今度は寸庭川右岸の尾根を下る
(夕陽向フ尾根末端のアタゴ山)
この週末は二日酔いでほぼ動けなかったんですけど、二日間共にあまりに良い天気!そして風が吹いている割に空気が暖かかくて、日曜(02/01)はさすがに歩きたくなって、先週に引続いての超遅出御岳シリーズでした。
ということでこの日はお昼ちょい前に家を出て、寄り道しないで御岳に出たので、滝本に着いた時点で13時半。今週もかなり悪いコですけど(笑)毎度ケーブルに乗るのもお金がもったいないので、滝本スタートでまずは12年ぶりに表参道を歩いてみました。
(滝本から歩くのは12年ぶり)
(団子堂・ここでおおよそ中間点)
表参道は北斜面の上に降雪直後とあって、基本日陰の寒い杉並木が続きますが、それでも日頃のお酒を抜くためにガンガン歩きましたよ。登る人はもちろん自分一人のようで、どこか怪訝な視線が・・・(笑)
こうやって改めて歩いてみると、ゆかりの場所や丁目石とか色々残っているんですね。それが今回お勉強になったこと。ただせっかくの杉並木も土壌が削れて、立派な巨木が瀕死状態なんてのも結構見られますね。
(杉並木が立派になってくると稜線は近い)
時折登ってくる地元の方の軽自動車をヒッチしたい衝動を抑えつつ、登っていくと歩き出しから50分弱で御岳平からの道と合流。さすがにこの時期のこの時分はハイカーが少ないですね。
それでもその少ない人出を避けるようにそのまま大塚山へ向かいました。
(大塚山への道すがら・積雪は10cm以下)
(御岳の集落も白い)
大塚山へ向かう道は雑木林が多くて、天気が良いと本当に快い道です。雪は10cm以下で一部溶けて泥濘になりかけている箇所もありましたけど、基本的にはすいすい歩ける感じ。
20分ほどで大塚山に着いたら、お次は先週歩いた尾根の寸庭川を挟んた右岸の尾根、丹三郎尾根の登山道をそのまま下ります。
(石尾根と日原の山々を望む)
(丹三郎尾根上部・新雪で歩きやすい)
丹三郎尾根の上部は雑木林が多いお陰で雪が程よく積もって、その新雪の感触を楽しみながら歩く心地よさは、この時期ならではの楽しみですね。風が強くて寒かったけど(笑)。
下るにつれ雪は徐々に減り、植林帯に入るとじきに登山道は尾根を外れますが、今回は当然のことながらそのまま直進。緩く上がったピークが丹三郎山とも言われる667m峰でした。
(667m峰・丹三郎山)
667m峰から先も想像通り植林帯が続いたものの、植林帯は風が遮られて快適に歩けるようになったのは皮肉でしょうか?植林帯は基本好きではないけど、冬の冷たい強風を遮ったり、盛夏の暑さをしのげたり・・・そういう時だけ植林帯のありがたさを感じる身勝手さ(笑)。
宮内本によるとこの辺りで尾根は夕陽向フ尾根に名前が変わるんですけど、そもそも石積沢や石積川ノ頭が確定しづらいのまぁその辺りは何となく・・・(笑)。尾根筋は明瞭でRFの難度はそう高くない感じです。
(8号鉄塔)
次の次の570m圏峰から急降すると明瞭な道が尾根の右手から合わさって、ちょっとだけビックリ。でもコレは先週も通りがかった送電線の巡視路で、明瞭になった尾根をひと下りで8号鉄塔に出ました。
ここから先もしばらくは巡視路になっているお陰で明瞭な道が続きましたが、それもそんなに長くはなく、突然という感じで巡視路が尾根から左へ外れてしまいました。その巡視路を追って下れば、おそらく寸庭沢沿いの林道に出るのでしょう。
(しばらくは明瞭な道が続く)
(伐採跡より赤久奈山方面)
巡視路が別れてからも尾根伝いに歩くと、まもなく周囲が開けた伐採跡に飛び出し、一気に展望の利く場所に出たことに少々戸惑いながらも、ついつい展望を楽しんでしまいます(笑)。
そしてその先の緩いピークにに祠?の様な建物が見えたので、それがアタゴ山だということは容易にわかりました。
(アタゴ山より降りてきた尾根を望む)
アタゴ山に着いたら、なにはなくとも愛宕神社に参拝しようと思って表に回ると、なんとそこにはお地蔵さま(地蔵菩薩)が置かれていてこれまたビックリ。アタゴ山にお地蔵さま・・・この辺りの経緯、ご存じの方がいらっしゃったらお話聞かせてもらえると嬉しいなあ。
お地蔵様に挨拶してから尾根をなおも直進すると、刈り払われた灌木がかなり歩きづらい中を慎重に下って、寸庭川沿いの林道に降り立ったら山歩きはお終い。ショートながら思いの外楽しめた事に満足というかほくそ笑みながら、良い気分で古里駅へ向かったのでした。
・・・・・☆
◆ 2015.02.01 (Sun) 快晴
滝本 13:40- 御嶽VC 14:25- 大塚山 14:45- 667m峰(丹三郎山)15:10- 8号鉄塔 15:10- アタゴ山 15:35/15:45- 寸庭橋 16:00- 古里駅 16:25
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