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2022.03.20

雑木の稜線が楽しい・サイマル山~高取山~大タビ山

B220326a(高取山への道すがら)

今年の冬は寒かったせいでお花が遅れていますね。ということは花粉の方も二週間は遅れていて、例年なら二月の下旬には症状が出るものが三月の第二週になってようやく出てきた感じ。

それに今年は花粉が並以上に多そうですけどそれでもお山へは行きますよ(笑)。ということで前道志の主立った尾根の中で最後の最後までとっておいてあったサイマル山~高取山の尾根をようやく歩いてきました。

B220326b(北面の巡視路はこんな感じ)

今回は朝日馬場の岩船神社からそのまま尾根に取り付くのではなく、大平川沿いに歩いて送電線の巡視路を辿って尾根に取り付いてみました。ここは大平川に架かるリニアの橋梁が良い目印になりますね。

のっけは巡視路なので道筋は至って明瞭。かつての台風の影響もちょっとだけありそうですけど難なく歩けます。

B220326c(サイマル山への直登路はけっこうな岩尾根)

とはいえそのまま巡視路を辿ってしまうとサイマル山は巻いてしまうので、二つ目の送電塔の広場でちょっと休憩したらそのままその尾根に取り付いてみました。

のっけのバラ藪を抜けきればあとは尾根を詰めるだけ、でしたがここは案外岩尾根なんですね。痩せた急な箇所もあって登高の良いアクセント。登りの途中で今年初のダンコウバイを見かけたらひと登りでもくろみ通りサイマル山に飛び出しました。

B220326d(サイマル山を越えたところ)

サイマル山は雑木の疎林に覆われた快い山頂。北側のゴルフ場がちょっとだけ目障りだけど、行く先の稜線も雑木林が続くようでわくわくしてきました。

あとはこの稜線を東へ徐々に徐々に登っていくだけです。

B220326e(ダンコウバイ・咲き始め)

B220326f(ゴルフ場を挟んで高畑山を望む)

稜線も道筋は明瞭で巻いている巡視路と変わらないレベル。道中雑木林が多くて、これはなかなか佳い尾根ですよ!

尾根南側の雑木の育ち具合をみるとこのあたりはシュンランが大量に湧いても良さそうだけど、残念ながらシカのフンがけっこう多いので期待薄だろうな、、、。

B220326g(高取山)

小沢峠を過ぎてもそのまま道を追ってしまうと高取山は巻いてしまうので、ここもその先の送電塔の広場から尾根に取り付いて、少し登ると高取山でした。

B220326h(尾根に沿って送電線がのびている)

B220326i(なんとマンサクに逢えるとは!)

自分で言うのもなんだけどよく気がつきましたよ!マンサクは本当に地味だから。奥多摩秩父山域以外でマンサクを見かけたのって本当に久しぶりのことだったんです!

B220326j(高岩を見ながらゆるゆる行く)

これ見ればいい尾根だってよくわかるでしょ?花粉症の症状が出てきてしんどかったし、ちょっと暑かったけど、、、気分は上々よ。

お昼の頃合いで素敵な雑木の平地があったのでランチにしたのですが、これが大正解。再び歩きだしたらすぐに高岩に出てしまいました。

B220326k(大タビ山)

ここからちょっとだけ登山道。北へゆるく登り返すと大タビ山で、ちょっと早めだけど今日のところはここまで。軽く休んだらちょっとだけ戻って大タビ山東尾根というか楢山沢の右岸尾根を下りはじめます。

B220326l(楢山沢右岸尾根を下ります)

楢山沢右岸尾根はかねてより目をつけていた尾根で、短いながらもゆったりした形に、三角点峰もあって、しかも直接無生野へ降りられるとあって今回はもう下るしかないでしょう!ということでした。

B220326m(△857.4m)

下ってみると雑木と植林に分けられた尾根で、地図で想像した緩やかさはあったけど、尾根はさほど広がらなかったかな。でも雰囲気は悪くないですよ。

B220326n(末端部は岩尾根の雰囲気も)

でも意外だったのが△857.4mを過ぎてからで、途中ちょっとした岩場の急降下もあってなかなか楽しかったのですが、ちょっとだけ恐れていた末端部が想像通りにちょっと大変でした。

とはいえうまく迂回してキッチリ道標の傍らに出ればあとは無生野へ向かうだけ。バスの時間にも余裕があったので雛鶴神社に寄って参拝したり、無生野バス停の脇にまとめられた野仏たちを確認できたりと、楽しく有意義でもあった山行きになりました。まぁこの頃には花粉症の症状もかなりヒドくなっていたんですけどね、、、(笑)。

 

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