小下沢から景信山周回
(逆沢ノ頭へののぼりしな)
またまたひと月以上経ってしまいましたがもうかまいません(笑)。この日は遅出で自分がほぼ近づかない高尾を案内してもらうプランで、小下沢から景信山を周回するコースを歩いてきました。
当日は3月とは思えない暑さ。小下沢園地10時半頃の歩き出しですでに25℃は超えていたと思います。はや薄着になってのスタート。まずは小下沢林道をてくてく行きます。
(日影沢付近のカツラ・盛り)
わかりづらいかも知れませんが、日影沢のカツラ、今年は赤い花を久しぶりに観ることができました。
(ヒカゲスミレ)
裏高尾とは言えさすがの高尾、この時間でも人が多い。とはいえメインどころに比べればまぁ人の多い山ぐらいのレベルですけどね。
でも他の山域と違うのはなんといっても花の多さでしょうねぇ、、、
(ニリンソウ)
(台風のあと、改修が長引いたそうです)
この辺りも5年近く前の台風19号の影響を受けたところらしく、長期間通行止めになっていたとか。
あの台風は山梨より東の東京・神奈川側で特に沢沿いがえらく変わってしまった台風でしたから。今から考えても津久井湖の相模ダムがギリギリ溢れなかったのは不幸中の幸いではありました、、、。
(カントウミヤマカタバミ)
この標高でミヤマカタバミなんてコミヤマカタバミしか見てこなかった自分には違和感しか、、、(笑)。
そしてヤマルリソウは太陽の光を浴びて光っていました。遠目でもわかるんですよ!瑠璃とはよくいったものですね。
(ヤマルリソウ)
(もと小下沢キャンプ場)
のんびり歩いて広い場所に出たらそこがもと小下沢キャンプ場。今はボランティアの拠点になっているようですが、いにしえのキャンプ場だった頃をなんとなく覚えているようないないような。
日差しが強いので、日陰になっているザリクボ側で休憩を取り、そのままザリクボ沿いの径を辿りました。
(ザリクボ沿いの道を行きます)
(ササバさん)
ササバさんはお初♪
(ザリクボの大滝?)
(滝から離れるとケヤキの自然林が見事)
道は大滝からザリクボを離れ、右岸を巻くように上がります。エアリアで表記があったケヤキの天然林はこのあたりのことでしょう。大径木も多くなかなか見事ですね。
そのケヤキの林を楽しむために山腹の径路をたどったのも正解。逆沢ノ頭の北東尾根を乗り越したところで直登に切り替えました。
(逆沢ノ頭へ向かいます)
その北東尾根も植林がほとんどなく、登っているとなんか高尾の山じゃないような雰囲気が好ましい。
とはいえそんな道のりも逆沢の頭まで。あとは植林の尾根を辿るとじきに景信山に飛び出しました。
(景信山山頂)
景信山はおそらく学生の時以来。南側の様子はなんとなく覚えていました。
さすがに14時を過ぎていたので山頂はまばらでしたが、それでも人通りが絶えないのはさすがに高尾ですね。この日は本当に暑かったので茶屋でかき氷でも、、、と思っていたけどまだ3月では早すぎました(笑)。
(高尾・城山方面、あんがい雑木が多い印象)
お休みがてら山頂をひとまわりしたら、時間も時間なのでいい加減下山のお時間。今回は東尾根を下りました。
(エイザンスミレ)
さてのその東尾根。見たところ上部は雑木のようですが下部はどうかなあ、、、と思っていたんですけど、いざ辿ってみると意外に植林は多くなく、尾根は基本明るい雰囲気で、悪くないですね。当然慣れた人向けですが、喧噪を避ける好ルートだと思いました。
(大久保山 <581m峰>)
(景信山東尾根は明るい、良い尾根でした)
ということで1時間ほどで小下沢園地着地すれば山歩きはおしまい。雑木の多いコース取りに、人が多いところゆえ遅出にしたもの、結果として好判断でした。こういう風にうまく歩ければ高尾も悪くないですね。いやなかなか素晴らしかったです。
とにかくそのロケーションから時間的に自由度の高い歩きができることがわかったのが今回の収穫でした。ありがとうございました。
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コメント
ひかるかぜさん、ようこそいらっしゃいました。
篤志家とか言われますけど、近年は低調な山歩きに終始していてお恥ずかしい限りです。
それはそうと高尾は人が多すぎるのでほとんど近づかない山域なんですけど、だからこそメイン以外は未踏なので未知の楽しさがあるとも言えるかも。今年何回か入ってそのよさがちょっとわかったような気がしています。
投稿: komado | 2024.05.13 23:17
景信山東尾根、私も何回も歩いていますが静かでよいです。でももう少し展望が欲しいような。花のひかりさんサイトの山の報告は高くない山で篤志家向けの内容が多くて楽しみです。今後もブログ寄稿、楽しみにしています。
投稿: ひかるかぜ | 2024.05.10 20:05