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2023.04.08

木の花をめでつつ帯那山の東側を下る

B230407oo(首岩より八幡山)

花粉のシーズンとはいえ山にはいろいろ良い季節なので、いろいろ計画を立てると天気が悪くなる法則が発動しておおよそひと月ぶりの山行きは久しぶりに帯那山のあたり。太良ヶ峠から帯那山、そして東尾根の上部をゆるく下ってきました。

3月の異様な暖かさのせいか、4月の頭だというのに甲府盆地は満開の桜に桃に李の花も見頃になっててビックリ。桃の花期が盆地が一年で一番華やかなになる季節。コレは嬉しいサプライズで幸先良さそうな気がします。

B230407a(太良ヶ峠先のゲートよりスタート)

んが、山梨市駅から楽をしようとしてタクシーを走らせ帯那山へ向かうも、水ヶ森林道はまだ通行止め。GW前にならないと林道が開かないことを、太良ヶ峠先のゲートでタクシーをおろされてようやく思い出しました。

ということでまずはゲートから稜線につかず離れずで延びる水ヶ森林道をてくてく。

B230407b(チョウジザクラ)

展望の良い林道添いにはアブラチャンにフサザクラ、ネコヤナギがやたら多いことに驚いて調べてみたらバッコヤナギなんですね。そしてダンコウバイに、ヤシャブシ、チョウジザクラ、、、と周囲は木の花がやたらと目に入ります。

そおいや桜の時期の春の山は木の花のシーズンだということをすっかり忘れていましたよ。

B230407c(バッコヤナギ・たくさんいた)

B230407d(白根三山から甲斐駒クッキリ)

林道歩きにいい加減飽きたところでうまく稜線に上がれるところがあったので、さっそく山道に入るとひと登りでレンガ建物風の送電塔に上がってひと休み。

んがここから稜線上の林道歩きになって牧場跡?を横目で見つつ、ちょっとしたところでは南アの大展望も楽しめます。さすがに近いですねえ。久しぶりにまじまじと南アの山山を見てしまいました。今年こそは歩きたいよ、南ア。

B230407e(フサザクラ)

B230407f(帯那山はスッキリしていました)

しばらく行くと現れた道標に導かれて再び山道に入ると、行く先には見覚えのある帯那山の山頂が見えてました。

周囲の草原は草が刈られてスッキリしてる!!そして林道が通行止めなのでハイカーがいない!!富士は雲がかかっていて残念でしたけど、しばらく展望を楽しんでのんびり出来ました。林道通ってないっていったって下から登っても一時間ほどですから、今の時期は意外な穴場?なのかも??

B230407g(アヤメは本当にいるの??)

さすがにまだお昼には早すぎるので、キリの良いところで東尾根の下降に移ります。すぐ下ったところの↑↑アヤメ群生地。見たところ完全ノーガードのようですが、ここにアヤメは本当にいるんですか?

群生地を過ぎると尾根が広いこともあってさすがにわかりづらくなりますね。そこから東尾根を捉えて水ヶ森林道を突っ切れば、まああとはおおよそバリエーションの初~中級レベルな感じだとは思います。

B230407h(マンサク間に合いました)

そしてそしてこの日一番のサプライズが↑↑このマンサク。ここにはいたのか!!

1300mほどで花はすでに盛りすぎだったので、今年はなんとか間に合った感じです。あー逢えてよかった。マジで嬉しい!!地味なお花なんですけどね(笑)。表裏の差が大きいし、わりと狙って逢える花でもないのですよ。マンサクって。

B230407i(こういう鞍部もあり)

そして東尾根自体も、雑木林が多く、こういう↑↑痩せた鞍部もあってなかなか楽しい。

ランチは△1306.9mを過ぎたところに広くて平たくてしかも風もよけられる最上の適地があったのもまたラッキーでした。

B230407j(植林と雑木に分けられた尾根が続く)

B230407k(戸谷山とコナラだけの間は国師ヶ岳)

地形図を見ればわかりますが、おそらく東尾根の下降で一番のポイントは切差峠へ下る分岐でしょう。そのまま緩やかに延びる尾根に惑わされずに急降下する主尾根を見落とさないこと。

↑↑このポイントに出ればうまく辿れてる、ということになります(笑)。

B230407l(祠の残骸が転がる・切差峠の新峠)

じきに祠の残骸が転がっているのを見ると明瞭な山道が乗り越す切差峠の新峠に降り立ちます。さてこの新峠の峠道。見た目は明瞭ですが実際の径の状態も気になりますね。

新峠から一山越えると林道が乗り越す切差峠の旧峠に出ます。

B230407m(車道が乗り越す切差峠の旧峠)

B230407n(首岩より棚山を望む)

旧峠からは私製?の道標が現れ、いちおう登山道なのでしょう。道筋は明瞭で、道標もしっかりしていていました。

首岩は展望の良いところで久しぶりに見かけた棚山の姿が懐かしい。

B230407p(障子岩)

首岩からは岩稜が続いて若干気を遣いますが、整備されていました。岩の造形の面白さでいったらの障子岩はありそうでなっかなかない形じゃないかなぁ、、、。

障子岩から一段下った鞍部が清八峠。太良ヶ峠スタートになってしまったので今回のところはここまで。峠みちは南北共に通っているようですが、今回は道標のない北の菖蒲へ下ってみました。

B230407q(清八峠から菖蒲への径は一部残っている)

さてその峠みちですが、地形図を見るとひたすらに沢に沿って下っている感じなので、沢を忠実に下るとじきに水流が現れ、なんとなく道筋らしきモノが現れ、荒れてはいながらも明瞭な道筋に変わって、小一時間ほどで麓の県道に着地。そしてそこから県道をひと下りすると牧平に出ました。

山歩きはここでおしまい。ホッとしつつ集落の外れの神社で帰りのタクシーを呼ぼうとしたらぬあんと登山者が多くてしばらく来れないとのこと、、、コレは想定外だったなあ。でも牧丘は市営のバスが走ってた事を思い出して調べてみたら、ラッキーなことに20分後にバスが来る!!

おかげで交通費も節約でき、しかも花盛りの桜や、桃や李が見事な果樹園を通るお花見コース。朝から晩までお花に恵まれた一日になりました。春は良いねえ。花粉さえなければね(笑)。

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