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2014.07.19

タワ尾根下部を軽くひとめぐり

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(燕岩より鷹ノ巣山)

個人的に多忙続きの上に、梅雨時という事もあって天気も合わず、ひと月以上ぶりの山行きでしたね(汗)。今回(07/13)は久しぶりだし、天気も下り坂なので短めの山歩きという事で、久しぶりにタワ尾根の下部をブラブラひとめぐりしてきました。

しかし7月に入って暑いし、天気もイマイチなのに奥多摩は相変わらず凄い人出。今回は三番バスで三台運行。でも急ぐ山歩きでもないので、列に並ばずにいたら三台目はガラガラ。おかげでゆったり座れました。

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(キリンソウ・日原では稀品)

時間が遅いせいか乗客の8割方が川乗橋で降りたので、東日原まで乗ったハイカーは少なく、もうこの時点で一人旅は決定したも同然。一石山神社へ向かい、タワ尾根に取り付きます。

さすがにこの時期は曇っていても暑く、のっけの急登に汗が噴き出します。燕岩との分岐に上がったところで、久しぶりに燕岩に寄ると、岩場には少ないながらもキリンソウとヤハズハハコが咲いていました。

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(ヤハズハハコ・同じく ^^;)

どちらもごくありふれたお花なんですけど、奥多摩を始め大菩薩や御坂など盛夏のお花がごっそり減ってしまい、近年は盛夏のお花見を熱心にしなくなったこともあって、特にキリンソウは4、5年ぶりに逢ったのではないかと思います。

今は南大菩薩や、御坂主稜のお花はどうなっているんでしょうね。レンゲショウマとかまだ残っているのかなあ。。。

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(いろいろ~)

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(寄り道しながら~)

燕岩で少し休憩したら、来た道を引き返してタワ尾根を上がります。

とはいっても今回は気になるところを方々寄り道しながら徐々に上がっていく感じ。

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(そろそろ一年。樹勢はかなり落ちていますね)

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(尾根乗り越す水源林巡視路を突っ切って・・・)

タワ尾根は尾根下部でも植林が少ないから、いろいろ寄り道しても林の美しいところが多くて、歩いていても楽しいですね。

それでも今回は上まで行かずに金袋山の辺りまで。引き返すところで軽くランチをとったら、来た道を少し引き返して、久しぶりにタワ尾根西側の水源林巡視路を下ってみました。

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(きょうはここまで)

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(西の巡視路を下るといきなり)

この巡視路はあまり荒れている印象がなかったのに、巡視路を下り始めて早々に↑↑こんな所に出くわしたのは、大雪の影響でしょうか?

崩れた斜面は人もシカも通っていないようなのでそのままトラバースしましたが、実際は下捲いた方が安全でしょう。でも危ないところはそこだけで、あとはしっかりした巡視路がのびていてすいすい下れます。

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(この四本シオジは見事でした)

道中、この四本シオジは見事でしたね~。

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(オロセ尾根の分岐から尾根は降りずに)

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(採石事務所に出ました)

バスの時間に余裕があったので、オロセ尾根の分岐に出たところで尾根を降りずに、今回は採石事務所へ降りる下段の巡視路を降りてみましたが、さすがに下段は植林が多いですね。でも今の時期は緑が美しくて快い道でした。
  
・・・・・☆
 
◆ 2014.07.13 (Sun)   曇
奥多摩駅 08:35→ 東日原 09:05- 一石山神社 09:30- 燕岩 10:20- 金袋山 11:55/12:05- 採石事務所 12:45- おろせ橋(八丁橋)13:20- 東日原 14:10
 

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【奥多摩】」カテゴリの記事

コメント

近頃は炎上商法といって炎上を逆手にとる人もいますけど、それでも徒手空拳でネットの荒波に揉まれている身には、かなり世知辛い世の中になってしまいました(笑)。

小川谷林道のお話、ありがとうございます。トンネルを造るのですか。まあ燕岩の下はいろいろ利用しようとしても落石でほとんど無駄に終わっていますね。しかしトンネルとは東京都様はお大尽でございますね。

通行止めになった当初は早く表向き通らせてくれと思っていたんですけど、最近はお話を聞いてももうずっとこのままで良いんじゃないの?と思っておりまして(笑)いやほんと自分やあなた様みたいなもの好きだけが入る山域もあっても良いんじゃないかって、本気で思うようになっているんです。

投稿: komado | 2014.07.30 21:17

 いつも楽しく拝見しています。倉庫にあるバリルートも何度も歩いたところもあれば、一回きりのルートもあり、そんなルートは「ああ、そういえば、こここんな感じだったなあ」と懐かしく思い出しています。私には花のひかりさんのような文章力がありませんので、的確な描写に感心しきりです。

 で、奥多摩です。最近は毎週のように、小○谷林道上部の尾根を次々と歩いて、長沢背稜の山々に向かっています。先週も出かけましたが、しっかし、暑い! そして沢の水量もですが、なんとなくハエ、ブヨ類が例年にもまして多いような。(6月の梅雨入り直前に北アルプスを4日間テントを背中に縦走しましたが、そりゃ涼しいもんでした。最終日はついに雨になり、朝などさすがに氷点下にはなりませんが1℃は切ってましたから)

 小○谷林道はご存知のように現在通行止めです。実際、一石山や人形尾根付近にいると絶え間なく落石の音が響いていたような時期がありました。でも、もう大丈夫なんじゃないですかねえ。いつ行っても静かです。で、地元の方に尋ねてみました。

 「落石? もう大丈夫だろうさ。落石防護壁の工事は終わっているし」「じゃ、晴れて通行止め解除の日も近いですね」「いや、あと2年後くらいらしいよ」「そりゃまたなんで?」「あそこ(燕岩・籠岩辺り?)になんかトンネルみたいなの建設するらしいわ。それにあと2年かかるそうだ」「えー、じゃ、あの空に突き上げるような大岩、下から見えなくなりますね。そりゃあ残念だなあ」「そうなるなあ」「ってことは、その工事が始まると工事のために通過できなくなりますね。いつですかね始まるの」「いつって言ってたかなあ。ちょっと忘れた」―というやりとりがありました。

 で「いくなら今」。それでせっせとガードレールのワイヤーひと跨ぎして通ってます。バス停の張り紙「常識ある行動を」には反しますけど。何度も「常識に反する行動」をしていますがなんともありませんです。どの尾根を歩きにっても誰にも会いませんでしたが、先週は小一時間も林道を歩いたところで突然、道端から「どこ登るんかい」と声をかけられびっくり。道端に腰を下ろして休むずいぶんと年配の方でした。人に遭遇することを想定してませんから、仙人かと思ったくらいです。

 釣りに来られた地元の人でした。毎週のように来ているそうです。犬○林道と分岐する広場手前に下り口があり、今は地元の人以外には誰も来ないのでいい釣り場になっているそうです。で、同じことをおっしゃってました。「こっちに来るなら今がいいのお」と。

 その下り口(実際に見送りました)から下っていくと小○谷を渡る橋もかかっており対岸に渡れるとのこと。一瞬、頭の中にい地形図が浮かび「あっち側に渡れるんだったら…」と思いましたが、対岸は「残念だけんど尾根にとりつけるような場所はないのお」とのことでした。道中、路肩に自生している野草を手に取り「これはてんぷらにするうまい」とか「これはさっきのに似ているが種類が違うのでまずい」とか、いろいろと教えてくれ、楽しい林道歩きでした。

 お歳を考えるとそれにしても健脚。あやかりたいものです。つまらぬ駄文で失礼しました。

投稿: | 2014.07.29 17:36

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