子ノ神社と子神社を結ぶ尾根歩き(鞍吾山~殿平)
(殿平山頂)
遅くなりましたが、ちょっと前の超遅出な山歩きはかなり久しぶりとなる鞍吾山から殿平(でんでえろ)へ尾根伝いに下ってきました。
なかなかドイヒーにお昼過ぎに大月に着き、タクシーで恵能野の人のいる様子にホッとしつつ、奥にある子ノ神社に出てからのスタート。もう12時半過ぎてますけど、短い行程なので却ってちょうど良い塩梅です。
(恵能野の子ノ神社)
恵能野の子ノ神社はおそらく20年近くぶりのような、、、。しっかりご挨拶したら奥へ延びる林道を行きます。
じきに最奥の家屋を過ぎ、道しばらくは安定していましたが、恵能野川を渡ると先の台風の影響もあって若干荒れていた印象でした。
(恵能野川の径路は若干荒れていた)
(もと索道尾根を登る)
まもなく切目峠みちが上がってくる分岐(わかる人にはわかるレベルですので念のため)に出たところで、適当にもと索道尾根というか三角点峰の北東尾根に取り付きました。
尾根はのっけからの急登。地形図で見るより急な印象ですが、すいすい登れるから問題ありません。尾根はほぼ雑木林ですし、上がるにつれて徐々に見えてくる大久保山や岡松ノ峰の姿が新鮮で楽しくなってきます。
(鞍吾山の三角点峰?)
そんな尾根の様子に気分を良くしているとあっけなく四等点のある鞍吾山の?三角点峰に上がってしまいました。歩き出しから1時間かかっていませんからね!こんなに楽して良いのかしら?(笑)
ここも雰囲気は良いところなのですが、とりあえず殿平と滝子山への分岐であるお隣の本峰?へ向かいました。
(行く先の殿平を望む)
じきに着いた本峰には私製の「ソモウノ峰」と書かれた山名標があり、いまは鞍吾山よりソモウノ峰の方が通っているようですね。
意外だったのがこのピークが殿平への分岐なのにマーキングが一切なかったことで、まあ登る人も滅多にいないところなので、下る人はもっと少ないでしょうから問題ないのでしょう。
(鞍吾山直下は急で下りが怖い)
基本マーキングの類いを徹底的に嫌う自分が珍しく言及したのは、鞍吾山からののっけの下りがかなり急でわかりづらいからです。
岩混じりの急降下の上にカラカラに乾いた落ち葉が積もって滑る滑る。距離としては長くはないですが、この下りがこの日一番気を遣った区間でした。
(雑木林が続き快い)
傾斜が緩むとここから先は緩やかな尾根歩きが続きます。こちらも雑木林が多く、快い尾根。
でも岩がちなこともあってアセビが被る箇所もありますが、大したことはない、、、というか今やスズタケどころか、アセビや灌木が被るような尾根すら少なくなってきた印象ですよね。
(820m圏峰・バックは鞍吾山)
(いつの間にか道形が現れていた)
ゆるゆる気分良く歩いて、、、とはいうもののこの日は風が強くてかなり寒かったのも事実。まぁ真冬ですのでこの寒さも楽しめないとね。
下っていくうちにいつの間にか道形が現れ、そんな道形を追うようになるとじきに殿平の広い山頂に飛び出しました。
(殿平直下より滝子山を望む)
さて殿平は何年ぶりでしょうか?(笑)そんな久しぶりの山頂には驚いたことに山名標がなく、それどころか道標も破損状態でした。
今って殿平をメインに歩く人が減っちゃったのでしょうかね?軽い山歩きするにはいい山だと自分は思うんですけどねえ、、、。
(百反刈山)
ここまで来たら後は藤沢へ下るだけなのですが、百反刈山に着いたところでかつてあった周回コースの道標もないことに気がつきました。これでは入る人が減るのもわかりますね。
百反刈山からはすいすい下れて、意外に大きいアンテナ施設を過ぎると道は植林帯に入り、やがて藤沢の子神社に降り立ちました。
(藤沢の大杉と子神社)
さっそく参拝して大杉にもご挨拶。まぁここは滝子山の帰りにも寄るところなのでおなじみのところ。境内でメロンパンを食べたら初狩駅へ向かいます。
帰りの道中、ふと恵能野の神社も子ノ神社だったことを思い出して、この日は子ノ神社と子神社を結ぶ山歩きをしたことにここでようやく気がついたという超マヌケなお話。これは子年の初歩きに最適のコースでしたね(笑)。ということでちょっと山慣れした方向けのコースとしてオススメしておきましょうか、、、。