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2013.11.27

錦繍の日原・久しぶりの三ツドッケ

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(棒杭沢右岸尾根上部のひとコマ)

さてさて前の週は3年ぶりの酉谷山でしたが、今週は2年半ぶりの三ツドッケでした(汗)。

今回は倉沢から塩地谷を遡り、棒杭沢右岸尾根を登って三ツドッケに上がり、下りはこれまた久しぶりにハンギョウ尾根~中段歩道経由で日原へ戻るルートを組んで歩いてきました。

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(塩地谷の水源林巡視路・紅葉は盛りを過ぎた)

今回は二番バスでの倉沢入りでしたが、最近は倉沢で降りる人が増えましたね。この日はボクも含めて三人。意外だなあと思いつつ、まずは魚留橋まで林道をてくてく。魚留橋に着いたら一休みして、さっそく塩地谷の水源林巡視路に入ります。

シオジクボ小屋跡までの道のりは渓畔林が美しく、いつ歩いても本当に楽しい道のり。紅葉はもう盛りを過ぎていましたが、それでも充分に見られました。でも沢に近いチドリノキはまだ日陰だったのが残念。少々心残りです。

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(小ガッコー沢出合の滝)

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(沢床が広がると棒杭沢出合はすぐ先)

そんなわけで小屋跡はまだ日陰なので右岸の高台で一息ついたら、ここからしばらくは塩地谷の沢歩き。とはいえすぐ先は結構な滝がかかっているので、まずは右岸の尾根を上がって大高巻きしてから塩地谷に降りる段取り。

塩地谷はちょっとした廊下状に小ガッコー沢出合の滝など、棒杭沢の出合までは短いですが、見所もあってなかなか楽しいところ。やがて沢床が広がって、行く先にカラマツ植林が目に入るとすぐ先が棒杭沢の出合でした。

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(這い上がろうとしている?ツガの大木・棒杭沢右岸尾根下部)

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(チチブドウダン)

一休みしたらさっそく右岸の尾根の取り付いたのですが、のっけは杉植林下の急登が続くのは7年前に塩地谷を歩いた時にチェックしていたので、わかっちゃいたけど少々ガッカリ感があるのは否めません。

尾根は基本岩がちの痩尾根で左側は雑木林、右側は植林という植生が上部まで続きましたが、尾根は急登一辺倒ではなく、ちょっとした尾根の肩があったりと緩急あって、ときおり露岩が絡むものの意外に歩きやすいです。

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(尾根上部にさしかかってようやく植林を抜けると・・・)

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(なかなかの林でございます・^^)

そんな登りも尾根が広がるとやっとこ植林を抜け、一面自然林に変わって、ここからが棒杭沢右岸尾根のハイライト。

尾根が広いので緩くは見えるけど、実際はそこそこ急なので周囲を彷徨いながら歩くのは結構大変ながらも、思わずそう歩いてしまうような素敵な林が続いて、いやいや・・・コレは楽しいし、こういう出逢いがあるからこういう山はやめられないんですね!

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(長沢背稜/都県界尾根に上がりました)

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(一杯水のこのアングルは珍しいでしょ?)

でもこういう楽しいところはゆるゆる歩いてもすぐに終わってしまうように感じます。という訳でまもなく長沢背稜/都県界尾根の稜線に飛び出したら、西の三ツドッケへ向かいます。

稜線に上がった直後は天気も良いしランチは三ツドッケでとるつもりだったのですが、北風が強かったので避難小屋の方でとりました。酉谷山もそうだけど、この時期は避難小屋の存在が本当に有り難いですね。

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(三ツドッケより川苔山方面)

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(同じく、大平山)

そんなわけで小屋でランチをとってから三ツドッケへ向かうと、山頂は意外や先客さんが一人と閑散。しかし山頂に山名プレートがたくさんつけられているのは、いったいどういう意味があるのでしょうか?各々が別個に持ってきたようには見えない感じもしたもので。。。

山頂がガラガラだったのでおかげで気兼ねなく展望を楽しめました。

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(ミズナラ美し、ハンギョウ尾根)

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(下るにつれ紅葉が徐々に復活してきた)

さて、展望を充分に楽しんだらそろそろ下山のお時間です。

鉄砲の音も聞こえなかったのでまずは久しぶりにハンギョウ尾根へ。ミズナラ疎林が相変わらず美しい道のりはいつ歩いても楽しいですね。この尾根はモノレールがとにかく惜しいんですけど、近年はそれすら趣に変わりつつあるように感じるのは、もうこの光景に慣れてしまったからなのでしょう。

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(中段歩道・ほぼ定点のイロハモミジの色づきはここまで)

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(カロー谷・チドリノキはほぼ終了)

カロー谷へ下る巡視路を分けるとカラマツ植林も混ざってきますが、カラマツの黄葉はこの辺りでもそろそろお終いの雰囲気。ということは今シーズン最後になるかも知れないので、目に焼き付けておきました。

やがて中段歩道に降り立ったら、ここから先は先週と同じ帰り道。イロハモミジは紅葉の盛りすぎでしょうか?それ以外はほぼ終わりに近く、カロー谷のチドリノキもほぼおしまい。今週は曇りでも良いから先週晴れて欲しかった・・・なんて言っても詮無いことなのはわかっているんですよ。。。

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(中段歩道より、今さっき歩いたハンギョウ尾根を望む)

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(カロー谷~日原間も紅葉は終わりに近い)

それでも午後まで晴れていたのって結構久しぶりだった気がします。この日は晩秋初冬の傾きかけた日差し、というにはそぐわないような明るさがあったのは、なんなんでしょうねえ??そんな疑問を持ちつつ東日原へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2013.11.24 (Sun)   晴
奥多摩駅 07:25→ 倉沢 07:50- 魚留橋 08:25/08:30- シオジクボ小屋跡 08:55- 棒杭沢出合 09:25/09:35- 都県界尾根に上がる 11:00- 一杯水避難小屋 11:20/11:50- 三ツドッケ 12:10/12:20- 中段歩道に出る 13:20- カロー谷 13:40/13:50- 東日原 15:40
 

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2013.11.18

錦繍の秩父、日原・久しぶりの酉谷山

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(久しぶりに参りましたよ!大血川東谷の吊橋)

いやいや・・・なんやかんや言って近くまで来たり、南の捲道は通ってはいたものの、酉谷山の山頂に上がったのって丸三年ぶりだったんですね(汗)。ということで今回は酉谷山がメインの山行きで、これまた白石尾根(岩下谷ノ頭北尾根/新山沢 白岩沢中間尾根)以来4年ぶりに大血川の方から上がって日原へ抜けるコースを組んで、歩いてきました。

西武秩父駅から東谷ゲートまでは今回もタクシー(¥6020)。大血川へ向かう車中、R140から真っ白になった山が見えたんですけど、アレは和名倉辺りだったのでしょうか?おかげでちょっとワクワクしつつ、ゲートに着いたらさっそく歩き出します。

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(黒ドッケ沢出合の滝)

東谷林道は工事中で、迂回路にケンカ平歩道がそのまま使われていました。ふたたび林道に復帰してケヤキ植林に出たところでお次は東谷へ降りて対岸へ渡るのですが、堰堤下に渡されていた板が外されていたので、今は各々が安全に渡れる箇所を探して渡ることのようです。

対岸に渡れさえすれば、ひと登りで左手に黒ドッケ沢出合の立派な滝を見て、間もなく吊橋に出ます。そのまま対岸へ渡って黒ドッケ沢の径路との分岐がある台地にあがったところで一休み。チョコクロを食べたらそのまま大黒尾根(黒ドッケ沢左岸尾根)に取り付くのではなく、今回は一旦黒ドッケ沢の径路に入って、道が大黒尾根の末端部を乗り越したところで尾根に取り付きました。

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(大黒尾根<黒ドッケ沢左岸尾根>下部・日差しは殆ど入りません)

大黒尾根を歩くのは初訪の折以来4年ぶり?だったはず。そもそも秩父側の尾根ですし、初訪の折はあまり良い印象がなかったのですが、改めて歩き直してみるとそんなに悪くないですね。

紅葉の残る雑木の尾根歩きも楽しいし、右手に黒ドッケ沢や熊倉-酉谷の稜線、右手に長沢山の北東尾根を見ながら歩くのは新鮮な光景ですし。林相自体もそんなに悪い訳ではない。

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(お隣は長沢山北東尾根)

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(大黒尾根上部・スズタケはほぼ消滅)

ただ北西向きの急な尾根ですので、午前中は特に日差しがほとんど入らないのがイメージを悪くしていた原因でしょうか(笑)。

先月歩いた長沢山北尾根とおなじく4年の間にこちらもスズタケはほぼ消滅。藪こぎの労なく歩ける状態は楽ではあるんですけど、少々複雑ですねえ。

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(稜線に出ました・バックは酉谷山)

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(避難小屋もかなり久しぶり)

そんな訳であっさり都県界尾根/長沢背稜に飛び出したら酉谷山は一投足で、久しぶりの山頂に着くと先客さんが二人いらして驚いていたら、みなさん大血川から上がっていたのでした(笑)。小川谷林道が使えない今、最短で酉谷山に上がれるのは大血川からだったんでした。

そんな山頂でしばらくくつろいだらお次は下の避難小屋へ向かいます。あの・・・大黒尾根上部もそうなんですけど、近年訪れる度に都県界尾根北側のコメツガがバタバタ倒れて、北側の展望が年々良好になっているのがこれまた複雑な光景だったりします。シラベやウラジロモミは枯れる原因が明らかなのに対して、奥多摩周辺のコメツガが枯れるのは単に温暖化のせいなのか?これまたシカによる何らかの影響があるのか?たいへん気になるところです。

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(酉谷の道・上部の新道は落葉に埋もれてかなり不明瞭)

酉谷山の山頂も久しぶりなら避難小屋も同じく久しぶり。今回は小屋内でランチでした。しかし久しぶりだったのに小屋が相変わらず綺麗どころか、より良くなっているのはほんとうに凄いことだと思います。

そんな訳で気分良くランチを終えたら下山開始。今回は酉谷の登山道をそのまま下ります。

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(シオジのすらりとした木々が良いですねええ)

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(最奥の二俣・ここも素晴らしい)

酉谷の登山道はかの大地震以降小川谷林道が通行止めになっているせいか、こちらの道も同じ期間放置されている状態。上部の付け替えられた新道からして落ち葉に埋もれてかなり不明瞭です。

でもでもこの辺りの林が本当にすんばらしくって、最奥の二俣まではふかふかの落ち葉を分けながら歩ける天国のような道のり。酉谷の道って短いけど、奥多摩でも有数の樹相美を誇る道だと改めて思いました。

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(日向谷出合を過ぎると黄葉が復活)

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(喜右衛門坂を越えていきます)

二俣からしばらく下ると水流が現れ、日向谷出合を過ぎた辺りから紅葉も復活してきます。

そして骨谷出合を過ぎると道は一旦沢を離れて右岸を高巻くのですが、その高巻き区間が喜右衛門坂と言われるところ。木々の紅葉はこの辺りが一番よろしく、日差しがあったこともあって楽しめました。

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(紅葉は喜右衛門坂の辺りが良好でした)

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(酉谷の道は総じて荒れている)

そんな高巻きを終えて再び沢に近づくと、ひと下りで三又でした。

ということで酉谷は周囲の様子こそ素晴らしいとしか言いようがないのですけど(笑)、登山道の方は不明瞭だったり、桟道がぼろぼろだったり、道が埋もれかけていたり、欠損していたりと基本荒れていることに変わりはなく、もしもの時のエスケープとしては登山道を熟知した人以外は使えない印象です。

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(三又のひとコマ)

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(三又~林道間の紅葉も素晴らしい)

ひと月ぶりの三又は周囲が色づいて明るい雰囲気。本当はここでお茶をする予定だったのに、酉谷山で長居をしてしまったため、残念ながら一休みするしか時間はありません。

さて、小川谷林道が表向き通行止になっている現在、三又から日原へ戻る手立ては二つ。一つは小川谷右岸の上段歩道経由でタワ尾根のどこかに上がるルート。そしてもう一つが左岸の中段歩道を延々と辿るルート。右岸側はここのところ連荘していたので、今回はこれまた久しぶりに左岸の中段歩道を通しで歩くことにしました。

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(道は荒れ気味だが通行に支障はない)

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(日差しがあると良いですねえ)

そうと決まれば話は早く、小川谷林道の終点までもうひとがんばり。でも緩い登りのこの区間がこの日一番紅葉の美しかったところでもありました。

もともと林相の宜しいところの上に日差しがあって、オオモミジやメグスリノキ、そしてイロハモミジも綺麗に色づいていて、正直この区間はもう少し長くても良かったなあ(笑)。

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(犬麦林道・かなりスッキリしていて驚いた)

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(中段歩道・滝上谷へ降りるこの桟道がぐらぐらで恐怖)

20分ほどで小川谷林道の終点に着いたら、今回はここから犬麦林道の方を行きます。犬麦林道はかつてかなり荒れていたのに、久しぶりに歩いたら本当にスッキリきれいになっていて驚きました。

林道を30分ほど歩くと終点に着いて、ここから道なりに中段歩道に。ただ前半は植林が大半で、沢を横切る箇所以外正直歩くだけになってしまうのが残念なところなのですが・・・

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(中段歩道のハイライトはやはり・・・)

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(ハンギョウ尾根を横切る箇所でしょう!)

それもモノレールの軌道が通るハンギョウ尾根を横切る辺りから、林相は一変。自然林の中を通るこの辺りはブナ、ミズナラ、イヌブナの紅葉が盛りということもあって、中段歩道で一番のハイライト。

そして少し先を行くと今度はメグスリノキやイロハモミジなどカエデの多い区間もあって、実はここも楽しみだったんですけど、この手前で日差しが途切れてしまったのは日頃の行いが悪いせいでしょうか?(笑)

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(イロハモミジも見頃に)

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(カロー谷・チドリノキの黄葉が見事でした)

それでも降り立ったカロー谷の辺りもチドリノキの黄葉で埋もれていて、それはそれは見事な光景。色づき自体決して良好という訳ではないのに↑↑こんな感じですから、これで西日が入っていたらすんごい事になっていたのでしょうね。

ここから最後の登り返しが待っているので小屋跡で小休止。周囲の素敵な様子にもう少し長居したい気持ちもあったんですけど、帰りのこともありますので(笑)腰を上げて最後の登りに取りかかります。

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(中段歩道・カロー谷~日原の間は道が荒れている)

中段歩道のカロー谷と日原の間はここ数年徐々に荒れてきていて、一年ぶりに歩いた今回もやはり徐々に荒れているなーという印象。下部の崩落地は再び崩れたみたいでキレイなガリー状になっているし(笑)、その上では桟道が流されてこれまた慎重な高巻きを強いられる始末。

というかそもそもこの区間は高度のある急傾斜地のか細い高巻き道が続く所で、崩落地の下巻き高巻きからしてちょっとしたミスが即命取り、という表現もここの事情をご存じの方なら決してオーバーでないことは納得していただけると思います。

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(上がりきってもまだしばらくは気が抜けませんです)

そんな気を遣う道のりも最高点から緩く下って植林帯に入ると、文字通りにひと山越えた感じでしょうか(笑)。あとは16時台のバスに間に合わすべく少々急ぎ足で東日原へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2013.11.16 (Sat)   晴 後 曇
東谷林道ゲート 07:05- 吊橋 07:50/08:00- 912m峰 08:20- 酉谷山 10:05/10:25- 酉谷山避難小屋 10:35/11:10- 三又 12:20- 小川谷林道終点 12:45- 犬麦林道終点 13:15- カロー谷 14:25/14:35- 東日原 16:05
 

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2013.11.12

錦繍の日原・ふたたび滝谷へ

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(なぜかまたシオジ平・・・汗)

しかし紅葉真っ盛りの楽しい時期なのに先の週末も天気イマイチでしたね。そんな中今週(11/09)ももちろん日原に入っていました。

というか今回もなぜか?先週と同じく滝谷方面へ。紅葉はタワ尾根で一石山から人形山、上段歩道、そしてシオジ平や滝谷の辺りが見頃に入って、天気は宜しくないながらも十二分に楽しめました。

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(イロハモミジも色づきはじめた)

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(一石山・すでにこんな感じ)

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(あー、日差しが欲しいよおおぉ)

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(人形山への道すがら)

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(林床も色づく)

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(人形山付近が紅葉の盛りでした)

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(金袋山に上がるとほぼ落葉)

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(オオモミジ・やはり紅く色づいたのは少ない)

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(元小屋窪<鳥居谷左俣>)

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(メグスリノキ・色づきはじめ)

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(今週もシオジ平へ向かうのだ)

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(ブナ、イヌブナの紅葉もなかなか)

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(シオジ平の大カツラさん)

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(こちらは大ハリギリさん)

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(低木のチドリノキも色づき始めた)

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(滝谷・下ッ滝<F4>)

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(ヒナウチワカエデ・こちらも紅く色づいたのは少ない)

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(両門ノ滝<F5>)

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(上ッ滝<F6>)

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(藤小屋窪も渓相が良さげですねええ)

さて、紅葉の見頃がイロハモミジやメグスリノキ、チドリノキなどに移ると山の紅葉も終盤で、それは同時に猟の季節の始まりでもあります。今年も実質次の週末(11/16)から狩猟期に入ります。東京都の水源林(鳥獣保護区も猟区に含まれます)はもちろん、他の地域も休猟区に指定されていない限り、基本的に狩猟可能の地域です。これから二月半ばから二月一杯まで気を遣う日々が続きますが、私のような山歩きをする人間は特に(笑)、そして皆様もくれぐれもご注意の程を。
 

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2013.11.05

錦繍の日原・滝谷へ寄りつつ小川谷をひと繞り

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(シオジ平・・・たいへんご無沙汰しておりました)

先週の紅葉が意外に良かったので、今週も日原へ行ってしまいました。(^^ゞ

今回はタワ尾根から一旦小川谷側へ降りて、4年半ぶりにシオジ平(あくまでkomado呼称です)や滝谷の下ッ滝・上ッ滝を再訪。それから滝谷と藤小屋窪の中間尾根を登り返して、それから長沢背稜/都県界尾根の縦走路もおおよそ2年ぶりに歩いてきました。

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(一石山附近・色づき始め)

今週も珍しく一番バスでの日原入り。さすがに三連休の初日です、先週とうって変わってバスは満員で、一番なのに立たされるとは。偶然会ったリブルさんと昔はガラガラだったのに~と愚痴のひとつでもこぼしたくなりますよ(笑)。

一番バスなのに川乗橋でかなりのハイカーを下ろしたのは意外でしたが、ホッともしました。東日原に着いたら、いつものように軽くストレッチをして歩き出します。

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(人形山辺りから見頃になって・・・)

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(なかなか素敵でござる)

一時間ほどで一石山に上がると、今年は紅葉がやや遅れているのでまだだろうと思っていたら、意外やこちらも既に色づき始め。この辺りは今度の週末がちょうどいい感じでしょう。

そしてタワ尾根をゆるゆる上がっていくと徐々に色づいた木々が増えてきて、人形山より上が見頃の範疇でしょうか。贅沢な言い方なのは承知してますけど、色づきは当たり年だった去年と比べるのは少々酷なレベル。まぁ「近年の例年並」といったところでしょうね。

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(金袋~篶坂の間が紅葉の盛りでした)

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(オオモミジ・今年は紅く色づくのでしょうか?)

それでもタワ尾根は紅葉が見事です。なんというか様々な紅がグラデーションと言うより、ぽつぽつと滲むようにまとまって色づく感じは良いですね~。結局あっちこっちうろうろしながら登っていくことになるんです(笑)。

今後はタワ尾根に限らず、これから色づくオオモミジがどれだけ紅くなってくれるかがキーになると思いますけど・・・期待薄?かも??

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(篶坂ノ丸山頂附近にて)

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(上段歩道へ向けテキトーに降ります・笑)

そんなわけで一石山から一時間半かかって篶坂ノ丸に着いたら山頂の周辺を散策して、それから東の上段歩道へ向け歩きやすい箇所を選びつつ適当に下ります(笑)。

周囲を偵察しながらゆるゆる下り、30分ほどで上段歩道に降り立ったら、もうすぐ先が元小屋窪(鳥居谷佐俣)。沢は水量がまだまだ豊富で元小屋窪も四軒小屋窪(鳥居谷右俣)もなかなか見事でした。

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(上段歩道・そんなに荒れている感じではなかった)

上段歩道は自然林の箇所で道が埋もれかけてはいるものの歩行に支障のないレベル。カラマツ植林帯に入ってからの分岐にある掛小屋はとうとう屋根が落ちて骨組みだけになってました(笑)。

緩い下りから登りに変わって四間小屋尾根上に出たら、今回はシオジ平へ向かうのでそのまま尾根を乗り越す薄い踏跡を追っていきます。

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(四間小屋尾根を越えて、シオジ平へ向かうのだ)

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(この大カツラもシオジ平のシンボル的存在)

ここから周囲はサワグルミやシオジなどの渓畔林に加えてブナの巨樹も見られる素敵な林に変わって、シオジ平へ導かれるのですが、シオジ平を前にすると妙にドキドキしてしまうんですよね。いつも。

そして間もなく着いたシオジ平は一部倒木があったものの、やはりシオジ平でした。

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(シオジが見事なのは当然!)

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(ブナもあるでよ♪)

ここは東向きなので、晴れている日は午前中に行かないと日陰になってしまうのが難なのですが、曇ってくれたおかげで意外に明るい。時間も良かったのでこちらでランチと相成りました。

ランチをとって少しお昼寝したら周囲を散策して、お次は滝谷の滝見物。まずは薄い踏跡を追って二ノ沢出合へ下ります。

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(滝谷・両門の滝<F5>)

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(こちらは上ッ滝<F6>の下部・水量多く壮観でした)

二ノ沢へ下る踏跡は以前と比べるとわかりづらくなっている感じ。特に滝谷へ降りる箇所は藪がかぶっているので、今はおのおのが安全に下れるルートを探す、というのが正解なのでしょう(笑)。

下ッ滝(F4)は寄るのが面倒だったので手前から見るだけにして、あとはまきまきしなが両門の滝(F5)を鑑賞。それから藤小屋窪の出合に出て上ッ滝(F6)へむかうと、滝は水量が多くて見事でしたけどここは晴れて欲しかったなぁ。。。

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(藤小屋窪 滝谷中間尾根・こんなにブナがあったっけ?)

上ッ滝を鑑賞したら、今回も滝谷と藤小屋窪の中間尾根に取り付きました。4年半前の初訪の折はひと登りした大岩の所から左に捲いたのですが、今回は直登してみました。

直登したのは標高は微妙ながらも岩場なので、アズマシャクナゲでもいないかというスケベ心があったのですが(笑)やっぱり甘くて、尾根はヒノキやツガに覆われた黒木の尾根でした。

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(あがりこブナ)

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(中間尾根はもっと二次林くさい記憶だったのに、意外や素敵でした)

そんな黒木帯を抜けると、再び広葉樹林に変わってなんとなく見覚えのある光景になってきます。

そんな中をせっせと登っていると、飛び抜けた大木こそないものの周囲に立派なブナが目立ちますねえ。この尾根はもっと二次林くさい記憶があったので、人の記憶なんてアテにならないことこの上ない(笑)。

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(都県界尾根/長沢背稜縦走路・行福ノタオ附近)

それでも周囲があからさまに二次林っぽくなってくると、タワ尾根は近いサインで、じきにタワ尾根に飛び出すと、すぐ上はもう都県界尾根/長沢背稜の縦走路が通っています。

さて、縦走路に出た時点で13時半前。これからどうしましょうか?なんですけど(笑)ここからタワ尾根を下るのが一番穏当だけど、それはちょっと気が向かない感じ。小川谷へは当然降りられないし、天祖は先週歩いたし、孫惣谷は林道歩きが長い。では秩父側はといえばこちらは林相が今三つなので論外。となると結局酉谷・一杯水廻りしか選択肢はなかったのでした。

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(都県界尾根/長沢背稜縦走路・酉谷山を捲いている辺り)

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(ハナド岩より)

でもよくよく考えてみると縦走路も2年歩いてなかったのでちょうどいい機会でした。

縦走路は歩き出しこそガスガスだったものの、東へ向かうにつれ時折ガスが切れたり、晴れて明るくなったりして、紅葉を愛でたい身には何よりもありがたかったです。

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(三ツドッケ周辺のカラマツは黄葉真っ盛り)

おかげで黄葉真っ盛りだった三ツドッケ附近のカラマツも楽しめたし、道の現況も把握できて、想像よりもかなり収穫のあった道のりでした。バスの時間の都合で酉谷や三ツドッケを捲かざるを得なかったのが少々心残りでしたが、まぁそちらは近いうちに訪れるでしょうから、それまでの楽しみにしておきます。

ちなみに4年半前のシオジ平・滝谷は→→こちら。参考程度にどうぞ (^_-)-☆
 
・・・・・☆
 
◆ 2013.11.02 (Sat)   晴 後 曇
奥多摩駅 06:25→ 東日原 06:55- 一石山神社 07:25- 一石山 08:05- 篶坂ノ丸 09:30- 上段歩道に出る 10:00- シオジ平 10:40/11:30- 下ツ滝(F4・二ノ沢出合)11:40- 上ツ滝(F6・藤小屋窪出合)12:00/12:10- 縦走路に出る 13:25- 酉谷峠 14:10- ハナド岩 15:15/15:20- 一杯水避難小屋 15:45- 東日原 16:55
 

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