錦繍の日原へ
(水松山中尾根のひとコマひとコマ)
昨秋の台風の影響で二年ぶりとなる錦繍の日原。例によって諸般の事情によりさっくりとまとめてみました。
日原行きのバスは崩落の影響で小型バスになって驚いたんですけど、今は川苔橋は通過するのでかえって丁度良い塩梅のようです。今秋初ともいえる雲一つない快晴のもと、久しぶりに稲村岩に挨拶をしつつまずは林道をてくてくてくてくてくてく、、、。
(御供所のあたり・ゲート前から高巻く)
ちなみに日原林道はおろせ橋の先でロープが張られており、八丁橋先のゲートまでも行けない状態になってました。自分はここから孫惣谷へなおもてくてくてくてく。二時間ほどで御供所(ごくうしょ)に着いたら、気は向かないけど大高巻きして孫惣谷の巡視路を辿ります。
冒頭こそ改修されていた巡視路はぼちぼち荒れはじめていますね。でもこの辺りの林の良さはいまずもがな。わくわくしかしない!
(孫惣谷の巡視路・径は細い)
(この辺りでわからなくなったので)
径が水松(あららぎ)山の中尾根を乗り越すと、道形はまもなくか細くなり、ここってこんなわかりづらかったっけ、、、と少々心配になるレベル。その先で現れた石組みで巡視路だと確認できる感じ。
んが最初の沢を渡ったところで早くも径があやふやになり、ここはクロスケの足跡を追いながらなんとか枝尾根を乗り越すも、その先でとうとうわからなくなってしまいました。
(ブナ・綺麗に色づいたのは少ない)
まぁこのまま適当に追っても良いんだけど、そおいやこの枝尾根は歩いたことがなかったな。ということに気がついて、それなら未踏の箇所を歩いてみましょうと、この枝尾根の登りに切り替えました。
尾根は地形図どおりの急登が続きますが、黒木に広葉樹の二次林が続く雰囲気の良い尾根でした。でもぼちぼち見かけた紅葉がいまふたつ、、、。
(中尾根の枝尾根を登ります)
小一時間ほどで水松山中尾根を合流すると、そこは黒木の多い地点。ああここに出るのか!
あとはひたすらに登り詰め、長沢背稜/都県界尾根の登山道を突っ切ると、三角点のある水松山に上がりました。この山頂も今は休憩の適地ではあるんですけど、少々暗いので稜線伝いに西の板小屋ノ頭を目指します。
(水松山付近・稜線のオオイタヤメイゲツはほぼ終わり)
このあたりの二重山稜は広々としていつ歩いても気持ちの良いところ。昔はこのあたりもスズタケに埋もれていたのですが(笑)。
稜線のオオイタヤメイゲツはすでに盛りを過ぎ、南面のカラマツは盛り手前ながらも色づきはこちらも宜しくない感じでした。稜線はすでに初冬を感じさせるような明るさに包まれていて、どこかもの寂しい。
(板小屋ノ頭・ほぼ落葉)
ランチは板小屋ノ頭からちょと下ったところで頂きました。まーここは滅多に人が来ないところですからね。おかげで心底のんびりできました。
あとは下山?なのですが、このあとはさっくり。ちなみに紅葉のレンジは1600m~1500mくらいと妙に狭く、一週間近く遅れている感じでした。
(ハウチワカエデ)
(コハウチワカエデ・この先もっと色づくの??)
(見頃は1600m~1500m)
孫惣谷の方は今度梯子坂ノクビレから降りてみましょうか。
今回は久しぶりによく歩いた。おかげで会心の歩きができたかなと!あー楽しかった。