溢するエナジーよ!!

B230504d(カタクリは終わりかけ)

B230504e(ヨゴレネコノメ)

B230504f(コチャルメルソウ)

まだいてホッとしたお花。ちなみにハナネコノメは道中、葯がないお花しか残っていませんでした。

B230504g(荒れてますねぇ)

B230504h(フタバアオイ)

B230504i(ニリンソウ・咲き始め)

ニリンソウは咲き始め。お花は減ったかな~。

B230504j(コガネネコノメソウ)

B230504k(ワサビ田の脇を通って)

B230504l(ヒナスミレ)

ヒナスミレ、ボケボケですみません。

B230504m

美味い水汲んで先を行きます。

B230504n(チシマネコノメソウ)

B230504o

B230504p(アカヤシオはこんな感じ)

アカヤシオはこんな感じ。一週間以上早いですね。

稜線は凄い風でした。慌ててフーディニ着込んで峠を越えます。

B230504q(急いで下山せねば、、、)

B230504r(ピンクの垂直・足毛岩)

ちなみにここのアカヤシオは満開。向かいの足毛岩はピンクが目立って、今年は花付きが良さそうです。

川苔へ行く際にこのポイントに気づいている人、どれだけいるのでしょうかね、、、。

B230504s(アカヤシオはこのあたりで盛り)

B230504t(ミツバツツジも見事)

アカも見事ならミツバも見事。今年はシロヤシオも期待できそうですよ!

B230504u(百尋ノ滝)

17時台のバスに間に合わせるために急いで降りましたが、ここまで来れば時間が読めます。

B230504v(川苔谷も新緑が見事)

もう時間的に日陰になっていたのが残念。川苔谷も新緑が見事でした。

近年は通れない時期も多くなっていますが、ここは本当に良い道ですよ。とはいえ人多いから滅多に歩かないけど。

B230504w(山笑う)

対岸の山肌を眺めながらすいすい下って、川苔橋には17時20分に到着。バスに間に合ったー!このバス逃すと奥多摩駅まで徒歩一時間が追加されます(笑)。

でもこの日一番驚いたのが、帰りのバスに乗客がいなかったこと。稲村岩尾根が通れなくなって久しいし、日原に入るハイカーも減っているのでしょうか?でもこのバスは川苔橋で自分が乗り、あと大沢でパーティを拾うというちょっと珍しい感じではありました。

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2022.11.20

メグスリノキを狙って、錦繍の日原へ

B221120a(中断歩道のメグスリノキ・盛りでした)

奥多摩はアプローチの混雑もあってあまり入らなくなってますけど、紅葉の時期はさすがに一度は入りたい。とはいえ前の週にタワ尾根を軽く歩く予定も流れてしまい、この週に歩くのはチト遅めな感じ。さてどうしましょう??

そうなると次に浮かぶのはハンギョウ尾根。去年と同じルートを超遅出で軽く歩いてきました。

B221120b(ここからスタートです・笑)

まぁスタートが12時ちょうどのかなり悪い子なので、日原街道の終点というか小川谷林道の起点の駐車場からからのスタート。観光客も少なめで誰もいなかったのは意外でしたが、ここからなら取り付けのかろう橋へも30分とかかりません。

B221120c(カロー谷の巡視路)

かろう橋に出たらさっそくカロー谷の巡視路に入ります。もう午後に入っているので日差しは控えめ。でも紅葉がはじまっていてすでに明るい雰囲気になっていました。

B221120d(例の滝の滝上)

B221120e(カロー小屋跡とカロー池)

例の滝を巻き(笑)滝上に上がったところで軽くランチをとって、もうひと登りすると中段歩道が分かれるカロー小屋の跡に出ます。

カロー池も健在で周囲のチドリノキの黄葉、そして色づいた落ち葉が湖面に浮かんでなんとも素敵な場所になっていたのは篶坂窪の崩落のおかげな訳で、ここもこれから長い期間かけていろいろ変わっていくのでしょうね。

B221120f(中段歩道を上がります)

長い桟道でカロー池を渡り、中段歩道を上がると、色づいた木々が出てきて期待が高まります。

B221120g(ほらほら!)

そして道が登りから水平に変わると、もう遠目でもその色が見えてる!!

B221120h(メグスリノキはもくろみ通り盛りでした)

 B221120t(見事でした)

メグスリノキ、予想通り真っ盛りでした。斜面という斜面にメグスリノキの紅!!

もうもう斜面を散策しまくりましたわよ(笑)。去年はあらかた散ってましたからね。

B221120i(ほぼ定点のイロハモミジ)

B221120j(良い色づきでした)

心ゆくまで散策したらほどをなおも西へ行き、ハンギョウ尾根の乗越すところに出ると、紅葉もこのあたりではすでに遅め。

なので中段歩道を追うのはここまでにして、ハンギョウ尾根をそのまま下ることにしました。すると、、、

B221120k(ハンギョウ尾根を下ります)

B221120l(コハウチワカエデ)

下りだしは点在するコハウチワカエデの紅、そして下るにつれオオモミジ、イロハモミジの紅がつぎつぎと現れて、、、

B221120m(この紅いのはイロハモミジ)

B221120n(いやいや、、、)

こんなこというとホント怒られそうなんだけど(笑)正直色づきはね今ひとつなんですよ。

でも紅葉が盛りの上に西向きの尾根。日差しがたっぷり入って、もうもうもう尾根が輝いて輝いて輝いてましたね!

B221120o(なんとも、、、)

B221120p(オオモミジ)

通い慣れた場所。ここまで来れば時間も読めるのであちこちウロウロしちゃいましたよ。

B221120q(うっとり、、、)

B221120r(終わって欲しくないけどここでお終い)

夢のようなひとときも行く先に植林帯が見えるととうとうお終い。名残惜しいこと甚だだけどなおも尾根を下ります。

B221120s(下りしなもこんな感じ)

あとの帰路は、なんか紅葉の見事さにアガった心をクールダウンするような道のりでした。

帰りは鍾乳洞を通って東日原まで歩いたのですが、ゴン太さんの鍾乳洞の売店(紅葉盛りなので開いていた)でビールを買うという発想は全くなかった!芳城屋さんが閉店してから「東日原の転回場の脇に座って、ビール片手にバスを待つ」ってのを今までやりたくてもやれなかったんで。

たぶん次はそれをやるためだけに日原へ行くかも知れません(笑)。とにかくひとつ言えるのは日原の森はつくづく別格だということですよ。

 

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2022.02.27

左廻りで御嶽山へ

B220227(マンサク・咲き始め)

お久しぶりです。久しぶりに歩けました。気分良いですね。終始カラっ風に吹かれていたのに、帰宅しておふろに入ったらなぜかお肌の調子が良いのが謎です(笑)。

ということで今回もちょい遅出で鳩ノ巣駅からのスタート。無人駅なって久しいこの駅も今工事をしているようで、宿泊施設にでもなるのでしょうかね?ちょっと気になりつつ駅を出て、てくてく多摩川を渡ったらすぐ先でかつての登山道を拾ってまずは城山を目指します。

B220227b

天気は良いながらも風がかなり強く行く先を案じられましたが、それが登っても登っても寒くならない。むしろほてった身体にはちょうど良い塩梅で久しぶりに歩いたわりに良いペースで歩けてます。

鉄塔のところで裏山道の迂回路になった明瞭な道を合わせるとひと登りで城山に到着。でもそこでは休まずに緩く下った先の小楢峠まで足を延ばしました。

B220227c(スギ・ヒノキ並木・雪はほとんどない)

小楢峠で一息ついてから先を行くと、じきに右手から上坂からの道を合わせてこんなスギヒノキの並木道を緩く登るようになります。

植林帯はいささか無粋ですがこの日は風が強かったので却って助かりました。でもホントに寒くないんですよ!春ですねえ。

B220227d(大楢峠)

大楢峠に着いたら登山道をまたぐように倒れている大楢に手を合わせます。さすがにこのクラスになるとまだしばらく残りそうな感じですね。

尾根は風が通るので、裏参道が御岳方面へ入ったところでランチをとらせてもらいました。ちなみに裏参道はほぼ通行止めになっているようです。

B220227f(大楢峠を過ぎると雪が出てきた)

B220227e_20220303234001(鍋割山・バックは御前山)

大楢峠を過ぎると雪が出てきましたけど積雪は多くても10cmほど。雪はほどよく締まり快適に登れます。おかげで急斜面もすいすいの登れて稜線の鍋割山もあっという間。

稜線や山頂は雪がかなり溶けていました、、、んがこの日しんどかったのはここから先の登山道だったりしました。

B220207g(奥の院・バックは大岳山)

B220227h(御岳・日の出山方面)

鍋割山から奥の院の間は日向の岩場が多く、雪はほとんど溶けてて歩行に支障はまぁなかったのですが、、、

B220227i(日陰の岩場つるつる)

奥の院からの下りは日陰の岩場が続いてちょー恐怖でした。へっぴり腰どころか鎖場のあたりはしがみついてへろへろ通過したという情けなさ。こういう時期の人通りの多い登山道が怖いことを完全に忘れていました。

今の時期滑り止めは面倒がらずにちゃんと持参しましょうね。はい。

B220227j(御岳神社・犬連れが多い)

へろへろ腰掛杉まで降りたら一安心。いつもなら人通りを避けて神苑の森を行くところですが、今回は気が向いたので久しぶりに神社に寄ってみました。

着いたのはもう夕方近くでしたが参拝者はけっこういますね。というかさすがにお犬様の神社。犬連れが多い!でも以前からこんなに犬連れいましたっけ?(笑)。お犬様がお祓いされているところも初めて見ちゃった。

B220227k(先ほどいた奥の院を望む)

そんな自分は参拝したら御札を頂き、いろいろ回っていたらもうけっこうな時間。御嶽駅まで歩く予定だったのをあっさりケーブル下りに変更して(笑)帰路についたのでした。

なんかいろいろあってひと月半ぶりの山行きはユルめながらも快調に歩けてホッとしました。これなら問題なさそうです。今年は冬が寒く、お花も遅れ気味の感じですが、こういう年はどこかで一気に咲きそろう瞬間がある。そこを逃さずぼちぼち歩いて行きたいと思っております。

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2022.01.10

滝見をかねて大嶽へ初詣

B220110a(大岳沢大滝)

 
 
あけましておめでとうございます。
今年もみなさん無事に山歩きができることを心より祈っております。
 
 
・・・・・☆

今年は正月から歩く予定だったのですが元日に謎の鼻炎に見舞われてようやくの初歩き。今シーズンも暖冬の予想が年末から急に寒くなってしまい、これなら滝見もいいかなあ?ということでちょっと遅出で大岳山へ行ってみました。

B220110b(御坂尾根下部辺り)

先週の雪も西の奥多摩ではさほどではないらしく、大岳鍾乳洞までタクシーがあっさり入ってくれました。久しく訪れていないうちにいろいろ綺麗になった鍾乳洞の施設を見ながら林道をてくてく。こちらはまた新しい林道を造っているのですね。

林道終点からひと登りでたどり着く大岳沢の大滝はトップの写真のような感じ。まだまだですね。沢沿いの氷の造形も少なく、寒さの蓄積がたりないのでしょう。

B220110c(御坂尾根中腹)

そんな大滝を鑑賞したら来た道を少し戻り、ここから御坂尾根に取り付きました。

ここは人気の大岳山にあって短いながらも静かで、変化もあり、雑木もそれなりにあって、しかもダイレクトに大岳へ登れる。個人的には大岳周辺で一番好きな尾根になっているかも知れません。っていうかわりかし歩いてるよね?(笑)

B220110d(尾根上部の岩場は直登した)

雪は尾根の北面でうっすら白く残る程度。それも標高を上げ、岩場に着くともう見かけなくなりました。

今回は岩場を忠実に直登。例の展望のスラブは寄らずにそのまま登山道まで登り切りました。

B220110e(大嶽神社へ初詣)

登山道に出たら、大岳だし人多そうだろうなあ、、、と思い込んでたらすれ違う人が案外少ない。以前取り壊されると聞いていた大岳山荘の建物が残っていることに驚きつつ、なにはなくとも大嶽神社に参拝。それから山頂へ向かいます。

B220110f(大岳山山頂・空いていた)

確かに登山道に出てからの行き交う人の少なさが意外ではあったけど、連休初日のお昼過ぎにしてはちょっと少なくね?って感じの人出で驚きました。これって、、、。

おかげでハナから諦めていたベンチを悠々と占領できゆったりランチ。初歩きには欲しい富士も頭だけなんとか姿を見せてくれてました。

B220110g(雪は北面でこの程度)

あとは探勝路を下るだけなので心ゆくまでのんびりしてから下山開始。

探勝路は現在通行を推奨されていない状態なので下降点は今の感じが良いのでしょう。こちらも短いのでけっこう急です。特に尾根を外れてからの急降下が若干荒れていて、よりしんどくなっている感じ。

B220110h(探勝路のひとコマ)

沢沿いのトラバース道もかつての台風の影響か崩れかけていたり、若干不明瞭だったりしますが、慣れている人なら大丈夫でしょう。

B220110i(トラバース道は若干荒れているようだ)

B220110j(海沢大滝)

海沢(うなさわ)大滝はかなり凍った4年前以来かな。あの時は一歩遅かった。でも滝壺は凍っていたからね。

この日は滝から流れる風がなぜか清々しくすら感じました。寒かったけど(笑)。

B220110k(氷の造形もちょこっと)

氷の造形も多くはないけどぼちぼち。のろのろ撮影しながら下っていきます。

B220110l(ネジレノ滝)

ここは沢の飛び石伝いでも滝壺に近づけることを今回初めて知りました。左岸の巻きがちょっと怖いんだよね。

B220110m(三ツ釜の滝)

三ツ釜の滝を左に見るように急な階段を降りると海沢園地で、山道はここでお終いです。

B220110n(海沢園地・サワグルミの巨樹)

海沢園地もちょっと綺麗になったみたいですね。林道は通行止めのようで安心して歩けるのは良いけど、園地の辺りはコンクリ舗装になっていてこれがちょっとね、、、舗装が堅く歩きの振動が身体にダイレクトに来るのでおっさんには少々キツいのです。

とはいえコンクリ舗装はさほど長くは続かず。あとは奥多摩駅までちょっと長めの林道歩き。どこぞのキャンプ場がエリアを広げつつあることなどちょっとした変化を確認しつつ駅へ向かったのでした。

 

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2021.12.11

カロー谷とハンギョウ尾根・名残の紅葉を追う

B211211a(ハンギョウ尾根の大ミズナラ)

遅くなりましたが、この日は今シーズン最後の紅葉狩り。一年ぶりの日原はカロー谷からハンギョウ尾根周辺をゆるゆる歩いてきました。

そうそう!歩き出し早々↓↓かろう橋で久々の遭遇!お元気そうでホッとしましたよ。今回はそのかろう橋からカロー谷の巡視路に入りました。

B211211b(10年ぶりぐらいに丸森さんと遭遇!)

のっけは植林のもとカロー谷を巻き気味に行きます。植林とはいえそこも決して雰囲気が悪いわけではないですが、径が再び沢に近づいたところからがこの巡視路の良いところ。

小滝の続く渓流に日原らしい渓畔林がとにかく美しい。チドリノキの黄葉もまだなんとか残っていました。

B211211c(ここからがカロー谷の佳いところ)

B211211d(左岸側の巡視路は宜しくなく)

7年前に下った際もここはちょっとしんどくね?って箇所だったので道の状態を案じていたのですが、左岸を巻く径はさすがに荒れていました。様子見で上まで行ってみたら、上のトラバースが良くない。

まぁ沢慣れしていれば問題ないけど、とはいえ到底推奨できない状態なのでここは右岸側を巻くべきでしょう。

B211211e(右岸側をよじ登った)

B211211f(この滝過ぎたら、、、)

この滝の続くところから小屋跡までがこの巡視路のハイライトなので、ワクワクしながら↑↑の滝を巻き終えると

B211211g(なんだこれは!)

は?

B211211h(横窪が特に酷い)

なにこれ?聞いてないよ!!

B211211i_20211210230901(かつての横窪・2011.01.03)

といことでおそらく二年前の秋の台風で荒れたのでしょう。谷の様子が一変していて茫然。

ただでさえカロー谷は植林が多いのに、その少ない良いところがやられてしまった。日原でもこんなことになるのか、、、。そしてこんなこといったら怒られるかも知れないけど、自分は真っ先に丹沢の沢を思い出してしまいました。

B211211j(小屋跡前の桟道は掛け替えられていた)

んでその崩落で上流の小屋跡の辺りが堰き止められていて、真新しく掛け替えられた桟道の辺りは池になっていました。komadoは勝手にカロー池と呼んでるよ(笑)。

小屋跡から桟道を渡ってハンギョウ尾根に上がります。

B211211k(巡視路を往く)

B211211l(メグスリノキ・遅め)

ここでようやく本格的、、、とはいえすでに盛りを過ぎていた紅葉のはじまり。

すでにこの時期ですので残っているのはメグスリノキとオオモミジぐらい。このあたりは赤く色づくメグスリノキが多いので歩いてみたのですが一週遅かったようです。まぁこればかりはいろいろあってしょうがないんですけどね。

B211211m(このミズナラも目立つ)

B211211n(チドリノキも斜面で残るぐらい)

登りが緩んで径がハンギョウ尾根の中腹をトラバースするようになると、ここからがもう一つのハイライト。

メグスリノキはあらかた落葉しちゃってたけど、落葉してくれたからこそ素の林の姿が現れる。ゆるゆるな予定なので周囲の林を愉しみながらのんびり気ままに歩いたのでした。

B211211p(石で根の成長が止められブナブナ・笑)

B211211q(オオモミジ)

径がハンギョウ主尾根を乗り越して、次のモノレール尾根までの斜面が林相的にハンギョウ尾根の核心。そこを時間を気にせず心ゆくまで愉しめるなんて贅沢よね。

心ゆくまで愉しんだら主尾根に戻って、主尾根を下ります。

B211211r(ハンギョウ主尾根も楽しい)

あとはこの径のない主尾根を下るだけなのですが、ここだって素通りできない木々がいっぱい。

B211211s(最後のオオモミジ)

B211211t(あとは尾根を下ります)

ということで今シーズン最後となりそうな紅葉を名残惜しむように愛でながら帰途についたのでした。
 
・・・・・☆
 

ええと以下は長年近傍の山を通ってきた自分の予言めいたことを記しますがあくまで自分の身勝手な思い込みというか感覚的なものを備忘録的に記しているだけですので聞き流していただけると幸いです。日原に限らずここ20年ほどの間にスズタケが枯れたことによる土壌の乾燥化はその林から瑞々しさを奪ったように感じているのですが、それだけではなくそれにともなって体力で劣る巨樹の樹勢が場所・樹種問わずどこでもおしなべて落ちているように感じるのは自分の電波系な思い込みなのかも知れません。とはいえ近年ナラ枯れが太平洋側でも顕在化するようになって、でもこれはもう防ぎきれないと自分は思っていて、だからこそ日本海側で起きたような事象が起きてしまうのではないかと危惧しています。まずやられるのは体力の落ちた樹齢の高い木。今から思うと15年前のブナハバチの大発生も同じことだったのかなあ、、、。

 

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2021.11.27

遅出の三頭山と水源林の紅葉

B211126a(鶴峠への道すがら・Part1)

ずいぶん遅れてしまいましたが今年の紅葉シーズンはユルいながらも毎週歩いていて、この日は寝坊してしまったもののやっぱりどこか歩きたい!となれば林相的/紅葉のレンジ的(1300~1100m)に行き先は自動的に三頭山となりました。

すでに紅葉シーズンに入っているので朝遅いというか昼近いバスでも混んでいるのかも?と想像してたら、実際にはお客はぬあんと二人だけ(笑)。まぁ快適に乗れるので良いっちゃあ良いのですが、、、。

B211126b(三頭大滝)

でも都民の森に降り立てばそこは行楽客で溢れかえっており、自分も行楽客に混ざりつつみんなが手にしていたみとうだんご(¥350)を頂いてからかなり悪い子なスタート。例によって三頭沢を行きます。

B211126c(三頭沢・紅葉は遅めでした)

三頭沢の紅葉はすでに盛りすぎ。でも良い林ですよう。思いがけず諦めていたカツラの甘い残り香を楽しめたので十二分に満足です。

時間的にこちらは下りのハイカーばかり。なんとか先を行かせてもらいます。

B211126d(マルバカエデ)

ムシカリ峠にあがるとマルバカエデがまだ残っていました。

樹上の黄葉も綺麗だけど落ち葉も鮮やか。峠でスライドした女性パーティの方々が歓声を上げていたのもようくわかります!

B211126e(三頭山より石尾根の様子)

B211126f(ヤマボウシ)

ムシカリ峠からひと登りで西峰に上がると、さすがにここはハイカーがまだまだ多い。

もはや珍しい光景ではないのだけど、このご時世が山歩きの若年化をグッと推し進めたような気はします。自分より上の人がいない。かつての界隈は自分より上の人がほとんどで、同世代以下なんてほんとうに少なかったのよ。

B211126h(鶴峠への道すがら・Part3)

もういい加減な時間なのに今回は都民の森に戻らず、、、西の鶴峠へ向かいます!(笑)

実はですね、知らない間に小菅の湯からのバスの時間が繰り下がっていたので、それなら林相の佳い西の道の方が楽しめるに決まってるし、紅葉的にもちょうど良いレンジなのです。

B211126j

(鶴峠への道すがら・Part4)

B211126k(鶴峠への道すがら・Part5)

この稜線は北側が水源林なので林相の落差が激しい。左右の林相の違いがわかってもらえるかも。

画像だと右が北側の水源林。このあたりはブナ・ミズナラの立派な木々が多く素敵な林が広がっているのです。悪い子すぎてこの日は割愛しましたけど、沢筋の渓畔林もすんばらしいのよ。

B211126l(オオモミジ)

赤いオオモミジが少ないねえ。

この日は北の巻き道と合流して、向山の分岐辺りからが紅葉のピークでした。

B211126n(下草のコアジサイが黄葉している)

B211126o(向山分岐辺り)

その辺りで夕日も当たるような向きになって、夕暮れに輝く紅葉黄葉を写真では再現できてないのが残念。

その神々しい輝きはこんなこと言っちゃいけないんだけど、こういうドイヒーな歩きをしているからこそ見られた光景で、ラッキーだったと云うことでしょう。というか季節を変えてとはよく言われるけど、時分を変えて歩くこともその地の新たな魅力を知るきっかけになるのだなあ、と。

B211126p(日没間近に歩いたおかげでした)

尾根の北側を巻いていた道が尾根上に戻り、南側へ移ると鶴峠は間近。なんとか日が暮れきるまえに下山できました。

峠の狭いスペースでいそいそ着替えを終えると周囲は真っ暗。そうそう峠のバス停の時刻表が改正前の時刻のままでちょっと焦りましたが、実際にはネットのダイヤ通りに小菅からのバスがやってきたのでした。

 

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2020.11.28

錦繍の日原へ・その3

B201128a(一石山への登りしな・チドリノキ)

ずいぶんと遅くなってしまいましたが、今月は珍しく週末の天気が安定している上に、紅葉のシーズン。自分も久しぶりに連荘の山にして、連荘で日原のタワ尾根界隈を、連荘でのんびり歩いてきました。

今回は普通に一石山神社からのスタート。朝から鍾乳洞の観光客をちらほら見かけるのは紅葉が麓に降りてきたからで、とはいえタワ尾根に入るハイカーは少なく、いったん山道に入れば山はいたって静かなままです。

B201128b(稜線へ上がる手前が一番綺麗でした)

麓で盛りということは登り始めれば徐々に終わっていくわけで、のっけの急斜面や稜線へ上がる箇所の紅葉が一番綺麗な状態。

チドリノキの黄色も見事だし、タワ尾根へ上がる手前のイロハモミジにコハウチワカエデの紅は色づきが今ふたつな年でも綺麗に染まる。前の山行きの時にも書きましたが、ここから一石山にかけての紅は鉄板ですよね。ホント。

B201128c(人形山への道すがら)

B201128d(人形山のあたり)

そしてタワ尾根に上がれば、あとは詰めるにつれ徐々に裸木に変わってゆく林をゆるゆると、、、。

ゆっくり歩いているので、この辺りでバス組に抜かれるかもと思っていてたのに、結局だれも来ません。

B201128e(巡視路はこの先で崩落していたので)

金袋山の手前で、先週の続きとばかりに巡視路に入ってみたのですが、大きく抜けていたのってすぐ先だったのですね!

ここは高巻いて先を行こうとも思ったんですけど、やっぱりやめて巻いたまま、巻き気味にタワ尾根を登っていきました。

B201128f(尾根の西側をまきまき)

この辺りもなかなか佳きところでしたぞ。

適当にタワ尾根に上がると、そこはおおよそ篶坂尾根との分岐点辺り。ここからゆるくひと登りで篶坂ノ丸の山頂に着きました。

B201128g篶坂ノ丸手前のミズナラ

B201128h篶坂ノ丸

広い山頂、スズタケが枯れた今ランチ場に困ることはありません。

↑↑ここはkomadoが定点にしているところですけど、ここでランチをとったのはほんとうに久しぶり。ボーッとしているだけなのに木々と対話している錯覚に陥ってしまう不思議な所です。

B201128i(ウトウノ頭を望む)

ランチを終えたら、東の材木小屋尾根を降りることにしました。

篶坂ノ丸は小川谷側のブナ林も見事なんです。そんなブナ林を愛でつつてくてく材木小屋尾根を降りていくと、、、

B201128j_20201128194801(材木小屋尾根中腹のクリの巨樹)

じきに広大な緩斜面に出るところが材木小屋尾根のハイライト。ここは季節を変えて何度訪れてもワクワクするところですね。

まるで波のようにうねる緩斜面は落ち葉が一面に積もってどこもふかふか。クリやミズナラ、ブナの巨樹も点在していて、2年前に登ったときはここの船底でランチをとったのでした。当時は曇って寒かったけど、風が来なくて助かった記憶。

B201128k(この緩斜面はいつ訪れてもナゴみます)

B201128l(上段歩道の状況は如何に?)

さて久しぶりに見かけた上段歩道は道筋はしっかりしていました。んが桟道はこの通り(笑)。径の状況が気になります。

B201128m(ミズナラの巨樹・この辺りで紅葉も復活した)

東向きの尾根ゆえ、午後は日差しが入らなくて良い写真をとれなかったのが残念無念。

上段歩道から下の自然林が改めて見事で、急な下りも楽しいというか名残惜しいというか、、、。

B201128n(下段歩道・渓畔林の素晴らしさは特筆)

降りるにつれ紅葉も復活。降り立った下段歩道は渓畔林の美しいところで、シオジやサワグルミの薄緑とチドリノキの黄色が見事でした。

これで日差しがあれば最高なんだけどここは朝じゃないとね。でる日陰だからこそ紅葉の明るさがわかることもあるのです。

B201128o(小川谷を渡って戻りました)

吊り橋から見た小川谷、台風の影響はあまり感じられないようにも見えてとりあえずホッとしました。まぁ支流筋はわかりませんけどね。対岸へ渡ったら、盛りの紅葉を愛でつつ、林道をてくてく下って鍾乳洞を目指したのでした。

 

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2020.11.14

錦繍の日原へ・その2

B201114a(紅葉真っ盛り・オロセ尾根下部周辺)

11月に入ってようやく天気が安定してきました。紅葉はいくぶん遅れ気味なものの徐々に下がってきたので、錦繍の日原の2回目はタワ尾根の周辺をゆるゆると。

とはいえタワ尾根をそのまま歩くのも素晴らしいのですが、ちと新鮮さに欠けてしまう。なので今回はひとひねりしてみました。

B201114b(ガニ沢出合のカツラ)

ということで二週間前と同じくまずは本谷方面へてくてく。この日は余裕のある行程だったので、たまには、、、と思いつきで林道直下のガニ沢出合のカツラにも逢ってきました。

この巨樹もなかなかの存在感なのですが、一面苔むした斜面や、巨岩が転がる本谷の様子もなかなかの景色ですよ。寄って良かったと思ったし、この思いつきがこれからの行程の象徴にもなっていったのでした。

B201114c(5mはありそうなミズナラの巨樹)

今回もおろせ橋から孫惣谷林道に入り、オロセ尾根に取り付きます。のっけは植林ながらも、奥の取り付けからの巡視路に出ると尾根右側の紅葉した林がイヤでも目に入り、ついつい寄り道。

↑↑このミズナラもその寄り道で出会ったもの。幹まわり5mはありそうな立派な巨樹で、すでにきのこが生えているのが気になります。でもでもこの樹はなんとなく見覚えがあるんですよねー

B201114d(このワサビ田跡は20年ぶりぐらいの再訪)

ということで記憶を頼りに急斜面を慎重にトラバースすると、すっきりしたワサビ田跡に出ました。そうそうここはちょうど20年前のオロセ尾根初訪の折にも偶然訪れたところ。

南面ゆえに明るく、風通しも良く、盛りの紅葉に囲まれた沢の水量は、その場所に見合わないくらい豊富。そこにいるだけで爽快な気分になる、ほんとうに気持ちの良いところでした。

B201114e(天気の良さに助けられました)

そして紅葉もこのあたりからが真っ盛り。正直色づきは今ふたつなんでですけど、そこは強烈な日差しのおかげで見事見事。

巡視路の方は植林なので、ここは急ながらも枝尾根の直登との方を選んでみました。急なので登りでもかなり気を遣いましたが、なんとも夢のような道のり、、、。

B201114f(メグスリノキは方々で見かけた)

今回歩いて気がついたのはメグスリノキの多さ。盛り手前なものの色づけばよく目立ちます。

そして急な登りから尾根が緩むと中腹の巡視路と合流。ここで尾根から離れて巡視路を金袋山方面へ向かいました。

B201114g(トチの落ち葉で埋もれる・中腹の巡視路)

そしてこの巡視路も林が見事なんですよねー。

トラバースする行程を選んだのは紅葉のレンジもあるんだけど、沢も横切るから渓畔林も楽しめるという欲張ったコースを取れるから。

B201114h(このサワグルミの巨樹も久しぶり)

ガニ沢を渡るところの、このサワグルミの巨樹もも久しぶり。見事ですよお!

この辺りは山抜けがあったのですが、年月を経て慎重に行けば問題ないレベルに斜面が馴れてました(笑)。

B201114i(チドリノキ)

渓畔林と言えばチドリノキもすでに綺麗に色づいています!

金袋山まで行くのが面倒なので、途中でタワ尾根へ直登を試みたのですが、斜面が急でこれは不正解だったようで、、、(笑)。

B201114j(タワ尾根に上がりました)

タワ尾根に上がったところがちょうと緩斜面だったのでランチにしたんですけど、あれあれなんか曇ってきて・・・いつのまにやら周囲はガスガス。

でもそんな天気でも寒くならず、普通に過ごせたのは助かりました。

B201114k(見頃は人形山より下でした)

ランチを終えたらあとはタワ尾根を下るだけの行程。紅葉は人形山より下が見頃のレンジでした。

B201114l(とうとう、、、ウワサは聞いていましたけど)

もういろいろ公開した時点でキノコ生えてたし、なにより主幹と対をなす枝が折れたのも痛かった。

というか木が斜めに延びているという時点でこうなると弱いですよね。自分の見たところ木が弱り切る前に折れてしまったのはそのせいなのでしょう。合掌。

B201114m(一石山附近は綺麗でしたが、日差しなし)

今年も紅葉の色づきが良くないのに、一石山附近のコハウチワカエデはいつもそこそこ綺麗に紅くなりますね。もはやここは鉄板に近いかも。ここで日差しがなかったのが残念でした。でも紅葉は登りで心底楽しめたので、この日最後の紅葉を愛でつつ、慎重に一石山神社へ下ったのでした。

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