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2022.11.20

メグスリノキを狙って、錦繍の日原へ

B221120a(中断歩道のメグスリノキ・盛りでした)

奥多摩はアプローチの混雑もあってあまり入らなくなってますけど、紅葉の時期はさすがに一度は入りたい。とはいえ前の週にタワ尾根を軽く歩く予定も流れてしまい、この週に歩くのはチト遅めな感じ。さてどうしましょう??

そうなると次に浮かぶのはハンギョウ尾根。去年と同じルートを超遅出で軽く歩いてきました。

B221120b(ここからスタートです・笑)

まぁスタートが12時ちょうどのかなり悪い子なので、日原街道の終点というか小川谷林道の起点の駐車場からからのスタート。観光客も少なめで誰もいなかったのは意外でしたが、ここからなら取り付けのかろう橋へも30分とかかりません。

B221120c(カロー谷の巡視路)

かろう橋に出たらさっそくカロー谷の巡視路に入ります。もう午後に入っているので日差しは控えめ。でも紅葉がはじまっていてすでに明るい雰囲気になっていました。

B221120d(例の滝の滝上)

B221120e(カロー小屋跡とカロー池)

例の滝を巻き(笑)滝上に上がったところで軽くランチをとって、もうひと登りすると中段歩道が分かれるカロー小屋の跡に出ます。

カロー池も健在で周囲のチドリノキの黄葉、そして色づいた落ち葉が湖面に浮かんでなんとも素敵な場所になっていたのは篶坂窪の崩落のおかげな訳で、ここもこれから長い期間かけていろいろ変わっていくのでしょうね。

B221120f(中段歩道を上がります)

長い桟道でカロー池を渡り、中段歩道を上がると、色づいた木々が出てきて期待が高まります。

B221120g(ほらほら!)

そして道が登りから水平に変わると、もう遠目でもその色が見えてる!!

B221120h(メグスリノキはもくろみ通り盛りでした)

 B221120t(見事でした)

メグスリノキ、予想通り真っ盛りでした。斜面という斜面にメグスリノキの紅!!

もうもう斜面を散策しまくりましたわよ(笑)。去年はあらかた散ってましたからね。

B221120i(ほぼ定点のイロハモミジ)

B221120j(良い色づきでした)

心ゆくまで散策したらほどをなおも西へ行き、ハンギョウ尾根の乗越すところに出ると、紅葉もこのあたりではすでに遅め。

なので中段歩道を追うのはここまでにして、ハンギョウ尾根をそのまま下ることにしました。すると、、、

B221120k(ハンギョウ尾根を下ります)

B221120l(コハウチワカエデ)

下りだしは点在するコハウチワカエデの紅、そして下るにつれオオモミジ、イロハモミジの紅がつぎつぎと現れて、、、

B221120m(この紅いのはイロハモミジ)

B221120n(いやいや、、、)

こんなこというとホント怒られそうなんだけど(笑)正直色づきはね今ひとつなんですよ。

でも紅葉が盛りの上に西向きの尾根。日差しがたっぷり入って、もうもうもう尾根が輝いて輝いて輝いてましたね!

B221120o(なんとも、、、)

B221120p(オオモミジ)

通い慣れた場所。ここまで来れば時間も読めるのであちこちウロウロしちゃいましたよ。

B221120q(うっとり、、、)

B221120r(終わって欲しくないけどここでお終い)

夢のようなひとときも行く先に植林帯が見えるととうとうお終い。名残惜しいこと甚だだけどなおも尾根を下ります。

B221120s(下りしなもこんな感じ)

あとの帰路は、なんか紅葉の見事さにアガった心をクールダウンするような道のりでした。

帰りは鍾乳洞を通って東日原まで歩いたのですが、ゴン太さんの鍾乳洞の売店(紅葉盛りなので開いていた)でビールを買うという発想は全くなかった!芳城屋さんが閉店してから「東日原の転回場の脇に座って、ビール片手にバスを待つ」ってのを今までやりたくてもやれなかったんで。

たぶん次はそれをやるためだけに日原へ行くかも知れません(笑)。とにかくひとつ言えるのは日原の森はつくづく別格だということですよ。

 

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2022.11.10

三窪高原から鈴庫山へ、錦繍の尾根を辿る

B221106a(鈴庫山から西尾根を見下ろす)

まぁコレは個人的にとっておいてあるというのもあるのですが、大菩薩の稜線より西側は割と未踏の尾根が多く、鈴庫山の稜線も滑沢山から上はまだ未踏のまま。そんな未踏区間を繋げるべく今回は柳沢峠スタートで西尾根を下ってみました。

柳沢峠スタートもかなり久しぶりだけど、三窪高原に上がるのはもっと久しぶり。このあたりは東京都の水源林ですから実はここから上がるのもちょっと楽しみだったりしてました。

B221106b(柳沢峠からの登りしな)

標高的に登りだしで盛りやや過ぎでしょうか、好天の許、コハウチワカエデやハウチワカエデがまだ綺麗に残ってました。水源林の道はいつもながらに歩きやすく、快いですね。

B221106c(稜線はすでに落葉寸前)

小一時間ほどで稜線に上がると、なんかガスが上がってきて早くも怪しい雰囲気。展望はすでにガスであらかた隠れてしまっているし、日差しが遮られるとやっぱり寒いです。

B221106d(大黒茂ノセリ)

大黒茂ノセリ、立派ですねええ!

B221106e(レンゲツツジはどれなのかな?)

このあたりは20年近くご無沙汰しているのですが、記憶が全くない。というかこのあたりはレンゲツツジがまだ残っているのですか?

ヤマツツジはわかるんだけど、レンゲはどの木なんだろう??

B221106f(コミネカエデ)

草原から軽く登ると電波塔で、ここは覚えがある。昔レンゲツツジ祭りの際、駐車場がここまで来てませんでしたっけ?バイクで登った覚えがあるんです。

電波塔からは来た道を戻るのではなく、西の巻き道に入ってみました。

B221106g(西側の巻道にある小屋はなんの小屋?)

稜線の西側は当然水源林ではないのであまり期待しないで入ったのですが、これが雑木林の続くなかなか雰囲気の良い道で、小刻みなアップダウンを繰り返しながら山腹を巻きながら延びていました。

途中で見かけた↑↑この小屋、避難小屋にでもなっていたのでしょうか?今となっては知る由もありませんが、気になってます。

B221106h(ろくすっぽ歩かれていない様子ですがよい道でした)

その小屋を横目に過ぎるとひと登りで鈴庫山の西尾根と合流。うまい具合に再び晴れてくれ、なおも西の鈴庫山を目指します。

B221106i(鈴庫山へ向かいます)

盛りやや過ぎでしたが、このあたりの紅葉もまだまだ楽しめました。しばらくは尾根上に這うケーブルに沿って歩いていきます。

221106j(山頂には山ノ神)

鈴庫山への向いしな、行く先にけっこうなピークが見えていたのがやはり鈴庫山で、山頂直下は急な岩場を右に巻きながら登って、開けた山頂に飛び出しました。行く先に錦繍の西尾根を見下ろしながらしばらくお休み。

天気の良さも相まって長居してたらあとからハイカーがやってきたので、おいとましてなおも下ります。

221106k(鈴庫山からの下りしな)

この下りも急で、一度北西の尾根に引きこまれたので引き返して尾根に復帰しました。ぐずぐずの急降下をこなしていくとじきに左手からケーブルとも再会。ここから尾根は再びゆるんで、ここからしばらくの間が紅葉の最盛期でした。

221106l(コシアブラ)

221106m(ブナ)

贅沢を言えば色づきはいま二つ。でも日差しのおかげで盛りの紅葉、堪能しました。

221106n(このあたりが紅葉の盛り)

221106o(見事でした)

途中の1470m圏のピークでランチをとって、先を行ってもまだまだ続く錦繍の尾根。

221106p(ウリハダカエデ)

221106q(坂脇峠が近づくと再び岩稜に変わり)

下るにつれ緑が徐々に増えてくると、痩せた岩尾根に変わってじきに1336m峰に着きました。

こちらの身としては鈴庫山直下の下りをこなせばあとは緩く下れるものと思い込んでいたんですけど、実はここから坂脇峠への下りがけっこうな急降下で、この日一番しんどい下りでした。聞いてないよー!(笑)

221106r(峠へはけっこうな急降下で気を遣う)

それでもなんとか下って、そろそろ峠だーって喜んでたら、案の定峠は擁壁になっていて降りられる箇所がありません。

ここは右手の緩い沢筋を下ってなんとか林道に降り立ちましたが、末端手前の尾根の分岐を右へ降りるのが一番安全に降りられるルートかもしれないですね。状況を見ると。

221106s(坂脇峠・林道が乗越している)

なんとか峠に降り立つも、日の短い今の時期のことを考えるともうけっこうな時間。尾根歩きはここで打ち切り、平沢へ下ることにしました。

221106t(ショートカット尾根にお宮の跡)

とはえいえ林道をそのまま降りるのはさすがにしんどいので、ここでこれは、、、と目についたショートカット尾根を試しに降りてみました。

すると尾根上はろくすっぽ歩かれていないものの、駄馬を通すような広い道形に、立派な石段が残るお宮の跡もあって、もしかしたらこれが旧来の坂脇峠みちだったりするのでしょうかね?

221106u_20221106145501(去年歩きだしだったお地蔵様に再会)

もくろみ通りに林道に降り立てばあとは下るだけ。道はじきに最奥の集落(名前は知らない)を通り抜け、開設中の林道と合流するとまもなく見覚えのある地蔵菩薩の分かされで、ここで先ほど別れた坂脇峠からの林道と再び合流しました。

もう歩く気分ではないのでタクシーを呼ぼうとしたらケータイが入らなかったのでしばらく下ってようやくコール。道中の紅葉もさることながら、坂脇峠からうまいこと下りられたことに気分も上々で、そんな山行きの余韻に浸りつつタクシーを待ったのでした。

 

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