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2024.01.25

裂石側から高芝山へ

240112a(1518m峰直下の雑木林)

さてさてもうひと月近く前になってしまいましたが、昨年最後の山行きは四年ぶりに高芝山の辺り。四年前に下った尾根を登りに採って再訪してみました。

時期を考えればまだまだ気温は高めではあったものの、この日はそれなりに冬らしい寒さの日で、裂石より奥にある介山記念館の前で準備している最中は寒くて寒くて、、、いろいろ着込んだまま歩き出すのって、この冬初めてのことでした。

240112b(1200m圏の送電塔より)

沢沿いに少し遡ってから二股の中間の尾根に取り付けば、後はひたすらに登るだけなのですが、記憶よりもかなり急で面食らいました。なんかもっと楽に降りた記憶があったもので、、汗

とはいえ寒かったので急な登りはイヤでも身体を温めてくれてくれるので悪いことではありません。登って登って周囲が開けた送電塔に出れば、急登はおしまい。雑木林が続くようになり、ここから傾斜も緩んで尾根の様子を楽しみながら歩けるようになりました。

240112c(イヌブナかな??)

240112d(ときおり岩も交える)

尾根は基本的に痩せていてときおり岩場を交えますが、嶮しいところはありません。

240112e(ブナと岩が同じ模様!)

ブナの樹皮と岩が同じ紋様になっているのは長期間同じ環境にいたからでしょうかね??

標高を上げるにつれ、樹相が良くなっていくのも楽しい。

240112f(巡視路なのか径路の跡もボチボチ)

この辺りまで上がると妙な道形が現れたのですが、これはもともとの径路なのか?それとも周辺の尾根を横切る送電線の巡視路なのか?少々わかりかねます。

240112g(よき雑木林)

240112h(久しぶりにあってきました異形の大ブナ)

1518m峰直下は異形の大ブナもさることながら、平地が多く休憩に事欠かないし、なにより周囲の林の様子も素晴らしいのですよね。

こんかいはもちろんここでランチとなりました。意外に冷たかったですが寒すぎず、ゆっくりできました。

240112i(高芝山へ斜上)

240112j(かつてはスズタケで埋もれていた吊尾根も、、、)

予定より早く登れたので西の高芝山にも寄りました。

前に下ったときはなんの苦労もなく降りた覚えがあるのに、道を間違えて北側を巻いて登ってしまいましたが、まぁこれも良し。ただ岩峰なので気は抜けないですね。

240112k(高芝山の頂稜)

240112l(高芝山より、、、ではない)

高芝山西のピークに寄って、しばし展望を楽しんだら来た道を戻ります。

よく見ればマーキングがあって慣れている人なら迷いようのない感じなんだけど、なんで登りはああ行ってしまったのか、、、。

240112m(竹森林道との間はスズタケの名残が残っている)

高芝山東峰と称すまろやかな1518mに上がったら、ここからなおも北へ登ります。

この辺りは高芝山初訪の折以来だから20年以上ぶりのこと。当時はこの辺りもスズタケの密藪の中に踏み跡が通っている感じだったので、周囲の林を楽しむ余裕なんてなかった。久し振りに歩いて、このあたりもなかなか素敵な林だというのがわかったのが収穫でした。

240112n(1518m峰と高芝山を振り返る)

240112o(竹森林道より、南アが一望)

でもそんな素敵な道のりも長くは続かず、じきに尾根を横切る竹森林道に出てしまいました。あーあ。

あとは林道を辿って柳沢峠へ向かうだけ。稜線近い林道だけあって展望は絶佳。車は通らないし意外に楽しい道のりです。

240112p(道中は氷の造形も)

じきに北側の日陰に入ると一気に冷えてきたものの、意外や意外こんどは沢を横切るたびに氷の造形が見られて狂喜してしまいました。寒い中いろいろ写真撮るから柳沢峠が遠い遠い(笑)。

240112q(東側には大菩薩嶺)


それでも1時間ほどで柳沢峠に着き、山歩きはお終い。もちろん峠も日陰で気温は0度ぐらい。峠の茶屋はもちろん閉まってるし、タクシー待ちの間はかなり寒い思いをさせられました。自販機の温かいココアにどれだけ救われたことか!あと看板にかかれていた俺の肉そばが気になったのですが、食べたことある方、いらっしゃいますか?

 

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