« おおよそ3週間後の三ツ峠 | トップページ | なつかしの峠越え »

2021.06.20

またその3週間後の三ツ峠

B2106a(登り尾根のひとコマ)

前の三ツ峠からちょっと通うのもいいかもーと思い始めたのでまたまだ今回も三ツ峠へいってしまいました(笑)。結果として今回はおおよそ2年前と同じ時期になり、年々減っているのは否めないところではあるんですけど、、、夏のお花も徐々に咲きそろってきました。

今回はきちんと良い子に登山口を9時にスタート。喧噪から離れていつもの尾根を登ります。

B2106b(ヤマツツジ)

登りだしこそまだ曇っていたものの、徐々に晴れてくると静かだった尾根上には鳥が、そしてエゾハルゼミが啼きだし尾根上は賑やかになってきました。

初夏の様子が好ましい。人が多くて賑やかなのは昔から苦手だけど、こういうのはホントに心地いいんですよねえ。

B2106c(この辺りは異形のブナが多い)

のんびり歩いて縦走路に出たら、例によっていろいろ寄り道。

縦走路の脇にはツルキンバイ、クサタチバナが咲き始めていました。そしてふと頭上を見上げるとサラサドウダンも。数は多くないけど、花つきは良さそうです。

B2106d(ササバギンラン)

B2106e(これもブナ)

今回改めてこの辺りをじっくり歩いて感じたのは異形のブナが多いということ。

確かに御坂は風の影響か?大木でも樹高の低いブナが多いのが特徴ではあると思うんですけど、ここのはどうやったらこういう形になるのん?という木がいくつかあって、、、不思議ですよね。

B2106f(御坂主稜方面を望む)

いつものランチ場からはこんな感じ。

さすがに八ツや南アルプスは無理でしたが、甲府盆地はクッキリ見えて展望自体はそこそこ良好。今年は高い山に行けるのかしらねえと思ってしまいます。

B2106g(シロバナフウリンツツジ)

お花はランチを終えてからが本番。まずはシロバナフウリンツツジ。花付きは良好でした。

B2106h

(カシヤ穴)

B2106i(ムラサキツリガネツツジ)

思いのほか少なかったのがムラサキツリガネツツジ。キバナウツギもそうだし、コヨウラクツツジはすでに終わってました。

B2106j(御巣鷹山を振り返る)

B2106q(囚われの花)

鹿柵のないお花は残念ながら2年前よりも減っている印象。でも中のオオバギボウシは増えましたねえ。

B2106k(ズミも満開)

満開のズミ(コナシ)はあんがい華やかよ。

B2106l(こちらも見頃)

B2106m(白花ははじめて)

御巣鷹山から開運山へ向かうと時間が早いこともあってさすがに人が多い。みーんな↑↑のお花撮ってて笑った。

でもおかげで白花の場所を教えてもらいました。早咲きの場所の近所なのね!

B2106n(開運山より)

今回は思いのままに歩いたせいで歩き出しが早かったのに開運山に着いたのは14時過ぎ。

今回は山頂から富士も拝めたし、下りはヒネる必要もないでしょう。なので素直に荷揚げ道を下ることにしました。

B2106o(グンナイキンポウゲ)

どうやらこのあたりのキンポウゲはグンナイキンポウゲらしい(笑)。

荷揚げ道はメインルートなので人は多いし、なによりなんとか車が通るぐらいですから、道が単調で正直盛夏以外できる限り歩きたくない道なんです。

B2106p(蝉時雨の中荷揚げ道を下る)

ところがその下り道が自分でも滅多に聞くことがないぐらいのエゾハルゼミの大合唱!まさに「蝉時雨」という言葉しか浮かばないような道のりで、この様子で一句詠みたいぐらいだったんですけどやっぱりうまくできなかった、、、。

それこそ豪雨のような時雨れ方だったんだけど、同時に静寂も感じる不思議。そして傾きかけた日差しが差し込む緑の林に、乾いた心地よい風が吹き抜ける。ワッとわき上がる感じではなく、じわじわと感慨に浸るような。なんとも忘れがたい道のりでした。

 

|

« おおよそ3週間後の三ツ峠 | トップページ | なつかしの峠越え »

【御坂・天子・富士】」カテゴリの記事

コメント

ba_sobuさん、

盛夏でもああいう静寂ってありますよね。
でもセゾハルゼミの時期は気温が低くて乾燥していて、泣き声も違うし、やっぱり独特としか言い様がない。
あのときが盛りだったんでしょうね。

投稿: komado | 2021.06.28 00:04

komadoさん こんにちわ
いよいよ梅雨本番のようです。

>同時に静寂も感じる不思議

まさに 言い得てますね!!

投稿: ba_sobu | 2021.06.27 14:29

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« おおよそ3週間後の三ツ峠 | トップページ | なつかしの峠越え »