滝子山・久しぶりに東尾根から登る
(一瞬だけガスが晴れた!滝子山より黒岳方面)
さて、先の三連休は遠出するには天気いまいちだったのに落胆してお山はお休み。ということはここ二月ほどはまともな山歩きをほとんどしておらず、いい加減少しはまともに歩いておかないとまた古傷が・・・なんてことになりかねません(昔は健康のための山歩きなんてアホちゃう?思っていたクチなのに・・・笑)。
なので今週はきちんと歩いてきましたよ(笑)。そんな今回はおおよそ7年ぶりとなる滝子山東尾根(東稜)界隈。間明野から切目峠を越えて、恵能野川にいったん降りたら、直接鞍吾山に上がって東尾根を辿るルートを歩いてきました。
(金山神社は改築中でした)
以前は足繁く通っていたこのあたりもかなり久しぶり。ハマイバ行きの二番バスは貸し切りで、間明野で降りる旨を伝えたら、バス停手前の金山神社の前で下ろしてくれたのにはびっくり。
しかしそれよりもっと驚いたのが↑↑金山神社。参道からして異様に明るくなっていたのでいったい何があったの?と少々不安になりつつ上に上がると、ぬあんと神社の建て替え工事の真っ最中でした。秋口ぐらいには完成しているでしょうから、もう一度訪れてみないといけないですね。
(切目峠の馬頭さま)
そんな訳で参拝もできずにそのまま切目峠みちに入ると、相変わらずろくすっぽ歩かれていないであろう割に道はまだまだ明瞭。そして10分ほどで着いた峠の馬頭さまに挨拶したら、道なりに恵能野川へ降り、径路を突っ切って対岸の尾根(鞍吾山の枝尾根)に取り付く段取りです。
恵能野川へは遊仙橋BSから車道を歩くのがマイナーながらもポピュラーですけど、個人的には間明野から切目峠を越える方が風情もあっておすすめですね。(^_-)-☆
(滝子山東尾根・おおむね雑木林が続く)
(5m超なモミの おおものさん も)
尾根に取り付けばあとはひたすらに尾根を辿るだけ。30分ほどで鞍吾山の三角点峰に上がれば、急登もいったん落ち着いて、御正人ノタルまでは快適な尾根歩き。ガスっているおかげで涼しいのが何より。
しかしこうやって久しぶりに東尾根を歩いてみると、単に忘れているだけなのかもしれないけど(笑)やはり自分自身の視点が変わっていることがよくわかります。尾根上には↑↑こんなおおものさんもいらっしゃったのですね。
(御正人ノタル)
(ナツツバキは落花を愛でる花・・・)
そして沼ノ沢峰から御正人ノタルへ下る箇所もロープがずいぶんしっかりしたものになっていましたし、降り立った鞍部にはなんと「御正人ノタル」と書かれたのプレートがつけられていました。
でも今回東尾根を久しぶりに歩いて嬉しかったのがマーキングの類いがごく最小限に抑えられていたこと。このままの状態が維持され続けるといいんですけど。。。
(東尾根上部は自然林に変わる)
御正人ノタルからは滝子山へ向け露岩混じりの急登が始まりますが、同時に自然林に変わるところでもあるので、個人的にはここから上が見所多いかなと思います。気になっていたブナは虫食いこそ散見されましたけど、今年もブナハバチの大発生はどうやらなかったようですね。
でもお花は少なく、ナツツバキは今年も落花のみ(笑)。そして尾根上部の岩場ではホツツジが咲き始めていて、これからしばらくは楽しめそうです。
(滝子山山頂)
(ホツツジ・山頂、東尾根上部で咲き始め)
そんな急登を楽しみつつ、小一時間ほどで三角点峰に飛び出せば、滝子山の山頂は一投足。
山頂に着いた途端一瞬ですけど周囲が晴れたのはやっぱり嬉しかった。トップの写真の通り展望も少し楽しめましたし、何より青空が見えるだけで、心が晴れ晴れとしますね!
(防火帯は快いけど花が少ない・・・)
(イケマ)
お昼時だったのに山頂付近スペースがうまく空いてくれたので、のんびりランチをとったら下山開始。当初は浜立尾根を下るつもりでいたんですけど、登りのお花があまりに少なかったので、ズミ沢コースを下ることにしてさっそく下り始めたのですが
こちらも今や淋しい限り。下りはじめキンレイカとウスユキソウが一株ずつ。防火帯のヨツバヒヨドリが数を減らしているのはシカさんのせいかのか?刈り払いのせいなのか??一番目立ったのはイケマだけという有様。
(ヨツバヒヨドリ)
(スミ沢沿いは風が通って気持ちよかった)
それでも沢沿いの道は風が通って、まさに納涼ハイクと言うにふさわしい道のり。少ないながらも何とか残っていたレンゲショウマの蕾にちょっとだけ心を躍らせつつ、笹子駅を目指したのでした。
・・・・・☆
◆ 2013.07.20 (Sat) 曇 一時 雨
大月駅 08:40→ 間明野 09:00- 切目峠 09:20- 恵能野川の径路 09:25- 鞍吾山 10:00/10:10- 送電塔 10:40- 御正人ノタル 11:15/11:25- 滝子山 12:20/13:10- 道証地蔵 14:35- 笹子駅 15:25
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コメント
ゴン太さん、
そうですそうです鞍吾山の東の枝尾根。気が向けば恵能野川の径路を追って鉄塔に上がるコースも良いし、東尾根は長大な分だけ登り方のバリエーションも豊富ですね。
御正人ノタルのプレートは鞍部から少し東側の木にくくられていましたけど、小さいから見逃す可能性も大いにあると思います。比較的新しかったかな~??
投稿: komado | 2013.07.25 23:11
komadoさん、こんばんは~。
東稜はGWに殿平から歩いたのですが、初狩の駅から滝子山のてっぺんまで5時間もかかってしまいました。
御正人のタルのプレートには気づかなかったのですが、新しいものでしたか?単に私がビビって見落としただけ(笑)かもしれませんが、五月はなかったような。。。んでも、ロープはその時も立派なものがあって、恐がりの私は助かりました(笑)
山の神の先の送電線巡視路で東稜に上がれるのは知っていましたけれど、切り目から下ってそのまま対岸の尾根っていうあたり、うーむ、さすがkomadoさんと思ってしまいます。
そういえば鞍吾山で北東方向に踏み跡があったのは覚えていますけど、komadoさんが辿った尾根は東の支尾根の方とか?
連休明けは冷夏みたいな気圧配置が続いていたので、近場でいいかな、と私も思っていながら、ちょっとまた先週末は事情があったりして出掛けられませんでした。
投稿: ゴン太 | 2013.07.24 22:12