春めく伊豆ヶ岳の短くも楽しい周回
(伊豆ヶ岳南東尾根・上部の露岩帯)
さて先週末は久しぶりに日原でもと思っていたら案の定寝坊してしまい、さてどうしましょうか。。。の割に比較的すぐに思いついたのが長らく放置してあった伊豆ヶ岳南東尾根のこと。
ということで土曜(02/24)は南東尾根を登路に取り、花桐ルートを下るコースで久しぶりに伊豆ヶ岳を一山として歩いてきました。
(森坂峠)
西吾野に着いたのは11時半前で、この時分でも自分以外のハイカーがぼちぼちいたのはさすが気軽に登れる山の多い奥武蔵。とはいえ、そもそも遅出ですし(笑)あまり褒められたことではないんですけどね。
まずは南東尾根の取り付けを目指して10年ぶりに森坂峠へ。マイナーどころと思い込んでいたここで二名程のトレランさんに抜かれたのが意外でした。尾根伝いに子ノ権現へ行くルートが今やその筋では有名なコースになっているのでせうかね??
(フクジュソウも咲き始めた)
(奥の観音堂が南東尾根の取付)
峠を越えて日用橋に降り立ったら、ここから再び車道歩き。交通量が意外に多いのは子ノ権現の参拝者でしょうか。20分程登っていくと、右手にそれとわかる観音堂に着きます。
ここが伊豆ヶ岳南東尾根の末端で、まずは挨拶がてら参拝してから南東尾根に取り付きます。のっけは急なものの、それを登り切るとあとは植林下の尾根筋をゆったり登っていく感じに変わりました。
(登り出しは植林が続く)
(二本杉の傍らに愛宕社)
せっせと登っていると、どこからともなく突然明瞭な道が現れて、これは?と思っていたらまもなく祠が現れて、どうやらこれが愛宕社のようです。
大きい二本杉(残念ながら樹勢は弱い)の傍らに造られた感じからして、それなりの歴史がありそうですが、残念ながらすでに面倒見されていない様子。まぁ麓からそれなりに登らされるからもうしょうがないのでしょうけど。。。
(愛宕社を過ぎると雑木混じりに変わり・・・)
(アセビ・咲き始め)
その愛宕社を過ぎるとなんと植林から雑木林に変わったのは嬉しい誤算で、明るくなった尾根を歩くのはそれだけで気分が違います。
その上尾根を被うアセビも一部咲き始めていて、お初だからこれもかなり嬉しい!とはいえありふれた木ゆえに、すぐにありふれた光景にしてしまう人間の身勝手さよ。。。
(尾根中腹以上は痩せた露岩の尾根が続く)
(山頂直下も直登した)
なおも登っていくと、やがて露岩混じりの痩せ尾根に変わったのも伊豆ヶ岳らしくて、ワクワクしてきます。確認はしなかったけど、もしかしたらアカヤシオを期待できるのかも。
そして右手の東尾根が近づいてくると、じきに最初の悪場に出ますが、ここは当然直登です(笑)。
(男坂より・左は二子山と甲仁田山)
その悪場を登り切ると東尾根と合流。山頂直下の悪場ももちろん直登して(笑)、登り切ると伊豆ヶ岳の山頂の傍らに飛び出しました。
山頂に着いたのは14時過ぎなれどハイカーがまだまだいたのはやはり人気の山ですね。今は男女坂とも通行止めでその中間に新たな道が付けられているとか。でも一番展望が良いのは男坂のてっぺんなので、とりあえずそちらへ寄って、それから花桐へ下る形をとりました。
(花桐ルート・道形は何とか残っているようだ)
さて、下りの花桐ルートは彼の大雪の年以来。大雪の影響で倒木だらけだった沢は綺麗に整理されていて、肝心の道筋も「わかる人には判別できるレベル」で残っている感じです。
ただ沢筋ゆえに雪も残っていて、ちょっとでも咲き始めてたら嬉しいなあ、と思っていたハナネコノメは影も形もありません。。。
(スラブ滝がまだ凍っていたとは!!)
(ここまで来れば林道は近い)
でもでも途中にあるスラブ滝がまだ凍っていたのは予想外で、滝と中の岩屋には氷の造形がたくさん残っていたのに狂喜しまくり(笑)。おかげで前の海沢よりも遙かに収穫多く、終わってみればホクホク気分で西吾野へ向かっていたのでした。
・・・・・☆
◆ 2018.02.24 (Sat) 晴 時々 曇
西吾野駅 11:25→ 森坂峠 11:40/11:50- 観音堂 12:20- 愛宕社 12:50- 712m峰 13:45- 伊豆ヶ岳 14:15/14:35- 花桐林道終点 15:30- 西吾野駅 16:15
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