2010.10.26

錦繍の日原、秩父・都県界尾根/長沢背稜を北へ南へ

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(七跳山から大平山の大クビレへの道すがら)

先週は珍しく水曜に歩いたんですけど、日原も本格的な紅葉のシーズンに入ったのでもちろん週末も歩いてきましたよ。

今回(10/23)は東日原から一杯水廻りで七跳山に出て、秩父側の大平山の大クビレへ一旦降りたら、北面捲道を西へ追うつもりも早々に頓挫してしまい、結局天目山林道を西へ赤岩谷まで。そしてそこから直接牛首(ショージノタワ)~稜線の縦走路まで登り返して酉谷山へ向かい、それからなおも稜線を西へ行き、骨谷右岸の緩斜面を利用しつつ下降して骨谷出合、そして三又へ出る、という結果として都県界尾根/長沢背稜を北へ南へとかなりややこしくなってしまったコースを歩いてきました。

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(ハナド岩より大栗尾根を見下ろす)

この日は好天の予報が出ていたこともあって日原行きの一番バスも立ち客が出るぐらいの盛況ぶりでしたが、大半が鷹ノ巣なのかなぁ、ヨコスズ尾根を登るのはほんの数名だけだったのではないでしょうか。のっけはガスっていたものの、登るにつれ徐々に晴れてきて、雲一つない青空に色づき始めた山肌が見えてきて気分は上々・・・

のはずがそんな天気も僅かの間で、かなり冷たい風が吹いてきたなと思ったら再び周囲はガスに覆われてしまい、一杯水避難小屋(前に通りがかった4週間の間に白系の壁に塗り直されていました)に着いた時点で三ツドッケは即決でパス。それからもなかなか晴れてくれなくてハナド岩も↑↑な感じだったのは少々ガッカリでした。しかも小川谷はヘリが盛んに飛んでかなりうるさかったし。。。

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(コシアブラ)

それでも七跳山へ向かうと徐々に晴れ間も出てきて、現金なもので再び気分も良くなってきます(笑)。

そして縦走路から離れて七跳山に上がると、目論見通りに周囲は丁度紅葉が見頃。うっしっし。ここはカエデの類が多いので密かに狙っていたのでした。(^^) ここで北面捲道が横切る大平山の大クビレへ向かいますが、

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(ハウチワカエデは比較的綺麗に色づいていた)

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(この辺りはオオイタヤメイゲツ・大クビレへの道すがら)

当然のごとく周囲の紅葉を愛でてつつ、周囲をウロウロしてしまうので大幅にペースダウン。色づきはまぁそれなりに良かったですけど、どんな感じになるのか気になっていたシロヤシオは色づく前に枯れだしていて、それがちょっと残念だったかも。

そんな紅葉黄葉から緑が少々増えてくるとまもなく天目山林道が通る大クビレに降り立ちます。広い鞍部からは三ツドッケを始め都県界尾根/長沢背稜北面の山肌も良い具合に色づいているのが見えて、丁度良いランチ場の雰囲気。ちょっと早めですか今回はここでランチとなりました。

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(大クビレから北面捲道を探すも・・・)

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(ヒトツバカエデ)

良い気分でランチを終えたら今回はここからが本番。北面捲道を拾って西の牛首へ向かう腹づもりだったんですけど、かねてより確認していた踏跡は実際に入ってみると(いい雰囲気でしたが)間もなく消失してしまい、歩き出し早々から思いっきり悩んでしまう始末。

しょうがないのでその先の尾根を一旦稜線上まで上がってから、北面捲道を探しつつ降りてみたのですが、それらしき踏跡らしきもの??が二本ほどあったものの確信が持てず、結局天目山林道まで降りてしまいました。

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(天目山林道・素敵な荒れっぷりです)

しょうがないので、ここは林道を赤岩谷が横切る所まで歩いてから牛首へ直接詰め上げる事にして、林道を西へ歩き出しましたが、さすがにこちらはろくすっぽ使われていないのか、崩落にデブリが相次ぎなかなか素敵な荒れっぷりです(笑)。

展望もなかなか宜しく、大久保谷を見下ろしながら行けるのも新鮮だし、なにより秩父側って林自体の良さは日原側に譲るものの、岩が多いせいなのか??紅葉でも赤いのが結構多いんですよね。

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(左から坊主山、牛首に立橋山)

周囲の木々に展望を楽しみつつ40分ほど歩くとようやく赤岩谷に到着。ここから目の前の牛首へ上がるのに赤岩谷の枝沢をそのまま辿るのはちょっと嫌らしそうだったので、赤岩谷とその枝沢の中間の尾根を登りましたが、これとて結構急でなかなかしんどい登りです。

それでも途中で比較的明瞭な道形が見つかったのが収穫で、こんな事なら最初から牛首から行けばよかったかもー。そしてより明瞭な道筋が見つかるとすぐ上が牛首の痩せた鞍部でした。

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(牛首の鞍部)

牛首は12、3年前に一度下りにとって以来本当に久しぶりでしたが、こちらもご多分に漏れずスズタケが枯れて雰囲気が変わりましたね。初訪の頃はそんな余裕もなかったんですけど、改めて訪れてみると川浦谷林道の道形らしきものも確認できてちょっと感慨深かったです。

さてここから都県界尾根へ登り返すのですが、道は基本的に急な岩場を西側へ捲きながら行く所を無視して今回はキッチリ尾根伝いに登ってみました。この辺りのツツジの紅葉を期待したんですけど色づきは今ひとつかなぁ。

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(都県界尾根/長沢背稜稜線上の紅葉は見頃に)

牛首から20分ほどで縦走路に飛び出したら、時間も時間だしこのまま東日原へ帰ることも考えたものの、ここまで来たんだから・・・とやはり足は酉谷山へ向いていました。しかしこれで帰路の終バスが決定です(笑)。

そんな訳でいつもは必ず寄る避難小屋には立寄らず、直接酉谷山にあがるとさすがにこの時間、もう誰もいません。

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(富士も姿を現した・酉谷山より)

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(都県界尾根/長沢背稜、行福ノタオ附近)

・・・とこのまま静かに過ごせるものと思い込んでいたら、14時を過ぎているのにハイカーが後から続々とやってきてビックリ。そしてなんとその中にyyggさんご一行もいらっしゃってまたビックリ。この様子だとこの日の小屋は超満員でしょう。

そんな訳で山頂に来る方来る方といろいろ話していたら随分と長居してしまいましたが、もう林道は歩きたくない?ので??適当な所でおいとまして、とりあえず西の縦走路へ下り始めます。

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(骨谷右岸の緩斜面・Part1)

帰路はいろいろ考えていたんですけど、やはり歩いたことのない所、ということで当初は骨谷をそのまま下降するつもりで喜右衛門尾根の分岐手前から下降を始めたのですが、実際に降りてみると骨谷よりその右岸側になかなか良さげな緩斜面が広がっていて、ついついそちらに引き込まれてしまいます。

そしてそんな素敵な林の広がる緩斜面をゆるゆる彷徨うように適当に歩いていると、これがどうも骨谷を高捲きながらうまく降りられる感じだったので行ける所まで行ってみようと、あとはそのままゆるゆるゆるゆる・・・

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(骨谷右岸の緩斜面・Part2)

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(骨谷右岸の緩斜面・Part3)

行くと、下るにつれ緑が濃くなっていきますが、そんな素敵な緩斜面をうまく繋げながら降りていき、梢越しに酉谷の切れ込みが見えてきた所で骨谷の右岸尾根に乗ると、ひと下りで骨谷の出合に着地しました。

ここまでくれば先は見えているので少し休憩していると、なぜか?(ホントかよ・笑)yyggさんご一行に拾われてあとは奥多摩駅まで直行。おかげで完全に諦めていた17時台のバスと同じ時間で帰路に就くことができ、本当に助かりました。ありがとうございました。 <(_ _)>

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(ここまで来ると骨谷出合も近い)

しかし、この日はめまぐるしく変わる天気とそのコースどりのせいでしょうか、とにかくスッキリとは晴れなかったけど日差しには恵まれて紅葉は楽しめたし、北面捲道はうまく探せなかったけど、いろいろな出逢いや新たな発見もあったりして、終わってみれば盛りだくさんな楽しい一日。奥多摩を始め近場の低山の紅葉はまだまだこれからですから、後は気温がキュッと下がってもう少し綺麗な紅葉が見られるようになると良いですね。
 
・・・・・☆
 
◆ 2010.10.23 (Sat)   晴 後 霧 
奥多摩駅 06:25→ 東日原 06:50- 一杯水 08:40- ハナド岩 09:20/09:35- 七跳山 10:05- 大平山の大クビレ 10:45/11:20- 天目山林道に降り立つ 12:05- 赤岩谷 12:40/12:50- 牛首 13:25- 酉谷山 14:10/14:30- 縦走路離れる 14:55- 骨谷出合 15:40- 三又 16:20
 

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2010.09.28

木々美しき 都県界尾根北面の捲道を歩く・その2

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(都県界尾根/長沢背稜北面捲道のひとコマ・Part1)

しかし・・・なんというか涼しくなり始めたのは良いんですけど、一気に冷え切っちゃった感じですね。おかげでようやく秋雨なのかシルバーウィークの連休の天気は今ひとつ。予想が当たってしまったのはチト悲しいんですけど、お陰で山の方も結局週末オンリーということでようやく歩けたのは台風が過ぎ去った後の日曜日(09/26)。

ということで今回も先週と同様に都県界尾根/長沢背稜北面(秩父側)捲道の探訪、ということで北面捲道をシャクナン尾根(三ツドッケ北東尾根)から大栗山の北東尾根まで辿り、大栗山へ登り返したらハナド岩でランチをとってハンギョウ尾根の水源林巡視路を下降、それから久しぶりに中段歩道経由で日原へ戻るコースを歩いてきました。

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(朝のヨコスズ尾根)

連休に好天とあってもまだ九月のせいでしょうか久しぶりの一番バスもハイカーの姿は少なく、お陰で気分良くスタート。しかしヨコスズ尾根を登るなんて何年ぶりかなぁ。朝日を浴びつつ登るヨコスズ尾根はちょっとだけ新鮮かつなかなか素敵な姿を見せてくれました。

そんな好天ですので三ツドッケの展望も、周囲の山山に平野部の広がりもそこそこハッキリ見えて久しぶりに良好だったのですが、すでに南西側からは雲が何となく湧いてきている感じ。。。

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(この時点では大変良い天気だったのだが・・・)

そんな展望を楽しみつつパンを食べたら北のシャクナン尾根を下り、まずは北面捲道が通る1470m圏の鞍部(前回のは記事は間違えでしたので修正しました)へ向かいます。

鞍部に降り立ったらここで北面捲道に入るんですけど、鞍部から東側は道が明瞭ですが、西側は意外に薄いので実際はどんな感じなのだろうと思いつつ捲道に入ってみると、こちらも結構明瞭でした(笑)。

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(ミズナラとヤマグルマの立派な合体木)

しばらくは暗い若い雑木林の中を行きますが、それも間もなく抜けて周囲が自然林に変わると、一気に雰囲気も良くなります。特にショーグリ沢の源頭部を横切る所が周囲に点在する大岩と素敵な渓畔林とが相まった、まさに緑の庭園と言った趣で歩みもついつい遅くなってしまいます。

お花も少ないながらもヤマトリカブトにダイモンジソウ、オクモミジハグマ咲いていてこれも良いアクセントでしたし、↑↑↑の3mをゆうに超えるミズナラと照葉樹でもあるヤマグルマ(日原でもぼちぼち見かけていたので今回必死に調べて、ようやく判明しましたぁ!)の立派な合体木も目を引きました。

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(この崩落地辺りからアヤしくなって・・・)

先を行ってもブナが美しいし、う~んこりゃなかなか良い道ですなぁ・・・と思い始めたところで板形ノ峰(1553m峰)東鞍部から天目山林道へ下る下降路を横切ると、ここからカラマツ植林に変わってしまいちょっとガックリ。まぁ下には林道が通っているのでしょうがないんですけどね。

下降路とクロスしてもしばらくは刈り払われた明瞭な道が続いていたのですが、ちょっとした崩落地を過ぎた辺りからなーんか道筋があやふやになってきて・・・

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(ハナド岩直上の1560m圏峰北東尾根の1460m圏緩斜面)

結局は捲道と云うより、作業道の名残だったり鹿道を追うようになっていました。そして通りがかったハナド岩直上の1560m圏峰北東尾根の1460m圏辺りの緩斜面もカラマツ植林下で雰囲気的には今ひとつ。ただそんな枝尾根を分ける沢筋はそれなりに趣のある箇所もあってそれが救いだったかも。

なおも適当にトラバースして大栗山(1591m峰)北東尾根にさしかかると今度はヒノキ植林変わってより歩きやすくはなったんですけど、北東尾根の一番西の枝尾根まで来た所でそんなあやふやな踏み跡さえ追えなくなって、とうとう行き詰まってしまいました。

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(大栗山北東尾根上部にて)

こうなるとあとはこの枝尾根を登るか下るかしてそれらしきものを見つけるしかないんですけど、どっちにしようかしばらく思案していたら、ちょっとした所からガスで隠れた大平山と大クビレが見えて、こちらから見る大クビレはちょっと上にあるようにも見えて、余計に迷うジャン!(笑)

結局下るのはイヤなので尾根を登り返したんですけど、枯れたスズタケを漕ぎつつ登ってもそれらしきものは見当たらず、あっけなく大栗山に上がってしまいました。

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(ハナド岩に着く頃にはすでにこんな感じ)

さて、ここまで上がってしまうと再び下るのはちょっとイヤだし、何より曇ってしまったし、しかもお昼時だし、今回はの所はここまでして、とりあえず近くのハナド岩でランチをとることにしました。

こんな天気のせいかハナド岩にも誰もいなくて、向かいの石尾根もすでに↑↑↑こんな感じ。コレなら誰も来ないだろうと、おかげで安心してランチタイムを過ごせましたが、やっぱりチト寒いですねぇ。

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(ミズナラ美し・ハンギョウ尾根)

しかしここでランチをとってしまうと後の行程が悩み所で、酉谷廻りだと16時台のバスは無理だし、かといってヨコスズ・ハンギョウ尾根、カロー谷では早すぎる。倉沢は先週歩いたし、大栗尾根も中間から下は植林だし・・・さてどうしたものかと考えていたんですけど、そおいやカロー谷からヨコスズ尾根の西側を通って日原へ抜ける間の中段歩道は久しくご無沙汰していた事に気がついてようやく帰路も決定。そうと決まればさっさと後片付けをして下山開始です。

相変わらずミズナラの疎林が美しいハンギョウ尾根を降り、今回は巡視路通りに途中から尾根を外れて一旦カロー谷の方に降り、まもなくの分岐を右の道へ入って中段歩道に出る段取り。

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(中段歩道・カロー谷に降りました)

中段歩道を東へ辿ればまもなくカロー谷の小屋跡の広場で、ここで一休みしてからなおも中段歩道を追います。

カロー谷から先の中段歩道は急斜面につけられた道に変わるせいか、どこかしらスリリングな箇所が点在していてそれはそれで楽しいものなんですけど、やはり気を遣う印象があったのですが、今回はなぜかそれらを気にせず歩ける感じなのが妙な違和感。。。

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(中段歩道・カロー谷~日原間は近年になく歩きやすい)

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(木々美し、中段歩道のひとコマ・Part3)

それでもこの辺りは自然林が美しく、曇っていてもなかなか素晴らしい道のりです。カロー谷から続いた登りが終わると、ここからがこの道のハイライトでもあるんですけど、この辺りも高度感のある急斜面なもののルンルン気分で歩けちゃいました。

ということでカロー谷~日原間は09/26の時点ではかなり歩きやすくなっていましたが、今年もかなり遅れたもののようやく秋の長雨の時期に入りましたし、これからは台風シーズンでもあるので、もともと地形の脆いところ、今後の天候次第では道の状態は予断を許さないということは念のため付け加えておきます。

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(シオジ美し、中段歩道のひとコマ・Part4)

そしてこれまた久しぶりに学校跡に降り立ったらあとはプレミアムモルツめがけて一直線、だったんですけど残念ながらお店はお休み。残念!でも先週はお休みだった酒屋さんが開いていたのでビールは無地確保できました。(^^)

そおいえば帰りのバスも先週ほどでないにしろ連休の割には少なくて、後の続行便は今週もガラガラだったのでしょうかねぇ。。。
 
・・・・・☆
 
◆ 2010.09.26 (Sun)   晴 後 曇
奥多摩駅 06:25→ 東日原 06:50- 一杯水 08:35/08:45- 三ツドッケ 09:00/09:15- 板形ノ峰東鞍部からの下降路横切る 10:10- 1460m圏緩斜面 10:40/10:55- 大栗山 12:10- ハナド岩 12:20/13:10- カロー谷 14:10- 巨樹コース合流 15:15- 東日原 15:30
 

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2010.09.19

木々美しき 都県界尾根北面の捲道を歩く

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(都県界尾根/長沢背稜北面捲道のひとコマ・Part1)

ふうぅ。ようやく気温が下がって溶けるような暑さから解放されてホッとしています。そんな訳で山へ行く気力もようやく出てきて、土曜(09/18)は三ヶ月ぶりに日原方面を歩いてきましたよ♪

ということで今回は倉沢スタートで長尾谷の水源林巡視路から長尾谷、そして仙元峠の西隣1400m圏峰へ突き上げる左又窪左岸尾根を登って仙元峠に出たら、長年懸案となっていた都県界尾根/長沢背稜北面(秩父側)の捲道を西へ、三ツドッケ北東尾根たるシャクナン尾根まで辿って三ツドッケに出るコースを歩いてきました。

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(長尾谷980m圏二俣附近)

奥多摩も今年に入ってから特にハイカーが増えた印象だったので、それなりに天気は良いし三連休初日の人出が気になっていたんですけど、まだ高い所へ向かっているのか想像よりかなり少なくちょっとホッとしました。ということで倉沢で降りたのもボク一人で、さっそく林道を歩きはじめます。

魚留橋を過ぎ、廃林道の終点でもあるワサビ沢出合手前の分岐に出たら今回は沢へ降りずに左の道を行きます。ひと登りで去年這い上がった箇所を通りかがったら(笑)あとはスムーズに行けるもの、と思っていたんですけど、その先の一旦左岸側を捲くところも若干わかりづらくなっていたし、

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(この先は水線に沿って遡行するしかない)

その先の930m圏の二俣から先の道が倒木に枝葉が散乱していて皆目わからず、自然と右岸側の枝沢沿いに延びる棒杭尾根に出そうな巡視路に入ってしまい20分ほどのロス。しばらく捜索しても道が見つからなかったので、ここは一旦沢に降りて水線に沿ってしばらく上がり、適当な所で右岸側を試しに高捲いてみるとあっさりと道が見つかりました。

再び道を辿ると林班標の立つ980m圏二俣附近の広場はすぐ先で、巡視路があるのはここまで。ここからはそのまま沢を行きますが水量も少ないのでビブラムでも難なく行けて、じきに左手から等量の左又窪が合わさる1040m圏の左又窪 センゲン前窪出合に到着。

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(左又窪左岸尾根・末端部はリッジ状の痩尾根)

この中間の尾根が目的の左又窪左岸尾根なのですが、末端部は少々急な岩尾根なので右の本谷側に入り、先の崩落地を登るのは・・・やっぱりやめて末端部に近い所から尾根に取り付きました。

幸いに急でぐずぐずな箇所はひと登りで終わり、しばらくはアセビの目立つ岩屑混じりの続きます。

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(左又窪左岸尾根・露岩がなくなると日原らしい林になる)

尾根が緩んでくるとミズナラ、ブナの日原らしい素敵な林に変わり、同時に枯れたスズタケも出てきますが今となっては若干触れる程度。あとはこのまま稜線だろうと思っていたら、途中左手からマーキングの付いた踏跡が合わさってビックリしてしまいました。

この先も2、3箇所ほど付いていましたけど、これは何かの道だったのか、それとも単に沢登り用なのか少々気になりました。そおいや去年長尾谷から枝尾根を上がったときも鹿道とは思えない妙な道形らしきものもあったんですよね。

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(仙元峠・大ブナの枝が折れて明るくなった)

そうこうしているうちに縦走路に出てしまいましたが、ここは最後のピークまで登りきってから東の仙元峠に向かいました。本当はここでランチにするつもりだったんですけど、予想外に早く曇ってしまったため遅くなってもいいから三ツドッケでとることにして、一息ついてから今回のメインとも言える北面捲道を探すべく久しぶりに北の仙元尾根を下り始めました。

ひと下りすると真新しい道標があって、そこから西へ分かれている切り開きが怪しかったんですけど、とりあえず確認のためにしばらく下ってみて周囲を確認してから、やっぱりコレが北面捲道かなぁということで戻ってさっそく突入。

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(都県界尾根北面捲道のひとコマ・Part2)

10年以上前はこの辺りもスズタケの藪に覆われていて、仙元尾根や仙元谷の径路も当然そんな藪道だったんですけど、当時から道を横切る明瞭な切り開きがあって、それが北面の捲道だとわかったのは花のひかりを始めた当初にも紹介した「回想の秩父多摩」を目にしてから。それから一部をちょこちょことは歩いていたんですけど、今回ようやくまとめて歩く気になったのです。

そんな訳で期待にワクワクしながら先を行くと、道は枯れたスズタケの中を細いながらも明瞭に延びていてこれで間違えない感じ。でもしばらくは稜線に近い所に延びているんですね。

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(都県界尾根北面捲道のひとコマ・Part3)

周囲のスズタケが枯れたせいで少々荒れた感じですけど、それでもブナの立派な木々が林立する北面の自然林はやはり素晴らしい。そして沢を横切る所はシオジやサワグルミなどの渓畔林もなかなか、カツラなのかタカノツメなのか周囲にはほのかに甘い香りも漂って良い感じです。

ただ今まで歩いた印象から暗い北面を行くので晴れた日を狙ったはずなのに予想外に早く曇ってしまったのがとにかく惜しい。カエデの類も多く紅葉も良さそうです。

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(都県界尾根北面捲道のひとコマ・Part4)

なおも先を行くと基本的に下り勾配となり、稜線よりそれなりに下がったところを通るようになりますが、道筋が薄いせいかどうしても上へ行く鹿道を拾ってしまい、そのたびに斜面を下ると道が見つかる感じ。

そしてカラマツ植林混じりになるとじきに仙元沢の径路を横切りますが、スズタケの枯れた今この辺りも仙元谷の径路の方に入り込み易いかも知れません。

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(三ツドッケの北面を捲くようになると大岩が次々と出てくる)

仙元谷の径路を横切ると三ツドッケの北面を捲くようになるせいか、大岩が次々現れて雰囲気がちょっと変わってきます。この辺りは今までとは違って林も荒れた感じがなくて、個人的には一番好ましいと思った区間でした。

そして行く先にシャクナン尾根が目の前に近づいてくると、ここから道はどう尾根を横切るのかが楽しみだったんですけど、尾根が近づくと道は今までのトラバース道から一転つづら折れに変わってシャクナン尾根に上がる段取り。

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(シャクナン尾根に上がりました・右が北面捲道)

尾根に上がった所は地図を見ると1470m圏のちょっとした鞍部で、西へは南方向と北方向へ道筋が延びていて北面捲道はどちらなのか悩んでしまうような五叉路になっているようにも見えます。

この先も気になるんですけど、お腹も減ったし時間も時間なので今回はここまで。行く先に聳える三ツドッケ北峰(やはりここもシロヤシオが多い)をフラフラ登り、下って三ツドッケへ登り返すとすでに14時近い時間になっていました。

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(蕎麦粒山と仙元峠を振り返る・三ツドッケより)

当然ながら曇っている上にこの時間ですから山頂には誰もいません。周囲を見渡してみると1700m以上の山にはガスがかかっていたので、それなりに展望が楽しめたこちらにしたのは結果正解だったのかも。あとはフラフラしながらランチをとって(笑)おとなしくそのまま東日原へ下りました。

そうそう東日原バス停手前のお店、長らくお店が開いている所を見てなかったんですけど、なんと若い方がおそば屋さんとして復活させていたのにも驚きました(喜び処 みんなのいえ、だそうです)。今回はお昼を食べたばかりだったので生ビールだけでしたけど、日原でプレミアムモルツの生で山行きを〆られるなんでなかなかオツじゃないですか~。(^^)

店主さんにお聞きしたところ本業があるのでしばらくは不定休だそうですが、どうやら寒くなってもやってくれそうな雰囲気。冬でも開いててくれると良いなぁ。その暁にはかの大日そばみたいに焼酎の蕎麦湯割なんて提案してみようかしらん。 
 
・・・・・☆
 
◆ 2010.09.18 (Sat)   曇 時々 晴
奥多摩駅 07:25→ 倉沢 07:45- 魚留橋 08:20-(20分ロス)- 長尾谷980m圏二俣 09:35/09:50- 左又窪 センゲン前窪出合 10:10- 仙元峠 11:15/11:25- 仙元谷径路横切る 12:55- シャクナン尾根(三ツドッケ北東尾根)1470m圏鞍部 13:25- 三ツドッケ 13:45/14:15- 一杯水 14:30- 東日原 15:45
 

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2010.06.03

シロヤシオを愛でつつ大平山から三ツドッケへ

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(シロヤシオ満開・七跳山から大クビレヘの下りしな)

とにかく間に合ってよかった~、というのが正直な感想でした。先週末天気が良くなくて歩けなかったのでね。(^^ゞ

水曜(06/02)は天気が良かったので久しぶりとなる平日山行。今回はゴンパ尾根~七跳尾根の水源林巡視路(七跳尾根を下から上がったのではない)から七跳山に上がり、秩父側の大平山を往復してから三ツドッケ、そして滝入ノ峰経由でヨコスズ尾根を降りる、というちょっとだけヒネったシロヤシオのお花見コースを組んで歩いてきました。

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(ゴンパ尾根~七跳尾根へ繋がる巡視路)

この日は早めに帰途につきたかったので、久しぶりに平日の一番バスでのスタート。さすがに歩き出しが早いだけあって小川谷林道の終点に着いたのもまだ8時過ぎです。今回はここから犬麦林道ではなく、一旦酉谷の方へ行き、廃林道の終点から涸れ沢に沿って延びている巡視路を辿ってみました。

この巡視路は本当に長らく気になっていた道で、この道が七跳尾根の中腹にある分岐に繋がっていることは予想がついていたのですが、実際に歩いてみるとほぼ全編植林の中、まず沢沿いに上がってから西側のゴンパ尾根の枝尾根に上がり、しばらく上がった所で東へトラバースして、1342m峰のすぐ上で七跳尾根と合流という段取りでした。

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(七跳尾根のひとコマ)

でもこういう植林の多い道はそれこそこういう機会でもないと歩く気がしないので、実際の趣はどうあれ、長年の疑問が解けたことがちょっと嬉しかったかも。あとはすでに新緑に染まっていた登山道をゆるゆる上がっていきます。

そして左手からゴンパ尾根を合わせると、すぐにトウゴクミツバツツジの紫が目に入り、その中をよ~く注視してみるといましたいましたシロヤシオ!盛り過ぎかと思っていたら蕾も落花もない満開状態でしたが、花は去年よりは明らかに少なく、去年の記事のようなシロの大きな塊をカメラに収めることはできませんでした。

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(七跳山~大クビレ間・花はともかく、シロが多い)

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(大平山の大クビレ・作業小屋がなくなった)

なのでとりあえず縦走路を突っ切って七跳山に上がり、去年から気になっていた北の大平山へ向かったのですが、歩いて早々に花こそ少ないものの、去年大平山へ寄らなかったことを後悔するようなシロヤシオの多さにはビックリ。

大クビレまではなぜか尾根の西側に咲いている花が多い傾向でしたが、大クビレに下り大平山へ登り返すと、今度は尾根の東側の方が花が多かったりして、この差はどうして??と思いつつもシロの多さにご機嫌です。しかし、この辺りは当たりでなくてもごく普通に咲いてくれるだけでシロヤシオを十二分に楽しめる区間なんですね。正直ナメてましたわ。

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(大平山への登りしな・こちらもシロが多い)

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(都県界尾根/長沢背稜縦走路のひとコマ)

大平山に着いたら直ちに来た道を引き返し、再び七跳山へ向かいます。本当は林道を歩いてから適当に都県界尾根に這い上がろうと思っていたんですけど、やはり道中のシロの多さには敵いません。

帰りは花を愛でつつ、行きしなにチェックしていた箇所で花を撮りつつ、そして途中の緩斜面でのんびりランチをとって七跳山に上がったら、ここから東へ下って縦走路へ降りました。縦走路・稜線上の道中はシロヤシオの「花」は少なく、トウゴクミツバツツジの方が目立つ感じ。

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(ハナド岩より、七跳尾根と酉谷山)

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(三ツドッケ北面はシロ・トウゴクミツバツツジともに見事だった)

それでも再び縦走路から離れて三ツドッケへの登りにさしかかると、なぜか北斜面のシロの花が増えだして、辿り着いた三ツドッケ北面の見事な咲きっぷりにビックリするやら嬉しいやら。ここもド満開の状態で、下手をするとこの辺りだけは去年よりも見事かも??と思ってしまったほどです。

そんな訳で展望の良い山頂なんかそっちのけで、お花を愛でつつ北側の周囲をウロウロ。心ゆくまで堪能したら山頂に上がり、一息ついたら下山をはじめました。

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(三ツドッケ北面にて)

稜線から離れて南の一杯水へ下り始めると、さすがにこの辺りからシロヤシオの落花がちょっと目につくようになりましたが、この分なら次の週末までは問題なくお花を楽しめると思います。

そして一杯水からヨコスズ尾根を下れば、新緑の中鮮やかな朱色を輝かせるヤマツツジが目に入り、ちょっとした岩場ではをを!今年もチチブドウダンとのご対面。

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(ヤマツツジとチチブドウダン)

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(ヨコスズ尾根のひとコマ)

チチブドウダンは花付きこそ良くないものの、そのまま尾根通しに上がった滝入ノ峰へ向かう道中もぼちぼち見られて、おかげで今年はかなり久しぶりにチチブドウダンを堪能できました。

そんな訳であとはルンルン気分で東日原に降りたのですが、なーんかバス停にはいっきさんがいるし、しかもカセージンさんもこの周辺を歩いていたとか。帰りのバスも妙に濃ゆい感じで(笑)平日に山を歩く人は本当に山が好きな人が多いんだなぁ、と思いつつ帰路に就いたのでした。
 
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(タワ尾根ノ頭のヘリポート・工事が始まったようです)

さて、かねてから画像掲示板の方で話題になっていた、滝谷ノ峰(タワ尾根ノ頭)附近にヘリポートがつくられるという話。小川谷林道の終点に↑↑こういうのがあって、どうやらすでに工事は始まっているようですね。

まぁ林道終点が資材置き場になると言う事は、以前AKIOさんから報告頂いたとおりに、どうやら喜右衛門尾根に工事用の作業道がつけられるようにも思えます。しかしヘリポートの完成するお盆以降、あの辺りがどう変わるのか少々気がかりです。
  
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◆ 2010.06.02 (Wed)   晴 時々 曇
奥多摩駅 06:02→ 東日原 06:25- かろう橋 07:05- 滝上谷橋 07:35- 林道終点 08:10/08:20- 七跳尾根合流 09:00- 七跳山 09:45- 大平山 10:20-(途中休憩40分)- 七跳山 11:45- ハナド岩 12:15- 三ツドッケ 12:40/13:00- 滝入ノ峰 13:55- 東日原 14:45
 

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2010.05.08

今年ももちろん熊倉山へ

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(宗屋敷尾根1003m峰附近)

歩いた当日に速報という形でお伝えしましたが、GWの後半の05/04は恒例のアカヤシオのお花見、ということでいつものコースで秩父の熊倉山へ行ってきました。

この日で山行き四連荘だというのに今回も武州日野駅から宗屋敷尾根の取付までてくてく歩いてのスタート。途中で宗屋敷尾根の全貌が見える所があるのですが、近年の例年だったらアカヤシオのピンクのポツポツが見えるのに、今年はほとんど見えません。ほんとうに一昔前のような感じなので、これは花の時期が早いだけなんだと思いたいんですけどやっぱり・・・。

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(時期が早かったのでイワウチワは豊富)

林道(秩父中央線)が分かれる取付に着いたら向かいの山ノ神に挨拶をしてさっそく宗屋敷尾根に取り付きます。

急な植林尾根をせっせと登って1003m峰からアカヤシオが出てくるのですが、盛りこそ過ぎているものの、時期が早いのかまだまだ綺麗になのがそれなりの量で咲き残っていてちょっとホッとしました。

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(宗屋敷尾根中部のひとコマ)

おかげで普段は探しまくるカタクリやイワウチワがただ歩くだけでごく普通に見つかるというか、なかなか多くてそれが救いでしょうか。ようやく雑木林に変わって、新緑のエナジーを浴びながらなおも急な尾根を登っていきます。

ただその次にアカヤシオが現れた辺りから花付きが悪くなったのは、今まで「花のひかり」でお伝えした傾向がそのままこちらでも当てはまる状況でした。

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(1284m峰附近より蝉笹方面)

それでも2006年のようなヒドさではなく、それなりに咲いている木もあって、しかも1284m峰附近では見頃に入ったばかりといった状況のせいか、咲く花咲く花どれも鮮やかな色で思わず目を奪われてしまいます。

そんな感じで花を愛でていると、ツツジはいろいろあれど個人的にはやっぱりアカが一番好みなんだなぁ、とつくづく思ってしまったのでした。(^^)

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(ギャップの底より東側を見上げる)

宗屋敷尾根は基本的に変わりなしだったのですが、ひとつだけキャップ手前の1370m圏峰へ上がる露岩の所のアカヤシオが風のせいなのか雪のせいなのか全部倒れていて、これがちょっと残念。

1370m圏峰に一旦上がってから、ピークを右に捲いてギャップの底に着けば、ここから上のアカヤシオは日当たりの良い所で花が咲きはじめた程度になります。

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(シラカケ岩より)

蝉笹に上がったらさっそく南のシラカケ岩へ向かいますが、今回の所は珍しく??貸し切り。今年は裏年の上に時期が早いせいもあってほぼ定点は↑↑こんな感じ。これでも咲いている所にピントを合わせたんですけどねぇ。。。

ただ稜線上の木はともかく、稜線の両側斜面にはそれなりに咲いている花が見られたし(コレが写真に撮れないのです!)、個人的に一番嬉しかったのが2006年辺りから傷んで枯れてしまった??と思われていたシラカケ岩や聖尾根1307m峰附近の木々が、久しぶりに枝を伸ばし始めて復活の兆しが垣間見られたこと。これは来年以降ちょっと楽しみになってきました。

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(咲いて間もないので花はどれも鮮やか)

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(色がどうも・・・登山道?は1307m峰西尾根経由??)

休憩を終えたら、今度は北の熊倉山へ向かい聖尾根を下りましたが、熊倉山の山頂付近には道迷い防止のためか注意を喚起する表示がいくつもされており、その上、聖尾根と谷津川林道(といっても山道ですよ)との分岐点には真っ赤な「通行止」の標識があって・・・

それでも、あぁ悪い子・・・と思いつつ先を行くと、1307m峰を前にしてなんと↑↑こんな真新しい道標が立っていてビックリ。「大血川」の文字が気になったので地図を広げて確認してみると、どうやら西尾根を通って大血川の林道に出そうな感じですけど、実際はどうでしょうか。

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(聖尾根1307m峰附近より)

1307m峰も見た目は寂しいですが、実際には尾根の脇の花がそこそこ咲いていてそれなりに楽しめました。あっ、あと今年はヒカゲツツジも少ないですねぇ。アカとヒカゲは花付きが連動しない傾向が強いんですけど、今年は同じ傾向でした。

聖尾根もフィックスロープが改めて張られた??ことを除けば去年と変わりはなく、例の捲道の分岐がある1060m圏ピークの所も変わらずで、下りにとる時はまだ判りづらいまま。なので聖尾根の下降も基本的に全くお勧めできない状況です。

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(ヒカゲツツジも今年は少ない)

そこさえこなせば、あとは芽吹きに徐々に濃くなる新緑を愛でつつ急な尾根を直滑降。802m峰も北側の植林が育って展望が利かなくなってきましたね。あと何年かするとこの展望も完全になくなるんだろうな。そんなことを思いつつ、今年も聖岩に寄ってから三峰口駅へ向かったのでした。

あっそうそう、802m峰から三峰口駅へ下る区間は分岐の標識が消え、道筋も不明瞭、その上倒木もぼちぼちあって下りだと特にわかりづらくなっています。忘れる所でした。(^^ゞ

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(時期が少し早いのでカタクリは豊富)

そおいや近年三峰口から池袋行きの直通電車に乗ると、以前は混んでいるとまでは言わないけど席がそこそこ埋まっていたのに今は空いてることが多いので何でかなぁ・・・と思ってたんですけど、今はロープウェイが廃止されてその上に三峯神社から西武秩父駅へ直通バスがあるんですよね。

なので駅前のおそば屋さんでギリギリまで飲んでも余裕で座れるのが嬉しい所。コレに乗れば西武秩父からの大混雑(芝桜の)も座ったままで行けるので、この時期に秩父の山へ行けるのはこの電車があるからこそ。それに帰りの車中で気がついたんですけど、今年はフジ(藤)の咲きっぷりが凄いですねぇ。この分のほんの一寸だけでいいからツツジにまわしてくれれば良かったのに・・・と思ってしまいました。

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(聖岩より・右より奥の▲が熊倉山)

最後に今年もしつこく例年と同じ事を申し上げますけど、今回のコースは登り下り共に道筋が不明瞭かつ急で、岩場も多く、「地形図とコンパスのみ」で確実な地形判断ができるスキルのある人向けのコースであって、お花目当てでガイド片手に安易に入れるコースでは決してありません。熊倉山は登山道/非登山道問わず今現在でも遭難の絶えない山です。この点を充分に留意されつつ、自らのスキルを冷静かつ謙虚に判断されて山歩きに臨まれることを切に願います。

ちなみに過去の様子はこちら。参考程度にどうぞ。(^_-)

2009年 【2009.04.29】
2008年 【2008.05.04】
2007年 【2007.05.05】
2006年 【2006.05.03】
2005年 【2005.04.30】
2004年 【2004.04.25】
 
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◆ 2010.05.04 (Teu)   晴
武州日野駅 06:50- 取付 07:30- 836m峰 08:20- 1003m峰 08:45/08:55- 1284m峰 09:45/09:55- シラカケ岩 10:50/11:45- 熊倉山 12:05- 1307m峰 12:30- 1165m峰 13:10- 802m峰 13:55- 聖岩(725m峰)14:10/14:20- 三峰口駅 14:55
 

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2010.04.21

アカヤシオ、下見で幸いでした。(^^)

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(また雪が・・・ウノタワへの道すがら)

しかし徐々に暖かくなっているとはいえ、不安定で寒暖の差の大きい日が続きますね。とはいっても四月の半ばの低山帯でまさかスノーハイクを楽しめる?とは思ってもいませんでしたヨ!

ということでこんなに雪が降ったのでは世附の廃道探訪も当然無理なので、今回はアカヤシオの下見でも・・・ということで名郷から鳥首峠に上がり大持山~武川山~二子山と縦走して芦ヶ久保駅に降りる、という久しぶりにヒネりなしの行程で歩いてきました。

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(この日唯一のかたくり・鳥首峠付近にて)

雪が降ったせいでしょうか?飯能からの湯ノ沢行きの一番バスは、意外や席が埋まる程度の乗客でしたけど、同じバスになんとAKIOさんがいらっしゃって(!)おかげで長い車中もあっという間でした。<(_ _)>

車窓から見えた有間山や蕨山はやはり真っ白。そして名郷で降りたハイカーの八割方は蕨山のようで、同じく蕨山へ向かわれるAKIOさんとはここで別れて、まずは鳥首峠を目指します。

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(ウノタワ・積雪は5~15cmほど)

鉱山施設から登山道に入り、施設を抜け白岩の集落跡あたりから雪が現れ、次第に雪を踏みつつ歩くようになりますが、積雪は多くても15cmほど。でも鳥首峠に上がると峠周辺も当然真っ白でお目当てのカタクリは全て雪の中。

なので休憩がてら隣の送電塔へ寄ったら、咲いていたのとまだ蕾なのが一株づつ見つかってホッとしました。おそらく峠付近も雪さえ降らなければ咲き始めた株がぼちぼちあったはずです。

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(大持山南の肩より)

そんな訳でここから先でお花は望めないので、スノーハイクに切り替えて先を行きます。正直花がないのは少々ガッカリなのですが、この辺りから大持山までは奥武蔵一の美林地帯が続くのでつまんなくなる訳はない訳で(笑)、途中で登山道を外れてウノタワの広大な緩斜面を思うままに歩いて、大持山へ向かいます。

妻坂峠からの尾根が合わさる南の肩に上がるとさすがに踏み跡が増えて、ここから大持山の間の雪はすでにシャーベット状になっていました。とりあえず大持山の山頂は素通りして、小持山方面へアカヤシオの確認です。

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(大持~小持間のアカヤシオ・まだこんな状態)

北側の開けた露岩辺りからアカヤシオがポツポツ現れるのですが、さすがに天候の不順が日が続いたせいでしょうか、蕾はまだ堅く、この辺りの見頃は今後の気温次第ではあるけど10日から二週間後ぐらい。花付きも予想よりは悪くなかったけど、思いっきり良いという感じではなさそうです。ただこの辺りは個体数が少ないので確定的なことは言えないんですけど・・・。

そんな様子に少々ホッとしたら、大持山~南の肩に戻り、妻坂峠へ急降下。こちらのカタクリ地帯も当然のごとく雪に覆われて花は見当たりません。足下の草花と言えば雪から顔を出したバイケイソウの葉っぱが少々のみといった具合。

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(武川岳山頂・周囲は泥濘)

妻坂峠に降り立っても花のある北斜面はやはり真っ白で、しかも今シーズンの積雪のせいか峠付近の倒木が多かったようで、その枝葉が斜面に散らばってそれも花が出るのを邪魔しているのではないかと思いました。

ここでお目当てのコガネネコノメやニリンソウが見られなかったのは正直痛いけど、コレばかりはもうしょうがないですネ。気を取り直して武川岳へ登り返します。この辺りから気温が上がってきたこともあって、雪は腐り、所々泥濘の箇所も出てきます。

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(焼山山頂・右に二子山)

30分ほどで武川岳に着くと山頂にはまだまだハイカーが沢山いましたが、それもランチをとっている間に綺麗にはけて、再び歩き出す頃には私一人だけになっていました。

今回武川岳からはかなり久しぶりに二子山方面へ入りましたが、改めて歩いてみるとこちらも雑木林の多い好ましい道のりですね。ただ所々現れる急降下の箇所が泥濘になっていて、その下降に少々気を遣います。

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(二子山直下のアカヤシオ・残った蕾も多い)

焼山付近はアカヤシオのいそうな雰囲気なんですけど、なぜか見つからず少々ガッカリでしたが、二子山直下の岩場にはやはりいました。

遠目で見た時は雪のせいで落下した花が目立っていた感じでしたけど、いざ近づいてみるとこの辺りでもまだ見頃に入った程度のようで、難を逃れた蕾も沢山残っていました。とはいえ、これでは綺麗な花は見つかりませんね。

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(二子山直下の岩場より・歩いてきた尾根と大持山を望む)

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(浅間神社・芽吹きはこの辺りから)

二子山からは沢ルートと尾根ルートの二手に分かれるんですけど、どちらも過去に二回歩いたことがあったので、ここで10円玉をまわして尾根ルートに決定(笑)。こちらの下りもなかなか急ですねぇ。ただこちらも意外に雑木林があって雰囲気は決して悪くないです。

そして30分ほどで岩コブの上に建つ浅間神社に降り立つと、なんとここにもアカヤシオがいてビックリ。確かにここはいそうな雰囲気だけど、ここは標高が低すぎると思い込んでいたのでした。

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(この日一番状態の良かったアカヤシオでした)

標高から見ても浅間神社はアカヤシオが奥武蔵で一番早く咲き出す所かも知れませんね。花の盛りは当然過ぎていてほとんど落花していたものの、この日一番状態の良い花を見られたのは実はここでした。

浅間神社を過ぎると徐々に木々が芽吹き始め、最後の兵ノ沢の辺りは新緑に、スミレの類やマルバコンロンソウなどが現れてなかなか楽しい道のり。そして最後の最後になってようやくトウゴクサバノオにも逢えて、山の中ではダメだった花も、終わりよければ全て良し。あとはほくほく気分で芦ヶ久保駅へ向かったのでした。(^^)

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(兵ノ沢登山口もこんな感じになった)

ということでこの日が本チャンだった方には申し訳ないのですが、下見でほんとうに良かったと思いました。先週の坪山のヒカゲツツジだってこうなってみると、神の御業か天の配剤か本当にラッキーでした。今後の気温次第ではもちろんありますが、このぶんで行くとアカの見頃はGWに入ってからになりそうですね。

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◆ 2010.04.18 (Sun)   晴 時々 曇
飯能駅 07:10→ 名郷 08:10- 鳥首峠 09:30/09:40- ウノタワ 10:20- 大持山 11:05/11:40- 妻坂峠 12:15/12:25- 武川岳 12:50/13:30- 焼山 14:25/14:40- 二子山 15:15/15:35- 浅間神社 16:05/16:20- 芦ヶ久保駅 16:50
 

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2010.03.16

マンサクを探しに棒ノ折山へ

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(棒ノ折山北東尾根上部のひとコマ・Part1)

しっかし今シーズンは雪が降って欲しいときに降らないで、いらん時に今シーズン一のまとまった雪が降るんですから本当に困りもの。と言う訳で週末は気温がかなり上がったものの、これでは世附(世附川流域の山々)の廃道探訪は当然無理な話。

なので今回(03/14)は早春の花の様子を見に棒ノ折山(棒ノ嶺)でした。去年アカヤシオの時期に下った白谷沢のその意外な花の多さに驚いたので、少し早い今の時期の白谷沢の様子を見ておきたかったのです。

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(白谷沢のひとコマ)

ということで今回はさわらびの湯からのスタート。湯ノ沢行きのバスは大パーティが乗っていたものの、こちらから歩き出す人は意外に少なく、まずはダムに上がって白谷沢の登山口を目指します。

ダムに上がると有間山が目に入るのですが山はさすがに白くて、この様子だと棒ノ折山の山頂は人が多いからグチャグチャかなぁ・・・などと思いつつ登山口に着いたらさっそく山道に入ります。

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(ハナネコノメ、コチャルメルソウは咲き始め)

白谷沢の道は沢に沿いつつ、何度も渡り返し、そして廊下を行き、時には滝を横目にそのすぐ脇を登る、というように沢の水量が豊富なこともあって、なかなか侮れない風光明媚な道のりです。

ただ狙っていたハナネコノメやコチャルメルソウ、ツルネコノメソウはまだまだ咲き始め。それでも咲いているのが見つかったので良し、と言う所で、お花はもう一週間遅い方が良かったようです。

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(棒ノ折山北東尾根上部のひとコマ・Part2)

沢の流れが穏やかになるともう林道は間近。ただこの辺りから周囲は雪に覆われるようになって、これでは野の花はもう望めません。となるとあとは狙ってもなかなか逢えない「あの花」だけか。

林道に上がり、すぐ先にある東屋で少し休んだら、次は左手の岩茸石を目指すのではなく、右手の北東尾根の枝尾根に取り付いて山頂を目指しました。

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(マンサクは丸三年ぶり。でも沢山咲いていました)

緩くなった雪面を分けつつ植林の中をせっせと登り、登って登って、植林が切れると、そこは北東尾根上部の緩斜面。初訪の折りは落ち葉の絨毯だったこの緩斜面も今は真っ白な雪に覆われ、青い空との対比がとにかく見事で、おもわず周囲を彷徨うようにウロウロ。

そんなこんなでのんびりしてしまい、結局頃合いも良くなってしまったので、ランチもここになってしまいました。

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(ここまで来れば山頂は近い)

ランチ中、ボーッと周囲を眺めていたら、ふと枝の周りが妙に黄色くなっている所が目に入ったので、マンサクだと良いけどこれはおそらくダンコウバイだろうなぁ、と思って確認してみると、なんとそれはマンサク!!

放し飼いのマンサクなんて丸三年ぶりの事なので思わず狂喜していると、一回見つかれば次々と見つかるもので(笑)ここはこんなにマンサクのある所だったのか、と思ってしまうほど。おかげで近年、探しても探しても悉く見つからなかった今までの鬱憤を一気に晴らしてくれました。(^^)(^^)

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(棒ノ折山山頂・意外に雪が残っていた)

さすがに13時過ぎだと棒ノ折山の山頂も人は少なめ。ただ山頂にも雪が意外に残っていて泥濘になっている箇所は一部。状態が悪くなかったのはこれまた意外でした。

ここで周囲の展望を楽しんだら、あとは滝ノ平尾根を下ってさわらびの湯へ。この尾根も西側の雑木林にマンサクがけっこう見られる楽しい道のり。今回もなかなか収穫のある道のりだったなぁ、と時折くしゃみを交えつつ(笑)ほくほく気分で下って行ったのでした。

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◆ 2010.03.14 (Sun)   快晴
さわらびの湯 08:10- 白谷沢登山口 08:35- 林道の東屋 10:10/10:25-(途中休憩70分)- 棒ノ折山 13:10/13:20- 岩茸石 14:00- さわらびの湯 15:30
 

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2010.01.22

今年は百尋ノ滝からグミノ滝へ氷瀑ツアー

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(百尋ノ滝・今シーズン最大かも?2009.01.18現在)

報告が遅れましたが、実は今週はもう一日氷瀑めあてで・・・(^^ゞ

ということでもうおわかりの事でしょうけど、今シーズンは百尋ノ滝からグミの滝へと、去年とは逆の山行き。まずは川乗橋から百尋ノ滝へ行き、それから川乗林道を離岩尾根末端の1154m峰北鞍部まで延々と歩いてから離岩尾根を上がり、蕎麦粒山~三ツドッケを長沢背稜/都県界尾根を縦走。そしてグミノ滝に降りて浦山の川俣に出るコースを歩いてきました。

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(離岩尾根1154m峰北鞍部より鳥屋戸尾根の東面を望む)

快晴とはいえ、寒い真冬の平日の早朝とあっては日原行きのバスからしてすでに貸し切り。結局この日は川俣へ下るまで終日ひとり旅でした。ちなみに滝の方は月曜の段階で↑↑↓↓の状態で、昨日一昨日と異常に暖かい日が続いた事を考えるとこの日が今シーズン最大の氷結具合になるかもしれませんネ。

百尋ノ滝からは川乗林道~離岩尾根を辿って都県界尾根に上がりましたけど、こちらはわかっちゃいましたけどほぼ全編植林の尾根。ただそのお陰で藪が少なく歩きやすかったのは確かでしょうか。ここは一度アカヤシオの時に再訪してみたいと思ってます。

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(仙元峠・積雪は多くても10cmほど)

桂谷ノ頭に出たらあとは長沢背稜/都県界尾根を西へ。そおいや東から蕎麦粒山へ上がったのってかなり久しぶりだったことに登りだしてから気がつきました。いつも見下ろしている東へ延びる防火帯の急斜面は実際に登るとさほどでもないんですね。

蕎麦粒山を過ぎると稜線上には雪が目立ってきますが、雪は多くても10cmほど。寒い日が続いたせいか雪はさらさら。今回はお気楽な行程という事もあって三ツドッケまでは尾根道・捲道を交えつつルンルン気分で歩けました。

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(三ツドッケより、雲取天祖ウトウ方面)

平日だけど天気は良いし、丁度お昼時だしここは誰かいるだろう、と思っていた三ツドッケもこの日はなんと貸し切り。お陰で何の気兼ねもなく山頂でのんびりランチをとれて、そのあとは一杯水に寄ってからグミの滝へ。

驚いたのはこの時期の仙元谷の径路にトレースがついていたこと。道自体は一年の間に良くも悪くもなっていない感じで、ワサビ田跡からグミノ滝を捲く間にある沢のトラバースも相変わらず。今年のエアリアからこのコースを削除するという話もこれではしょうがないのかもしれません。

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(グミノ滝・2009.01.18現在)

グミノ滝の方は一応去年並に凍っていましたけど、全体的に何となくデロッとしてイマイチ締まりがない感じでした。それでも沢で見かける氷の造形は川苔谷よりもこちらの方が数段楽しめ、お陰でのんびりしてしまって(笑)当初は余裕があるはずだった帰りのバスの時間も実際にはギリギリになってしまったのでした。
 
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◆ 2010.01.18 (Mon)   快晴
奥多摩駅 07:02→ 川乗橋 07:15- 細倉橋 07:55- 百尋ノ滝 08:40/08:45- 1154m峰北鞍部 09:30/09:40- 蕎麦粒山 10:30- 仙元峠 10:45- 三ツドッケ 11:50/12:30- 一杯水 12:45- グミノ滝 13:40/13:55- シゴー平 14:45- 浦山大日堂 15:25/15:40→ 西武秩父駅前 16:04
 

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