御小屋山にとどかず虎尾神社
(虎尾神社と西岳)
もうひと月前のお話になってしまいましたが、久し振りとなる八ヶ岳方面。舟山十字路から御小屋山を目指してみましたが、、、。
この日は富士見からのタクシーが遅れて10時半のスタート。標高1600mほどあるので爽やかではあるんですけど、日差しが強烈で歩き出すと汗が噴き出しますねぇ。
(舟山十字路ゲート)
(ウツボグサ)
最初は林道歩き。一度道を間違えて引き返してから登山道に入ってもしばらくは廃林道のような広い道が続きます。
道ばたにはご無沙汰しているお花ばかり。いろいろ撮ってしまいのっけから歩みがなっかなかすすみません。
(エゾスズラン)
このカキランのようなランはエゾスズランでした。緑のランは撮るのが難しいのです。
その上、この時期の八ヶ岳の鬼門であるアブの存在をすっかり忘れていて(笑)ブンブン巻かれまくったので日傘で対抗してみましたが無駄ですね。ほうほうの体で逃げて、虫除けをかりてなんとか難を逃れることができました。
(ウメガサソウ)
個人的に嬉しかったのがこのウメガサソウ。初めましてでした。
見た瞬間、すぐにわかりましたからね。近場でも見られるはずのこのお花とは本当に縁がなかったのです。
(ベニバナイチヤクソウ)
(本日ここまで)
んでイチヤクソウは両方いた感じです。
歩き出しが遅く、暑いこともあって足がなかなか進みません。頃合いなのにお昼にしたくてもアブが多くて結局上がるしかなかったのですが、(笑)上がるにつれてアブはいなくなり。結局お休み場としてちょうどよかった虎尾神社までとなりました(汗)。
(参拝登山の名残かな?)
(場所柄、四方に柱が立てられていた)
でもでもこの虎尾神社の雰囲気がなかなか好ましく、ランチ場として最適の所だったのは幸い。
諏訪神社でもないのに四隅に柱が立てられているのは場所柄ですね。奥には西岳が聳えて、高山気分もちょっとだけ味わえる感じ。
(イブキジャコウソウの香りが漂っていました)
大岩の斜面にはイブキジャコウソウが群れ咲き、その名の通り独特の香りを周囲に放っていました。
(虎尾大明神だそうです)
虎尾神社とは珍しいですね。ま近年は野球ほとんど見てないからどうでもいいですけど。
でもでも場所としてその佇まいがよろしく、良い休憩場所にもなりますね。ということでランチを終えたら下山を始めます(笑)。
(オニノヤガラ)
とはいえそのまま戻るのはおもしろくありません。そこで奥野の分岐点で明瞭な道筋が分かれていたのをと思い出して、こちらを辿ってみることにしました。
この道は奥野から西へ水平に延びていたので、もしかしたら御小屋へ下れるのでは?との予想はあっさり外れて、尾根の際まで来たところで尾根に沿って下るようになりました。
(奥野の分岐から別れた径を辿ってみたら)
道標こそないものの道はしっかり延びているし、周囲の林相も良く、ワクワクしながら下っていると、あっけなく別荘地の上端に出てしまいました。
そしてそこには↓↓御小屋山90分の道標があり、いちおう登山道のようではありますね。
(別荘地に出て、登山口には道標もあった)
別荘地からは当然ながら立派な舗装路が下っていましたけど、この暑さではもう歩く気も起きません。ダメ元でタクシーをお願いしたら、混んでいるながらも1時間ほどで来てくれたのは時節柄ラッキーでした。
そのタクシーの道のりも楽しく、たまには別の山域を歩くのも大事だなぁとしみじみ感じながら帰途についたのでした。


