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2012.04.14

寝坊して石砂山へ・・・(^^ゞ

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(石砂山西峰直下の緩斜面)

しかしなんちゅうか今日もそうなんですけど、土曜の天気が良くないですね。

先週もそんな感じだったので日中は都心で遊んでから家でTVを見つつ飲み食いしつつ。そしてとうとうIPPONグランプリが始まる時間になって「あ~そろそろお山の用意しなきゃマズいな~」は思ったんですけど、やっぱりそのまま見ちゃって(笑)結局日付けが変わってからお山の準備を始める始末。

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(登りだしはアズマネザサの藪がうるさい)

そんな訳で翌朝(04/08)ハッと目覚めるとすでに10時過ぎ。アチャー。こんな時間になると車でも予定の山は完全に無理なので、これはどうしよう・・・とは思いつつもサンデージャポンを見てしまい(笑)、もうお山はやめようかと思ったものの怖ろしく良い天気だったですから、ここでハッとギフチョウの時期の石砂山のことが浮かんだのでした。

ということで電車バスを乗り継ぎ、やまなみ温泉に着いたのは13時半。周囲のハイカーは山歩きを終えて温泉に入る人しかいません。短いコースとは言え、この歩き出しは世の中ナメ過ぎていると言われてもしょうがないですネ。はい。

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(カンアオイのお花は見つけられたけど・・・)

こちらの方は早春に歩くのがレギュラーになっていたとは言え、去年は震災の影響で歩いてなかったので二年ぶり?かな??。登りに採る石砂山北尾根はやまなみ温泉のバス停からその姿を確認しており、いつかはとは思っていたもののまさかこういう形で実現したのはちょっとかわいそうかも。

そんな訳でバス停から川上川へ下り、適当な所から尾根に取り付きます。のっけから低山に付きもののアズマネザサの藪がひどくて帰りかけましたけど(笑)それも我慢しているうちに徐々に減って、三角点のある415.5m峰に着くとようやく歩きやすくなりました。

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(石砂山北尾根は雑木林が多くて快い)

ここからは遠目で見た通りの雑木林の快適な尾根歩き。ホントこの周辺は低い割に雑木林のが多いところが惹かれますね。道中カンアオイは珍しくあっさりと見つかりましたけど、ギフチョウの方は午後遅いし、風も出てきたのでちょっと無理そうかも。

あとお花はダンコウバイにキブシ、アブラチャン、ヤブツバキとお馴染みのメンツ。そしてそろそろと思っていたウグイスカグラやチョウジザクラは開いていたのをなんとかひとつだけ見つけられただけで「よし」としなければいけませんね。でも想定外の収穫もあったりして、この時期以外も歩いてみたくなりました。

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(499m峰には山ノ神が祀られている)

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(低灌木もこの陽気に芽吹き始めた)

それに尾根はお花だけでなく低木灌木の類も芽吹きが始まり、ようやく春らしくなってきた感じ。

登につれて林相も良くなって、トップの写真にあるように石砂山西峰への登りから直下の緩斜面の辺りが北尾根のハイライトでした。

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(石砂山より・焼山が立派だ)

本峰よりも遙かに好ましい雑木に覆われた西峰から、一旦鞍部に下るとここで登山道と合流。ひと登りで石砂山の山頂でした。南側が開けていて普段はあまり気にしたことのない焼山が立派ですねえ。ただあちらはヒルが・・・と思っていたらこちらも注意書きがあって、どうやらヒルが出るようですね。

先客さんも一人だけと至って静かだったので、少しのんびりしようかと思っていたらさすがに石砂山、ここで団体さんが上がってきたのでパンだけ食べておいとまして、稜線を西へ向かいます。

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(タチツボスミレ・お花は思ったより少なかったなぁ)

こちらも下り始めこそ雑木の好ましい道のりでしたが、じきに植林に突入。こちらは東海自然歩道にもなっているので道もキッチリ整備されていて歩きやすいです。

それでも時折雑木林も交えますし、↓↓こんな開けた箇所もあって、振り返ると双耳の石砂山が結構遠くに見えています。下のゴルフ場がなければなお良しなんですけど。

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(石砂山より西は植林が増えるがこんな箇所も)

伏馬田分岐を過ぎ(伏馬田入口ってあの7/11のある辺りなんですね!)、次の分岐では道志の主稜線を辿る意味もあって左の城址へ行く道に入りました。

でもその城址への道のりがこれまた素敵な雑木の道でなかなか良かったものの、ここまで来てもギフチョウには逢えなかったので今回はダメだったようです。それでもこのまま菅井下まで降りれば、これで道志の未踏の稜線がつながり、あとは石老山周辺と高丸~菜畑山の間を残すのみです。

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(伏馬田城址)

こちら側から県道へ向かうとこの辺りも菅井になるのですよね?尾根上には意外や人家も多く、分校跡まであったのには驚きました。確かにこの辺りは日当たりが良さそうですしね。

そんな訳で意外な集落の好ましさに気をよくしつつ県道に出たら、やまなみ温泉のバス停までは30分ほどの道のりでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2012.04.08 (Sun)   晴
藤野駅 13:10→ やまなみ温泉入口 13:25- 415.5m峰 14:10- 499m峰 14:25- 石砂山西峰 14:55- 石砂山 15:00/15:10- 伏馬田城址 15:55- 菅井下 16:20- やまなみ温泉 16:50
 
・・・・・☆・・・・・☆

さて、先ほど当サイトでリンクしているYAMA BUS INFOを見たら、飯能・名栗方面のバス路線を担当している国際興業バス飯能営業所の閉鎖・撤退が正式に決まったようです。

個人的にはもともと長大なローカル路線であるがゆえ、将来的にはこうなるのかなと漠然と思っていたことがとうとう現実になってしまったなぁ、というのが正直な感想。でもまさか富士急より先とは。。。とりあえず2013年の3月いっぱいまでは運行されるようですが、それ以降の代替先は今のところは未定とのこと。ハイカーにとってこちらは奥武蔵・秩父方面の重要な路線になっているので、今後がかなり気がかりですね。

☆YAMA BUS INFO
国際興業バス 飯能営業所を閉鎖、同営業所の全路線から撤退(2014年4月〔予定〕)

http://yamahazu.blog52.fc2.com/blog-entry-665.html
 

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コメント

AKIOさん、

まぁギフチョウの方は歩き出しが遅すぎたのでしょうがないですね。別の収穫もありましたし、こちらは石老山と繋ぐときにでもと思っています。

ボクもギフチョウは3月のイメージだったんですけど、今年はお花が遅れてましたから蝶の出かたも一緒なのかなぁ、と。

投稿: komado | 2012.04.17 19:26

ba_sobuさん、

あぁあそこは本校だったのですね!
尾根が狭いから狭いけど、外からの雰囲気と言いロケーションと言い印象に残る学校でした。

菅井農業小学校は城址から降りた所だと思うのですが、今は「仁の丘農園」となっていてなんかいろいろやってましたよ。

投稿: komado | 2012.04.17 19:23

Komado さん、こんばんは。

ギフチョウは残念でしたね。午後でも早い時間ならば見られたかもと思いました。

実は小生もこの日を狙っていたのですが、18キップの使い残しがあったので、泣く泣く石砂山は諦めました。

今年はすべて遅いようで、昨日(15日)でも見られたようですね。3年前に見た日を調べてみたら3月29日でした。年によって違うものです。

投稿: AKIO | 2012.04.16 22:33

分校じゃないです

菅井小学校 れっきとした小学校でした。
15年前にはまだやっており、津久井の中で一番小さな小学校として 有名だったんです
廃校になってから 中を見せてもらえたことありました
とてもセンスの良い作りのすてきな学校でした

http://1203.air-nifty.com/_aozora/2008/04/2008_f097_2.html

の後半をよろしかったらどうぞ  <(_ _)>

投稿: ba_sobu | 2012.04.14 18:26

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