滝入ノ峰を一山として歩く
(倉沢見通尾根上部のひとコマ)
さて、先のクリスマス連休は私用で忙しく、お山はお休みかもーの予定だったのですが、全休日に充てる予定だった24日の朝の天気があまりに良すぎて、結局足は山の方へ向いていました。
ということでお寝坊用のお山となると、それ用に残しておいてある未踏の尾根の落ち穂拾いになる訳でして、今回はそんな中から倉沢見通尾根を選んでみました。
(倉沢のヒノキもずいぶんとご無沙汰してました)
しかしクリスマスのせいなのか、単に寒いせいなのか。行きしなの電車もバスもガラガラだったことに少し驚きつつ、今回は倉沢から11:20のスタート。悪い子ですね。バスを降りたらまずは倉沢のヒノキへ向かいます。
倉沢のヒノキは何年ぶりでしょうか。ヒノキまでの道も結構踏まれているようで、見学者がそこそこいる様子だったのが個人的には意外。久しぶりに大ヒノキと対面したら、今回はそのまま尾根通しに登っていきます(笑)。そう大ヒノキって実は見通尾根上にあるのです。
(見通尾根中腹までは露岩も多い)
(伐採跡から・笙ノ岩山の姿が見事だ)
尾根下部から中腹に掛けては露岩混じりの急な登りが続きますが、植林は意外に少ないんですね。というかそう思わせたのは中腹の右側に広がる広大な伐採跡のおかげでしょうか。
そんな伐採跡からの周囲の山山の見え方がなかなか新鮮で、まずは笙ノ岩山の巨体がなんと言っても目を惹きます。ヨコスズ尾根は開けた箇所がないから尚更なんでしょうけど、鳥屋戸尾根から見える川苔山のような感じ。過去に自分の登った尾根を確認できるのも楽しいですネ。
(尾根上部は意外や素敵な雑木林が続く)
伐採跡を過ぎると雑木林に変わって、トボウ尾根への急な登りが再び始まります。でもこの辺りは急ながらも尾根が広いので、広い尾根をジグザクに登れてこれもなかなか楽しい。
やがて左手からトボウ尾根が合わさると尾根も緩やかなになって、ここから植林帯に入るまでがこの尾根のハイライトでしょうか。でも植林帯に入ると登山道まではそんなに距離がないんですね。それが今回一番驚いたことでした。
(ヨコスズ尾根に上がると強風・天祖山は風雪に霧氷でしょうか)
登山道を横切れば、あとは再び急な登りをこなしてヨコスズ尾根上に上がったところが滝入ノ峰。でもヨコスズ尾根に上がった途端、尾根を吹き抜ける風が強くて強くて。。。
これではランチどころではないし、慌ててザックをあさっても帽子とシェルグラブがない!完全に忘れてしまったみたいです(笑)。でも頭はともかく、薄手の手袋しかなかったので手が冷え切って、ザックを開けるのにも手間取るようになってしまってこれで心が折れました(笑)。
(ヨコスズ尾根・尾根通しは楽しい♪)
本当はもう一遊びして16時台のバスで帰る予定を組んでいたものの、今から下れば15時前のバスも余裕なので、即下山決定です(笑)。
そうれなればあとは尾根通しに下るしかないのですが、これが寒いながらも楽しい落ち葉道。樹勢の弱さは気になるものの立派な木々も多いし、吹きだまりの落ち葉をラッセルするもの本当に気持ちが良い!たまにしか歩かないけど、ヨコスズの尾根通しの良さを再認識できました。
(ヨコスズ尾根・尾根通しは楽しい♪その弐)
いろいろな意味で気合いが足りず、結果として3時間弱の本当にミニハイクになってしまいましたけど、それでも下山後の爽快さは変わらないですね。手がかじかんで動かない以外は(笑)。こんなテイタラクな山歩きでも歩いて良かった。
しかしこの日は帰りもガラガラ。お山の人出も少なかったような気がするのですがメジャーどころはどんな感じだったのかなぁ??
・・・・・☆
◆ 2012.12.24 (Mon) 晴 時々 曇
奥多摩駅 11:00→ 倉沢 11:20- 倉沢のヒノキ 11:35- 855m峰 12:05- 登山道横切る 13:05- 滝入ノ峰 13:15- 旧日原小 14:15/14:30- 東日原 14:35
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