滝見を兼ねてまたまた檜洞丸へ

(源蔵小屋谷枝沢<890m圏二俣右俣>の25m大滝 上部)
やっぱり確認しに行ってしまいましたー(汗)。
だってもういつ雪降ってもおかしくないし、公共交通機関ハイカーの身では一度雪が降ったら春まで神ノ川に入れなくなっちゃいますから。
ということで2013の山始めは大晦日の山納めに続いて連荘となる神ノ川からの檜洞丸。今回は前に歩いた源蔵小屋谷 彦右エ門谷中間尾根東隣の「源蔵小屋谷890m圏二俣右俣右岸尾根」という沢名不明のせいでたらと長い仮称になるので仮に「源蔵小屋谷左岸尾根」としておく(笑)尾根を登路に採り、檜洞丸~小笄(ここうげ)を主稜を歩いて東沢右岸尾根たる小笄南西尾根を辿って西沢出合へ下るコースを歩いてきました。

(源蔵小屋谷枝沢出合<890m圏二俣>)
この日は単独なので神ノ川へは上野原駅からもちろんタクシー(¥9440)。7時過ぎなのに車が結構停まっていて、運ちゃんも驚く中そそくさと歩き出します。県道~広河原から彦右衛門谷を遡って源蔵小屋谷出合まではボクの足で実働65分ほどでしょうか。
目的の沢の出合である890m圏二俣は源蔵小屋谷を少し上がるとすぐに出るのですが、この日の気温は-7℃といい冷え具合となっているせいか氷の造形がぼちぼちできていて、めぼしいのが目に入るといちいち撮っていく感じになってしまい(笑)結構時間がかかってしまいました。(そちらの方はぐぐたすに載せてます → こちら)

(25m滝の落ち口・高度感出てるかな-?)
890m圏二俣に着いてまず驚いたのが、本谷より枝沢である二俣右俣の方が水量が多いと言うこと(1:2)。右俣の方はすでに連瀑になっており、これが上の滝の落ち口まで続いているのかなぁ、と思いつつ目の前の源蔵小屋谷左岸尾根に取り付きました。が、尾根末端は切り立った大岩でそのバンドを伝って尾根上に上がらなければならず、ここは丸腰さんでは危険ですのでそれなりの準備が必要かと思います。
ということでなんとか尾根上に上がれば一安心。とはいえその先も露岩の急登が続いて気が抜けません。でも右手にはかの右俣が時折望めて様子が少しわかるのですが、あー途中がガレで埋もれてますね。そしてその上にトップの写真の落差おおよそ25m位の大滝がある、といった状況だと思われます。ガレさえなけなければ滝上までの連瀑と言っても差し支えない?んじゃないかなぁと思いますけど、物好きの沢ヤさんが遡行してくれると嬉しいかも(笑)。少なくとも源蔵小屋本谷より妙味はあるはずですから。

(890m圏二俣右俣・大滝より上は平凡な流れ)

(源蔵小屋谷左岸尾根・中部までは露岩混じりの痩尾根が続く)
そして尾根をなおも上がると大滝を撮れるポイントはあるし、落ち口にも寄れちゃったりもして、もう至れり尽くせり(笑)。ちなみに大滝より上の右俣は平凡な流れが続きそう、かも。しかしそれにしてもただの尾根歩きなのに滝見ができるって、なんて贅沢な尾根なんでしょう。
滝見が終われば、後はひたすらに尾根を登るだけ。落ち口分岐から上も露岩混じりの痩せた急な尾根が続いて、趣という点ではイマイチかな、なんて思っていたのですが、

(この日のおおもの2号は4mほどのブナ)
尾根が大きく右へ曲がる1240m圏辺りから自然林に変わると雰囲気が一変。かなりの老木ながら4m級の大ブナが見つかって喜んでいたら、今度はこれまた4m級の大ブナがあっさり見つかって、もう笑うしかありません。
特に↑↑のおおもの2号さんは4mストレートの上に、実は3m近い二本の枝が刺又状に分かれたかなり立派なもので、ほんとはその姿がわかる写真にしたかったんですけど、ウデの差がこういうところで出ちゃいますね。残念。

(中間尾根合流点直下は広々として素敵な一角でした)
そして中間尾根との合流点直下は今までの痩尾根から尾根と枝沢のツメが合わさった広大な斜面に変わった素敵な所で、ここが左岸尾根の一番のハイライトでもありました。
結局滝見など寄り道が激しかったせいか、この時点ですでに11時(笑)。上まで行っても人が多そうなので、この斜面でランチをとらせてもらいました。風ないし、日当たり良いし、静かだし、まさに至福のひととき。幸せですね-。

(源蔵小屋谷 彦右エ門谷中間尾根に上がりました)

(1521m峰直下)
のんびりランチを終えたら、中間尾根に上がり一路檜洞丸へ。4日前に歩いたところでも晴れていると雰囲気が違います。というか北尾根なので曇っていた方が却って明るく感じたかも。
地面も程よく凍っていたおかげか?休憩後歩き出してから30分ほどで檜洞丸に着いてしまいました。というかやはり大晦日の歩きが初めてと言う事もあって寄り道しまくっていたせいなんでしょうね。

(檜洞丸より・この日は富士に南アに見え見え)
檜洞の山頂は意外や二人だけと閑散としていました。もうランチもとっていたので山頂の山ノ神に初詣の挨拶をしたら、そのまま西側の開けているベンチへ向かいます。
この日は丹沢の高所でもピーカンに晴れていたので霧氷こそなかったものの、その代わりに良好な展望が待っていました。南アは甲斐駒から聖までクッキリでしたけど、山始めにはやっぱり富士が欲しい。こう見ると丹沢は富士が近いなと改めて思いますね。

(小笄への下りしな)

(真ん中に延びているのが小笄南西尾根)
そんな展望を心ゆくまで楽しんだら下山開始。今回はバスの都合で西丹沢の方へ降りなければいけないので、当初は石棚沢の右岸尾根辺りでも降りようかと思っていたんですけど、実際そちらの方を見るとテシロノ頭への登り返しがなんともキツそう。
なのでそれに怯えて(笑)ここでもう一つの候補であった小笄南西尾根に変更してしまいました。そんな訳で4日前と同様に主稜線を西に今回は小笄へ向かいます。

(尾根が急すぎてこわいよう♪)
ピークと言うよりは尾根の肩に近い感じの小笄に着いたら、すぐに登山道と離れて南西尾根の下降に移ると、のっけは地形図通りの急降下。なかなかエグいですねぇ。最初の露岩帯は左へ慎重に捲きましたけど、正直正解かどうかはわかりません。
それ以降も梯子下りのようなエグい急降下は続いて、下りの苦手なボクにはちょっとしんどい局面ですけど、それでもこれを登るのも安全だけどイヤだなぁ(笑)。でもこの区間のことを考えるとこの尾根に下りは宜しくなく(といういかバリエーションである限り、いきなり下りは宜しくなく、悪い子なのですけど)、登り推奨でしょうね。

(1280m圏のピークに上がればあとは和みの尾根)

(1125m峰附近)
そんな下りも最低鞍部を前にしておしまい。一時的に現れたスズタケも大したことはなく、1280m圏のピークに上がると、お次はこの尾根のハイライトとも言える素敵な広尾根が待ってます。
しかしここは良いですね~、ゆるゆる歩くには最適の尾根。もちろん下生えの皆無さなど実際には宜しくないところもあるのでしょうけど、藪のないこういう広尾根は歩いていて単純に和んでしまいます。緑が覆う時期はどう見えるのか、ちょっと楽しみというが気になりますね。

(広尾根が終わると柵の右側を行くようになる)
1125m峰から南に折れ、しばらく下って広尾根が終わる頃、尾根の左手が植林になってそろそろ終盤かな、とも思ったんですけど、東沢林道に降りて855m峰を越えると、再び雑木の好ましい尾根に変わったのには驚きました。
そんな様子に気分を良くしつつ下って行くと、じきにゴーラ沢からの登山道と合流。あとはそのまま下って自然教室を目指したのでした。

(南西尾根下部の雑木林もなかなか素敵です)
しかし今回は神ノ川側の収穫もさることながら、バリエーションは初めてとなる東沢側の意外な植林の少なさが大収穫。こちら側も悪くないですね。大晦日の山納めが会心以上の山行きだったのに、今回の山始めもそれに近い会心の山行きになったのは日頃の行いが良かったのか?なんなのか??
とにかく素晴らしい山始めになったことに感謝感謝!今年一年こんな風に歩けたらいいなぁ、と思いつつ帰路につきました。
・・・・・☆
◆ 2013.01.04 (Fri) 快晴
日陰沢橋 07:35- 広河原 08:20/08:30- 源蔵小屋谷出合 08:50/09:00- 源蔵小屋谷枝沢出合(890m圏二俣)09:10/09:20-(途中休憩45分)- 中間尾根合流 12:00- 檜洞丸 12:25- 小笄 13:15- 1125m峰 14:05/14:25- 東沢林道 14:50- 西丹沢自然教室 15:25
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