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2024.05.25

六本木峠~丸川峠、新緑の尾根道

B240519b(六本木峠へのみちすがら)

今でもぼちぼち通っている大菩薩の周辺で、長年再訪していないところが大菩薩の稜線の六本木峠と丸川峠の間。

GWも過ぎて、新緑をめでるには標高を上げなければいけない。さてどうしましよう、、、と悩んだところで浮かんだのがこの間の再訪でした。

B240519c_20240515235501(アサノハカエデ)

今回はタクシーで柳沢峠に出てからのスタート。雲ひとつない好天。もう峠の周辺からして緑が眩しいです。

遅めのスタートだったものの、落合行きのバスを乗るよりは早め(笑)。まずは巡視路を辿って六本木峠を目指します。

B240519d(ミヤマエンレイソウ)

B240519e(新緑が見事だ)

山梨とは言え、大菩薩の東側は東京都の水源林。もともと林が見事なわけですから、緑は言わずもがな。なっかなか歩みがすすみませんですよ。

しかも沢を横切る辺りではネコノメソウは残っているし、あまたのタチツボスミレ、カエデの花もかなり残っていて、なおさら進まないのでした(笑)。

B240519f(ダケカンバが秩父山系らしい)

良さげなところで尾根に上がってみれば、ダケカンバが多く、それだけで奥多摩というか秩父山系の山って感じです。

標高高いこともあるけど、懐かしくて懐かしくて。

B240519g(コミヤマカタバミ)

すでに亜高山帯の標高ですからこういうところもあります。

おなじみのコミヤマカタバミ。カントウミヤマカタバミとの違いがよくわかりました。

B240519h(ヒメイチゲ)

そしてヒメイチゲ!

盛りやや過ぎていましたが、たくさん咲いててテンション上がりましたねぇ。

B240519i(縦走路をあるいたり)

六本木峠からは縦走路を南へ行きます。

丸川峠までの間を歩いたのって学生の時以来なんですけど、この異様にスッキリした感じ。昔はここも一面スズタケが生えていたのでしょうかね??辺りの状況を考えるとそう感じるのですが、なにせ記憶がない。それぐらいご無沙汰していたところなんです。

B240519j(稜線上に上がったり)

B240519k(亜高山らしい箇所もある)

縦走路から外れればランチ場には困らないのは予想通り。ありがたいことです。

稜線は芽吹きの木もあり、どこを歩いても緑の色彩が見事見事。今このあたりをこんな気ままに歩けるのはやっぱりスズタケが枯れたからなんでしょうね。

B240519l(気持ちいいですねえ)

B240519m(フモトスミレ)

低いところのとはひと味違うフモトスミレもなかなか魅力的。

縦走路では思いがけない出逢いもあって、新緑だけではない思い出もできました。おそらく大菩薩の縦走路の中でも一番人の少ない区間を思われますが、水源林らしい美林が続いて、想像以上に楽しいコースですよ!ここも。

B240519n(手庭峠を過ぎた辺り)

B240519p(丸川峠の草原)

稜線から丸川峠へ下るところは気を遣いましたが、草原を避けつつなんとか丸川峠に着地。

かつては裏に表に足繁く通った丸川峠もおそらく15年近くぶりだったと思います。でも小屋はそのまんま。前の小屋番さんも健在で、今回初めて小屋の中に入りました(笑)。いつも通りがかるだけでしたので。

B240519q(裂石への下りはあんがい急峻だ)

B240519s(トウゴクミツバツツジ)

丸川峠からは普通に裂石へ下りました。久し振りに歩くとこの道も岩場が多く、あんがい急峻なんですね。

でも林相はよろしく、西日に輝く緑もこれまた見事で上々のフィナーレでした、、、

B240519t(林相も良い)

んが下の駐車場に着き、ここで裂石まで下るのは面倒だからタクシーを呼んだところ、時間が遅かったこともあってなんとNG食らう羽目に、、、最近はタクシーも増えているし、塩山だからと少々ナメていましたよ。

これはマズいかもと一瞬焦ったけど、バスの時間を確認したら終バスにちょうど良い時間だとわかり一安心。まだまたタクシーの確保には気を遣わなければいけないなあと、、、心底ホッとしつつ裂石に向かったのでした。

 

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