真名井北稜&大丹波川・お花めぐり
(真名井北稜のアカヤシオ・咲き始め)
春は何かと忙しいですね。先週末は久しぶりに連荘で、日曜(04/13)は奥多摩方面。真名井北稜と大丹波川のお花見ショートコースを組んで歩いてきました。
さて、この日一番驚いたのが、普段はあまり乗らない青梅線奥多摩行き直通615レ(立川06:21発)がなんと10両になっていたこと。もちろん青梅から先は4両ですけど、近年は山ブームと相まって酷い混み様だったのでこれは朗報ですね。
(防火帯にでもするのでしょうか?)
(斜面を埋めるミツバツツジ)
それでもこの日は青梅を過ぎてもなぜか車両はガラガラで、今回は川井駅でバスに乗り換え上日向へ出てからのスタート。まずは真名井北稜の取り付けまでてくてく歩いて、北稜に取り付きます。
北稜下部は二年ぶりでしたが、尾根上だけ伐られていた箇所がいくつかあったのは、もしかして尾根上を防火帯にするのでしょうか?雑木の斜面はこちらもミツバツツジが本当に見事で、お花が斜面を埋めている様な所もありました。
(真名井沢対岸の雑木の斜面を眺めるも良し)
(ニオイタチツボスミレ)
開けたカヤトから真名井沢対岸に広がる、芽吹きの始まった雑木の斜面を眺めるのが北稜下部の最大の楽しみだったりします。暖かい日が続いたとは言え、想像よりは進んでいない感じでしたが、それでもここでは少しのんびりしてしまいます。
そんなカヤトを過ぎてしばらく登っていくと、アセビの花に混じって・・・
(この辺りから・・・)
(アカヤシオがぼちぼち)
アカヤシオがぼちぼち現れてきます。花をつけているのはつけているけど、花芽をつけてない木も多く、花付きはトータルで見るとまぁ近年の平年並みでしょうか。前日の奥武蔵もそうだったけど、ミツバツツジがあまりに素晴らしいから、どうしても期待してしまうんですよねえ。。。
急な登りをこなして1002m峰に上がったら、今回の所はここまで。とはいえアカの確認のためにもう少し先まで行って引き返してから少し休憩。休憩を終えたらもう下山で(笑)雁掛沢の右岸尾根を下ります。
(アップも撮ってみました)
(雁掛沢右岸尾根・急降下がひたすらに続く)
こちらの方もアカヤシオはぼちぼち咲いていて一安心。ただイワウチワが思いの外少なかったのは大雪の影響かも。ひたすらに急降下が続くこともあって、斜面が少々荒れていました。
それでもそんな中お花の写真を撮ったりしながら降りていき、芽吹きの始まった大丹波川に降り立つとそこが雁掛沢の出合。ここまで来たらあとは大丹波林道に上がって川井へ戻るだけなのですが、せっかくなのでお花見がてら大丹波川を散策することにします。
(雁掛沢出合)
(ユリワサビ)
(ニリンソウは咲き始め)
(ヤマネコノメソウ)
(ナガバノスミレサイシン)
しかしもう何度も言ってますけど、先の大雪は本当に降ったんですねえ。大丹波川の登山道はのっけの橋から雪が現れて、トラバースにスノーブリッジが次々出てくる様子はまさに雪国の春状態(笑)。これでは表向き通行止めなのも納得です。
そんな訳でお目当てのお花はほとんどが雪の下。おかげで今シーズン一番状態の良いハナネコノメに逢えたのは良いんですけど、コチャルメルソウが見当たらず探しに探しまくり。
(大丹波川の登山道は残雪が残る)
(ハナネコノメ)
(コチャルメルソウ・咲き始め)
そんな大捜索の末に雪が溶けたばかりの岩陰に咲き始めていたのを見つけたときはひとり狂喜してしまいました(笑)。
お目当てのお花が見つかればもう深追いする必要もありません。曲ヶ谷の出合に出たところで周囲のアカヤシオを確認(蕾~咲き始め)して引き返します。
(コガネネコノメ)
(エイザンスミレ)
(カタクリ)
帰りは行きがけに確認したお花をカメラの収めつつのんびり戻って、大丹波の登山口上がったらあとは本当に川井に戻るだけ。
でも普段は単調な林道歩きも、この時期は芽吹きにお花にと飽きるヒマがありません。しかもこちらでもミツバツツジが満開大咲きしていて、斜面を埋める様子はなかなか壮観です。
(大丹波林道はミツバツツジが見事でした)
(林道沿いの斜面は芽吹きが始まった)
そんな訳で単調な林道歩きも今回ばかりはルンルン気分で歩ける、本当に楽しい道のり。こうなるとあとは帰りバスのことで、果たしてこの時分に清東橋か上日向からバスがあるのか?それとも川井まで歩かなければいけないのか。
登山口から40分ほどで清東橋のバス停に着いたら、まずは時刻表を確認。すると30分後に帰りのバスがありました!30分ならもうバスの方が早いので歩きはここでお終い。のんびり着替えをして、余りのメロンパンを食べ終える頃、帰りのバスがやってきました。
・・・・・☆
◆ 2014.04.13 (Sun) 晴 時々 曇
川井駅 07:40→ 上日向 07:55- 550m峰 08:35- 1002m峰 09:50/10:15- 雁掛沢出合 10:55- 曲ヶ谷出合 11:15/11:25- 大丹波登山口 11:55- 清東橋 12:35/13:02→ 川井駅 13:16
| 固定リンク
「【奥多摩】」カテゴリの記事
- 小下沢から景信山周回(2024.04.30)
- 奥多摩のシロヤシオといえば、、、(2023.05.16)
- アカヤシオの下見、、、(2023.05.04)
- メグスリノキを狙って、錦繍の日原へ(2022.11.20)
- 左廻りで御嶽山へ(2022.02.27)
コメント
AKIOさん、
長尾谷のあとにこちらへ行かれていたのですか。
踊平に出たときはいつも丸山を捲いて百尋ノ滝に降りちゃいます(笑)。でも林道は長そうですけど、こういう機会じゃないと歩けない、か。
岩場が多そうだから確かにツツジが多そう。ツツジは花が満開よりも確かに蕾があった方が良いですね。
投稿: komado | 2014.04.19 19:49
ba_sobuさん、
そのようですね(笑)。
日曜は短かったですけどツツジが楽しめて大満足でした。
そうそう尾根の伐採。ああいう伐り方って個人的には防火帯しか浮かびません。間伐でも皆伐でもないとすると、あと思い浮かぶのはモノレールぐらいなんですよねえ。。。
投稿: komado | 2014.04.19 19:44
Komado さん、こんばんは。
前日の土曜日、小生も獅子口から大丹波川方面へ下ろうと思って、巻き道で踊平へ出ました。すると12月から崩壊で通行止の表示があり、横ヶ谷平へ迂回するように書かれていましたが、すぐ下まで林道がきているので、川乗橋へのんびりと下ることにしました。こちら側もミツバツツジは良かったですね。咲き出した花とつぼみが半分ずつくらい付いていて、つぼみの濃い紅が咲いている花を引き立てていました。百尋ノ滝からの道も通行止のロープがあるので、こちらへ下山する人も少なくて、3時のバスに乗車したのも小生の他1名のみでした。
投稿: AKIO | 2014.04.18 20:40
komadoさん
逆コースだったのですね。
真名井下部の伐採ですが 直径60~70の栂などもばっさり、最近伐られたばかりらしく肌色も綺麗な切り株もありましたね。あまりに真っ平らに伐られている、その手際に感心しました。防火帯??とは想像もしませんでしたが、・・・はたして。
投稿: ba_sobu | 2014.04.18 16:39