いつもの草原へ
(水を含んだチカラシバ)
もう繊月じゃなくて先月下旬の頃のなんですけどね。あの辺りのお山と絡めていつもの草原も歩く予定だったんですけど、山中湖に着いた時点で無情の雨。これでは山歩きは楽しめないので、いつもの草原の散策に切り替えました。
(ヤマトリカブト)
(遠景ほとんど撮ってない、、、)
こんな天気にもかかわらず駐車場はほぼ満杯!まぁお花めあての散策なら傘差してでも行けるところではあるんですけど、お好きな方が多いのですね。
(コシオガマ)
(シシウドの実)
歩き出し当初こそ雨は止んでいたものの、草原に出た頃には再び雨が降り出し傘を出します。
草原の花はそろそろお終い近しの様子。トネアザミ、ワレモコウ、ノコンギク、アキノキリンソウ、ヒキオコシ、タチフウロ、フタバハギ、シラヤマギク、オトコヨモギ、、、そして枯れていたおそらくナデシコ科の株がやたらと目につきます。
(ハバヤマボクチ)
(ノコンギク)
(ヒルガオとヒキオコシ)
(フシグロ)
行き交う人たちは皆さん親切にいろいろ教えてくれるので、お目当てのお花の居場所もおおよそわかってきました。
んで冒頭に書いた枯れたナデシコ科の株はぬあんとフシグロでした。梨ヶ原以来の再会。その姿の通り小さくて地味ながらも明らかにマンテマの仲間とわかる花の造形が愛らしい。
(キツネノマゴ)
(シラヤマギク)
シラヤマギクは盛りすぎていたのにお花は妙に綺麗だったなあ。
(ヒナノキンチャク)
んでお目当てのお花もようやく見つかりました!何年越しだよ!
しかもそこは何度も何度も歩いている場所。あまりのアホらしさに倒れそうになりましたよ(笑)。さすがにお花は遅めでこの日がラストチャンスだったでしょう。来年はもう少し早い時期に行ってブリブリに花をつけた姿にお目にかかりたいですね。
(ぬあんとハナハタザオ)
そしてもっと驚いたのがこのハナハタザオ。矮小化したのが返り咲いていたのでした。
ちっちゃすぎて最初なんの花かわからなかったのです。
(マツムシソウ)
マツムシソウが残っているのは一角だけになっているのですね。
(ムラサキセンブリ)
ムラサキセンブリは今年も逢えました。
見れば見るほどセンブリではなく、低山型のミヤマアケボノソウといった雰囲気ですよね。
(ナギナタコウジュ)
(富士山見えないよう)
(レイジンソウ)
ということで雨の中、ろくに休憩も取らずに5時間もかけてのんびりお花見をしていたのでした。よく探して見て歩いたなあ(笑)。
もちろん満員だった駐車場はスカスカ。雨のせいでお昼もとってなかったのでランチ場探しに駐車場を後にしたのでした。
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