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2010.10.04

三頭山の底力を感じる南北の縦走

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(玉川源流部の渓畔林)

そこそこ涼しくなったとはいえこの夏の影響で紅葉は相変わらず遅れ気味ですね。週末の山行きはいろいろあって日曜日(10/02)になってしまい、その上休んでいるウチに気が変わってしまって日原でなく当初は行くつもりのなかった三頭山へ行ってしまいました。かなり久しぶりに。

ということで今回は秋川側のハチザス沢 三頭沢中間尾根を登路に採り、大沢山~三頭山へ上がったら左廻りで北面捲道を周回。再び三頭山に戻った後は、小菅側の玉川をそのまま下るコースを歩いてきました。

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(ハチザス沢 三頭沢中間尾根・1149m峰を過ぎた辺り)

三頭山も久しぶりだけど秋川側から登るなんてもっと久しぶりで、前は何時歩いたかも忘れているぐらい久しぶり。五日市からの数馬行きバスもハセツネを控えているせいか、お客はトレランさんが圧倒的で登山者が少なかったのもビックリでしたが、歩き出し早々車に乗っていたyamyamさんから声をかけられたのもこれまたビックリ。

今回は手前の尾根を登るので都民の森までのお誘いを丁重にお断りして都道を行き、まもなく出てくる蜂巣沢橋でハチザス沢を渡ればそこはもう目的のハチザス沢と三頭沢の中間尾根。ここでどう尾根に取り付こうかなぁ・・・と考えていたら、ここで出会った地元の方から蜂巣沢橋の袂から延びている道に入ると三頭山へ行けると聞いて、さっそく辿ってみることにしました。

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(さすが三頭山・こういうブナが簡単に見つかる)

橋の左岸側の袂に戻るとそこにはしっかりした道が延びていて、さっそく入ってひと登りすると「三頭山方面は右へ」という看板の立つ分岐があってまたまたビックリ。これならあとは楽に行けるのだろうな~と思っていたら、またしばらく行った所に分岐があって、これが実際の所どちらがいいのか区別のつかない分岐でちょっと困ってしまいました。

まぁどっちを登るにしてもあまり問題はないので(笑)見た目しっかりしてそうな右の道を採ったのですが、やはりというかそれも枝沢沿いに行ってしばらく行くと途絶えてしまい、しょうがないのであとはそのままその枝沢を詰めてハチザス沢と三頭沢の中間尾根に這い上がりました。

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(三頭山避難小屋)

中間尾根に上がれば後はひたすらに登るだけで、尾根上は意外にスッキリした雑木や植林の尾根で思いの外いい雰囲気。1149m峰を過ぎると右手から今は通行止めになっている「深山の路」が合わさり、藪もなくなります。

そして尾根が右へ曲がって登り切った、都民の森の1300m標識のあるピークが熊倉山(1305m)でしょう。そこから北へゆるく下るとまた右手から「石山の路」(こちらは通行可)が合わさり、この辺りから三頭山らしく尾根右手には立派なミズナラやブナが次々と現れました。この辺りは都民の森だからといって食わず嫌いな所があるのは確かだけど、この自然林の様子を見てしまうとやはり三頭沢の流域は一度きっちり歩いておかなければいけないですね。

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(三頭山北面捲道のひとコマ・Part1)

立派な木々を見つける度に触ったりカメラに収めたりしつつ登っていくと、さほどの時間もかからずに笹尾根と合流。お花もヤマトリカブトにアキノキリンソウ、シロヨメナ、オヤマボクチ辺りが目立つぐらいでやはり少ないです。そして大沢山を越えて、避難小屋に降りるとハイカーが一気に増えるだろうな、と言う予想はあっけなく外れて、三頭山へ上がるまでにわずか数名とすれ違ったのみ。

この日は良くない予報が出ていたのでみんな土曜に歩いてしまったのでしょうね。三頭山の山頂もパラパラの人出でこれもビックリというか個人的には非常に嬉しいことでした。とはいえランチをとるには早すぎるので、一息ついたら北のヌカザス尾根を下り北面捲道の周回に入ります。

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(三頭山北面捲道のひとコマ・Part2)

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(三頭山~鶴峠の稜線上もなかなか ^^)

ヌカザス尾根・北面捲道・三頭山~鶴峠の稜線いずれも紅葉は一部低木を除いてまだまだで周囲は一面緑ですけど、その緑も色が微妙に抜けかけて紅葉シーズンもそろそろかな、と言った様子。この辺りを緑の時期に歩くのはかなり久しぶりだったんですけど、やはりというか下草が減りましたね。

それでもこの辺りの自然林はやはり素晴らしいです。そんな中をてくてく歩いて、捲道から西の稜線に戻ると再び晴れてきたのも意外で嬉しいことでした。もしかすると土曜日よりも天気は良かったかも知れません。

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(権現山稜と大茅尾根・牛飼尾根を見下ろす)

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(三頭山西峰・思いの外、人が少ない)

当初は三頭山山頂手前の露岩辺りでランチのつもりだったんですけど、先の山頂の人出を見る限り大丈夫そうな感じだったのでそのまま山頂へ。実際山頂に戻るとやはり閑散としていてベンチも余裕で確保できました。午後になっても晴れ間は覗くし、三頭なのに人が怖ろしく少ないし、山行きをこの日にして本当にラッキーでした。

でもすでに展望は楽しめなくなってるし、帰りのバスのこともあるので、休憩は控えめにして30分ほどで下山を始めます。とはいえ今回は玉川を下るのでそのまま北西側の沢筋へ・・・(^^;;;

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(シオジの大木)

北面捲道が玉川を横切る辺りの様子からして、その下りだしから実はかなり期待していたんですけど、実際に下ってみるとその期待にそぐわぬ、と言うよりその期待以上の林が広がっていて、適当に下りながらも思わずほくそ笑んでしまうような素晴らしさ。

そんな訳でのっけから周囲をウロウロしつつシオジの大木を愛でたり、乗り越えたり。でも沢の斜面を横切る鹿道もかなり目立ちました。やはりこの辺りもシカ徐々にが増えていますね。

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(玉川上流部は渓畔林が素敵でした)

数時間前は玉川を東から西へ横切ったのに、今度は北面捲き道を突っ切るのもなんか不思議な感じです。北面捲道からひと下りでようやく水流が現れましたが、それも長くは続かず再び伏流になってしまいました。

それでも相変わらず渓畔林は美しいし、さしたる滝場はないし、普通に歩く分には本当に楽しいと思いますけど、遡行的な妙味がほっとんどないのは確かかも(笑)。

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(6mを越えるトチの大木)

下るにつれ倒木が増え、沢筋はやや荒れた感じになる所もありますが、それでも見所もまだまだあって下っていても飽きません。

そして右岸側にワサビ田跡を見ると沢床が広がり、もうどこでも歩ける感じ。しばらく下ると沢なのに一面壁のような植林になって驚きましたがそれもすぐに抜けて、今度は伐採跡のような明るい広がりに変わると、間もなく右岸側に現れた作業小屋の脇に出て、その先には明瞭な道が延びていました。

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(ワサビ田跡を見ると林道は近い)

その道をひと下りすると右手から入小沢ノ峰からの画然とした登山道?と合流。あとはスイスイ下れます。当初はごく普通の山道だったのが、いつの間にやら林道に変わっていて、あとはチンタラと玉川のバス停へ向かったのでした。

今回は久しく訪れていない、という理由だけで何となく三頭山に決めてしまったんですけど、実際歩いてみるとこれがまた新たな発見というか、三頭山のさらなる奥深さを感じる山行きになったのは神の御業でしょうか。天気も思いの外良かったし、とにかく良い山行きになったことに感謝感謝の一日。おかげで新たな課題もできましたしね。。。(^^)
 
・・・・・☆
 
◆ 2010.10.03 (Sun)   晴 後 曇
武蔵五日市駅 07:10→ 数馬 08:15- 蜂巣沢橋 08:30- 1149m峰 09:30- 熊倉山 09:55- 大沢山 10:30/10:40- 三頭山 10:55- 鶴峠分岐 11:15- 三頭山~鶴峠稜線の分岐 11:55- 三頭山 12:45/13:20- 北面捲道突っ切る 13:40- 登山道?合流 14:40- 玉川BS 15:15
 

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