滝見をかねて大嶽へ初詣
(大岳沢大滝)
あけましておめでとうございます。
今年もみなさん無事に山歩きができることを心より祈っております。
・・・・・☆
今年は正月から歩く予定だったのですが元日に謎の鼻炎に見舞われてようやくの初歩き。今シーズンも暖冬の予想が年末から急に寒くなってしまい、これなら滝見もいいかなあ?ということでちょっと遅出で大岳山へ行ってみました。
(御坂尾根下部辺り)
先週の雪も西の奥多摩ではさほどではないらしく、大岳鍾乳洞までタクシーがあっさり入ってくれました。久しく訪れていないうちにいろいろ綺麗になった鍾乳洞の施設を見ながら林道をてくてく。こちらはまた新しい林道を造っているのですね。
林道終点からひと登りでたどり着く大岳沢の大滝はトップの写真のような感じ。まだまだですね。沢沿いの氷の造形も少なく、寒さの蓄積がたりないのでしょう。
(御坂尾根中腹)
そんな大滝を鑑賞したら来た道を少し戻り、ここから御坂尾根に取り付きました。
ここは人気の大岳山にあって短いながらも静かで、変化もあり、雑木もそれなりにあって、しかもダイレクトに大岳へ登れる。個人的には大岳周辺で一番好きな尾根になっているかも知れません。っていうかわりかし歩いてるよね?(笑)
(尾根上部の岩場は直登した)
雪は尾根の北面でうっすら白く残る程度。それも標高を上げ、岩場に着くともう見かけなくなりました。
今回は岩場を忠実に直登。例の展望のスラブは寄らずにそのまま登山道まで登り切りました。
(大嶽神社へ初詣)
登山道に出たら、大岳だし人多そうだろうなあ、、、と思い込んでたらすれ違う人が案外少ない。以前取り壊されると聞いていた大岳山荘の建物が残っていることに驚きつつ、なにはなくとも大嶽神社に参拝。それから山頂へ向かいます。
(大岳山山頂・空いていた)
確かに登山道に出てからの行き交う人の少なさが意外ではあったけど、連休初日のお昼過ぎにしてはちょっと少なくね?って感じの人出で驚きました。これって、、、。
おかげでハナから諦めていたベンチを悠々と占領できゆったりランチ。初歩きには欲しい富士も頭だけなんとか姿を見せてくれてました。
(雪は北面でこの程度)
あとは探勝路を下るだけなので心ゆくまでのんびりしてから下山開始。
探勝路は現在通行を推奨されていない状態なので下降点は今の感じが良いのでしょう。こちらも短いのでけっこう急です。特に尾根を外れてからの急降下が若干荒れていて、よりしんどくなっている感じ。
(探勝路のひとコマ)
沢沿いのトラバース道もかつての台風の影響か崩れかけていたり、若干不明瞭だったりしますが、慣れている人なら大丈夫でしょう。
(トラバース道は若干荒れているようだ)
(海沢大滝)
海沢(うなさわ)大滝はかなり凍った4年前以来かな。あの時は一歩遅かった。でも滝壺は凍っていたからね。
この日は滝から流れる風がなぜか清々しくすら感じました。寒かったけど(笑)。
(氷の造形もちょこっと)
氷の造形も多くはないけどぼちぼち。のろのろ撮影しながら下っていきます。
(ネジレノ滝)
ここは沢の飛び石伝いでも滝壺に近づけることを今回初めて知りました。左岸の巻きがちょっと怖いんだよね。
(三ツ釜の滝)
三ツ釜の滝を左に見るように急な階段を降りると海沢園地で、山道はここでお終いです。
(海沢園地・サワグルミの巨樹)
海沢園地もちょっと綺麗になったみたいですね。林道は通行止めのようで安心して歩けるのは良いけど、園地の辺りはコンクリ舗装になっていてこれがちょっとね、、、舗装が堅く歩きの振動が身体にダイレクトに来るのでおっさんには少々キツいのです。
とはいえコンクリ舗装はさほど長くは続かず。あとは奥多摩駅までちょっと長めの林道歩き。どこぞのキャンプ場がエリアを広げつつあることなどちょっとした変化を確認しつつ駅へ向かったのでした。