« 奥多摩のシロヤシオといえば、、、 | トップページ | 雷に追われた南大菩薩 »

2023.07.15

乙女高原をゆるゆる、くまなく散策

B230712a(乙女高原・レンゲツツジ見頃に)

更新が大幅に遅れて申し訳ございませんでした。もちろんレンゲツツジは完全に終わっていて、今やキンバイソウの時期ですか。歩いたのは一月以上前の台風後の好天の時ですからねえ、、、。

レンゲツツジ花期の乙女高原には行ったことがなかったので、お花見を兼ねつつ塩水山あたりを歩く予定が、塩平も柳平もゲートが閉じていて車で乙女高原に入れず、、、。とりあえず柳平から歩いて行けるところまで行ってみましょう、と歩き出しました。

B230712b(柳平から乙女湖をてくてく)

ゲートが閉じているので広い県道も我が物顔でてくてく。雨後の好天、高原情緒もあって清々しいのですが、その分日差しは強烈。目に入る全てのものが鮮やかに見えて気分は上々です。

B230712c(これはヤマツツジ)

30分ほどで焼山峠に到着。峠の周辺はすでにレンゲツツジが満開で見事でした。そおいや小楢山はこの時期にもオススメされているガイドを見た覚えがありましたっけ。峠から荒川林道に入り乙女高原へ向かいます。

B230712d(ベニバナツクバネウツギ)

B230712e(緑美しい遊歩道)

とはいえこのまま林道を歩くのも無粋なので、途中から南側の遊歩道に入ってみました。初めて上がった展望台はすでに展望台ではなかった、とかいろいろ確認しつつてくてく。道が一旦稜線を北に巻いてから戻ると、小沢の脇を通るようになってようやくお花が出てきました。

B230712f(サンリンソウ)

B230712g(クリンソウ)

クリンソウ咲き始めていました。咲き始めのクリンソウ見かけるの久し振り。

B230712h(草原に出ました)

やがて乙女高原の草原に出ます。荒川林道が入れないおかげで台風一過の好天なのに人っ子ひとりいません。信じられん、、、!!

さっそく散策をはじめるとレンゲツツジはすでに見頃でした。早いですねえ!青空と木々の緑とツツジの朱色のコントラストはまさに夏の色。

B230712i(思いのほか咲いていた)

B230712j(オオヤマフスマ)

ピンボケ失礼オオヤマフスマ、帰宅してからようやく名前を思い出しました 笑

B230712k(レンゲツツジ)

B230712m(樹林帯も見事)

花も見事だけど、まだまだ若い緑も見事見事。

B230712n(草原には誰もいない)

レンゲツツジ盛りなのに、本当に誰もいないんですよっっ!!

B230712o(富士は隠れてしまった)

B230712p(ダケカンバとヨモギ頭)

さすがに日差しが強烈だとしんどいので、ランチは樹林帯に入ったヨモギ頭で頂きました。草原誰もいないし、そもそもマイナーな山なので他のハイカーが来るなんてほぼ考えられないですしね。

ランチを終えたら草原に戻り、お花を探しながらゆるゆる下ります。

B230712q(アヤメが咲き始めてた!)

B230712r(本当に誰もいない、、、)

ようやく緑になりかけた草原はお花こそ少なめなものの、それゆえにご無沙汰しているお花も多くて楽しめました。サクラスミレなんてありふれているはずなのに久しぶりで狂喜しちゃいましたもん。

B230712s(アマドコロ)

B230712t(サクラスミレ)

草原は決して大きくないのであっという間に下のグリーンロッジについてしまいました。もちろんここも誰もいませんが、ボランティアの方によるお花情報はしっかり更新されていて参考になります。

この時間から塩水山へ行くのは現実的ではない、とはいえ中途半端に時間があるので、とりあえず取付を確認してみましょうと荒川林道をてくてく下ってみました。

B230712u(草原はこんな感じ)

B230712v(歩く予定だった取付も確認)

木々の緑が好ましい林道を下って、甲府・牧丘(今は山梨市)境の稜線を確認。北側へも小笹の敷き詰められた稜線が涼やかに延びていてちょっと惹かれましたが、今日のところはここまで。降りてきた林道を登り返します(笑)。

B230712w(しつこいようですが誰もいません)

戻る途中、車が何台か通っていったのでゲートが開いたの?と思って、偶然通りがかったドライバーさんに聞いてみると、甲府側の黒平(くろべら)のゲートが開いていたので入ったら、山梨市側の塩平と柳平は閉まっていたので引き返したとのこと。なるほど!しっかしユルい管理だな~。

黒平からなら往復20~30kmはあるからご愁傷様としか言いようがないけど、そのおかげでこの日はレンゲツツジ盛りの乙女高原をほぼ独り占めできたわけで、ハイカーにとってはめったにない幸運だったんですよね。

B230712x(ズミ <コナシ>)

ロッジに戻ってもまだ時間があるので、ここから遊歩道の通る北側の大窪山へ向かいました。

クリンソウの咲く湿地を通り抜け、尾根上に出たらあとはせっせと登るだけ。とはいえ大したことのない登りが結構しんどいのは普段は下山の時間に登っているからだと思う。

B230712y(マイヅルソウ)

やがて大窪山の山頂に上がるも、まぁちょっと明るい山頂で展望もないところなのですが、なぜにこちらに寄ったかというと、、、

B230712z(アズマシャクナゲ・一番状態の良いもの)

山頂周辺に自生するアズマシャクナゲを確認するためだったのです。シャクナゲは斜面に想像よりも多く生えていました。んがお花の進みが早い今年ではさすがにお終い。↑↑これが今年最初で最後で一番状態の良いアズマシャクナゲのお花でした(笑)。

B230712za(大窪山の東斜面は皆伐されていた)

そしてこの日驚いたのが大窪山の東斜面が広大に皆伐されていたこと。目の前には小楢山もクッキリ。近辺では数少ない展望ポイントではあるでしょう。しかも周囲にはレンゲツツジが点在していて、このままいくとここもレンゲツツジ畑になるのでしょうかね?

時間が合ったら塩平へ降りるのもおもしろそう、、、と心の中で思っていたのですが、焼山峠に出た時点で16時過ぎ。今日のところはおとなしく柳平に戻ったのでした。

 

|

« 奥多摩のシロヤシオといえば、、、 | トップページ | 雷に追われた南大菩薩 »

【奥秩父・秩父・奥武蔵】」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 奥多摩のシロヤシオといえば、、、 | トップページ | 雷に追われた南大菩薩 »