« 2018年1月 | トップページ | 2018年3月 »

2018.02.27

春めく伊豆ヶ岳の短くも楽しい周回

B180227a
(伊豆ヶ岳南東尾根・上部の露岩帯)

さて先週末は久しぶりに日原でもと思っていたら案の定寝坊してしまい、さてどうしましょうか。。。の割に比較的すぐに思いついたのが長らく放置してあった伊豆ヶ岳南東尾根のこと。

ということで土曜(02/24)は南東尾根を登路に取り、花桐ルートを下るコースで久しぶりに伊豆ヶ岳を一山として歩いてきました。

B180227b
(森坂峠)

西吾野に着いたのは11時半前で、この時分でも自分以外のハイカーがぼちぼちいたのはさすが気軽に登れる山の多い奥武蔵。とはいえ、そもそも遅出ですし(笑)あまり褒められたことではないんですけどね。

まずは南東尾根の取り付けを目指して10年ぶりに森坂峠へ。マイナーどころと思い込んでいたここで二名程のトレランさんに抜かれたのが意外でした。尾根伝いに子ノ権現へ行くルートが今やその筋では有名なコースになっているのでせうかね??

B180227c
(フクジュソウも咲き始めた)

B180227d
(奥の観音堂が南東尾根の取付)

峠を越えて日用橋に降り立ったら、ここから再び車道歩き。交通量が意外に多いのは子ノ権現の参拝者でしょうか。20分程登っていくと、右手にそれとわかる観音堂に着きます。

ここが伊豆ヶ岳南東尾根の末端で、まずは挨拶がてら参拝してから南東尾根に取り付きます。のっけは急なものの、それを登り切るとあとは植林下の尾根筋をゆったり登っていく感じに変わりました。

B180227e
(登り出しは植林が続く)

B180227f
(二本杉の傍らに愛宕社)

せっせと登っていると、どこからともなく突然明瞭な道が現れて、これは?と思っていたらまもなく祠が現れて、どうやらこれが愛宕社のようです。

大きい二本杉(残念ながら樹勢は弱い)の傍らに造られた感じからして、それなりの歴史がありそうですが、残念ながらすでに面倒見されていない様子。まぁ麓からそれなりに登らされるからもうしょうがないのでしょうけど。。。

B180227g
(愛宕社を過ぎると雑木混じりに変わり・・・)

B180227h
(アセビ・咲き始め)

その愛宕社を過ぎるとなんと植林から雑木林に変わったのは嬉しい誤算で、明るくなった尾根を歩くのはそれだけで気分が違います。

その上尾根を被うアセビも一部咲き始めていて、お初だからこれもかなり嬉しい!とはいえありふれた木ゆえに、すぐにありふれた光景にしてしまう人間の身勝手さよ。。。

B180227i
(尾根中腹以上は痩せた露岩の尾根が続く)

B180227j
(山頂直下も直登した)

なおも登っていくと、やがて露岩混じりの痩せ尾根に変わったのも伊豆ヶ岳らしくて、ワクワクしてきます。確認はしなかったけど、もしかしたらアカヤシオを期待できるのかも。

そして右手の東尾根が近づいてくると、じきに最初の悪場に出ますが、ここは当然直登です(笑)。

B180227k
(男坂より・左は二子山と甲仁田山)

その悪場を登り切ると東尾根と合流。山頂直下の悪場ももちろん直登して(笑)、登り切ると伊豆ヶ岳の山頂の傍らに飛び出しました。

山頂に着いたのは14時過ぎなれどハイカーがまだまだいたのはやはり人気の山ですね。今は男女坂とも通行止めでその中間に新たな道が付けられているとか。でも一番展望が良いのは男坂のてっぺんなので、とりあえずそちらへ寄って、それから花桐へ下る形をとりました。

B180227l
(花桐ルート・道形は何とか残っているようだ)

さて、下りの花桐ルートは彼の大雪の年以来。大雪の影響で倒木だらけだった沢は綺麗に整理されていて、肝心の道筋も「わかる人には判別できるレベル」で残っている感じです。

ただ沢筋ゆえに雪も残っていて、ちょっとでも咲き始めてたら嬉しいなあ、と思っていたハナネコノメは影も形もありません。。。

B180227n
(スラブ滝がまだ凍っていたとは!!)

B180227o
(ここまで来れば林道は近い)

でもでも途中にあるスラブ滝がまだ凍っていたのは予想外で、滝と中の岩屋には氷の造形がたくさん残っていたのに狂喜しまくり(笑)。おかげで前の海沢よりも遙かに収穫多く、終わってみればホクホク気分で西吾野へ向かっていたのでした。
  
・・・・・☆
 
◆ 2018.02.24 (Sat)   晴 時々 曇
西吾野駅 11:25→ 森坂峠 11:40/11:50- 観音堂 12:20- 愛宕社 12:50- 712m峰 13:45- 伊豆ヶ岳 14:15/14:35- 花桐林道終点 15:30- 西吾野駅 16:15
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018.02.19

冬の海沢をたどって大岳山へ

B180219a
(海沢<うなざわ>大滝・週中の高温で溶けてしまったようだ)

この冬は寒いので3週前に行った大岳山の直前まで迷っていた別プランもまだ行けそう!ということで土曜(02/17)はそのもう一方の海沢(うなさわ)探勝路を登路にとって、またまた大岳山を訪れました。

この日は変則的に川井駅からバスで海沢に近い神庭のバス停に出てからのスタート。まずは海沢園地までの長い林道歩きです。

B180219b
(朝の海沢園地)

空は明るく気温は高めなものの、林道は凍結箇所も多く若干歩きづらい状態。登りはさすがに長いですね。園地まで休憩込みで1時間ちょいかかっていたと思います。

園地に着いたらさっそく山道に入り、まず現れるのが三ツ釜の滝。

B180219c
(三ツ釜の滝)

この滝は日差しが入らないせいか?まだ結構氷が残っていました。

三ツ釜の滝より先は凍結箇所が増えて、土が露出しているか氷化している状態でアイゼン等の滑り止めは必須かと思います。

B180219d
(ネジレの滝)

ネジレの滝はおりる直前、凍った氷の筋が見えたのでテンション上がってたら、実際の滝はこんな感じ。要は滝の手前で合わさる枝沢の滝が凍っていたようですね。

B180219e
(大滝の滝壺の氷が割れ始めていた)

そしてメインの大滝は。あーかなり溶けちゃってますね。。。ま、こればかりはしょうがない。

でもこういう状況でも楽しみはいろいろあって、いろいろ氷の造形をカメラに収めたり、遊んだり(笑)。結果大滝から再び歩き出したのがなんと11時!あまり宜しくない時間です。

B180219f
(探勝路・基本滑り止めは必須か)

B180219g
(コナラかミズナラ?この大木は知らなかった)

ということで大滝からが本格的な登りの始まり。自分が歩いたのはおそらく2年ぶりで、そのときは下りだったこともあってあっという間なイメージだったんですけど、実際歩くと結構長い間沢に沿って歩く感じ。

ワサビ田跡が切れた先の二俣にいた↑↑この大木はコナラかミズナラでしょうか?これは下りの時は見落としてました。

B180219h
(雪の急斜面をひたすらに詰めあげる)

B180219i
(大岳山より・この日はなんとか富士が見えた)

その二俣を過ぎると急な斜面を詰めあげるようになって、登って登って登ってようやく縦走路に飛びだせば、大岳山は一投足です。

結局大岳山に着いたのは13時半。3週前とは違って、ハイカーが多かったのは暖かくなったからでしょうか?天気の割に富士も見えて上々でしたが、もう結構な時間なのでランチを軽くとってはや下山・・・といっても御岳平へ出るだけなんですけど・・・です(笑)。

B180219j
(対岸の馬頭刈尾根もまだ白い)

B180219k
(完全にとけている箇所もあるが・・・)

ということであとは3週前と同じく巻道を戻るだけだったんですけど、この道を前に歩いたときに感じたのは雑木林が意外に多く、雰囲気の悪くない道のりだなということ。要は人出が多すぎるのが難なんですね(笑)。

でもこの時間の帰りとなれば、ハイカーもまばらで上々の雰囲気。明るくなりましたし、心細くなることもありません。ただ人通りが多い分だけ凍結箇所も多く、滑り止めの類いはまだ必須かと思います。

B180219l
(氷化した箇所も多く、滑り止めは必須か)

B180219m
(神苑の森のひとコマ)

天狗の腰掛杉からも同じく神苑の森を通って、参拝もパスして無事御岳平に到着。ここで時刻表を見たら、ケーブルって18時半まで動いているんですね!おバカなことに最終は16時半と勘違いしていたのでした。。。(汗)

まぁでも山歩きとしては理想的な時間だったので、よしとしましょうか。おかげで御嶽駅前の中華屋さんにも久々に(中学生のとき以来!)寄れたし、良くも悪くも色々収穫のある山行きでした。
  
・・・・・☆
 
◆ 2018.02.17 (Sun)   晴 時々 曇
川井駅 07:58→ 神庭 08:13- 海沢園地 09:40- ネジレノ滝 10:10- 大滝 10:40/11:00- 大岳山 13:30/13:55- 天狗の腰掛杉 15:35- 御岳平 16:10
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2018年1月 | トップページ | 2018年3月 »