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2017.01.14

お坊山・大木場ミニ周回

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(樹影美しい・お坊山南東尾根のひとコマ)

さて成人の日の三連休は天気の方が今ひとつ。なので初歩きの翌々日・・・連休の初日の土曜(01/07)に遅出で大木場の周回でお坊山を歩いてきました。

初歩きは超遅出でしたが、今回は遅出クラスでしょうか?(笑)笹子駅を11時歩きはだしは比較的良い子?ですね。

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(お坊山南尾根下部・この辺りはコナラ)

歩き出したら、11月の時と同様に大木場へ出て、今回は南尾根に取り付きました。

大木場から離れて送電塔までの登りはほぼ植林も、尾根上に上がればあとは雑木美林の続く尾根。ここは何度歩いても楽しいところです。

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(1109m峰を過ぎると)

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(見た目変わりないように見えるが、ミズナラに変わっている)

送電塔からしばらく上がると尾根の右側が植林になりますが、それも1109m峰を過ぎるとなくなり、全面ミズナラ主体の雑木林に変わると、お坊山へ向けて急な登りの始まり。

でもそれもまわりの雰囲気の良さに天気の良さ。そして振り返るといつの間にか富士が頭を出していて、それもちょっと嬉しい景色。周囲に灌木が目立ち始めるとじきにお坊山の東峰に飛び出します。

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(お坊山東峰)

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(富士は顔を出す程度)

東峰は広い尾根上の山頂なので、ここでランチと目していたのになんと先客さんがいてビックリ。でも南東尾根の方へ下れば休憩場所には困らないので、そのまま南東尾根を下り始めました。

10分も下ればそれなりの場所が見つかり、そこでランチ。静かで美しい雑木林の許、ふかふかの落ち葉の上で休めればなんの文句もないのに、梢越しに富士が見えているのがまた贅沢です。

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(樹影美しい・お坊山南東尾根のひとコマ Part2)

ランチを終えてなおも下ると、ここからがお坊山南東尾根のハイライト。尾根が広がる箇所は尾根伝いではなく、利用者が減っているせいか薄れかけている、ジグに切られた道の方が圧倒的におすすめで、ここは遠回りと嫌わないでね(笑)。

広い雑木林の中を、落ち葉を分けながら下る心地よさ。そしてこの時期の午後らしく、傾いた日差しが描く樹影の感じも素敵で、つい見入ってしまいます。

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(樹影美しい・お坊山南東尾根のひとコマ Part3)

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(大木場700m圏二俣中間尾根・上部の露岩帯)

そんな緩く歩ける道のりも、11月に歩いた尾根の下降点まで。ランチをとったばかりなので、そのまま下り始めるといきなりの急降下。

そして植林帯を抜けると見覚えのある露岩帯に出て、ここは写真を撮りつつ(11月はカメラを忘れたので)のろのろ尾根伝いに越えていきます。

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(今回は西隣の大木場710m圏二俣中間尾根を下りました)

その露岩帯を越えるとちょっとした肩を過ぎて、尾根の分岐に出ます。左が11月に登った大木場700m圏二俣中間尾根。そして右が未踏の大木場710m圏二俣中間尾根。

今回はもちろん未踏の右。あいかわらず急降下は続きますけど、雑木林の美しい箇所で下りは大変だけどそれなりに楽しい区間です。

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(ひたすらに急降下)

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(植林が出てくると大木場の径路は近い)

でもそんな区間は意外に短く、再び植林帯に入るとじきに沢音が聞こえるようになり、そろそろの感じ。

慎重に尾根を降りていくとじき大木場沿いを通る径路に飛びだしました。登りならそれなりに時間のかかるところも、下りはさすがに早い。

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(大木場の径路に出ました)

結局大木場をめぐる尾根はどれも急だけど、11月の700m圏二俣の中間尾根が林相的に一番楽しめたなあと・・・思いつつ笹子駅へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2017.01.07 (Sat)   晴
笹子駅 11:00- 送電塔(△819.9m)11:35- 1109m峰 12:20- お坊山東峰 13:00-(途中休憩35分)- 下降点 14:05- 大木場の径路 15:00- 笹子駅 15:20
 

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2017.01.08

初歩きは菊花山~九鬼山

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(大月市街背戸の山・菊花山)
 
 
あけましておめでとうございます。
今年もみなさん無事に山歩きができることを心より祈っております。
 
 
・・・・・☆
 
今年も例年同様となる酒浸りの年末年始を過ごしてしまい、初歩きは去年と同じく5日になってしまいました。しかもこの日は寝坊してしまい予定のコースはX。超遅出になってしまったので未踏だった菊花山から九鬼山への縦走に変更しました。

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(金刀比羅神社はもぬけの殻)

近年は大月駅に降りることも少なくなって、訪れる度に変わる大月駅の様子に戸惑い気味。その駅前に新しくできたロータリーの奥に聳える山が菊花山で、実はここは藤井本を読んで以来ずっと未踏で、その間に登山道ができ、それから十年以上経って(笑)ようやく歩く機会に恵まれたのでした。

ということで登山口は直進のみでほぼOK。麓の秋葉神社に新年の挨拶をして登山口に着いたら、止まることなく一気に登っていきます。

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(こんな露岩帯もあり)

登山口の古い道標に記されていた金刀比羅神社はひと登りした所に建物だけあって、中はもぬけの殻。おそらく麓に降りたのでしょうか?尾根道は急ながらも植林は少なく、大半が雑木林でなかなか良い感じの道です。

途中露岩帯があるのも良いアクセント。それをこなすとじきに西の無辺寺からの道と合わせて、山頂へは一投足でした。

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(高川山東尾根の姿が見事・菊花山手前の露岩より)

山頂周辺は明るい灌木の岩稜が続いて明るく、展望は良好。山頂手前の岩頭からは南や西、山頂からは北や東の展望を楽しめ、これはなかなか佳い山ですよ!人の少なさを考えると岩殿山より良いかも。

もっと早く歩き出せていれば山頂でのんびりしたいところですけど、超遅出の身ではお茶を飲むのが精一杯。南に聳える馬立山へ向かいます。

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(お次は沢井沢ノ頭・菊花山より)

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(馬立山山頂)

菊花山からは植林が増えてきますが、それでも雑木の割合の方が多く、結構なアップダウンも気持ちよく歩けます。ただ標高を上げると風が冷たくなってきますね~。ぶるぶる。

馬立山辺りから見える九鬼山はまだまだ遠い感じですけど、実は見た目ほど距離がないのはわかっているのですたすた歩いて行きます。

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(雑木林が多くて楽しい)

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(紺屋休場)

札金峠から紺屋休場に上がったら九鬼山へは尾根伝いに行くつもりも、風が強いので結局尾根を巻く登山道を上りましたとさ。。。

でもこの巻き道は全編雑木林で良い道なんですよ。日が傾くとずっと日陰ですけど(笑)。

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(九鬼山山頂・バックは黒岳、雁ヶ腹摺山)

ということで九鬼山には馬立山から一時間ちょいで到着。16時前に着けば下山途中での日没は避けられるのでちょっとホッとしました。

当然この時間では山頂は誰もおらず、わらびもちを食べつつ小休止。山頂の脇にあった祠に道中の感謝をしたら下山を始めます。

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(天狗岩より)

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(暮れなずむ尾根道)

当初は未踏だった杉山新道を下ろうと目論んでいたのですが、さすがに時間が時間なので今回は素直に池ノ山コースを下りました。

下りだしは植林が続くものの、途中の天狗岩に寄って急降下を終えれば、あとは暮れなずむ雑木の尾根道をゆるゆる下るだけ。夕暮れの山道なんて実はあまり宜しくはないけど、こういうのも雰囲気あってなかなか良いものですね。

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(富士もほんのり焼けている)

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(ケヤキの巨樹が並ぶこの神社は?)

結局九鬼山から一時間かからず登山口に降り立ったら、あとは田野倉駅を目指すだけ。でもこの辺りも15年以上歩いておらず、田野倉駅への道のりも完全に忘れている始末。

結局エアリアのコースもよくわからないので、東電の水路沿いに下ったら行き着いたところが、立派なケヤキの巨樹が二本も立つ神社に出て、結果オーライ。新年の挨拶と道中の無事を感謝したら、下に見える田野倉駅へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2016.01.05 (Thu)   快晴
大月駅 12:50- 登山口 13:10- 菊花山 13:35- 沢井沢ノ頭 14:15- 馬立山 14:30- 紺屋休場 15:15- 九鬼山 15:40/15:50- 禾生・田野倉分岐 16:15- 登山口 16:35- 田野倉駅 16:50
 

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