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2016.11.28

棚洞山界隈を軽く山登り

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(お坊山南東尾根下部・魅惑の雑木林)

朝普通に起きてから山の行き先を決めるとロクな事がないですね。ひっさしぶりにカメラを忘れてしまい、手持ちのipod touchでの撮影になってしまったので、こんな画像になってます(笑)。悪しからず。

ということで11/19は世間をなめきった超遅出でお坊山南東尾根上の棚洞山界隈をちょっくら歩いてきました。

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(イロハモミジ)

今回はちょうど1年前と同様お坊山(東峰)南尾根の取り付けである大木場へ向かい、大木場に沿って延びる径路を追ってみましたが、今回違うのは最初の分岐で沢沿いの道と離れて上の道を行ったこと。

その道はしばらく行くと沢に近づいたところで尾根(棚洞山南尾根)に取り付いてしまうので、ここで沢を渡ってから取り付いた尾根が今回の目的の大木場700m圏二俣中間尾根。のっけから急ながらも、目論見通り雑木林が続いてホクホクです。

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(大木場700m圏二俣中間尾根・意外や雑木林が大半)

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(中腹以上はちょっとした岩稜が続く)

いちおう紅葉は盛りで、コナラが大半でカエデの類いはごく僅かということもあって華やかさには欠けますが、コレはコレで悪くないですよ。というか本当に植林が少なくてめっけもんの雰囲気です。

中腹の尾根の肩に上がると、そこから先はちょっとした岩稜が続いてコレも歩きの良いアクセント。ルンルン気分で登っていくと、尾根上部にさしかかったところでいきなり植林が現れたものの、そう長くは続かず、じきにお坊山の南東尾根上に飛び出しました。

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(お坊山南東尾根上に出ました)

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(棚洞山)

飛びだしたお隣のピークが棚洞山なので、とりあえずそちらへ向かってから大休止。

山頂の東側が開けているのはおそらく以前あった山火事の影響でしょうか?前に訪れたときがちょうど山火事の直後で、根元が焦げたアカマツがかなりありましたからねえ。

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(高木がなくなっているのは山火事の影響か?)

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(前の週に歩いた鶴ヶ鳥屋山)

そんな山火事の跡?を過ぎれば、そこから先はお坊山南東尾根の持ち味である快い雑木林が続きます。

昔はこの気持ちよさに何度も訪れたものですが、下まで歩いたのはおそらく10年以上ぶり?かなぁ??

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(入道山で紅葉盛り)

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(メグスリノキ)

南東尾根も基本ミズナラ・コナラがメインで、しかも紅葉とは言いがたい枯色。

でもそれに混じるカエデの類いが際立ちますし、それよりなによりその林の佳さを再認識することができたのが今回最大の収穫でした。

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(心地よい雑木林が続く)

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(エンコウカエデ)

尾根は痩せたり広がったり、巻いたりしながらゆるゆる下っていけて、本当に気持ちの良い道のりです。

末端部は送電線の巡視路ではなく、先の一応登山道の方を追いましたが、尾根から外れて下る箇所は不明瞭になっていて慣れてない人は要注意。というか慣れてない人は巡視路を下った方がいいでしょう。

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(良いですねえ!)

ということで小一時間ほどで登山口に降り立ったら、途中のお墓の脇で顔を洗って(水量減りましたねえ!)、笹子駅へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2016.11.19 (Sat)   曇 時々 晴
笹子駅 12:30- 尾根取付 12:50- 棚洞山 14:10/14:25- 入道山 14:45- 登山口 15:15- 笹子駅 15:40
 

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2016.11.20

錦繍の鶴ヶ鳥屋山を北面から歩いてみる

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(ブナ黄葉・盛りのレンジは1000m近くまで降りてきた)

今年は紅葉が遅れているので少々違和感ありますが、11月に入ってそろそろお酒を買う季節になってきましたネ(笑)。

近年の笹一新酒祭りはは遅出でお茶を濁していたので、今年は久しぶりに朝から歩いてみようと選んだのは久しく訪れていなかった鶴ヶ鳥屋山。ちょっと気になっていた北面を絡めて歩いてきました。

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(右手の丸石が首塚なのでしょうか・・・?)

気になっていたのは近年のエアリアで鶴ヶ鳥屋のメインルート??だった唐沢橋からのルートが破線化してたから。実際歩いてみると道標もいつのまにやら鶴ヶ鳥屋の文字はなく「首塚」の文字だけ。

試しに辿ってみると首塚は林道から少し外れたところにありましたが、周囲は公園状になってはいたもののどれが首塚かは判らずじまい。とりあえず手を合わせてから先を行くとじきに藤島橋に出て、そこが登山口の筈も当然道標はありません。

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(尾根上は雑木林が主体)

しょうがないので橋の袂附近から取り付いてみると、さすがはもと?登山道。あまり歩かれている感じはしませんが明瞭な道がしっかり延びていて間違えようのない感じ。

ただ尾根に近づいた辺りで強引に尾根に上がるのが正解なのかも。そのまま道を追ったら直に行き詰まり、結局枝尾根を直登して尾根上の登山道に飛びだしたのでした。

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(一旦林道に出ると・・・)

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(なんとイロハモミジ)

尾根上は植林が少なく、雑木林が主体だったのはラッキーでした。色付きは期待してなかったけど、晴れて時期に入ればそれなりには見られます。

そして紅葉の盛りは林道から少し上辺りまででしょうか。林道上には綺麗に色づいたのがぼちぼち見られました。

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(上がるにつれて林相が良くなっていく)

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(カジカエデ)

林道からひと登りで今のメインルートである近ヶ坂橋からのルートと合流。でも今来た方へも唐沢橋の道標があって(!)まだ登山道という扱いなのでしょうか??上ってきた感じだと下りは慣れてないと宜しくないと思うのですが。。。

ここからは林相が良くなって歩いても楽しい道のり。でもこちらから登ると山頂への登りが少々キツいのは、大月側から見える鶴ヶ鳥屋の姿を知っている人なら納得されることでしょう。意外やけっこうな鋭鋒に見えるのですよ。

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(ヤマトリカブト)

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(鶴ヶ鳥屋山山頂)

そうこうしているうちにあっさりと山頂に到着。やはりとういうか誰もいません(笑)。本社ヶ丸と高川山という人気の山に挟まれた不遇の山的存在であるのも変わりなしといったところでしょうか。

けっこう前に切り開かれた南側もまだ富士がしっかり見えてますけど、周囲の木々が育って切り開きが狭くなりましたね。そんな富士を眺めながら軽くランチを取って、なおも西へ稜線を行きます。

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(山頂の切り開きも木が育って狭くなった)

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(山頂から西へしばらくの間が・・・)

鶴ヶ鳥屋山の核心は短いながらもこの頂稜の自然林にあると思います。それぐらい素敵な一角。

紅葉は盛りは過ぎていましたが、まだまだ残っていて楽しめました。

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(・・・頂稜の雰囲気の良いところ)

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(鮮やかに色づいていたのはこのオオモミジ一本のみ)

↑↑一本だけでも鮮やかに色づいた紅を見られたのは、今年の状況からするとラッキーだったのでしょう。歩く場所のせいもあるけど今年はコハウチワの綺麗なのをまだ見られてない。。。

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(本社ヶ丸へ連なる稜線)

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(船橋沢の道も林道付近が紅葉の盛り)

ヤグラ手前の分岐に出たら、まだ時間は早いけど今回はここまで。稜線と別れて船橋沢の道を下り始めます。

紅葉は上部では終わってましたが、降りるにつれ徐々に復活。やはりこちらも林道付近が紅葉の盛りで西日のお陰もあった想像よりも見事で楽しめました。

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(ハウチワカエデ)

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(船橋沢の道ってこんなに歩きづらかったっけ??)

尾根道から船橋沢に降り立てば笹子はもう近く、あとはお気楽に歩くだけ~

なーんておもってたら、コレが意外や道が細くて歩きづらかったり、自分のせいかもしれないけど道がわからなくなったり(笑)。まぁ沢沿いに下っていけば問題ないから良いものの、ここってこんなに道がわかりづらいルートでしたっけ?

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(笹一新酒祭り・盛況ながら試飲のコーナーはガラガラ)

まぁ多分に高巻きすぎたきらいはあるけど、その辺りの検証は次回でしょうか。(いつになるかわからないけど)

じきに林道に出たら、あとは新酒祭りの始まった笹一へ一直線。今年から試飲代が1000円になってしまったので、どんな感じになっているのだろうと少々不安だったのですが、実際に着いてみると結構な人出で一安心。

でも試飲コーナーはガラガラ(笑)。中で新酒をいそいそ買って笹子駅へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2016.11.12 (Sat)   快晴
初雁駅 08:00- 登山口(藤島橋)08:35- 林道に出る 10:05- 鶴ヶ鳥屋山 10:55/11:15- 船橋沢分岐 11:50- 林道に出る 12:10- 登山口 12:50- 笹一酒造 13:05
 

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2016.11.05

霧の水源林で紅葉を愛でる

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(横手山峠付近の素敵な緩斜面)

遅れに遅れてようやく近場の紅葉が見頃になってきましたね。今回(10/30)は3年ぶりに黒川鶏冠山あたりの水源林を紅葉を愛でつつのんびり歩いてきました。

ということで落合行きのバスは二年ぶりかな?当時も紅葉の時期だったのに乗客が僅かで驚きましたけど、今回は案外いてこれまたビックリ。結局落合まで乗ったハイカーはみんな鶏冠山方面でした(笑)。

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(最初は沢沿いを行きます)

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(マルバカエデ・黄葉盛り)

こちらはのんびりペースなので同乗者をどんどん先へ行かせて、それから本格的なスタート。落合からのコースは初めてで、のっけはガスり気味の沢沿いを行きます。

じきに道が尾根に乗ると、歩き出しの標高が高いこともあってじきに紅葉がちらほら。黄色いマルバカエデ(ヒトツバカエデ)が目立ちます。マルバは綺麗に色づくのでこんな宜しくない天気でも映えますねえ。

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(オオモミジ・紅いのは少ない)

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(徐々に色づいてきます)

徐々に上がっていくと赤いのもぼちぼち見かけるようになってきますが、予想通り色付きは今みっつ。しかもガスった天気ですので何とも映えません。

でもこういう時は地面が濡れていることもあって足下の紅葉の方が鮮やかかも。

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(アサノハカエデ)

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(チドリノキ)

北面巻道を合流するあたりから渓畔林もぼちぼちあったのですが、今回わかったのはその大半がサワグルミだったこと。

実が↓↓このようにおしなべて垂れ下がったままだったのでした。今は裸木の時期でも幹や枝の延ばし方でシオジとおおよそ区別はつけられますが、大木になると案外難しいのもあるのです。

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(渓畔林は意外やサワグルミばかりだった)

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(コミネカエデ)

ということでこんな天気にもかかわらず、かなりののんびりペースで歩いて鶏冠山に着いたのはもうお昼過ぎ。晴れていれば誰かしらいそうな山頂は誰もいません。

とはいえここで休むには少々狭いので、周囲を見物したり、祠回りを整えたりしてから黒川山の見晴台へ向かいます。

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(鶏冠山山頂)

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(サラサドウダン)

紅葉は三角点から見晴台の間の稜線が一応「盛り」なのでしょう(笑)。

時間が遅いこともあって見晴台も誰もいなかったので、おかげでのんびりランチをとれました。天気の割に意外に暖かかったのはさすがにまだ10月といったところでしょうか。

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(黒川山の頂稜はこんな感じ)

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(横手山峠付近の素敵な緩斜面・Part2)

ランチを終えたら柳沢峠へ向かいます。まぁこんな天気だったのであとはさくさく下山しましょうかと思っていたら・・・

横手山峠に着いたところで、西側の紅葉になんとなく惹かれてみたら、そこがなんとも水源林らしい自然林の素敵は緩斜面。色付きはイマイチなれど、ミズナラの大木が林立するその様子は間違いなく、今回のめっけものでした♪

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(オオイタヤメイゲツ)

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(柳沢峠への下りしな)

そんな緩斜面を心ゆくまで散策した後は柳沢峠へ下るだけ、と思っていたら意外に時間がかかって、密かに楽しみにしていたブナの道は今回も割愛。柳沢峠に着いたら周囲はもう暗くなり始めていたのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2016.10.30 (Sun)   曇
塩山駅 08:30→ 落合 09:30/09:35- 北面巻道合流 11:00- 鶏冠山 12:10/12:20- 見晴台 12:40/13:40- 横手山峠 14:10/14:35- 六本木峠 15:25- 柳沢峠 16:20
 

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