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2021.03.12

倉岳山の北面へふたたび

B2101a(オクビ北西尾根中腹で見かけたモミの巨樹)

ふふふ、、、前に行った時、ちょっと気になるところが目につきましてね。またまた倉岳山へ行ってきましたんです。

しかもまたまた遅出で(笑)。ということでまたまたおんなじような時間に鳥沢駅を出まして、

B2101b(この日の倉岳山)

今日はちょいとモヤり気味というか曇り気味かな?

B2101c

(今回もお地蔵さまの分岐を左へ)

桂川を渡ってからはまたまた穴路峠みちをてくてく行き、駅から小一時間ほどで例のお地蔵さまの分岐に着きました。

んでそこからまたまた左の径でして(笑)でも径を辿るのはすぐ先のオシノ沢を渡るまで。ヘソ水コースはそこから右岸側からの枝沢をなおも渡って北西尾根へ上がるのですが、今回はオシノ沢を渡ったところで対岸の尾根にそのまま取り付きました。

B2101d(植林を抜けると痩尾根の急登が続く)

そしてその尾根こそが今回のお目あてのオクビのほっそくて短い北西尾根。登りだしこそ植林なものの、ひと登りするとすぐに雑木林に変わってもうそれだけで根拠のない期待が高まります。

じきに日差しも入るようになり(北斜面なのに!)、痩せた露岩混じりの地形図どおりの急登が続くようになりますが、藪はほぼなく快適に登れます。

B2101e(こんなところがあったり)

あとはこのまま上で行くのかな?と予想していたら、こんなふうに落ちたところや

B2101f(短いながらもリッジ状の箇所も)

こんなリッジ状の箇所もあり、ゆえにちょっとした展望もあって、急ながらもピリッとした登高の楽しみがある。これはかなり楽しい尾根ですよ!

B2101g(とおもえばこんな炭焼き跡もある)

と気分良く歩いていたら、先に大きな木が現れたので近づいてみると、それがトップの写真のモミの巨樹でした。抱きつき測定でおおよそ5m弱でしょうか。こういう出逢いは久しぶりで嬉しかったな-。

そしてその巨樹のすぐ先には妙にスッキリした斜面が広がっていたので、尾根から下って周囲を回ってみると、ならされた地面に石組みが点在していました(5,6箇所あった)。これは炭焼きの跡でしょうか。周囲は明らかにもと薪炭林ですし。かつてはオクビの西の尾根からトラバースしてこちらに来ていたのかなあ?と勝手に推測しています。

B2101h(オクビに出ました)

B2101i(倉岳山より)

そんな炭焼き跡からはなおも傾斜を増した急な登りが続いて、ただただ登り詰めるとようやく頂稜に飛び出しました。そのすぐ隣が登山道の通るオクビで、そこから東へ緩く登ると倉岳山の山頂です。

着いた山頂はすでに曇って暗いし、もういい加減良い時間なので遅いランチをささっとしたためて、はい下山です。

B2101j(下りは北東尾根)

下りはこれまた10年以上ぶりの北東尾根。というか倉岳北面のバリエーションって北尾根以外登ったことがない、、、。

そんな訳でかなり久しぶりでしたが、ここは意外に覚えていましたね。たぶん雑木と植林の間を行くから。そして途中の747m峰が明瞭なピークだからというのもあるのかも。若干急ですけど歩きやすくすいすい下れます。

B2101k(からの北の枝尾根を下り)

その747m峰に着いたら、ここで北東尾根を別れて北の枝尾根を下りました。理由はもちろん雑木林がなおも続くからです。

747m峰から下は明瞭な道筋も確認できたのが久しぶりに降りた収穫かも。これは登山道なのか?炭焼きの径なのか?それともなにかしらの登拝路にでもなっていたのか、、、。

B2101l(倉岳山を振り返る)

この辺りまで降りても日差しが入るのはありがたい。北斜面なのに。倉岳ってホンっといい山!

やがて足下に桂川を捉えるようなると、ひと下りで知る人ぞ知る桂川右岸の径路に飛び出しました。ここからは鳥沢でも梁川でもおおよそ同じ距離。なので猛藪はしんどいけど久しぶりに梁川の方へ行こうとしたんですけど、行く先に見える植林帯の倒木が酷く、その様子を見てあっさり鳥沢へ転進しました(笑)。

B2101m(桂川右岸の径路・比較的明瞭)

とはいえこちら側も基本径は明瞭なものの、道形が細かったり、沢を渡る箇所では道筋を捜索する箇所もあって一筋縄ではいきません。それでも見覚えのある鹿柵を入ると、すぐ先が北尾根の取り付けでもある八幡宮でした。

あとは鳥沢駅へ戻るだけ。登りと下りの尾根の想定外の楽しさに歩きたいところがまた増えたなあ、と気をよくしつつ駅へ向かったのでした。

 

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