山初めは久しぶりの花咲山
(大月駅より花咲・・・ではなく手前の叉平山か)
いろいろあって遅れてしまいましたが、今年の山初めは5日に大月の裏山とも言える花咲山(梅久保山)を歩いてきました。調べてみると花咲山はなんと15年ぶり。花のひかりをはじめてから「はじめて」だったのでした。
ということで今回はショートという事で、特急で悠々大月に出て、駅そばを食べてからの遅出スタート。1月頭だというのにこの日は異常に暖かく、なんと15℃!真冬の格好では暑すぎて浅利までの道のりですでに汗が。。。
(登りだしから雑木林が続く山って本当に少ない)
花咲山も今は道標が整備されており、問題なく歩ける山になっているのですが、登山道が尾根末端から延びていないのに心配になって、道標を無視して尾根に取り付いたのはやはり間違いでした(笑)。
祠のある場所で本来の登山道と合流したら、あとはすいすい。しかし登りだしからほとんど植林のないところはこの山の良いところ。こういう山ってホントめったにないですから!
(三角点先の岩峰が叉平山)
かつてT.Yuiさんによる「叉平山」のプレートがあった三角点峰にはなにもなく、その先にある岩コブこそが叉平山であるのは確かに正解でしょう。いろいろ標識が増えているということは、この山も今はそれなりに人が入っているのでしょうね。
ただ叉平山から下った鞍部の花咲峠に馬頭さまがいなくなってたのは驚きで、いつからいなくなったのでしょうか?それともどこかへ移動しているとか??
(これが男幕岩か?)
(花咲山山頂)
花咲山の手前にあったこの岩場が男幕岩なのかなあ?大月市でつけられた道標が自分の知らなかった地名を教えてくれて、それもちょっと楽しかったりします。
その岩場からふた登りぐらいで花咲山の山頂に到着しました。雑木に囲まれた山頂の様子に変わりはなく、山頂に置かれた金精さま(らしい)挨拶したら、そのまま西へ下ります。
(はて、これは?)
(これが胎内仏道なのでせうか?)
ひさしぶりにこの辺りを歩いて一番驚いたのが、次の岩峰が胎内仏道となっていたこと。
おそらくですけど、ピークから西へ下るときに岩と岩の間を通る石門のところが胎内?なのでしょう。
(女幕岩より・吹切尾根の行く着く先に雁ヶ腹摺山)
(同じく・滝子山から黒岳の稜線)
なんとなく生まれ変わった?気分になって(ホントかよ)、少ピークをいくつか交えながらなおも下ると出る、馬ノ背状の岩場が「女幕岩」のようです。
女幕岩はこの行程で一番の展望地。北を望めば目の前に雁ヶ腹摺山。花咲山って実はその雁ヶ腹摺山から南へ派生する吹切尾根の掉尾を飾る山であるのですが、それを意識している人ってほっとんどいないでしょうネ。
(女幕岩はこんな感じ)
(大月市街・左に扇山、右は菊花山)
そんな展望を愉しんだらあとは下真木へ下るだけ。だったのですが、林道に出たところで直進せずに、林道を北へ下ってみたら真木トンネルに出て、をを!ここに出るのか!と。
トンネルの上はお伊勢山の桜林なので、桜の時期ならこちらへ下るのも悪くなさそうです。というか花咲山から尾根伝いに直接降りても良いのですが(笑)。
(真木トンネルの上はお伊勢山の桜林)
(諏訪神社にも寄りました)
そしてその周辺を「真木の五福巡り」と称してハイキングコースになっていることも、この日はじめて知りました。久しく後無沙汰しているところをこうやって再訪すると、新たな発見も多くて本当に嬉し楽しい。
結局帰りのバスが時間的に合わなかったので、そのまま下って諏訪神社に参拝。一年の無事をお願いしたら、初狩駅へ向かったのでした。
・・・・・☆
◆ 2019.01.08 (Sat) 晴
大月駅 12:20- 取付 12:40- 叉平山 13:20- 花咲山 13:45/13:55- 女幕岩 14:10- 真木トンネル 14:40- 辻BS 14:50- 諏訪神社 15:05- 初狩駅 15:35
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