大幡川の新緑とお花と
(水雲山より御巣鷹山)
GWは思ったよりも天気が安定しなくて当初はどこかで山キャンでもしようかとも思っていたんですけど、、、結局日帰りに。日帰りならどこがいいかなあといろいろ考えて思いついたのが、お花もぼちぼち咲き始めていそうな三ツ峠でした。
ということで今回は三ツ峠というか御巣鷹山から久しぶりに水雲山へ下ってみました。
(いつものルートで、、、)
この日は時間が中途半端だったので河口湖駅から登山口までタクシーで出て(¥5510)からのスタート。登山口附近は路駐の車がずらりと並んでさすがの人出もいつものルートに入ればこの通り。いたって快適に歩けます。
とはいえ大抵は夏場に歩くのでここまで尾根上がスッキリしている時期に歩くのはのは珍しく、新鮮ではありました。周囲は芽吹きを始めたばかり。お花といえばミツバツツジとマメザクラ。イワカガミはまだ蕾でした。
(マメザクラ)
(御巣鷹山の草原より開運山)
登山道に上がるとさすがにGW。清八峠へ向かうハイカーも多いですね。とはいえ御巣鷹山にあがっても人はまばら。草原はこの通りで、お花もタチツボ、エザンイスミレにツルキンバイがちょこっとな感じ。
(ヒメスミレサイシン)
とはいえごそごそ捜索するとやはりいましたヒメスミレサイシン。久しく逢ってなかったこのスミレ目当てで三ツ峠に行ったと言っても過言ではないですからね。
それに三ツ峠の中で一番マイナーな御巣鷹山もこんな展望が楽しめるところがあるんですよ。
(御坂主稜の奥に南アの山山)
(径が想像以上にわかりづらい)
お花がまだこんな感じでは人の多い開運山へ行く気も失せてしまったので早くも下山のお時間。ひさしぶりに水雲山の尾根を下ってみることにしました。
こちらは私製の道標は残ってるし、前に降りた感触からバリエーションの範疇ではかなりわかりやすくなった印象だったので安易に降りてみたのですが、以前の台風の影響でしょう、倒木が多く道筋も不明瞭。えっこんな感じだったっけ?ってちょっと焦りました(笑)。
(クモイコザクラ)
(水雲山)
しかも尾根の分岐で倒木が被さっている箇所も複数あり、これは道標があるから、、、といって安易に下ると痛い目に遭うヤツですよ。
そんなわけでいろいろ迂回しながら下っていくとじきに水雲山の立派なピークが見えて一安心。釣鐘型のツツジの類はこの辺りでもまだ早すぎました。
(扇状地上の大幡側を見下ろす)
水雲山は4年ぶりでしょうか。まだ残っていた祠に挨拶したら、小広いピークに上がって周囲の展望を楽しみます。
ここはホントに良いところで、上からでも下からでもこの山目当てに訪れるのも良いと思います。晴れた日とかツツジのシーズンは特に!
(ヒメイチゲ)
ひとしきり展望を楽しんだらなおも下ります。んが露岩混じりの急降下が続く尾根のRFは、水雲山までよりそれより下の方が少々むつかしいかも。まぁここを歩く人は限られているとは思いますけど、、、。
(水雲山より下は新緑)
とはいえ下るにつれ鮮やかになる新緑がほんとうに見事で心が浮き立ちます。
おかげでとん、とん、とん!と下れて、あっという間に大幡側のほとりに出てしまいました。お花は少なかったな~。
(大幡川を渡って、、、)
急な下りで大汗をかいた顔を洗って、対岸の林道に出たら後はお気楽~のつもりも帰路の林道が大荒れでした。
歩くには支障がないレベルなのは助かりましたけど、全面復旧にはかなりお金がかかりそうな感じ。北口登山口までタクシーが入ってくれた時代は遠くになりにけりですよ。ホント。
(林道は大荒れでした)
小一時間ほどで宝鉱山のバス停に着いたのですが、手前のグリーンロッジは閉まったままで周囲は真冬のような閑散ぶりでした。
バスの時間までまだ一時間もあったものの、ここは休憩する場所には事欠きません。着替えを済ませ、のんびりおやつを食べながら帰りのバスを待つひとときも山歩きの楽しみのひとつなんだなあ、と改めて感じた一日でした。