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2011.09.21

御正体山・秋の花と鋸刃の再訪をかねて

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(御正体山から峰宮跡への道すがら)

しかし先の連休は天気が不安定になると踏んでいたら、なんと中日はまっ晴れになってしまい!もちろんそうなるとはコレっぽっちも思ってもいなかったので、前日に飲み過ぎたらその中日は当然起きられませんでした(笑)。

ということで翌月曜の敬老の日(09/17)も天気がなんとかもってくれたのは幸いで、秋のお花の様子見と鋸刃の再訪をかねて七年ぶりに御正体山を訪れました。

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(道坂峠からの稜線はアカマツの伐採跡が多い)

この日は一応天気は保ちそうではあったんですけど下り坂にかわりはなかったので、とりあえず道坂トンネルに出た所で天気が良ければ御正体、そして良くなければ今倉山、ということで実際にトンネルに着くとまだまだ晴れていたので、予定通り御正体山へ向かいます。

もう9月の半ばとはいえ、晴れているとかなり暑いですね。歩き始めた当初は風も通らずなかなかしんどかったのですが、徐々に標高を上げるにつれ、涼しくなってきたなぁと思っていたら単に雲の下になっていた時があっただけのことでした(笑)。

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(ヤマトリカブト・すでに見頃)

稜線を歩いていると時折南側の開けた伐採跡を通りがかりましたが、おそらくそこはかってアカマツ林だったところで、周囲の松枯れが進んだせいで皆伐したと思われます。そんな光景を見たら以前、文台山の麓で綺麗に手入れされたアカマツ林を見かけた事を思い出したんですけど、今も健在でしょうか。

そしてお花もぼちぼち出てきて、コウシンヤマハッカにヤマトリカブト、サラシナショウマ、オオバショウマ、キオン、タムラソウ、タカオヒゴタイ、そしてテンニンソウも盛りは過ぎていましたけど、間に合いました。(^^)

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(テンニンソウは盛りを過ぎたがまだ健在)

ただ想像よりもお花が淋しいなぁ、と思っていたらリョウブには今年に入って剥ぎ取られたと思しき真新しい食痕が目につきました。こちらにもすでにシカさんが進出しているみたいです。

そうこうしているといつの間にやら完全に曇ってしまったので淡々と登っていると、周囲に徐々にブナが目立ち始めて、あっさりと御正体山の山頂に到着しました。

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(抱付岩)

噂通りに山頂にはベンチがありましたが先客さんがすでにいらっしゃったし、曇ってもいたので、権現さまに挨拶したらランチ場を探しつつそのまま北へ下り始めます。

山頂と峰宮跡を結ぶ吊り尾根を歩くのは何年ぶりでしょう。曇っていたのは残念でしたけど、立派なブナ・モミの林立するまさに重厚な自然林が広がる様子はさすがに御正体ですね~。

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(峰神社)

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(こういうブナが散見されるのはさすが!)

ただご多分に漏れずこちらでもブナハバチが出ているようで、ひどくやられている木こそないものの、小規模に葉が食われている木々がぼちぼち目に入る感じでしょうか。

こちらもベンチが据え付けられていた峰宮跡もどうも暗い感じだったので、鋸刃との分岐まで降りたらここにもベンチがあり、しかも晴れていたので、ここで漸くランチと相成りました。

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(鋸刃への下り始めは捲道もある)

いそいそとランチを摂り終えたら、これからが鋸刃の下降なのですが、なんとこの分岐に「歩道不明瞭」としながらも道標があったのは驚きで、道中は一体どうなっているのだろうと危惧しつつ下り始めると

以前歩いた時と同様に尾根上は灌木に覆われていてちょっとホッとしました。ただここは尾根の右側に藪のない捲道があり、周囲の林相もなかなか良かったので今回はこちらを利用しましたが、下りの時は尾根を外しすぎないように気をつけた方が良いかも。

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(ハガケ山先の露岩より文台山方面)

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(ハガケ山をすぎるとスズタケが出てくる)

そんな感じで意外にスムーズに行けたのでもう楽勝と思っていたら、1328m峰の次の次のピークからその次の岩峰とのギャップへ降りる所は、葉が生い茂って行く先の見づらい今の時期故に少々気を遣いました。

うまくギャップに降り立ち、左から岩峰へ登ってピークに上がれば、難所らしい所はこの辺りだけで、あとはすいすい。でもこういう上下を繰り返す稜線は落葉時の方が行く先が見えるし、それ故に高度感も感じられるようになるので、やっぱりそう言う時期の方が登降の面白さがより感じられるのでは?とちょっとだけ思いました。

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(ハガケ山と鋸刃を振り返る)

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(スズタケが切れると快い雑木林が続く)

ハガケ山(ガケ山)を過ぎると尾根上にはスズタケが出てきますが、下道は明瞭。でもそんな藪もじきに切れ、あとは雑木美林の緩やかな尾根歩きが続きます。

にょきにょき生えているキノコ達を眺めつつ、ルンルン気分で歩けるこの辺りは前半の鋸刃とは対照的で面白いですね。やや下り気味の道のりが登りに変わると文台山(大野山)はもう目の前です。

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(文台山<西峰>山頂)

文台山は以前は落葉時に訪れたせいか、もっと開けた山頂をイメージしていたのですが、実際はそうでもなく、雑木の広い山頂のごく一部がちょこっと開けているだけなんですね。

山頂でパンを食べつつ休憩を終えたらようやく下山です。今回は北の鞍部から東に小野へ下る破線路を降りるつもりで北へ降りはじめたら、降り始めにあった道標は西の大野へ降りる道なのでしょうか?急な斜面を慎重に稜線通しに降りているといつの間にやら道標がなくなっていたのは意外でした。登山道は尾崎山への道だと思い込んでいたもので。。。

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(文台山~北鞍部~小野への破線路は道形が残っていた)

それはともかく、目的の破線路は地形図通りに北鞍部の手前から分かれていて(藪化しているが右折する道形を確認できる)、あとは植林のもと道は小尾根~沢沿いに明瞭にしかもほぼ地形図通りに延びていて・・・と思っていたら分岐から30分ほど降りた所で林道に飛び出し、そこから10分ほどで小野の集落でした。

もうこの時間では帰りのバスはないのですが、今は谷村町までさほどの距離がないことがわかっているので、あとはそのまま谷村町駅へ向かったのでした。
 
・・・・・☆
 
◆ 2011.09.19 (Mon)   晴 後 曇
都留市駅 08:10→ 道坂隧道 08:40- 岩下ノ丸 09:40/09:50- 白井平分岐 10:40- 御正体山 11:20- 峰宮跡 11:45- 池ノ平分岐 11:55/12:30- ハガケ山(ガケ山)13:25/13:30- 文台山(大野山)14:40/14:50- 破線路分岐 15:05- 中小野 15:40- 谷村町駅 16:15
 

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【前道志・道志・丹沢 2011】」カテゴリの記事

コメント

サンバさん、

ボクも御正体は本当に久しぶりでしたが、改めていい山だなぁと思いました。山伏から登れば、シキリ尾根合流点付近のブナ林も見られますね。あそこも寄りたかったんですけど、時間が読めなかったので泣く泣く割愛。次は廻れるコース取りをしてみようかと思っております。(^^)

投稿: komado | 2011.09.27 19:22

komadoさん今晩は。
ハガケ山ですか、以前連れて行って貰った時の事を
思い出しました。最近は楽な所ばかり歩いていますが
山伏からでも登ってみようかなあ。懐かしの御正体山。

投稿: サンバ | 2011.09.27 18:14

AKIOさん、

あぁ、もうその頃には出来ていましたか。
あの道標、前道志や小菅の辺りでも結構見かけるので山梨県のデフォルトの道標になりつつあるのかも知れませんネ。

それにつけても鋸刃は二回目という事もあるんでしょうけど、なんかかなりあっさりと通過してしまったので何でかなぁ?と道中ずっと考えていて、とりあえずそう言う事かなぁ、と。さすがにお花も少なかったです。

投稿: komado | 2011.09.25 23:25

Komado さん、こんばんは。

「歩道不明瞭」の道標は昨年6月に歩いた時、結構新しい感じでしたが既にありました。このような道標があるということは、このルートも登山道としての市民権?を獲得したのかもしれません。

「岩峰の上下は落葉の季節の方が高度感もあって良い」は全く同感です。例えば、滝子山の寂ショウ尾根など葉の落ちた季節の方が高度感もあって良いですねぇ。

投稿: AKIO | 2011.09.22 19:50

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