能岳から上野原駅へ里山をつないで歩く
(さきほど登った聖武連山とダンコウバイ)
さて熊倉山・省武連指尾根を下り終えてもまだ時間はあるし、バスの時間もバス便が減りまくっている今となってはかなり怪しいです。
ならば、と思いついたのが長年気になっていながら、まだ歩いたことのなかった能岳・八重山の事。この標高の里山は、春の花が咲く今の時期が一つの好機なので、ついでに歩いてみました。
(下は植林だったが、頂稜は雑木林が主になる)
(能岳山頂・ベンチあり)
さすがにこちらはれっきとした登山道。先ほどの聖武連山とは違い至極明瞭な登山道が、しっかりと、そして大変歩きやすく延びています。最初は植林下の緩いトラバースの登りが続いて、頂稜に上がったところで雑木林の尾根歩きに変わる段取り。
隣のゴルフ場は目障りだけど、その分展望は宜しいわけでそんなに雰囲気が悪いわけではありません。辿り着いた能岳もそんな印象の山頂でした。
(キブシ)
(ウグイスカグラ・お久しぶり!)
(能岳南鞍部は能岳峠<向風峠>とか)
能岳から下りきった鞍部には馬頭さまが置かれており、そこには「能岳峠(向風峠)」と書かれていました。確かに昔の地形図でもここには峠越えの径路が入っていますね。
お花はダンコウバイにキブシ、そして久しぶりとなるウグイスカグラ、とまだまだ木の花がメイン。野の花はスミレもまだで↓↓コヤツぐらい・・・と思っていたら、八重山の辺りに出た頃から大株が次から次へと現れるようになったので何でだろう??と思っていたら
(おっとこれは大株!)
(やたらにいらっしゃるなあ・・・と思ったら)
(シュンランコースだそうです・笑)
なんとシュンランコースと銘打って整備をしていたのでした。こりゃたくさんいる訳だ。これは間伐で林床をわざと明るくして生やしでいるのでしょうかね?そのシュンランはすでに見頃に入っていて、今度の週末が盛りでしょうけど、周囲を見てもとても人が数多入る所のようには見えません(笑)。おそらく一日数名程度ではないかと。
とはいえわざわざシュンランコースに入らなくても、もう十二分に堪能できたのでそのままメインのコースを下ります。
(植栽のサクラも咲いている)
(左山道、右八王子・登山口にあった庚申塔)
道は八重山を過ぎると間もなく沢沿いを行くようになって、駐車場のある上野原中に出たところでお終い。お次は秋葉山なので車道を南へ下ると、登山口には道標がしっかりあって見落とす心配はありませんでした。
さっそく山道に入ると、南側の展望が大きく開けたなんとも羨ましいロケーションな墓地(富士も望める!)の脇を通って、ひと登りで秋葉神社の祀られた秋葉山に着きました。ここには4等点があるんですね。
(秋葉神社が祀られているから秋葉山なんですね)
(新鮮な展望ですねえ)
神社で参拝したら、お次は根本山。さすがに里山。道は車が通れそうなぐらい広くて歩きやすく、道標も私製ですが一応完備しているので、迷う心配もないでしょう。
ちょっと開けたところから上野原の町並みを見下ろすのはかなり新鮮な光景でしたし、後半は日大明誠の脇をぐるりと回る感じで、野球の試合のかけ声を聞きながら歩くのもいいものですね。
(山道は車も通れそうなぐらい広い)
(根本山・だだっ広い山頂)
山・・・とは思えないやたらとだだっ広い平地に出たなあ、と思ったらそこが根本山でした。思いの外長くなってしまったこの日の山道歩きはここでようやくお終いで、あとは上野原駅へ降りるだけ。でも根本山から甲州街道(R20)に出るのは一本道ですけど、登りだと道標がなく、かなりわかり辛いかも知れません。
・・・・・☆
◆ 2014.03.30 (Sat) 曇 後 晴
武蔵五日市駅 06:22→ 南郷 06:55- 474m峰 07:20- 844m峰 08:25- 熊倉山 09:20/09:40- 758m峰 10:05- 470m峰 10:50- 県道に降りる 11:00- 取付 11:20- 聖武連山 12:00/12:40- 中見山トンネル 13:05- 登山口 13:15- 能岳 14:00- 上野原中学校 15:00- 秋葉山 15:20- 根本山 15:40- 上野原駅 16:15
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