2009.11.10

オッ立~お坊山・美しき雑木林の山山

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(オッ立南尾根<スミ沢 大鹿川中間尾根>のひとコマ)

しかしこの秋はけっこう天気に恵まれているような気がしてますが、先週末も良い天気に恵まれましたね。そんな訳でさきの土曜日(11/07)は錦繍の日原から離れて錦繍の南大菩薩?? スミ沢と大鹿川の中間尾根たるオッ立南尾根を登路にとり、オッ立からは稜線を大鹿峠~お坊山と辿ってお坊山南尾根を降りるコースを組んで歩いてみました。

よくよく考えてみると笹子駅から歩き出すのってかなり久しぶりのような気がします。この日は少し遅めのスタートという事もあって駅は臨時の駅員さんも入ってなかなかの人出。たまにはこういう雰囲気も悪くないですね。

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(スミ沢に降りたところ)

行きしなの車窓では紅葉の色の冴えが今ひとつだったので少々心配していたんですけど、こちらはそこそこ綺麗に色づいていて一安心。まずはスミ沢コースの登山口でもある道証地蔵を目指します。

見頃になった紅葉を愛でつつ林道を一時間ほど歩くと道証地蔵に到着。最初はオッ立南尾根の末端が見えるところまで林道を行こうとして少し様子見したんですけど、パッと見どうも大鹿川へ降りる所がなさそうなのでとりあえず登山道から様子を見つつ入ってみることにしました。

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(オッ立南尾根のひとコマ・Part2)

通い慣れたスミ沢コースもそのほとんど全てが下りの記憶しかないせいか、登りだとずいぶん印象が違うものですネ。一がんばりでスミ沢手前の送電塔に着くと、ここから登山道と別れて適当にスミ沢へ下ろうとしたんですけど、こちらにも巡視路が通っていて難なくスミ沢に降り立ちました。

巡視路はここで対岸へ移って植林の急な斜面をジグザグに登っていくとじきに緩斜面に変わり、945m峰の北鞍部で南尾根上に上がります。まずは送電塔の建つ945mに寄ると、梢越しながら大鹿川側の山肌はいい感じで色づいているし、行く先にはすでに落葉を終えたオッ立の山頂。そしてこれまた綺麗に色づいている尾根中間のピークが見えるんですけど、なんとそこには植林が見あたらない!(^^)

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(紅いのもなかなか見事だった・イロハモミジ)

そんな様子に心躍らせつつまずは雑木と植林に分けられた尾根を辿り始めます。こちらも紅葉の中をのろのろ愛でながら行く感じ。しかし植林はすぐに途切れて一旦尾根が緩むと1020m圏のピークに上がり、コナラ・ミズナラのすっきりした疎林に変わって紅葉はここからが本番でした。

カエデの類は少ないので紅は少ないけど、緑にオレンジ黄色に色づいた木々が日差しに照らされて輝く光景はなかなか見事。個人的な予想ではこのまま登っていくにつれ落葉してきてオッ立かなぁ、と思っていたんですけど・・・

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(オッ立山頂)

徐々に登ってコナラ・ミズナラが落葉し始めると、ここで今が盛りの真っ赤に色づいたイロハモミジが次々現れてビックリするやら嬉しいやら。急な尾根にもかかわらずカエデ求めて左に右にウロウロしてしまいます。

そんなカエデもなくなると尾根上には灌木が徐々にはびこりだし、じきにこれまたスッキリとした木々に囲まれたオッ立の山頂に着きました。

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(大鹿峠への下りしな)

ふかふかの落ち葉に座って梢越しに滝子山や大谷ヶ丸をみつつ少し休憩。オッ立は縦走路が北を捲いているので静かで落ち着けます。そんな心地よさに長居しそうになってしまいますが、お昼はお坊山と決めていたので休憩もほどほどに次はお坊山を目指します。

歩き出してまず驚いたのが稜線の雑木林のその美しさ。この辺りは昔はともかく、近年は初夏や盛夏のお花見の時しか歩いていないことをこの時ハッと思い出したんですけど、やっぱり落葉して裸木になると周囲の雰囲気は一変しますね。

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(大鹿峠への下りしな・バックはお坊山)

そんな木々を愛でつつ、新鮮な落ち葉を踏みしめつつ、そして復活してきた紅葉を愛でつつ歩く大鹿峠までの道のりは、ボクは今までここで何を見ていたんだろう、と思わず自問自答してしまうような素晴らしい道のりでもありました。

思いの外早く大鹿峠に着いたら一息ついてお坊山へ登り返します。

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(大谷ヶ丸と滝子山・お坊山のジャンクションピークより)

こちらは北斜面のせいかすでに落葉を終えていて、日陰の中淡々と登っていくのみ。それでも40分ほどで西峰と東峰のジャンクションピークに上がったら、お腹が減っていることもあって西峰は割愛してただちに東峰へ向かいました。

東峰に着いた時点ですでに13時。でも笹子へ直滑降できる南尾根があるのでまだまだ時間に余裕があります。それにここは広々としていつ訪れても気持ちの良いところ。そんな雰囲気にランチの後は昼寝までしてしまいました。

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(お坊山南尾根のひとコマ)

とはいえこの日はこの後に準メインも残しているので14時を過ぎたところで下山開始。そのまま南尾根を下り始めます。

下りだしは灌木がちょっと煩く、じきにそんな灌木がなくなるとスッキリしたミズナラ疎林に変わって急降下が始まります。スイスイ降りられるせいかじきに木々が色づいてきますが、ここでも紅が見たいな~、などとタワケた願望が。。。(笑)

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(お坊山南尾根のひとコマ・Part2)

すると1109m峰の手前辺りで↑↑が願望通りに現れてくれて本当にビックリ! ありがとう、もう贅沢はいいません!

・・・などと心の中でつぶやきながら下っていくとまもなく送電塔の建つ819.9m峰に到着。今まで登りにとって悉く途中で頓挫していたここからの送電線巡視路もようやく完全にトレースでき、下で見かけた山ノ神に道中の無事を感謝したらあとは笹子へ向かったのでした。

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(今年も行ってきますた~ ^^)

さてさてこの時期と笹子と言えばもうおわかりの方も多いでしょう、な 笹一酒造の新酒フェアはやっぱりハズせません。去年からコップ代100円が別途かかるようになってますが、そこはやはりお酒が飲み放題!?ですからねぇ。(^^) おつまみはふろふきやでんがくがんまかったけど、今回初めて食べてみた牛すじの煮込みがマジでうまー!あれ食べるとあとはお好み焼きで〆たくなっちゃうんだけど、もうお酒をけっこう飲んでたんで我慢しました(笑)。

おかげで帰りは久しぶりに電車を乗り越してしまいましたが、被害はさほどでなく助かりました。ちなみにフェアの方は今週末(11/14・15)までやってますので、寄られた方におかれましてはボクのように帰途遭難なきようくれぐれもお気をつけください(笑)。 

・・・・・☆
 
◆ 2009.11.07 (Sat)  (快晴に近い)晴
笹子駅 08:10- 道証地蔵 09:25- 945m峰 10:00/10:10- オッ立 11:35/11:50- 大鹿峠 12:20- お坊山(東峰)13:00/14:05- 819.9m峰 14:50- 笹子駅 15:30
 

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2009.09.15

富士をお供に・初秋の小金沢連嶺と南大菩薩

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(石丸峠附近より)

しかし9月に入って今までの鬱憤を晴らすかのように好天が続きますねー。先週末も日曜(09/13)がきっちり晴れてくれて、今回選んだのは御坂と同様、今年の盛夏は全く訪れなかった南大菩薩。バスの事もあって石丸峠から米背負峠までお花の様子を見つつさらりと歩いてきました。

甲斐大和からのバスに乗るのは彼のバス運行初日以来ほぼ一年ぶり。この日も満員御礼で20分後に臨時便が出るとの盛況ぶりでしたが20分の差は大きいので最初のバスに乗ったんですけど、バスが小屋平に着き、出発の準備をしていたら5分と経たずに後の臨時便がやって来たのにはかなりガックリ。

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(狼平より天狗棚・熊沢山を振り返る)

それでも空は晴れ渡り、涼しい風が吹き抜ける爽快な朝とあっては気分が悪い訳ありません。若干色づき始めたカラマツ林の中をせっせと歩いて40分ほどで石丸峠に到着。風が強いわ!でも東側はまだ曇っているものの、正面には富士。そして西側には南アの主立った山ほぼ全山が久しぶりに見渡せて、しばらくは展望を楽しみながら歩く感じ。

天狗棚は風が強すぎたので一旦下った狼平でようやく一息つけ、それから小金沢山へ向かいます。でもわかっていた事とは云え草原にはお花がほとんどいませんでした。ウメバチソウにハコネギクを数株見かけるぐらいだとちょっと淋しいですね。。。

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(牛奥ノ雁ヶ腹摺山から賽ノ河原への下りしな)

小金沢山には周囲のサラサドウダンがすこし色づいていました。そしてここからは好天の許、気持ちの良い稜線歩きの楽しめる所で、ここは歩くのが楽しかったところ。ただお花は先ほどのとプラスしてアキノキリンソウにキオンが一株。。。

それも牛奥ノ雁ヶ腹摺山を越えて賽ノ河原へ下ると、終わりかけながらマルバダケブキ、ツリガネニンジン、ノコギリソウ、ウスユキソウ、ノコンギク、ハンゴンソウと徐々にお花の種類が増えてきて、こちらも徐々に楽しくなってきます。

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(こちらのヤマトリカブトもとうとう??・黒岳の広葉樹林にて)

黒岳山頂の周りが少し伐採され、周囲が明るい雰囲気が変わっていたのには驚きましたが、今回一番驚いたというか驚愕したのがその下の広葉樹林に生えるヤマトリカブトの事。どこを見ても↑↑↑のようなのばっかりで、あの一帯のトリカブトの9割ぐらいは丸裸になっていました。これを見た瞬間は2000年代前半から丹沢で猛威をふるっている病気(テングス病??)か??と思ったんですけど・・・

彼の病気の特徴でもある黒く変色して枯れるような株は見られないようだし、よ~く見てみると葉も花もキレイに取られている感じにも見えるので、もしかして動物が食べた??。それでも例えばシカ(毒草でも啄む姿を確認済)がこんなに器用に花と葉っぱだけを食べられるともあまり思えないし・・・実際はどうなのでしょうね。とにかく病気だったりすると丹沢ではその影響が長期間続いているのでかなりやっかいなことにはなりそうなのは確実です。来年以降、周辺のトリカブトは要注意かもしれません。

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(白谷ノ丸より)

せっかくの自然林をあまり愛でる事もなく緩く登り返すとそこはもう白谷ノ丸の草原ですが、残念!この日は先客さんがいたので、さっさとケルンのあるピークへ移動します。でも総量では減ってはいるもののさすがにお花が増えて、ヤマハハコにタムラソウ、ノハラアザミ、ヒメヒゴタイ、ハバヤマボクチ、タチコゴメグサ、コウゾリナ、カイフウロ、ヨツバヒヨドリ、ハンゴンソウ、セイタカトウヒレン、シシウド、マツムシソウ。

ケルンのピークで展望を楽しみながらのんびりランチをとったら、また先を行きます。湯ノ沢峠への下りしなではヤハズハハコにノブキ、シオガマギク、そしてゴマナ。先週の横尾山では終わりかけだったので綺麗なゴマナを見れられたのがちょっと嬉しかったです。

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(この日見かけたお花の一部)

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(大蔵高丸より)

湯ノ沢峠から秋の花咲く草原を抜けて、大蔵高丸に着くとやはりお花はここからが本番でした。良くても盛りすぎ、大抵はそろそろ終わり近かったんですけど前述の花花が濃くなって、以前に比べると花の減った今でもまだまだ見応えがあります。

そしてハマイバ丸を過ぎて天下石へ向かうと、近年一番ヤブの濃かったこの辺りの道にもようやく刈り払いが入って、すこぶる歩きやすくなっていました。

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(ハンゴンソウはまだまだ盛り)

ハマイバ丸から一段下るとここでヤマハッカの登場。花はさすがに盛りで、実はこの花を見るまでヤマハッカの存在をすっかり忘れていたのは秘密です(笑)。まぁこれは今年の盛夏に御坂へ行かなかったせいでしょうけど。。。

やがて天下石が現れると長く続いた草原歩きもお終い。樹林帯に入るとまたヤマトリカブトが出てきましたけど、こちらの方は黒岳のと違ってどれもしっかりと葉っぱを付けて花を咲かせていたので本当にホッとしました。

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(天下石への下りしな・中央は大谷ヶ丸)

ところで米背負峠といえば、自分で勝手にブナハバチ基準木にしているブナがあって、その状態が気がかりでまたまたドキドキしながら峠へ下ると、いましたいました!よかったー、まだ生きていました。とはいえ葉は僅かしか展開させていないし、その葉も実は喰われている(笑)。

でも葉を喰われていても春先からの葉のままで、周囲のブナも同じような感じ。ハバチの発生は今年も小規模にとどまった模様です。

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(米背負峠のこのブナも何とか生きながらえていた)

周囲の自然林が美しい米背負峠ではこれまた忘れかけていたアズマレイジンソウを見つけて、それをカメラに収めたら、ここから稜線を離れて米背負沢の道に入ります。

米背負沢の道は近年ほぼ放置状態で若干荒れていたのですが、去年の夏以降最小限ながら道の改修が入った模様で、草や藪の被る箇所はあるものの慎重に行けば道筋をたどれるようになっていましたし、道標も増えたので今の段階なら初心者でなければそれなりに歩けるでしょう。ただ、また大雨でも降れば倒木が道を簡単にふさいで判り辛くするでしょうから、基本的にはある程度慣れた人向けの道である事に変わりはないと思います。

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(米背負沢の道は最低限ながら改修された)

30分ほどで登山口に出たらあとは林道歩きを残すだけ。途中でショートカットしたお陰で県道までは一時間とかからなかったので、バスの時間に余裕があり、久しぶりにそのまま甲斐大和へ向かいました。

とはいえもう16時を過ぎているので田野の湯が終わっているのがとにかく残念。福祉施設なのでビールは買えないけど、お湯が大変に良い(個人的には天目山温泉より断然良いと思っている)のでここは時間が合えば浸かりたい温泉なんですよね~。
 
・・・・・☆

◆ 2009.09.13 (Sun)  晴 時々 曇 
甲斐大和駅 08:10→ 小屋平 09:00- 石丸峠 09:40- 小金沢山 10:25/10:35- 牛奥ノ雁ヶ腹摺山 11:00- 黒岳 11:55- 白谷ノ丸 12:10/12:55- 湯ノ沢峠 13:15- 大蔵高丸 13:40- ハマイバ丸 14:05/14:15- 米背負峠 14:55/15:05- 登山口(大蔵沢二号橋)15:30- 県道の大蔵沢橋 16:15- 甲斐大和駅 17:05
 

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2009.06.15

初夏の小金沢連嶺・ツツジを愛でる稜線

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(狼平より小金沢山)

梅雨入り前後のせいか今ひとつ不安定な天気や個人的な所用もあって久しぶりに山行きが二週程あいてしまいましたが、今週の土曜(06/13)はさすがに天気もそれなりに良かったので、もちろん歩いてきましたヨ。

今回はこの時期に歩いたことのなかった小金沢連嶺をヒネりなしにごく普通に辿るコース。これも去年バスが開通したときに小金沢連嶺を歩いて、その時に見かけたサラサドウダンなど稜線のお花の状況が気になっていたのでした。

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(狼平のレンゲツツジは咲き始め)

んで今回はバスではなく珍しく塩山駅からタクシーで小屋平、じゃなくてその上の林道(小金沢へ繋がるらしい林道)の登山口まで出てからのスタート(¥6200)。ここへタクシーで出るのは初めてだったけど意外に安く済んだことに驚きました。大峠や湯ノ沢峠へ出るよりも安いんですね。さすがに1800m近いこともあって爽やかな空気の許、気分良く歩き出します。

この標高だとミズナラもダケカンバもまだ新緑と云えるような緑で見ているだけで嬉しくなってしまいます。するとさっそくキンポウゲにツルキンバイ、マイヅルソウ、シロバナノヘビイチゴ、ズミの白い花もなかなか見事です。そしてお目当てのキバナノコマノツメがあっさりと咲いていて本当に嬉しかったんですけど、ちょっと拍子抜けでもありました。

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(ウラジロヨウラクはほとんどが蕾だったが・・・)

そんなお花を愛でたりカメラに収めたりしているとじきに笹の稜線が見えてきて、すると小金沢山の隣にほんとうにうっすらと富士が確認できましたけど、やっぱりコレがこの日唯一の富士の姿。ラッキーでした。まもなく石丸峠に着き、とりあえずは天狗棚へ向かいます。

天狗棚に着いたら少し休憩。うっすら晴れた周囲の展望を楽しんでいると、小金沢側にトウゴクミツバツツジと思しき紫の塊が見えました。けどこの花はまだ先でも見られる筈なのでそのまま狼平へ降り、小金沢山へ向かうと行く先に朱い塊が・・・そうだここはレンゲツツジがいたんでした。

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(・・・開いたお花はなかなかキュート ^^)

レンゲツツジは咲き始めでなかなかキレイな状態。数こそ多くはないですが、シカの影響で弱っていた木が復活している感じも見受けられて、もしかすると今後は増えるのかもしれません。

そんな笹原から黒木の林に入るとまもなくサラサドウダンが出てきた!と思っていたら次から次へと出てきてビックリ。この辺りはサラサドウダンがこんなに多いんだー、と今更ながらに初めて気がついたのでした。花付きは決して良好とは云えないけどそれなりに花はついている様子で、まだ堅いつぼみも多く、見頃は来週どころか再来週でも良さそうな感じです。

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(小金沢山への登りしな)

そんな様子に気分を良くしていると次はウラジロヨウラクが出てきてまたビックリ!この花が近場でも見られることがわかってからそれなりに探して幾年月。ようやく逢えたこともあってひとり興奮していると今度はコヨウラクツツジが出てきてまたまたビックリ!!この花も同じく探しまくっていたお花なのでした。頭上にはサラサドウダンが相変わらず目に入るし、ここはツツジが多い所なんですねぇ。。。

小金沢山に近づくと見かけるシャクナゲはおそらくハクサンなのでとりあえず一瞥しただけで通り過ぎると小金沢山に到着。山頂周辺のサラサドウダンはシカに囓られながらも枯れることなく見事に花をつけていてなかなか壮観でした。

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(こやつは赤が強いけどサラサドウダンでしょう・小金沢山にて)

小金沢山を過ぎるとそれまで程ではないにしろサラサドウダンはいるし、コヨウラクツツジがありふれている程いることにも驚きました。これは花といってもぱっと見小さい実のようだし、花を知らなければ見過ごす存在なのかもしれないけど、お陰でちょっと特徴のある木を覚えることができた?かも??そしてズミは木の一部だけに花をつけているのが多くて、花つきとしてはあまり宜しくない感じでした。

あと稜線のスズタケも茂るどころかご多分に漏れずこちらも後退しているようで、こんな様子なら今後盛夏になっても朝露に濡れるようなこともなさそうですね。

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(コヨウラクツツジは稜線を通して見られた)

そんなこんなで思いもかけずというか毎度のごとく?のんびりペースになってしまい、今年初となるツマトリソウを見かけたらまもなく牛奥ノ雁腹摺山に着いて、この時点でお昼ちょい前。この日は風が強かったので、風の通る賽ノ河原は避けてこちらでランチと相成りました。

ここから先は大峠や湯ノ沢峠から来ているのかそれなりにだけどハイカーとすれ違うようになります。風の通る爽快な賽ノ河原からせっせと川胡桃沢ノ頭へ登り返すと、今まで微妙に遠い所でばかり咲いていて、まともに見ることも撮影することもできなかったトウゴクミツバツツジとようやくマトモにご対面。

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(賽ノ河原にて)

そして足下にはこちらもシロバナノヘビイチゴ。そしてもう一つ盛りは過ぎたもののお目当てのフデリンドウを探して探して必死に探して・・・今年もなぜか春先に見る機会がなかったので・・・ようやくこちらも見つかりました。

ここまで来れば黒岳はもう間近。黒岳までも小金沢山附近ほどでないにしろサラサドウダンにコヨウラクツツジが見られて、やっぱり花の季節は時期を変えつつ何度か訪れないとわからないことが多いなー、と改めて思ったのでした。

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(トウゴクミツバツツジは盛りすぎ・川胡桃沢ノ頭附近)

黒岳で少し休んだらあとは湯ノ沢峠へ下るだけです。今回は黒岳からひと下りして出るカエデの高木に覆われた「黒岳の広葉樹林」のカエデは何ぞ?を調べるのも課題だったので、木に近づいて葉っぱをいろいろな角度からパシャパシャカメラに収めて見たところ・・・おそらくですけどオオイタヤメイゲツだと思います。

そこから緩く登るとまもなく周囲がパッと開けて白谷ノ丸の草原に飛び出します。草原のお花こそキンポウゲ辺りが目立つぐらいでまだまだ淋しかったのですが、ここでようやくヤマツツジとのご対面。お花はちょうど見頃で、花付きもよろしくなかなか壮観でした。

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(木々はオオイタヤメイゲツか?黒岳の広葉樹林)

そんな草原を過ぎるとあとは湯ノ沢峠へ向かって急降下。途中、白くて細長い花のついた木をみかけて何かな~?とカメラに収めましたけど、さて正体はわかるのでしょうか?やがて傾斜が緩むと、あーっとスズランを見つけて喜んでいたらすぐ先が峠でした。

ここからタクシーに乗るにはコストパフォーマンスがあまりに悪いので、もうひと頑張り。峠でタクシーを予約してから焼山沢の道を下りました。こちらはサンリンソウにヒロハコンロンソウ、クワガタソウにクリンソウも何とか見られたお花の多い楽しい道のりで、最高というにはちとオーバーだけど、喜びがじわじわと湧いてくるようななかなかのフィナーレでした。

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(ヤマツツジは花付きが良さそう・湯ノ沢峠への下りしな)

しかし木を見ただけでそれが何かわかれば良いんですけど、そうでないボクのような藤四郎には花がつかないとね、やっぱりそれがなっかなかわからないもので、今回歩いた小金沢連嶺も結局そう言うことでした(笑)。本当にサラサドウダンの多い所なんですねぇ。ここはこの花に合わせて訪れるのも一つの好機かなぁ♪と思いました。

でもそれを気づかせてくれたのもあのバスのお陰、なんだよなぁ。。。(^^)
 
・・・・・☆

◆ 2009.06.13 (Sat)   晴 時々 曇
小屋平上の登山口 08:10- 石丸峠 09:00- 狼平 09:30/09:40- 小金沢山 10:40/10:50- 牛奥ノ雁腹摺山 11:30/12:20- 黒岳 13:30/13:40- 湯ノ沢峠 14:40/15:10- 湯ノ沢峠登山口 16:00
 

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2009.04.07

春の花を探しに久し振りに坪山へ

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(ヒカゲツツジ咲き始める・坪山西尾根コースにて)

さてさて先週は土曜に動けなかったのでお山は日曜日(04/05)。バスの都合もあって実は直前までどこへ行こうか迷っていたんですけど、ここへ来てヒカゲツツジ開花の報がぼちぼち入るようになってハッと思いついたのが坪山のこと。三年前に早めに訪れたら人出も少なく快適だったなぁ。。。(^^)(^^)

ということで三年ぶりに権現山稜のあたりを歩いてみました。今回久し振りに訪れて先ず驚いたのが、富士急山梨バス上野原営業所の努力もあったのでしょうけど、四月の週末から飯尾行きの一番バスが20分繰り上がっていること。

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(イワウチワも・・・^^)

そしてそのバスのお客の入りも少なくてまた驚きましたが、まぁ次の週末からはグッと増えてくるのでしょうね。車中では地元の方とお話ししながら乗っていたので登山口の八ツ田まではあっという間。軽くストレッチをしてからさっそく歩き始めます。

歩き出してからもさすがにハイカーを何人か抜きますが、最盛期の人出を考えれば恐ろしく快適で、西尾根に乗ってひと登りするとふふ・・・イワウチワが出てきます。こちらは来週末辺りが盛りでしょうか。

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(坪山山頂にて)

そしてじきにヒカゲツツジもポツポツと。時期も早いし最初こそ蕾が圧倒的だったんですけど、登っていくうちに↑↑トップの写真のような感じで咲いている所もあってなかなか楽しめました。ヒカゲさんの方は来週末からその次の週末まで辺りが宜しいのではないかと思います。

そんなわけで思いの外多かったお花を愛でつつ大パーティを抜けばあとは静かなもので、山頂も先客さんが一人だけ。パンを食べたら西原峠方面へ向かいます。

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(大寺山方面もとうとう林道が・・・)

三年前は松姫鉱泉が造った??捲き道を歩いたので今回はアップダウンをこなしつつ尾根に忠実に歩いて、やがて奈良倉山からの林道の降り立ちます。そこから少し南へ行き、金風呂への道が分かれる辺りが西原峠。道標はすでに破損していますが(笑)こちらの道も今は一頃よりは歩かれているはずです。

峠からはなおも尾根を南へ。林道と別れて雑木林の中を気分良くゆるゆると歩いていたら、なんと左手から林道が尾根上に上がってきていてビックリしました。まだ周囲をコンクリで固めてないので、今の段階で思いっきり良く言ってみればまぁ広い山道と云えなくもないけど、5年訪れてない間にとうとうここまで来ちゃったんですね。。。

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(三ッ森<北峰>より大峰、楢ノ木尾根方面)

結局林道は大寺山の手前辺りまででジエンド。大寺山から三ッ森(北峰)まではアップダウンがちとキツいけど、この周辺で有数の雑木の美林地帯なので、ヘンなの造るのはできたらもうやめて欲しいんですけど。。。

辿り着いた三ッ森の山頂も以前に増して展望に気を遣っている感じでしたけど、この日の天気では富士は見えずみーんな春霞。でもこれまた久し振りに目にした大峰の勇姿が嬉しくて、休憩中はそちらの方ばかり眺めていました。

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(麻生沢右俣左俣中間尾根上部にて)

休憩を終えたらそろそろ下山なのですが、今回は通い慣れた長尾根でも鋸尾根でもなく麻生沢。麻生沢は以前茄子さんが歩かれていて、その様子から歩く機会をうかがっていたのです。

とはいえ稜線から沢を降りるのはかなり急なので、ここは三ッ森一つ東のピークから麻生沢の右俣と左俣の中間尾根を降りてみました。

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(中間尾根中部は快い雑木林が広がっている)

尾根の下りだしが若干しんどかったものの尾根に乗れば、最初はツガ、アセビ主体の露岩の痩せ尾根で灌木が邪魔する程度で藪は気になりません。

そんか暗めの林から突然という感じで灌木低木帯に変わり、そこからひと下りで右側がヒノキ植林になりましたがそれもじきになくなり、尾根全面雑木林の広尾根に変わった所がこの中間尾根のハイライトでしょう。ヤブもなく彷徨うように歩けて気持ちはよいのですが、花をほとんど見かけなかったのが不思議といえば不思議。

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(麻生沢右俣左俣出合)

しかしそこから尾根末端までは地形図通りの急斜面。しかもザレていて立木を渡るように降りながらなんとか麻生沢に降り立ちました。

沢に降りれば周囲のアブラチャンは満開ですし、足許にはヨゴレネコノメにマルバコンロンソウ。そうそう秋に買い換えたデジカメ、マクロが1cmだと小さい花も撮るれるのが本当に嬉しくて、立ち止まってはアホみたいに撮ってしまいます(笑)。(^^)

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(ニリンソウも・・・^^)

沢も緩やかながらも小滝を交えて好ましい渓相でそれがまた気分を良くさせてくれるのですが、ここで雨が降り出したのは想定外。でもあまり強くないのでそのまま行きましたけど、ツルネコノメソウにエイザンスミレ、カタクリ、ミミガタナンテンショウ、ミヤマキケマンそしてニリンソウとささやかながらも春のお花が続々出てきてここは晴れて欲しかった・・・贅沢だけど。

それに頭上も相変わらずアブラチャンが満開で、他の木々の芽吹きと相まってスンゴい光景が広がっているし、今の時期の沢沿いは本当に楽しいです。

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(アブラチャンと木々の芽吹きが相まみえる)

そんなルンルン気分で歩ける道のりも、やがて出てくる林道の終点までで、そこからは沢と離れて植林の中へ。しばらく歩いて植林を抜け周囲がパッと明るくなると、そこは春の花々が色とりどりに咲く駒宮の集落。

普通ならここで富岡のバス停に出るのですが、ここはこのまま葛野川左岸の径路を拾ってもうひと遊び。もう少しだけ里の春の楽しんで、ほくほく気分で浅川沿いに降り立てばそこは落合橋のバス停で、この日はここで山歩きもおしまいでした。

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(ヤマルリソウも・・・^^)

今回の坪山~三ッ森行きはけっこう苦し紛れに思いついたものですが、早めの坪山というのはお花は早めだけど満足するぐらいに見られるし、人混みを必要以上に嫌うボクにとっては最善の選択なのかもしれません。次は何年後になるかわからないけど、今後も花期はこういう形で訪れることになるんだろうなぁ。。。

・・・・・☆
 
◆ 2009.04.05 (Sun)   曇 一時 雨
上野原駅 08:08→ 八ツ田 09:05- 坪山 10:10/10:20- 西原峠 11:10- 大寺山 11:50- 三ッ森(北峰)12:20/12:50- 麻生沢右俣左俣出合 13:45- 林道終点 14:45- 落合橋 15:30
 

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2009.03.31

鳥屋ノ丸から大丸へ・西奥山の新たな発見

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(鳥屋ノ丸南東尾根末端、中村の山神社)

さてさて・・・冬に入ってから今の今まで西丹沢通いが続いていましたが、こうも通いまくってしまうとたまには別の所を歩きたくなるのが人情というものでしょう(笑)。ということで先週末(03/28)は久し振りとなる大菩薩の山域。

今回は西奥山から戸沢 中村川中間尾根たる鳥屋ノ丸南東尾根を登路にとり、鳥屋ノ丸に上がったら吹切尾根を大丸まで南下。花咲山(梅久保山)との鞍部の林道に出たら橋倉鉱泉まで林道を歩いて、それから改訂前のエアリアで赤実線だった橋倉沢の径路を下って浅利の子安神社へ出ました。

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(アブラチャンは満開)

実は今回のルート大丸から下った林道までは丸四年前に歩いたルートでしたが、つい最近かずさんが歩かれたのを見たら、道中のことをほとんど忘れていて(笑)歩きたくなったので今回再訪したのでした。

ということで大月からバスで西奥山へ出てからのスタート。こちらもそろそろ恐怖のダイヤ改正の時期を迎えて今後のバスの状況が気がかりではありますが、軽くストレッチをしてからまずは尾根末端が延びる中村まで歩いて行きます。

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(鳥屋ノ丸南東尾根上部にて)

林道端もフサザクラにアブラチャン、キブシ。斜面を見ればスミレにフキも咲き出していて中村までの道のりもなかなか楽しいもの。そして戸沢(沢ではなく集落、ネ)との分岐に出たら戸沢方面に入ってしばらく登った所から尾根に取り付きました。

ひと登りでここは明瞭に覚えていた山神社に出ます。ここは周囲が開けた佳い所で、まずは山ノ神に挨拶をして少し休んでから先を行くと、灌木に間伐の倒木が途切れなく続いて意外に歩きづらい。前もこんな感じだっけな??と思いつつ歩いていると、をを今年お初なミツバツツジを見つけて思わず声が上がってしまいました。

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(鳥屋ノ丸山頂・周囲のヤブが少し薄くなった)

そんな灌木倒木も周囲の植林が切れるとようやくなくなり、周囲が気持ちの良い雑木林に変わるとここからが南東尾根のハイライト。スズタケの緑と裸木のコントラストが西丹沢と同じようでいて実は違う感じで、それだけにこの辺りから曇ってきたのが本当に惜しかったです。

そんな中をゆるゆる歩いているといつしか吹切尾根と合流。急登をふた頑張りほどで鳥屋ノ丸の山頂に到着しますが、植林と以前より薄くなったスズタケに埋もれた山頂は趣的には今ふたつ。少し休んだだけですぐに来た道を戻り、お次は御前ノ頭(ごぜのあたま)を目指します。

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(御前ノ頭より・鞍吾山と間明野を見下ろす)

分岐からひと下りすると尾根がかなり急になるせいか?踏跡は一旦南西の枝尾根に移って、それから東へトラバースして主尾根に復帰する段取りになっているんですけど、以前はそれなりに明瞭だったこの辺りが今は不明瞭になっていました。なので今は尾根に忠実に下った方がいいかもしれません。

この辺りをクリアすればあとは問題なく御前ノ頭に到着、ではなく三角点のあるピークは次の少し低い岩こぶだったりします。狭い山頂から見下ろす間明野の集落と鞍吾山の意外に立派な姿を楽しめるのがこの山のチャームポイントでしょうか。どうせ誰も来ないことですし(笑)今回もここでのんびりとランチになりました。

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(馬立峠にて)

ランチを終えたら尾根をなおも南へ辿ります。もう一つ岩こぶを越えたら左へ直角に曲がるように急降下。下りきった鞍部が馬立峠でここは戸沢と間明野を結ぶ明瞭な道筋が尾根を乗り越しています。とくに戸沢側の雑木林が美しくてこの峠道も一度は歩いてみたいものです。

ここからは植林にアカマツ混じりの雑木林が続いて、遠目から見てもその姿の通りの名のついた大丸へ向かいます。

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(ダンコウバイも満開)

もうこの辺りまで来たら登りだしに見かけたミツバツツジとの再会があるだろう、と思っていたら意外や全く見かけず、その代わりに見かけたのがなんとヤマツツジ。ほんの一部ですけどもう開いたのもいて、三月に見かけたのは初めてのことでした。

それでも今の時期、お花と言えばやっぱりダンコウバイとアブラチャン。花が木々や梢の間をほんのりと、柔らかな黄色に染める様子はこれまた何とも言えず美しく、春ですねぇと言いたくなってしまう光景がどこまでも広がっています。

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(大丸南峰にて)

そして緩いながらも登り切ったピークが大丸の北峰。ここは落ち葉の積もった広いピークなのですが、三角点のある南峰の方がより明るいので少し休んだらすぐ南峰へ向かいました。

じきに南峰の広~い一角にさしかかると、終わりかけながらも道志の時には見つからなかったチョウジザクラが見つかりちょっとした撮影大会になって南峰に到着。周囲を散策するとウグイスカグラに、マメザクラも状態良く咲いていて、ありふれた花だけど初物だけに嬉しくなってしまいます。

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(林道に出た所より花咲山<左>)

そんなわけで南峰ではかなりのんびりしてしまいましたけど、ここまで来れば大月駅まで歩くのも可能ですのでもうお気楽です。それからなおも尾根を下って行くと↑↑↑周囲の開けた造成地みたいな所に出て、すぐ下が林道でした。

ここから林道を東の橋倉温泉へ下り、そこから改訂前のエアリアでは赤実線、地形図で破線路にもなっている橋倉沢沿いの径路を下りましたが、今となっては分岐からして不明瞭。でも下りだしてみれば藪に灌木倒木、そしてちょっとした崩れが絡むものの道筋は至って明瞭で、途中で悩んだ分岐も直進するように行ったら正解のようで無事に橋倉沢沿いの車道に出ました。

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(橋倉沢の林道で見かけた馬頭観音)

あとは車道を歩いて子安神社へ向かったんですけど道中は馬頭観音をいくつか見かけて、この道は西奥山と真木を結ぶ道だったんだなぁ、と改めて気がついたのでした。それに道中の風情もなかなかで、道中歩きながら大月の辺りでもまだまだ知らない所が沢山あるんだなぁ、とこれまた改めて気がついたのでした。

この辺りも歩かなければいけない所、まだまだあるなぁ。。。(^^)
  
・・・・・☆
 
◆ 2009.03.28 (Sat)   晴 後 曇
大月駅 07:30→ 西奥山 07:50- 山神社(中村)08:20/08:30- 954m峰 09:50/10:00- 鳥屋ノ丸 11:10/11:20- 御前ノ頭 12:10/13:10- 馬立峠 13:40- 大丸(南峰)14:30/14:55- 林道 15:20- 橋倉鉱泉 15:25- 子安宮沢神社 16:10
 

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