連行峰を南北縦走、になってしまいました
(鎌沢尾根上部の雑木林)
いやぁ参りましたよ。秋分の日(09/23)は当初は小坂志川で遊ぼうと思ってバスに乗ったのに、バスを降りたらな~んか見慣れない風景で、それに少し疑問を持ちつつも先を行くと、そこにあったのはなんと「連行峰」の道標(笑)。要は笹平で降りなければいけないのに先の柏木野で降りると決めつけていたんですね。
さてどうしましょう。まだ8時前とはいえここから笹平へ戻るには20分はかかりそう。しばらく悩みましたが、万六尾根は学生時代に下って以来歩いていないので、久しぶりに歩くのも良かろう、ということでそのまま万六尾根を登ることにして登山道に入りました。
(オオバショウマ・咲き始め)
(セキヤノアキチョウジ)
さすがに植林の北斜面では周囲が暗いのはしょうがないのですが、道は枝尾根を行くのではなく沢筋に近いところを登っていくんですね。おかげで秋のお花が多く、道中はキバナアキギリが一番目立ったでしょうか。
その中にヤマジノホトトギス、ミズヒキ、ノブキ、カシワバハグマ、オオバショウマ、ツリフネソウ、シラヤマギク、シラヤマギク、オクモミジハグマ、イヌショウマ、シモバシラなどなどが点々と咲いている感じ。ちょっと得した気分でしたけど、少々暗かったのが惜しかったです。
(レイジンソウ)
(万六尾根の大杉と山ノ神)
思いもかけずお花を楽しめたのでちょっと良い気分で登っていく、とお次はサラシナショウマにお久しぶりだったレイジンソウ。レイジンソウは去年逢えなかったので、この日一番嬉しい出逢いでもありました。
この頃になると万六尾根は間近で、ひと登りで尾根上に上がったら、まずは下手に立つ大杉と山ノ神に挨拶。それから尾根を辿り始めると最初は植林帯が続きます。
(万六ノ頭にも寄りました)
(尾根上はほぼシモバシラ一色)
せっかく万六尾根を歩くのですから、今回は尾根通し。万六ノ頭にも初めて寄ってみました。
広いピークは自分好みなんですけど、南側の植林がなんとも惜しいですね。山頂にはyuiさんの山名標も残っていて、それだけで懐かしくなってしまいます。
(湯場ノ頭)
(全面雑木林に変わると山頂は近い)
万六ノ頭からひと下りで登山道と合流すれば、あとはひたすらに登るだけ。お花はシモバシラだけがやたらに咲いて、少々暗い尾根を彩っています。
そんな植林の混ざる林から全面雑木林に変わると連行峰は間近。ひと登りで山頂に飛び出しました。
(連行峰山頂)
(鎌沢尾根・上部は快い雑木林が続く)
朝のバスもそうだったんですけど、休憩中もこれまたやたらにトレランさんが通り過ぎるのでなんでだろう?と思っていたら、ハセツネがもう近いんですね。忘れてました。当日はコッチに来ないようにしなければ。。。
山頂のベンチで早いお昼をとりつつ少々休憩したら、まだ10時ですがもう下山です(笑)。下りは当初の予定どおり鎌沢尾根を下ります。
(動物のようにも見える)
稜線を東へひと下りして鎌沢尾根に入ると、尾根は急ながらも雑木林が続いてなかなか良い感じ。明るい感じがするのは南向きの尾根という事もあるのでしょう。
じきに左手が植林になりますが、植林も手入れがされていて、下りだしの明るさは変わりません。あっ、あと尾根上部はマーキングの類いがほとんどないのも意外でしたけど、嬉しいですね♪たぶん手入れされたときに取っ払われたのでしょう(笑)。
(下は植林が続くと思ったら)
(意外に雑木林も残っていた)
それでもやはりというか、じきに植林帯に入ってあとは下までこのままか、と思ったら、あっけなく雑木林に戻ったりして、これは案外悪くない尾根ですよ!
そして641m峰あたりから道形も現れて、あとはすいすい下っていきます。
(尾根末端は茶畑!)
尾根末端部は地形図どおりの急降下でしたけど、それをこなすと茶畑に飛び出して山歩きはお終い。集落の中を抜けて鎌沢入口のバス停に出て時刻表を見ると、次のバスは残念ながら二時間後。
まぁお昼時だからしょうがないでしょう。藤野駅までは一時間ほどなので、そのまま県道を下って藤野駅に出ました。
・・・・・☆
◆ 2014.09.23 (Teu) 晴 時々 曇
武蔵五日市駅 07:20→ 柏木野 07:55- 尾根に上がる 08:40/08:50- 万六ノ頭 09:10- 湯場ノ頭 09:40- 連行峰 10:05/10:20- 641m峰 11:00- 五法木橋 11:30- 藤野駅 12:35
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