乙女高原に寄ってから小楢山へ
(乙女高原・夏の花はこれから)
やれやれ所用が重なって一月ぶりの山行きになってしまいましたよ。。。
とはいえ梅雨のこの時期天気は今ひとつ安定せず、遠出のお泊まりは到底望めない状況。しかも下界は暑い予報が出れば涼しいところへ行きたくなるのは当然のことで、ここで思いついたのが小楢山から南へ延びる尾根のこと。日曜(06/26)に歩いてきました。
(なんと鹿柵が張られていた)
今回は一番バスで焼山峠に出てからのスタート。まずは乙女高原へ向かいます。いきなり1500mオーバーとなれば吹く風は涼しく、歩き出しから気分は上々で、道端にはアヤメがぼちぼち咲いており、もう夏の様相ですね。
歩き出しから20分ほどで乙女高原に着いたら、さっそく散策したのですが、なんと二年の間に周囲に鹿柵が張られていてビックリ。お客さんが増えて予算がついたのかな?(笑)いささか遅すぎの嫌いはなくはないけど、まぁよろしいのではないでしょうか。。。
(ヤマオダマキ)
(シロバナニガナ)
(レンゲツツジは終わっていた)
草原のお花の方は↑↑こんな感じで、ツツジの花期が終わって端境期に入ったところといった感じ。夏の花が咲きそろうのは2、3週間くらい先でしょう。
草原のお花はキンポウゲにニガナ、シロバナニガナ、ヤマオダマキ、ノアザミ、ヨツバヒヨドリ、アヤメ、エゾノタチツボスミレあたりがぽつぽつ。レンゲツツジはほぼ終了してました。
(アヤメは盛り)
(クリンソウに間に合うとは!)
そんなわけで草原のお花は少々寂しかったのですが、沢へ下ったあたりではなんとクリンソウがまだ残っていてラッキーでした。大ぶりなお花は緑の中でも映えますね。
周囲を小一時間ほど散策したら焼山峠に戻ります。
(焼山峠の子授地蔵)
(防火帯の花は少ない)
焼山峠でよもぎ大福を食べたら、お次は小楢山です。
さすがに峠から気軽に歩ける山。人が結構入ってますね。こちらもレンゲツツジが終わっていて、道中のお花は寂しい限りでしたけど、着いた山頂は家族連れが多くて、これはこれで良い光景でした。
(小楢山山頂)
(幕岩に上がりました)
軽くランチをとったら、ここから先は未踏の区間。道は至って明瞭で道標も完備されているんですね。
20分ほどで着いた幕岩の意外な大きさに驚きながらも、ここはもちろん岩に上がりましたヨ。
(小楢山を振り返る)
(イワキンバイ)
幕岩は展望が良いのが売りでしょうけど、個人的には植生がなかなか興味深く、ここは季節を替えてもう一度訪れたいと思いました。
幕岩から先も天狗岩とか見返りの岩とか、展望の良い場所か点在していて、良いアクセントになってます。
(天狗岩)
(コアジサイが満開で見事だった)
こちらもお花は基本さみしい稜線でしたけど、この辺りのカラマツ植林下のコアジサイはなかなか壮観でしたよ。
植林と言えばこの辺りのカラマツだけで、あとは雑木林が大半だったのも意外でした。
(見返りの岩より、大沢ノ頭を振り返る)
(雑木林が続き、快い)
あ、そうそう大沢ノ頭より南は岩場が多いせいか、ネジキが多く、かなり壮観に花を咲かせてました。シロヤシオ以降のツツジは殆ど見られませんでしたけど、去年今年とネジキには不思議と縁がありますね(笑)。
(岩場ではネジキが見事だった)
(妙見山山頂)
さて、南の稜線は基本道は明瞭でしたけど、最後の最後、妙見山から先は案外不明瞭ですね。とくに末端部はマーキングが変な方向へ延びていたので無視してそのまま尾根伝いに下ったら、柵に阻まれ右往左往。
ここは試しにマーキングの分かれた方向へ移動したら、無事に扉を見つけて外に出られました。登りなら問題ないでしょうが、下りの時はマーキングに従うとスムーズに下れると思います。。。
・・・・・☆
◆ 2016.06.26 (Sun) 曇 後 晴
塩山駅 07:30- 焼山峠 08:20- 乙女高原 08:50/09:40- 焼山峠 10:00/10:10- 小楢山 11:00/11:20- 幕岩 11:40/11:50- 大沢ノ頭 12:00- 一次の峠 12:55- 差山 13:10- 妙見山 13:30- 皷川温泉 14:10- 西保支所前BS 14:20
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)