遅出の三頭山と水源林の紅葉
(鶴峠への道すがら・Part1)
ずいぶん遅れてしまいましたが今年の紅葉シーズンはユルいながらも毎週歩いていて、この日は寝坊してしまったもののやっぱりどこか歩きたい!となれば林相的/紅葉のレンジ的(1300~1100m)に行き先は自動的に三頭山となりました。
すでに紅葉シーズンに入っているので朝遅いというか昼近いバスでも混んでいるのかも?と想像してたら、実際にはお客はぬあんと二人だけ(笑)。まぁ快適に乗れるので良いっちゃあ良いのですが、、、。
(三頭大滝)
でも都民の森に降り立てばそこは行楽客で溢れかえっており、自分も行楽客に混ざりつつみんなが手にしていたみとうだんご(¥350)を頂いてからかなり悪い子なスタート。例によって三頭沢を行きます。
(三頭沢・紅葉は遅めでした)
三頭沢の紅葉はすでに盛りすぎ。でも良い林ですよう。思いがけず諦めていたカツラの甘い残り香を楽しめたので十二分に満足です。
時間的にこちらは下りのハイカーばかり。なんとか先を行かせてもらいます。
(マルバカエデ)
ムシカリ峠にあがるとマルバカエデがまだ残っていました。
樹上の黄葉も綺麗だけど落ち葉も鮮やか。峠でスライドした女性パーティの方々が歓声を上げていたのもようくわかります!
(三頭山より石尾根の様子)
(ヤマボウシ)
ムシカリ峠からひと登りで西峰に上がると、さすがにここはハイカーがまだまだ多い。
もはや珍しい光景ではないのだけど、このご時世が山歩きの若年化をグッと推し進めたような気はします。自分より上の人がいない。かつての界隈は自分より上の人がほとんどで、同世代以下なんてほんとうに少なかったのよ。
(鶴峠への道すがら・Part3)
もういい加減な時間なのに今回は都民の森に戻らず、、、西の鶴峠へ向かいます!(笑)
実はですね、知らない間に小菅の湯からのバスの時間が繰り下がっていたので、それなら林相の佳い西の道の方が楽しめるに決まってるし、紅葉的にもちょうど良いレンジなのです。
(鶴峠への道すがら・Part4)
(鶴峠への道すがら・Part5)
この稜線は北側が水源林なので林相の落差が激しい。左右の林相の違いがわかってもらえるかも。
画像だと右が北側の水源林。このあたりはブナ・ミズナラの立派な木々が多く素敵な林が広がっているのです。悪い子すぎてこの日は割愛しましたけど、沢筋の渓畔林もすんばらしいのよ。
(オオモミジ)
赤いオオモミジが少ないねえ。
この日は北の巻き道と合流して、向山の分岐辺りからが紅葉のピークでした。
(下草のコアジサイが黄葉している)
(向山分岐辺り)
その辺りで夕日も当たるような向きになって、夕暮れに輝く紅葉黄葉を写真では再現できてないのが残念。
その神々しい輝きはこんなこと言っちゃいけないんだけど、こういうドイヒーな歩きをしているからこそ見られた光景で、ラッキーだったと云うことでしょう。というか季節を変えてとはよく言われるけど、時分を変えて歩くこともその地の新たな魅力を知るきっかけになるのだなあ、と。
(日没間近に歩いたおかげでした)
尾根の北側を巻いていた道が尾根上に戻り、南側へ移ると鶴峠は間近。なんとか日が暮れきるまえに下山できました。
峠の狭いスペースでいそいそ着替えを終えると周囲は真っ暗。そうそう峠のバス停の時刻表が改正前の時刻のままでちょっと焦りましたが、実際にはネットのダイヤ通りに小菅からのバスがやってきたのでした。
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