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2013.02.17

阿寺沢の径路を大回りしつつ、なんとか辿る

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(阿寺沢径路の山ノ神)

さてさて連休の山行き第二弾は翌月曜日(02/11)。植林の多さに長年食指の動かなかった阿寺沢の径路をようやく歩いてきましたーと、とりあえず申し上げておきます(笑)。

ヒカゲツツジの花期以外で上野原駅から飯尾行きのバスに乗ったのって、果たして何年ぶりでしょうか・・・。連休中にもかかわらず乗客はバスはまばらで、というかこちら方面の冬はまぁこれぐらいがデフォルトでしょう。

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(径路自体は明瞭)

そんな訳で阿寺沢入口でバスを降りたらひとり旅は決定で、先ずは阿寺沢へとことこひと下り。あとは松浦本の通りに集落に入ってしばらく行った所の橋を渡ると、自然と径路に入る形になりました。

径路は雪に埋もれたところもあったりしましたが、道筋自体は明瞭。ほぼ植林の中、順調に奥へ奥へと進めます。

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(チョウナ沢にあった看板・実はこの右手に径路が延びていたのだが・・・)

しばらく行くと今までで一番水流のあったチョウナ沢に降り立った所で、なぜかこれを「阿寺沢と思い込んだ」上に、ここで道を失ってしばらく周囲を右往左往。でも道が見つかりません。。。

しょうがないので少し沢を遡ると・・・

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(チョウナ沢720m圏二俣・左俣の立派な滝)

すぐ上で両側共に滝の掛かる二俣(実はチョウナ沢の720m圏二俣)に出てビックリ。

特に↑↑左の滝は見事で、阿寺沢にもこんな滝があったのかー!と勝手に感動しつつ(笑)、本谷っぽかったベルグラの張りつく右の滝をビブラムで無理矢理登ってしばらく行くと、あれれ??これは方向がちょっとおかしいゾ

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(しょうがないのでチョウナ沢を遡ります)

と言う事に気がついて、ここでようやく地図とコンパスを出し、川下の景色と記憶を頼りに現在地を確認すると、ここでチョウナ沢を歩いていることがわかって・・・愕然。

ならばそのまま戻るのが一番いいのですが、丸腰の身でさきほどの氷った滝を下るのはちょっと危険な作業。高捲いて下るにしても左俣はもっと高い滝だし、右斜面も行けないことはないけど、斜面が急で登る気が起きません。

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(明瞭な径路に惹かれてを西へトラバースすると・・・)

なので、もうそのままチョウナ沢を詰めて尾名手尾根に上がったら後のことは考えよう、とチョウナ沢を詰めていくと、こちらは滝はぼちぼちあるし、意外に明るいし、雪のお陰もあるのかも知れないけどなかなかいい雰囲気。

そんな雰囲気に沢を詰め切るつもりでいたら、おそらく1050m前後だと思うんですけど、登山道と見まごうばかりの明瞭な道が沢を横切っていて(!)気がついたらその道を西へ辿っていました(笑)。

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(1207m峰北尾根の「西隣」の尾根を下って・・・)

道はチョウナ沢左岸尾根に上がった所で下へ下る道を分け、なおもトラバースして1207m峰北尾根を越え、その西隣の1170m圏峰北東尾根に上がると、なおもトラバースする方向にも踏み跡らしきものが延びてはいるものの、明瞭な道はここでその北東尾根上をに下りだし、あとは阿寺沢へ向け急降下。

そして雪に滑りながらも20分程下ると、↓↓ここで阿寺沢の径路と合流しました。

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(ここで阿寺沢の径路と合流しました)

ここで再び地図を広げると、道を失ったチョウナ沢までさほどの距離がないようなので、とりあえず径路を東へ戻ります(笑)

しばらく行くと出た「一升瓶のコル」と云いたくなるような743m峰西鞍部では尾根伝いに明瞭な道が分かれていました。おそらく先ほどの水平道の分岐から下ってきた道でしょう。ここまで歩いてみても阿寺沢の径路は植林が多く、正直う~んって感じでしたが、この水平道のおかげで今後の楽しみができました。

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(一升瓶が転がる743m峰西鞍部)

その一升瓶のコルからひと下りすると朝来たチョウナ沢に到着。先ほど降りた所から20分ほどでしょうか。しかも行きがけにわざわざカメラに収めた看板の右脇へ降りてきたのでした(汗)。

ただチョウナ沢は日陰になっていたので、一升瓶のコルへ戻って軽くランチをとり、ここからマヌケにも再スタート(笑)さっき来た道を西へ戻ります。

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(水線を行きたいが倒木に阻まれ)

先ほど降りてきたところから先を行くと、阿寺沢が徐々に近づいてきて、じきに水線に近い所をいくようになります。

この辺りから道は対岸の左岸側を行く所もあり、その道を見逃さなかったおかげで山ノ神にもなんとか逢えました。ただこの辺りまで来ると、径路を捜すよりも水線を行った方が遙かに楽・・・と思ったら今度は累累と重なる倒木に邪魔される始末。(-"-;)

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(阿寺沢880m圏二俣・ここで正面の尾根を上がった)

周囲は相変わらず暗い植林の中だし、でも今回は雪化粧されたおかげでそれなりに趣があったように思うので、このルートは案外今の時期が適期なのかも知れません(笑)。

RFがあまりできない人でも860m圏の三俣はおそらく現在地を確認できるポイントになるでしょう。そしてその三俣の先の880m二俣に出た所で個人的にはもうお腹いっぱい。パンパンですよ(笑)。なので径路を辿るのはここまでにして中間の尾根に取り付きました。

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(この明るさが未だになじめない西原峠みち)

急な尾根を15分ほど登るとちょうど坪山の分岐で林道に飛び出し、そこから南へゆるく下るとようやく西原峠に到着。結果として「ものすごい寄り道」をしてしまったので、帰りのバスの事を考えると残された選択肢は西原峠みちを下ることしかありません。

ということでその西原峠みち。伐採後はもちろん初めてで、おおよそ7年ぶりでした。伐採されて明るくなった上部は別の所を歩いているようでしたが、その伐採跡を抜けると以前の記憶がよみがえってくる感じ。

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(伐採跡を過ぎればこんな雑木林も交える)

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(たいへんご無沙汰しておりました)

道は相変わらずしっかりしており、ここはいつ歩いてもほんとうに歩きやすい道だと思います。ただ麓近くで道が崩れて無くなりかけてた箇所が少々あったのが、今後気がかりといえば気がかり。

そして↑↑の「是より、右は さいはら、左は ちちぶ こすげ」と刻まれた石標にも久しぶりに再会。一軒家にもまだ住人さんがいらっしゃるようで、そんなことにホッとしつつ小寺のバス停へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2013.02.11 (Mon)   晴
上野原駅 08:28→ 阿寺沢入口 09:20- 阿寺沢の径路入口 09:35- チョウナ沢 10:20- 径路を見つける 11:45- 阿寺沢の径路と合流 12:40- チョウナ沢 13:00/13:10- 山ノ神 13:55- 880m圏二俣 14:25- 西原峠 14:50- 小寺BS 15:40
 

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【大菩薩・権現山稜 2013】」カテゴリの記事

コメント

ba_sobuさん、

いましたいました。白黒の中型犬?でしたっけ。吠えられまくりました(笑)。でもああいう所ってわんちゃんが必須だということを改めて思いますですね~。

投稿: komado | 2013.02.20 23:35

西原の最後のおうちのわんちゃんは?

代が替わって、前よりおとなしめのわんちゃんになったまでは 承知しておりますが。


投稿: ba_sobu | 2013.02.19 05:26

AKIOさん、

花の便りも聞かれる時期が近づいてきて、こちらの季節も間近ですね。今回歩いたのは植生の様子を見たかったからなんですけど、正直なところ春は尾名手川の方を歩くでしょう。

それでも今回はいい機会でした。雪が着いていたのもボク的には幸運だったし(笑)。そうそう間違いについては今日も反省することがあって、来週からは「手を抜かずにキチンと歩こう」とそう思っております。。

投稿: komado | 2013.02.18 00:34

おしりみちしたさん、

今回歩く気になったのは去年春に尾名手川右岸の尾根群を歩いた時に尾名手川の意外な明るさと渓相の良さにかなり惹かれたので、ならば一度は歩いてみるかと、実行したのでした。

でもおそらく次はないかなぁ?でも水平道の行方は気になっているので、こちらは気が向いたら歩くつもりです。

投稿: komado | 2013.02.18 00:23

Komado さん、こんばんは。

阿寺沢経路大変だったようですね。一人で歩いているとなんでもないようなことでも見落とすことはありますね。小生も2年前の4月に西原峠のカタクリを見がてら行きました。やはり後半は経路を辿るというよりも、倒木をかいくぐりながらの沢歩きでした。二俣で中間尾根に取り付いて坪山分岐に出ましたので、おそらく Komado さんと同じルートを辿ったと思います。4月だったので経路の入り口あたりではアズマイチゲが咲いていました。

投稿: AKIO | 2013.02.17 22:21

ごぶさたです、前、あてらざわは、食指が沸かないと、言ってた・・・(笑)・・日ごろの生活に変化でもあったのか?なんておもいました

投稿: おしりみちした | 2013.02.17 00:09

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