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2015.07.30

後立山の稜線をつなぐ 1(扇沢~針ノ木峠~蓮華岳)

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(蓮華岳への登りしなより針ノ木岳)

予想はしていたものの梅雨明けとは言えどうも不安定な天気が続いてますけど、先の週末は意外に天気が安定しましたね。そういう自分も今回は急遽予定を組んで、一年ぶりの北アでした。

今回は本当に急遽決めたため何も用意をしてなかったので、金曜最終のあずさで松本へ行き、時間調整の後、タクシーで直接扇沢へ出る段取り(¥19260・深夜割増)・・・

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(朝の大沢小屋)

が、予定では4時ぐらいに扇沢着のつもりも3時には着いてしまい、一瞬どうしようかと悩みましたが、一度寝ると調子が悪くなるので、のたのた準備をしてスタートしてしまいました(笑)。

道は当然真っ暗で関電管理道と交差している辺りは幾分わかりづらかったものの、針ノ木自然歩道に変わるとあとはおおむね一本道。自分以外にも歩く人はいたものの、皆さん軽装で日帰りのようですね。

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(針ノ木雪渓を登ります)

しらじらと夜が明けて周囲が明るくなってきた頃、大沢小屋に着き、ここで朝食。普段の様子は当然わかりませんが、小屋の方が起き出した時間とあって静かでなによりです。

休憩を終えて再び歩き出し、タニウツギなんて久しぶりだなあ~なんて喜んでいると、じきに針ノ木雪渓に出ました。

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(意外に短かったですね)

ここからしばらくは雪渓歩き。雪は思いの外締まって快適に歩けまるし、。傾斜もさほどではなく、涼しい風に吹かれながらすいすい登れて快適そのもの。アルプスもみんなこんな感じで登れると嬉しいんだけどなあ・・・と思ってしまいますね(笑)。

両側の迫ったのどを過ぎると傾斜も緩み、その先で雪渓はあっけなく終了。夏道に入ると今度はお花たちが目を楽しませてくれます。

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(ミヤマキンポウゲ)

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(アオノツガザクラ)

草地ではミヤマキンポウゲにベニバナチゴ。そして岩手では遅かったチングルマ、アオノツガザクラもまだまだ見られてホッとしました。

さすがに峠近くは傾斜が急でしたけど、道がしっかり切られており難なく歩けて、あっけなく針ノ木峠に着いてしまいました。

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(雪渓自体は針ノ木峠まで繋がっていた)

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(コイワカガミ)

この時点でまだ7時半前。手続きをするには時間が早すぎてかなり行きづらいので、展望を楽しんだり、峠にいたハイカーとお話したりして時間調整をします(笑)。

そして8時を過ぎたところで小屋へ向かい手続きをし、さっさとテントを張って寝てしまいました。

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(さて、蓮華岳へ向かいましょうか)

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(のっけの急登をこなせば、あとは緩やか)

ふと目が覚めるとまだ9時半。午後の天気がわからないので、蓮華岳へ向かうことにして小屋前に出ると、先ほどまでとは違って凄い人。さすがに夏山最盛期ですね。

その中かいくぐって峠に出てたら、のっけは急登。も、さほど続かず、傾斜が緩むと周囲の山山を眺めながらの快適な稜線歩きの始まりです。

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(ミヤマリンドウ)

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(タカネヤハズハハコ)

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(蓮華岳が見えてきた)

周囲の展望が素晴らしいのはいうまでもなく、お花も意外に多かったのがあまり期待してなかっただけに、これもも嬉しい道のり。のんびり歩いて、1時間ほどで蓮華岳の山頂に着きました。

山頂からは東へ延びる東尾根が見た目快適そうで気になりますね。積雪期のルートでしょうか。

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(蓮華岳より)

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(クモマスミレ)

北側は存在こそ小さいものの、やはり槍ヶ岳が目を引きます。そして目の前の大下りに、七倉・不動の稜線はえぐいアップダウンを連ねてます。蓮華から南は烏帽子までが未踏なので、次はこの稜線かとまじまじと見てしまいました。

展望を楽しんだら来た道を戻ります。コマクサはこちらでも盛り過ぎ。岩手のコマクサロードと同じような状態でした(笑)。でも規模の小ささは否めないなあと思ってしまったのは岩手のを見た後だからだと思います。

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(タカネシオガマ)

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(剱岳も近い!)

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(コマクサは盛りを過ぎていた)

これまた小一時間ほどで峠におりたら、小屋に寄って針ノ木ラーメンを食べてみました。あんかけなんですね。自分で言うのもなんだけど、なんか凄いお金の使いっぷりですよ(笑)。

お腹を満たしたらテントに戻って、クソ暑い中ひたすら熟睡。ホントによく寝ました。なんか針ノ木へ眠りに来た感じですね(笑)

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(夕暮れのテン場より)

でもたまにはこんな時間の使い方も悪くないです。小屋は布団二人以上なんて話を聞くと、こんな事をやること自体が実は贅沢なことなのかも。おかげさまで本当に気持ちよく寝られましたよ。

夕暮れはそれなりに雰囲気ありましたけど、雲が多くて星空は×。でも今回はほっとんど寝てましたから。。。(笑)
 
・・・・・☆
 
◆ 2015.07.25 (Sat)   晴 時々 曇
扇沢駅 03:40- 大沢小屋 04:55/05:15- 雪渓に出る 05:30- 夏道に入る 06:45- 針ノ木小屋 07:25/09:45- 蓮華岳 10:40/10:50- 針ノ木小屋 11:40
 
 
針ノ木小屋(テント) ¥700
発泡酒 (ロング缶) ¥300
コーラ(PET 500ml) ¥500
針ノ木ラーメン ¥1200
水(2.5L) ¥500

 

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2015.07.18

夏の岩手山、まったり縦走 2

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(お鉢より、カルデラと屏風尾根・裏岩手の稜線を望む)

岩手山の朝は早い。2時を過ぎると誰かしら起き出し、ごそごそご来光の準備でしょうか。自分は行く気はなかったんですけど、妙にぱっちり目が覚めてしまったのでご来光を見に行くことにしました。

ということで3時過ぎに小屋をスタート。八合目小屋からもぼちぼち人が登ってきているようで、真っ暗な中灯りがぽつぽつ見えるのが、なんとも「らしくて」これはこれで良い光景ですね。

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(盛岡の夜景と登山者の灯りが見える)

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(この日のご来光)

さすがにお鉢になると足許は火山砂で、お鉢の形状からしてもなんか富士山のようですね。でも富士と違うのはお鉢の中に妙高岳という立派な山があることでしょうか。

40分ほどで山頂の薬師岳に着いたら、ご来光を待ちます。気温は13度ほどと意外に暖かく、待っている間にもハイカーが続々とやってきますが、ここも山ブームのお陰かみんな若い!自分は明らかに最高齢の方でしたよ(笑)。

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(コマクサ・お鉢で盛り)

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(イワブクロは咲き始め)

完全に日が上がったらお鉢の続きを歩きます。周囲が明るくなってわかったのは、周囲にはコマクサが咲いていてすでに満開だという事。ここで満開だと下のコマクサロードの様子が少々心配ですけど、コマクサは花期が長いからおそらく大丈夫でしょう。

そしてコマクサの脇ではイワブクロが咲き始め。タカネスミレは盛りややすぎといった感じでしょうか。

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(山頂を振り返る)

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(タカネスミレはこんな感じで咲いている)

そしてもう一つ気がついたのはお鉢に沿って様様な?石仏が点々と並んでいたこと。さすがに信仰の山ですね。

妙高岳は今回寄らず、途中でお鉢を外れて中の岩手山神社の奥宮に寄ってみました。ここは岩の間から噴煙が少し出ていて、やはりこの山は活火山なんだなあと改めて思った次第。参拝を終えたら、来た道を下って不動平に戻りました。

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(岩手山神社の奥宮)

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(お鉢巡りを終えたら、不動平へ戻ります)

不動平に戻ってもまだ5時過ぎ。このまま下ってしまうと下の温泉があく前に着いてしまうので(笑)、時間調整を兼ねて小屋の前で朝食をとり、のんびり朝寝?して、そろそろかなあと腰を上げたのは6時半前。

今回は焼走りコースを下るので、もう一度お鉢に上がって(笑)山頂手前の分岐へ向かいます。

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(ミネウスユキソウ)

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(もう一度お鉢に上がって)

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(お鉢の中にある山は妙高岳)

もう一度お鉢にあがったとはいえ、もう一度山頂に寄る気はサラサラなく(笑)焼走りコースの道はその手前のピークから分かれています。分岐に着いたら、一息ついて左の道を下り始めました。

のっけは足下にカルデラや裏岩手の手稜線、そして屏風尾根と平笠不動の小屋を見ながらの爽快な下りを楽しめます。

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(イワギキョウ)

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(右の平笠不動へ向けてひたすらに下ります)

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(平笠不動避難小屋)

お花を撮りつつのんびり下ると30分ほどで平笠不動に到着。さっそく避難小屋をのぞくと、こちらも綺麗でよさげな小屋でした。ただこちらは水場がないのが最大のネックですね。

そして来た道を振り返ると、さっきまでいた岩手山はもうかなり大きな存在になってました。

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(振り返ると岩手山がすでに大きい)

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(オオヤマオダマキ)

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(ここでムシトリスミレに逢えるとは!)

平笠不動からは樹林帯に入って、ここから徐々に暑くなってきます。それでもまだ風が通っているのでマシでしたけど、スライドする人たちを拝見すると、今日の登りはなかなかきつそうに見えます。

途中で完全に諦めていたムシトリスミレに逢えたのには狂喜してしまいましたし、あと不動平でもたくさん咲いていた、近場で見るヤマオダマキよりかなり大ぶりなヤマオダマキは、やはりオオヤマオダマキでした。

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(立派なダケカンバの樹林帯を抜けると)

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(コマクサロードに出ます)

道を下るにつれ、周囲には立派な、そして少々異形のダケカンバが目につくようになるのも東北の山らしいですね。そんな木々を愛でつつ歩いていると、突然という感じで樹林帯を抜け、周囲が開けた火山砂の道に変わると、そこが今回のお目当てだったコマクサロード。

お花はさすがに盛りを過ぎていましたけど、それでも量が凄い!そしてお花も大株で見事でした。いわゆる有名な群生地とされる所の比じゃないですね。他の緑のお陰で花のピンクが際立つのもここの特色でしょうし、道を挟んで上も下もみんなコマクサの斜面。日本一と言われる理由がよーくわかりました。

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(斜面いっぱいにコマクサが咲いている)

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(下ではイワブクロも見事です)

もうかなり下っているのでコマクサはここで終わりかと思っていたら、下の第一噴出口跡でもまだ咲き残りがあってビックリ。

そしてイワブクロは第一と第二の噴出口の辺りで盛りで楽しめました。岩手山では普通に咲いてますけど、この花も北に来ないと逢えないお花なので、満開な大株のお花も見られて幸せでした♪

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(第二噴出口跡より)

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(噴出口を過ぎるとミズナラの疎林に変わった)

第二噴出口跡を過ぎるとスッキリしたミズナラの高木林に変わり、再び風も通るようになって、すいすい下れます。

そしてそろそろ登山口が近くなった頃、おとなりの溶岩流に出られそうな踏み跡があったので、時間に余裕がありまくりだったので出てみたら、↓↓こんな感じ。なかなか壮観な光景でしたけど、直射日光当たりまくりでただただ暑い・・・(笑)。

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(焼走り溶岩流にも寄ってみました)

なので早々に引き返して、登山口の近くにある焼走りの湯を目指したのでした。

今回は結果として泊まりになってかなり余裕のある行程でしたけど、天気に恵まれ、山にも人にも恵まれ、しかもかなり暑かったので、結果泊まりで大正解。皆さんに感謝です。次はもう少し快適な時期に歩きたいですね。今夏は不安定な予想も出ているけど、本当に当たるのでしょうか??
 
・・・・・☆
 
◆ 2015.07.12 (Sun)   晴
不動平避難小屋 03:10- 薬師岳(岩手山)03:45/04:30- 岩手山神社奥宮 04:55- 不動平避難小屋 05:10/06:25- 焼走りコース分岐 06:55- 平笠不動避難小屋 07:30- ツルハシ分れ 08:15/08:25- 第二噴出口跡 09:00/09:05- 焼走り登山口 10:00
 
 
焼走りの湯 ¥600
タクシー(焼走りの湯~大更駅・迎車) ¥2970
 

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2015.07.13

夏の岩手山、まったり縦走 1

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(お花畑より、岩手山はまだまだ高い)

やっと週末晴れてくれました・・・ということで先の週末は久しぶりのお泊まりaway。好天時にまず行きたかった岩手山を本当に久しぶりに訪れました。

岩手山は日帰りできる山ながら、網張温泉行きの7時台のバスが2年前になくなってしまったので、今回は一番の新幹線で盛岡に出て、今は一番バスとなった9時前のバスで網張入り。でもバスはガラガラで、自分以外のハイカーの姿は皆無とあっては今後の路線維持が心配になってしまう状況です。

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(ヨツバシオガマ・咲き始め)

ということでリフトもガラガラで、周囲の展望を楽しみつつ3本乗り継ぎ、40分で犬倉に着いたらさっそく歩き出します。

こちらの方は裏岩手を縦走して以来14年ぶりで、その頃は岩手山の西側は火山活動の影響で入山禁止だったので、こちらを歩くのは初めての事。標高的に1200m越えるとすでに森林限界で、リフトと同様に展望を楽しみながら歩けて気持ちが良いですね。

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(樹林帯はぬかるみなし)

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(ハクサンチドリ・そろそろお終い)

お花はハナニガナ、シロバナニガナ(もしかするとクモマニガナか?)、マイヅルソウ、ツマトリソウ、ゴゼンタチバナ、マルバシモツケ辺りがベースになって、ミヤマカラマツ、ヨツバシオガマが咲き始め。オオバキスミレ、ネバリノギランにハクサンチドリはそろそろお終いの感じでした。

時折交える樹林帯の木の花の方はナナカマドにオガラバナがほぼ満開。そしてこの日驚いたのが、その樹林帯につきものの「ぬかるみ」が乾いてほぼ皆無だったことで、これなら普段のショートスパッツで普通に歩けましたよ。こんな日に裏岩手を縦走したら、本当に快適に歩けたでしょうねえ(笑)。

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(姥倉分岐附近より)

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(シロバナトウチソウ)

歩き出しから1時間ほどで姥倉山との分岐に出たら、ここからは行く先に岩手山と鬼ヶ城を眺めながら行くようになります。

広い稜線の両側は草原のお花畑。お花は少々淋しく、ヨツバシオガマとハナニガナ、シロバナトウチソウ、コミヤマハンショウヅルくらい。そしてウゴアザミやイワオトギリは咲き始めと、ここはこれから夏のお花畑になりそうな感じでしょうか。

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(マルバシモツケ)

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(大地獄より黒倉山)

そんなお花畑を過ぎ、黒倉山を巻いて出た東の鞍部が切通で、ここからお花畑へ下ろうか~と思ったら道がないのであれれ?と思ったら分岐はそこからひと登りしたところにありました(笑)。

狭い分岐には団体さんが休憩されていたのでそのまま通り過ぎるように左の道を下り始めると、マルバシモツケにナナカマド、久しぶりだったガクウラジロヨウラク、オオバスノキ、アカモノそしてハクサンシャクナゲとしばらくは木の花が目立つ感じ。

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(ガクウラジロヨウラク)

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(ハクサンシャクナゲ)

そして下り着いた分岐が大地獄なのですが、硫化水素の臭いも漂い、確かに火山の荒々しい感じもあることはあるのですが、周囲の緑のお陰でしょうか?意外に好ましい場所ですね。

ここから道はおおむね大地獄谷に沿うようにいくと、ここでようやくイソツツジが出てきました!そしてイワカガミは盛りを過ぎて終わりかけ、となると春のお花はお終いかなぁ・・・

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(イソツツジ)

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(お花畑は夏の花に切り替わってきた)

道は大地獄沢に沿ってついてはいるもののか細く、夏道を知らないまま雪の残っているときに降りると少々苦労しそうですね。右に屏風のように立ちはだかる鬼ヶ城の稜線を見上げながら沢を登っていく感じは千蛇谷を思い出しました。

じきに木道が現れてお花畑に着くと、やはりというかチングルマは綿毛。となればヒナザクラもムシトリスミレも終わっていて(泣)コバイケイソウやハクサンチドリも盛りを過ぎ、トウゲブキは咲き始めと、こちらも既に夏のお花に切り替わりつつある感じです。

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(コバイケソウ・盛り過ぎ)

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(御苗代湖)

お花畑の分岐で少し休んだら不動平・・・の前に時間にも余裕があるので、カルデラの御釜湖、御苗代湖へ寄ってみることにしました。

分岐から10分ほどで着いた御釜湖は小さい沼のようで少々がっかり感もありましたが、そこからひと下りで出た御苗代湖の意外な大きさ、澄んだ湖水、そしてその静けさは別天地のような素敵なところですね。

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(オオバキスミレ)

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(樹林帯をひたすらに登っていく)

御釜湖手前の分岐から分かれる屏風尾根への道が気になりつつも、今回の所はお花畑の分岐まで戻って不動平へ上がるのが順当な線。

分岐に戻り、そのまま不動平へ向かうと再び樹林帯に入って、急な登りの始まり・・・と思ったら実際歩いてみると、見た目や想像よりは緩くて、これは意外に楽ですよ。

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(シラネアオイ・なんとか間に合った)

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(サンカヨウ・これもなんとか間に合った)

しかもここで終わりかけながら完全に諦めていたシラネアオイやサンカヨウに間に合ったのはラッキーでした。今年は花の開花がかなり早いとは言え、やっぱり春のお花は6月がいいのかなあ。

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(カルデラと裏岩手の稜線を望めるようになると・・・)

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(キバナコマノツメ)

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(ウコンウツギ)

意外に楽だった印象そのままに樹林帯もあっけなくを抜けると、稜線はもう間近。右手に見えた千俵岩は人工的に造られた綺麗な石組みの壁のようで、それが印象的でした。

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(千俵岩・人為的な石組みのようだ)

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(ミヤマキンバイ)

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(タカネスミレ)

稜線近くの砂礫ではタカネスミレにも久しぶりに逢えて、そこからひと登りで不動平に到着。一番人の多い柳沢コースとの合流点でもあるので、ここから人出が一気に増えます。岩手山は20年以上前の学生の時に柳沢コースを登っているのですが、さすがにほとんど覚えてないですね~。

不動平に着いたら山頂は目の前。とはいってもこの日の歩きはここまで。のんびり歩いても4時間弱の行程でしたが、この日の人出を考えるとここで終わりにして結果は正解でした。

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(今日はお鉢を見上げるだけ)

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(本日のお宿、不動平避難小屋)

ということでこの日はお宿は↑↑ここ。近年建て替えたそうで中は綺麗で快適そのもの。好天の週末とあってほとんど埋まる盛況ぶりでした。

そして同宿者の方達も良い方ばかり。もちろん星空の楽しめて、大変楽しい一夜を過ごすことができました。
 
・・・・・☆
 
◆ 2015.07.11 (Sat)   快晴
盛岡駅 08:55→ 網張温泉 09:59/10:10→ 犬倉 10:50- 姥倉山分岐 11:45-(途中休憩分)- 切通 12:35- 大地獄 12:45- お花畑 13:10- 御苗代湖 13:25- 不動平避難小屋 14:45
 
 
バス(盛岡駅~網張温泉) ¥1140
リフト(網張~犬倉) ¥1100
 

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2015.07.09

赤ぼっこ・久しぶりに雨の山歩き

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(愛宕山への登りしな)

梅雨の入り端はどうなることかと思ったけど、梅雨真っ盛りになるとさすがにぐずついた日が続きますね。

先々週の好天はやはり運が良かったようで、先週末はもうどうにもならないような天気。それでも去年そんなことをしていたら山行きが一月半もあいてしまったので、それだけは避けたい。ということで土曜(07/04)にちょこっと歩いてきました。

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(このこなんの子?)

ちょこっとということで今回も遅出でkomadoにしてはかなり珍しく、青梅駅から吉野行きのバスに乗って稲荷神社に出てからのスタート。まずは天狗岩方面へ向かいます。

歩き出しこそまだ曇りだったものの、山に入るとうとう雨が降り出しましたが、もう緑が覆う時期。傘は不要で、雑木林も多く、意外に宜しい雰囲気だったのは意外といえば意外。さくさく歩いていると30分とかからず稜線上のジャンクションに上がってしまいました(笑)。

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(愛宕山・エドヒガンの大木が見事だ)

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(オカトラノオ)

思いの外早く上がってしまったので、西の愛宕山に寄ってみたら、山頂はエドヒガンの大木が立つ雰囲気のあるピーク。北側は開けているものの当然展望は宜しくありません(笑)。

でもお花もちょこっと咲いていて、この日一番好ましいと思ったのがこのピークでした。

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(ホタルブクロ)

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(合流点の奥には神社?)

来た道を戻り、先ほど上がってきたジャンクションに上がると、南へ道が延びていたので辿ってみたら、神社があるんですね。

とりあえず道中の無事をお祈りして、先を行きます。

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(こんな伐採跡を横目に)

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(林道と併走しつつ)

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(オオバジャノヒゲ)

稜線は植林一色かと思いきや、こちらも雑木林も多く、こんな天気でも楽しめます。先へ行くにつれ雨は強くなってきますが、まだまだ傘をさす必要はなさそうです。

ジャンクションから40分ほどで、稜線から北へ外れる天狗岩の分岐が出たので、寄ってみるとすぐかと思ったらアップダウンがあるんですね(笑)。着いた天狗岩も晴れれてば良いのでしょうが、この日は雨の上に先客のヘビさんがいらっしゃったので、早々に引き返して赤ぼっこへ向かいました。

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(天狗岩)

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(赤ぼっこ)

すぐに着いた赤ぼっこは展望は良いと利いていましたけど、周囲が全て皆伐されていたのにはただただ驚きました。見たところ最近のような感じもするのですが、ここは昔からこうなっていたのでしょうか?

それはともかく山頂のベンチは残された木のお陰で雨がかからないようで、休憩できたのはラッキーでした。

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(馬頭観音・いいお顔されてます)

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(馬引沢峠)

赤ぼっこからしばらく行くと処分場のフェンスに沿っていくようになるのは、少々心苦しいけど、それでも雰囲気は悪くないと思ったのは、ガスっていたから却ってそう思ったのでしょうか?(笑)

歩くにつれ雨はなおも強くなって、とうとう傘をさすようになってしまったので、旧二ツ塚峠に着いたところで予定を変更して、天祖神社へ下ることにしました。

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(旧二ツ塚峠)

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(天祖神社)

天祖神社への道は最初が林道っぽかったのが、そちらが遊歩道としては枝道なのか?尾根を伝うようになると山道らしくなって、あとはひたすらに下ります。やがて墓地にでると、そこからひと下りで天祖神社でした。

道中の無事を感謝したら、雨の中青梅駅まで歩いて戻・・・るなんて事はもちろんサラサラ考えていません(笑)。一番近いバス停はバスの時間に合いませんでしたが、吉野街道に出るとバスも増えて、無事車中の人になったのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2015.07.04 (Sat)   雨 時々 曇
青梅駅 12:15→ 稲荷神社 12:30- 愛宕山 13:10/13:15- 天狗岩 14:05- 赤ぼっこ 14:20/14:30- 馬引沢峠 14:45- 旧二ツ塚峠 15:00- 天祖神社 15:35/15:45- 上長淵 16:00
 

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