お坊山の南東尾根を南から北へ越える
(お坊山南東尾根上の緩斜面・ミズナラを残して紅葉はほぼ終了)
なんか11月に入ってから週末の天気が今ひとつ。先週末は自分的には日曜に歩きたかったんですけど、日曜がほぼ雨確定となればやはり前日の土曜(11/07)に歩くしかありません。
思案の結果、遅出で笹一の新酒購入を兼ねてお坊山界隈を歩いてきました。
(大木場・去年の大雪の影響か荒れている)
本当はもう一時間早く歩き出す予定だったんですけど、行きの中央線が快速だったので何の気なしにそのまま乗ったら青梅線へ行ってしまい(笑)。結局お昼過ぎのスタート。まぁショートコースだから良いのですが。。。
今回はお坊山(東峰)南尾根の取り付けである大木場へ向かい、大木場に沿って延びる径路を追ってみました。しかし去年の大雪の影響か、沢は倒木累々でかなり荒れてますね。
(奥の滝から左岸の中間尾根に取り付いた)
道は左岸側についていることが多く、最後の堰堤を過ぎると廊下を一旦高巻いて、再び沢に戻る感じ。そしてそこからしばらく行くと奥に滝が見える出合に着きます。ここが目的の尾根が延びている790m圏の二俣なのですが、とりあえず先に見える滝が気になるので寄ってみると、二段5mほどの滝でした。
でも径路がその先へも延びていると何となく行ってしまいますね(笑)。じきに上部が樋状になった7mほどの滝があって、ここから改めて左岸側の目的の尾根に取り付きました。
(大木場790m圏二俣中間尾根・全編ほぼ植林)
(対岸の紅葉が綺麗だ)
尾根は地形図通りな鉄砲登りが続きます。すぐ上にみえる露岩帯は普通に登れてここからが本番、と思ったら植林帯に入ってしまい、淡々と登るしかありません。
1000m圏の平たい肩を過ぎると再び露岩が現れましたが、ここは右に巻けました。
(ここは右へ巻き)
(アカマツが現れると南東尾根は間近)
対岸の尾根の紅葉を恨めしく眺めつつ、ひたすらに続く急な登りをこなしていくと、周囲が明るいアカマツ林に変わってそろそろ南東尾根も間近の雰囲気。ふた登りぐらいで南東尾根上に上がりました。
南東尾根はミズナラを残して紅葉はほぼ終わり。でも南東尾根の雑木美林の広尾根はいつ訪れても素敵な所ですね。
(お坊山南東尾根)
(北面の中腹道は雑木美林の素敵な道)
紅葉は終わっていたのでお坊山へ上がるのはやめて、北面の中腹道を目指して適当にトラバース。それから中腹道を西へ行きます。
こちらは北面なのでほとんど落葉してましたけど、さくさくの落ち葉の感触も心地よく、周囲の雑木美林と相まってここは本当に楽しい道です。
(大鹿峠への下りしなより)
(大鹿峠)
今回は分岐する道には目もくれずそのまま西へトラバース。じきにお坊山~大鹿峠の稜線に出て、10分ほど下ると大鹿峠に着きました。
歩きだしは暑いくらいだったのに、徐々に曇って、峠に降りる頃には風も吹き出し寒いぐらい。ちょっとだけ休憩をしたら、峠みちを笹子方面へ下りはじめます。
(チドリノキ)
(紅くなりきれなかったオオモミジ)
この峠みちは去年歩いて、その様子から一週早い状態を見たかったので、タイミング的にはバッチリ。ただ今年も日差しがなかったのが残念でした。もう一時間早く歩けていれば。。。
とはいえ、こちらも雑木美林に盛りの紅葉が楽しめる好ましい道に変わりありません。
(大鹿峠みちが紅葉盛りのレンジでした)
(メグスリノキ・盛り)
このメグスリノキの辺りも楽しみにしていたのに今年も暗くてこんな感じ。オオモミジの紅が少ない中、紅はほとんどがメグスリノキでした。
(ここは晴れて欲しかった・笑)
(ここも見事でした)
去年は破線にもなっている送電線巡視路路を追ってイラ沢へ降りましたが、今年はそのまま登山道を追います。登山道の方が雑木林が続くので、雰囲気的にはこちらの方が断然良いですね。
そんな峠みちも植林帯に入るとまもなく林道に降り立ち、あとはてくてく・・・
(林道よりオッ立南尾根を望む)
(今年も祭りのあと)
笹一酒造へ向かったのですが、着いたら今年もすでに終わっていました(笑)。まあ新酒祭りも今は500円かかり、お酒が強くない自分にはモトが取れないので関係ないというか、今はその分お酒の購入に回しています。
ということで今年の新酒を購入して、ホクホク気分で帰路についたんですけど、タイミング悪く中央線が止まってしまい(笑)笹子で二時間近く待たれた、という電車に翻弄された??一日でした。
・・・・・☆
◆ 2015.11.07 (Sat) 曇 時々 晴
笹子駅 12:25- 大木場790m圏二俣 13:10- お坊山南東尾根に上がる 14:15- 大鹿峠 14:50/15:00- 登山口 15:35- 道証地蔵 15:50- 笹一酒造 16:35
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