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2016.05.01

アカヤシオに染まる宗屋敷尾根から熊倉山へ

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(アカヤシオ・盛りを過ぎていたが花付きが素晴らしい)

あの・・・今年のアカヤシオはあまり期待できない年回りのはずが、二週前の感じから実際は当たりなのでは?との期待を持ちつつ山に入ると、やはり今年は当たり年。しかも想像以上のいい年でした。(^^)

ということで土曜(04/29)は恒例となっている熊倉山へのアカヤシオのお花見で、例によって宗屋敷尾根~聖尾根のコースを歩いてきました。

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(宗屋敷尾根1003m峰)

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(1003m峰を過ぎると咲き残るアカヤシオが出てきた)

今年はキッチリ起きて(笑)一番電車からのタクシーで宗屋敷尾根の取付に出て(¥3430)スタート。この日は快晴だったものの例年より涼しく、のっけの植林帯の急登も気分良く登れます。

一時間ほどで着く1003m峰辺りはすでにお花は終わっていましたが、そこからひと登りすると出てきました出てきました、アカヤシオが。お花は盛りどころかもう終わりに近かったけど、花付きの良さは足下に出ていて、足下をピンクに染める様子は完全に当たりの証拠。それだけでワクワクしてきます。

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(ヒカゲツツジも花付きは非常に良い)

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(1284m峰への登りしな)

相変わらず急登は続くけど、新緑の美しさに、盛りを過ぎているのにまだまだ楽しめるアカヤシオに気分は上々。

そうそうヒカゲツツジも今年は花付きが素晴らしく、探す手間がかからないのが嬉しいですね。

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(盛りを過ぎた定点の木・ここも素晴らしい)

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(蝉笹と1370m圏峰・稜線がピンクに見える)

そして1284m峰を過ぎるとここからが本番。ここでもお花はすでに盛り過ぎでしたが、そんなの関係ねーって感じの咲きっぷりに思わず顔がほころぶというか、ひとりニヤニヤしてしまいます。

ただイワウチワの方は残念ながらこの辺りでも終わり近く。綺麗な株が見つからなかったのは残念ですけど、まぁ二週前に散々見ているのでまぁいいか。というかこれ以上望むのは贅沢というものでしょう。

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(坊主山・小黒・大黒<酉谷山>を望む)

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(ギャップの辺りも素晴らしかった)

アカヤシオの花付きが良いと1370m圏の岩峰の急な登りもルンルンですヨ(笑)。

上がった岩峰で展望を楽しんでから北のギャップへ降ると、そこのアカヤシオも花盛り。これではなっかなか先へ進めません。そんな感じであちこち寄り道しながら蝉笹へ向かいます。

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(なんとも・・・)

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(稜線も盛りは過ぎていたが、この通り)

そして稜線に上がっても残念ながらお花は盛り過ぎ。というか二日前の雨と前日の強風で花が傷んでしまった印象です。

でも落花はあまりなく、ピンクの花が稜線を覆う感じはかなり久しぶりの咲きっぷりですよ!

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(シラカケ岩より)

ということで今年の定点は↑↑こんな感じ。

稜線でも盛り過ぎなのにこのピンクの染まりっぷりは明らかに2011年や2014年より上。かつての大当たりの様子を知っている身からすると大当たりとは言えないけど、当たりの当たりといった感じかな?(笑)まぁ2010年代では間違いなく最高だとは言えますですヨ!

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(熊倉山・山開きは昨日でしたか?)

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(フデリンドウ)

今年も誰も来ないシラカケ岩でリッチな棒寿司を頂いたら、早い時間ですけど下山です。熊倉山までの稜線もお花が素晴らしく、楽しい道のりでした。

お花は稜線でも盛りを過ぎていたので聖尾根はどうかなあ、と思いつつ聖尾根へ向かうと・・・

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(三門の広場)

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(1307m峰直下・尾根上も久しぶりに楽しめた)

こちらは宗屋敷尾根と比べると落花が進んでいる感じだったものの、素晴らしい花付きのお陰で十二分に花と展望を楽しむことができました。

この辺りは尾根上の木の枝が傷んで、もう咲かないのでは?と思っていたところも花をつけていて、それが個人的にはかなり嬉しい光景でした。ここが少しでも復活してくれると、花期はもっと楽しくなるので本当に楽しみです♪

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(1307m峰直下のテラスより)

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(聖尾根を下ってもまだまだ!)

聖尾根のアカヤシオは1307m峰直下の岩場を過ぎるとあとは名残を残すのみ、な感じなのが、今年はここでも違ってもうもうお腹がいっぱいですよ。

こうなると最後のミッションであるカタクリを探すことに集中できるというものです(笑)。でも大捜索の末に何とか見つかったのはアカヤシオの進み具合からしてもラッキーでした。

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(カタクリも何とか見つけましたよ)

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(下るにつれ緑が濃くなっていく)

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(ヤマツツジの今後が気がかりだ)

懸案のカタクリを見つけたら、あとは尾根をすいすい下って行きます。

尾根上は変化もなく、聖山にもあっさりと着いたのですが、例年ここで咲き始めているヤマツツジの少なさがちょっとした驚き。アカヤシオの花付きが良好だっただけに尚更です。

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(聖山より・・中央やや右より奥の▲が熊倉山)

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(レンプクソウも何とか間に合った)

これがここだけの現象なのか、他所でも同じようになるのかはわからないけど、こうも寂しいと今後のシロヤシオ以降のツツジの状況が気になりますね。そしてこれまた大捜索の末に咲き残りのレンプクソウを探し出したら(笑)聖山の参道を下って三峰口へ向かったのでした。

しかし今年のアカヤシオの咲きっぷりは本当にオドロキです。花は高い所や北のほうでまだまだ見られるので、GWはそんなお山でアカヤシオ見物なんてのも良いかもしれませんよ~。
 
・・・・・☆
 
さて・・・最後に今年もしつこく例年と同じ事を申し上げますと、今回のコースは登り下り共に道筋が不明瞭かつ急で、岩場も多く、「地形図とコンパスのみ」で確実な地形判断ができるスキルのある人向けのコース(登山においてGPSを利用する際も、ごく基本的な地形判断スキルのあることが前提のはず)であって、お花目当てでガイド片手に安易に入れるコースでは決してありません。熊倉山は登山道/非登山道問わず今現在でも遭難の絶えない山です(それが証拠?に??某山雑誌で遭難のマンガの舞台が熊倉山になってしまうぐらいです)。この点を充分に留意されつつ、自らのスキルを冷静かつ謙虚に判断されて山歩きに臨まれることを切に願います。

ちなみに過去の様子はこちら。参考程度にどうぞ。

2015年 【2015.05.03】
2014年 【2014.05.03】
2013年 【2013.04.28】
2012年 【2012.05.13】
2011年 【2011.05.08】
2010年 【2010.05.04】
2009年 【2009.04.29】
2008年 【2008.05.04】
2007年 【2007.05.05】
2006年 【2006.05.03】
2005年 【2005.04.30】
2004年 【2004.04.25】
 
・・・・・☆・・・・・☆
 
◆ 2016.04.30 (Sat)   晴 一時 曇
宗屋敷尾根取付 07:00- 1003m峰 08:15/08:20- 1284m峰 09:15- シラカケ岩 10:15/10:50- 熊倉山 11:15/11:25- 1307m峰 11:50/12:00- 1165m峰 12:35- 802m峰 13:20- 聖山(725m峰)13:35/13:55- 三峰口駅 14:45
 

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コメント

kbさん、

あ、家の串行かれたのですか。
自分も今年は考えていたのですが、想像以上に開花が進んでいたことと、あの辺りは今ひとつ(それでもこちらの基準からすると凄いと思う)という情報を仕入れていたのでやめてしまいました(笑)。

でもアカの盛りが過ぎても楽しめるのはさすがですね。

投稿: komado | 2016.05.09 23:31

アカヤシオを見に足尾の山に行ってきましたが残念ながら時すでに遅しでした。
松浦本にあった「家の串」(袈裟丸の南)に8日に登ったのですが
P1215の西側付近で最後の花を見ることが出来ましたがちょっと遅かったようです。
その代わりに途中で満開のミツバツツジの群落
咲き始めのシロヤシオも多く見ることが出来満足でした。

投稿: kb | 2016.05.09 11:38

AKIOさん、

即レス状態ですけど(笑)
まだ両神という大物がいますよ(ぼそ・・・)

北関東なら来週以降だって行ける所も多いでしょう。

投稿: komado | 2016.05.01 21:23

Komadoさん、こんばんは。

今年の宗屋敷は素晴しいですね!
昨年は良くなかったので、今年も、なんとなく
行きそびれてしまいましたが、
行けば良かった!(笑)

投稿: AKIO | 2016.05.01 21:18

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