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2020.06.22

サンショウバラをたずねて三国山稜へ

B200622a(サンショウバラ・アザミ平~大洞山間で満開)

まさか三ヶ月も空くとは当初は想像もしてなかったけど、ようやく県境を越えた移動ができるようになって久しぶりに歩いてきました!

お目当てはサンショウバラ。当初予定していたコースは自分のミスで朝のはよから予定変更を余儀なくされ、行き先を三国山稜に変えてみたのですが、アプローチでの運休が相次いで籠坂峠からの歩き出しが10時過ぎという、、、(笑)。

B200622b(みどりの中の一本道のよう)

でも短いコースなので遅くてもさほど問題はありません。でも遅れている間に山はすっかりガスに覆われ、ひんやりするぐらい。でも歩くにはこれぐらいの方がいいでしょう。

みどりに覆われた一本道をマスクなしで歩ける喜びと言ったら、、、もうっ!

B200622c(砂礫の道が富士山間近の山って感じですね)

B200622d(ヤマボウシ)

足下は土というよりまだ砂礫でこれも富士山間近の山らしくて新鮮です。足にも優しいですし、湿っても泥だらけにいならないし。

今回ミスったのは掠れかけた岩田さんの道標があったところが立山(たちやま)への分岐だったこと。道標旧くて読みづらかったのでろくに見ないでそのまま左へ直進したら、アザミ平に出てしまいました。

B200622e(アザミ平附近・花は少ない)

B200622f(マメグミ)

これで晴れていれば立山へ登り返したんでしょうけど、この天気ですから早々に諦めて稜線を西へ向かいました。

アザミ平の辺りは広い草原がぼちぼち。でもお花は少なく、盛夏でも今はシカのお好きでない花しか咲かないように見えます。

B200622g(林の緑が美しい)

アザミ平を過ぎると、じきにお目当てのサンショウバラが出てきました。ピンクの大ぶりな花遠目からでもはやっぱり目立ちますね。この辺りで満開やや過ぎた辺りでした。規模は小さいものの御坂と比べれば十二分に楽しめるレベルです。

でも標高の高いこの辺りで満開過ぎとなると、ここより低い鉄砲木の辺りはちょっとマズそうかも??

B200622h(角取神社の奥社へも降りてみました)

角取神社の奥社へも寄って参拝しました。縦走路から3分ほど下った、大岩のたもとに三つの祠。

これらは新旧なのか?おのおの別の神さまを祀ってあるのか?どちらなのでしょうね。

B200622i(ツルシロカネソウ)

B200622j(ブナとオオイタヤメイゲツが目立つ)

縦走路をなおも北へ向かうと、徐々に立派なブナが目につくようにになってきます。

もちろんそんなブナ達もここのは若くて見事なのですが、カエデがほぼオオイタヤメイゲツなんですね。自分が秩父山地で見るのは標高1300m以上なので、この辺りのは下限も下限。それでもこれだけ多いのは地質的なものなのでしょうか?

B200622k(バイケイソウは多い)

バイケイソウはシカさんが食べないので多いのでしょうね。

そおいやコバイケイソウはなかなかの臭いを放ちますが、バイケイソウは花の匂いを嗅いだことがないことに気がつきました。これだけいると逆に興味がわいてきますね。

B200622l(草原に出たら鉄砲木ノ頭は近い)

県道が横切る三国峠は道も駐車場も新しくなって立派になりました。駐車場はかなり広そうなので、ここから鉄砲木ノ頭へでも登ってもらう魂胆なのでしょうかね?

ここからは今までの樹林帯から一変、明るい草原というかススキ原の脇を登っていくようになります。

B200622m(ウツギ)

B200622n(山頂付近のサンショウバラは盛りを過ぎていた)

山頂が徐々に近づいていてくると、ここでようやくサンショウバラとの再開。この季節にはじめて歩いてみて、ここはサンショウバラが多い山なんだってようやくわかりましたよ!

予想通り花の盛りは過ぎていましたけど、蕾も残っていてまだまだ楽しめる状態でした。バラ藪を避けつつ周囲を散策してお花見を楽しんだら、鉄砲木ノ頭の山頂で遅めのランチ。

B200622o(富士も歩いてきた三国山稜もガスの中)

展望はこんな感じでぼんやり。予定では切通峠まで足を延ばすつもりでしたが、天気は今ひとつだし、サンショウバラももう十二分に楽しめたので、この日はここで切り上げて平野へ下りました。

んで平野に着いて帰りのバスでも予約しようと電話したら全便運休って聞いてないよっ!まぁ河口湖行きのバスが何時間待ちでなくあったので助かりましたが、コレって当初の予定通りに歩ききって平野へ戻ったら途方に暮れちゃうヤツですよ。結局ルートを変更したのも、切り上げて下山したもの大正解だったのでした。正直このご時世ナメてました、、、。

 

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コメント

ba_sobuさん

おかげさまでなんとかお花に間に合いましたよ。
鉄砲木の山頂もあんなにいたんですね。
自分は寒い時期に歩くのが大半なので、この周辺見落としているところも多そうだなあと思いながら歩いておりました。

それはそうとバイケイソウも臭いですか。やっぱお小水系かな?あれだけまとまっているとかなりにおいそうだな(笑)。

投稿: komado | 2020.06.25 22:29

始動開始 いいですね
komadoさん みなさん こんにちわ
わたしも始動開始しました 
偶然komadoさんと似たような所を歩きました
ブログのアップはサボっていますが。。。。

えーとバイケイソウはすごく臭いです
はえの好む臭いなのでしょう

投稿: ba_sobu | 2020.06.25 08:31

サンバさん、

そうそうサンショウバラと言えば三国山から東へ延びる、世附の南端の稜線の方が有名ですし、量も多いんでしょうかね?富士山周辺の特産種のようで御坂でもちょこっといますけど、あちらはほんとうにちょこっと。逢えたら嬉しいレベルだったので、今回初めてお花見らしいことができたんです。

山はこれから本格的に再開ですけど、このご時世の影響で今夏は縦走は無理そうなので、低山歩きと山キャンプ的なのを考えてます(笑)。

投稿: komado | 2020.06.24 23:08

komadoさん

やっと始動されましたね。新型コロナで長い禁足令さぞかし
じれったい思いだったでしょう。山椒バラの画像きれいですね
以前、横浜のKさんのお誘いで丹沢の不老山に見に行った事がありました。他では目にしたことがなかったので東丹沢から
山中湖辺り特有の花木なのでしょうか。また次の山行報告を
楽しみにしております。

投稿: サンバ | 2020.06.24 17:00

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