立山で思いがけない紅葉めぐり
(おそらく天狗ブナ)
ちょっと遅れましたが、天狗ブナはたぶんというかおそらくですよ!いうか他所の山域なら1700~1500mぐらいのレンジの時期だったので、まさかこの日が紅葉狩りになるとは思ってもいなかったのです。
この日は丹沢の西端ともいえる三国山稜の立山(たちやま)だけをのんびり周回してきました。
(ヒナウチワカエデ)
(コミネカエデ)
ということで籠坂峠の霊園から歩きだしたのはちょっと遅めの9時過ぎ。まずは普通に登山道を登ると周囲が普通に色づいていてビックリ。まだ1000mそこそこなのに!この日は緑の中を歩くものだと思い込んでしたのでした。
ちょっと、、、今年は早すぎでしょう!と早合点しかけたけど、
(チドリノキ)
色づくのが遅いチドリノキが普通に色づいていたのにまたビックリ!
ここはなんで色づきがこんなに早いの?中低木がメインのせいなのか富士の砂礫のせいなのか、、、。
(立山の尾根をてきとうに)
今回は分岐から立山へ向かったのですが、その道から外れて尾根上に上がってみると、もくろみ通り?そこにはどこでも歩けるような広大な緩斜面が広がっていました。
盛りの紅葉を愛でつつそんな斜面をさまようように、ゆるゆる登っていきます。
(カジカエデ)
(コハウチワカエデ)
正直色づきは今年もあまり宜しくないけど、そこはお日さまの力でカバー。晴れていればそんな紅葉でもほんとうに綺麗に見えるんですよね。
(オオイタヤメイゲツ)
(イタヤカエデ)
この山域は標高の割りにオオイタヤメイゲツがかなり多い。今年はなぜかメイゲツと縁が深いです。
(ここは紅葉の進みが早い!)
(ウリハダカエデ)
ということで1200mを越えるとすでに紅葉は盛りすぎという光景は、半ば信じられない光景でもありました。
(そろそろ立山も近いところ)
(展望台より・宝永と富士)
距離的に云うとそうないのにほんとうにゆるゆる歩いて、ぴったり立山の山頂に飛び出したのはお昼前。普通に歩けば一時間ほどのところをここまで時間をかけて歩けたのは盛りの紅葉のおかげでしょう。
ここから展望台へ向かうとハイカーがちらほら。もっとマイナーなところだと思い込んでいたので意外な多さにまたまた驚きました。
(ブナはさすがにこれから)
人を避けて↑↑ここじゃないブナの近くでランチをとったら、稜線を西へ行きます。
(登山道も立派なブナが多い)
アザミ平の短い間も立派なブナが目につきますね。
稜線はすでに落葉が進んでいる状態。他所の山域ならまだ緑な1300mほどなのに、、、本当に早い!
(1300m以上は盛りを過ぎていた)
(下り道・ハイカーがひきを切らない)
降り立ったアザミ平もかつてはお花畑だったそうですが、今はシカさんの影響でその片鱗もない感じ。
ちょっと休憩している間にもハイカーがひっきりなしにやってくるのも意外でした。軽装の人もいたし。すぐに上がれてウォーキングコース的でもあるからなのでしょうかね。そんな人たちにも追い越されながら再び現れた紅葉を愛でたり、気になるものを確認したり(!)しながら登山口へ向かったのでした。
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コメント
サンバさん、
ありがとうございます。実際はそこまで色づきは良くないのが多かったのですが、やはりお日様の力だが大きかったです。
でもあそこの紅葉があんなに早くて、しかも楽しめるところだとは正直思ってもいませんでした。失礼すぎますね(笑)。
投稿: komado | 2021.11.15 19:49
AKIOさん、
やっぱりそうですよね。下山途中に気になる枝振りの樹が見えたので寄ってみたら、まわりが囲われていたのでただ者ではないのかもとは思っていたのです。
でもこんな偶然に出逢えたことに自分で驚いております。
投稿: komado | 2021.11.15 19:47
Komadoさん
いやあ、色とりどりの素晴らしい黄紅葉の写真,目の保養になりました。komadoの写真,画角が良いですね。
投稿: サンバ | 2021.11.14 20:55
Komadoさん、こんにちは。
その写真は「おそらく」ではなく、天狗ブナに間違いないと思います。小生も9月に訪れたばかりです。
オリンピックのおかげで三国峠の駐車場が整備されたので、その界隈も行きやすくなりました。
チドリノキの写真が綺麗ですね。
投稿: AKIO | 2021.11.12 08:55