2008.12.11

初冬の石尾根をのんびりと

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(石尾根縦走路、城山附近にて・Part1)

ここへ来て12月らしくない暖かい日が続きますね。前の晩の雨から天気が回復することが予想されたので10日はなぜかお山に行ってました(笑)。本当は別の所の予定だったんですけど、前の晩の雨がしっかり降ったので薮は避けて、今度こそ回復途上の展望をのんびりと楽しもうと9月以来となる鷹ノ巣山に変更。あとは六ツ石山まで縦走してから10年以上ぶりぐらいにハンノキ尾根を降り、むかしみちを歩いて奥多摩駅に出ました。

ここのところ鷹ノ巣というと稲村岩尾根ばかりなので、今回の登路は毛色を変えて久し振りとなるネズミザス尾根。平日なのでバスは中日原で降りたのですが、ここでバスを降りたのもかなり久し振りのことだと思います。

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(ネズミザス尾根上部にて)

雲一つない青空に聳える稲村岩をカメラに収めてから日原川におり、お次の鷹ノ巣谷を渡る橋へ向かうと、なんと橋が朽ち始め、しかも傾いていてここの通過はちょっとスリリングでした。

さっそくネズミサス尾根に取り付き、初っぱなの露岩混じりの急斜面をこなして739m峰に上がれば、あとは難場もなく尾根をひたすらに登っていくだけ。初訪の折りはほぼガスだったので周囲を見ながら登れたのがちょっと嬉しかったです。

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(石尾根縦走路、城山附近にて・Part2)

植林が切れて自然林が現れるとじきにカラ沢尾根と合流。ここまで来ると鷹ノ巣ももう間近で、素敵な林の中を20分程でカラ沢ノ頭に到着しました。

ちょっと休んでから石尾根伝いに鷹ノ巣山を目指します。こらちも立派なブナやミズナラの木々が見られる明るい防火帯でゆるゆる歩ける幸せな道のり。ネズミザス尾根やカラ沢尾根に足りない自然林はこちらでカバーできるのです。(^^)

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(縦走路より日陰名栗峰と雲取山)

しかし気温が高いせいでしょう。今まで雲一つない青空だったのに雲がだんだん出てきて、楽しみにしていた富士はもう見えませんでした。でも雲の切れ間から真っ白に化粧直しをした姿を見せてくれた南アの山は塩見か?聖か?周りが見えないのでいまいち判断できません。

誰もいない鷹ノ巣山に着くともう日差しすらなく、それでも周囲が見える分9月の時よりはマシだけどちょっと期待はずれ。一人貧しい食事をしたためていると今度は南側からガスが上がるようになって思わずうーん。(-"-;)

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(鷹ノ巣山からの展望は・・・)

このあとの予定では七ツ石まで尾根伝いに歩くつもりだったんだけど、こんな天気じゃ歩く気もしない。じゃどうしようかなぁとしばらく考えていたら六ツ石山の南斜面はず~~っと歩いていないことを思い出して、それならハンノキ尾根があるな!と。

ということで下山路が決まったら腰を上げて、今度は下の捲き道を歩いて六ツ石山へ向かいます。

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(全般に亘ってスズタケが枯れ出していた・石尾根縦走路の捲道)

捲道を歩くのは丸二年ぶり。こちらも上の尾根道と同様に自然林の多いなかなか素敵な道なのですが、驚いたのは石尾根南面のこちら側もとうとうスズタケが枯れ始めていたことでした。北側の日原側に比べると南面の方はスズタケが比較的良好に残っていたのですが、こちらも時間の問題なのでしょうね。

あとスズタケが枯れ出したのとシンクロしているのかは不明ですけど、こちらはシカのフンにその姿も頻繁に見られました。特に六ツ石山周辺はフンがあちこちに落ちていて最盛期(2000~2003年くらい)の日原を想起させるような様相になっていたのにはビックリと云うより、驚愕と言った方が近いかも。

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(六ツ石山より石尾根と鷹ノ巣山)

こんな日ですから六ツ石山にも当然誰もおらず、振り返って鷹ノ巣の姿を一瞥してからそのまま南の防火帯を下ります。

ふかふかの落ち葉を踏みしめながら、蹴散らしながらゆるゆる降りていき、じきに水根への分岐となるトオノクボに着きます。ここで防火帯をなおもそのまま行くように降りるのがハンノキ尾根。この辺りはまだ何となく覚えていました。

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(トオノクボへの下りしな)

結局防火帯は尾根を右に分ける1180m圏まで続いて、それからは植林と雑木林に分けられた尾根を降りていく感じ。一くだりで左から水根からの水平路と合流します。下りしなふと落ち葉を見るとミズナラにコナラの混交する様子がわかってそれがちょっと新鮮で面白かったです。

岩こぶというよりは石庭のような雰囲気もある1041m峰(沖ノ指)にはまだT.Yuiさんのプレートが残っていて、これも個人的には懐かしかった。一昔前はそこかしこにあったのに、少なくなりましたね。

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(ハンノキ尾根下部の伐採跡より)

そして一面の伐採跡に出るとここで境への径路は尾根から外れるので、行ったことのないイソツネ山へ寄るためになおも尾根伝いに下ったのですが、途中には結構な露岩帯もあってそこは慎重に捲きました。

小笹の敷き詰められた広いイソツネ山に寄ったら来た道を戻り、途中からややトラバース気味行って径路に復帰。道も次第に明瞭になり、ススキの茂る中をずんずん下っていきます。

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(境への下りしな)

そして趣のある境の集落を縫うように降り、むかしみちの通る所まで降りたところで境橋のバスの時間を確認すると次のバスは40分後。ここまで来たのだから歩いたことのないむかしみちでも歩いてみようか、ということ歩いてみました。

実際に歩いてみるとなかなか風光明媚ですね。青梅街道と比べると当然遠回りですけど趣はこちらの方が全然あるし、それよりなにより道中みかける鉄橋などの橋脚、トンネルなど昔に小河内と氷川を結んでいた廃線跡のアイテムが随所にあり、それがヲタ心をちょこっと刺激して(笑)それも楽しかったです。

・・・・・☆

◆ 2008.12.10 (Wed)   晴 後 曇
奥多摩駅 08:10→ 中日原 08:35- 739m峰 09:05- カラ沢尾根合流 10:20- カラ沢ノ頭 10:40- 鷹ノ巣山 11:30/12:10- 六ツ石山 13:30/13:40- トオノクボ 14:00- 1041m峰(沖ノ指)14:30- イソツネ山 15:00- 境 15:45- 奥多摩駅 16:40
 

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2008.11.24

錦繍の日原・名残の紅葉も・・・

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(四軒小屋窪の枝沢から1388m峰北の鞍部に上がるところ)

山でなくても外の寒さが身に染みるようになって山の紅葉もそろそろ終盤でしょうか。だからといって低いところへ行くわけでもなく今週(11/23)は日原へまた舞い戻り(汗)。

今回は上段歩道から四軒小屋窪(鳥居谷右俣)、四間小屋尾根を辿ってウトウノ頭に出て、それからタワ尾根を縦走路まで上がり、登山道を西へ梯子坂ノクビレまで。その後は孫惣谷の巡視路を降りて再び左岸の巡視路へ登り返して採石事務所に降りて東日原戻り。という毎度ながらのややこしいコースどりでした。

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(未だ改修されずに表向き通行止・上段歩道鈴坂窪附近)

今秋は日原へ集中的に通っていたとはいえ、奥多摩駅から東日原に入るのは久し振りのこと。三連休のこともあるんでしょうけど二番バスはハイカーで満杯になっていてビックリ。とはいえ東日原から小川谷へ向かえば毎度のごとく一人きりです。

思いの外の好天に気分も良く、いいペースで歩いて取付に着いたらさっそく山道に入り、上段歩道へ。もうこの辺りで紅葉は名残のものを楽しむ感じですが、それもまた風情のあるものです。去年の台風で桟道の流された鈴坂窪付近は今だに改修されず、ここは慎重に高捲きました。(金袋山分岐のつぶれ掛小屋から篶坂ノ丸東尾根までは表向き通行止になってます。)

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(鳥居谷右俣=四軒小屋窪のひとこま)

材木小屋窪を越えると自然林が増えてきて歩みも楽しくなってきます。梢越しに見える都県界の稜線もすでに冬木立。それでもたっぷりの日差しが注いでまぶしいぐらいです。

鳥居谷の左俣(元小屋窪)を越えて明るい右俣(四軒小屋窪)に出たところで一休み。そして今回はここで上段歩道から離れて四軒小屋窪(とその枝沢)を詰めて四軒小屋尾根1388m峰の緩斜面に出る段取りなので、腰を上げてそのまま沢を詰めていきます。

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(四軒小屋窪枝沢のひとこま)

もうこの辺りでは水流はなくただ涸れ沢を登っていく感じですが、明瞭な二俣から右へ入ると急ながらもそこはすでに1388m峰の緩斜面の一角と思わせる気持ちの良い斜面が広がっていて、これがなんとも、むふふで・・・。(^^)(^^)(^^)

青い空と木々を見上げながら、周囲をうろうろしながらゆるゆると上がっていき、右手に大岩を見るとその上には見覚えのある大ブナが立っていてそこはすでに四間小屋尾根1388m峰の北鞍部。

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(四間小屋尾根1388m峰附近の緩斜面)

そして今度は1388m峰周辺の緩斜面をこれまたうろうろゆるゆると。。。ここはいつ訪れても和んでしまうところですね。(^^)(^^)(^^)

緩斜面の上端からは一気にウトウノ頭まで登り切りましたが、あれれ?山頂にあったあのウトウのプレートをはじめその手のヤツがみんなキレイに掃除されてんじゃん!個人的にその手のものは邪魔なものだとは思ってるんですけど、あれだけは残してもいいんじゃないのかなぁ。。。ちょっとだけ残念です。

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(タワ尾根上部の様子)

しかしそれにしても静かだなぁ・・・と思ったらこの日は天祖山の採掘がどうやらお休みのよう。でもこれぐらいがこの辺りの本来の静けさなのでしょうね。そしてタワ尾根にモノレールができて猟師さんが入りやすくなったはずの小川谷の源流部も去年と違ってこの日は音沙汰なしなだったのには驚きました。

縦走路に出たら、先月に稜線は歩いたのでタワ尾根ノ頭までは上がらず、縦走路を西へ行きます。

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(都県界尾根・長沢背稜縦走路より雲取山)

タワ尾根ノ頭の西鞍部で都県界尾根上に上がるとここでようやく秩父側の山々とのご対面。両神山は先月よりもクリアにその姿を見せてくれ、浅間山もまだ何とか見えています。

どうせこの辺りじゃ人通りもないだろうとこの鞍部でランチにしたのですが、それでもハイカーがポツポツ通りがかるのはやはり三連休のせいなのでしょう。

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(縦走路・タワ尾根ノ頭西鞍部だったと思う)

ランチを終えたら縦走路をなおも西へ。周囲がカラマツ植林に変わると天祖山の分岐はもうすぐで、今回は分岐をそのまま直進。梯子坂ノクビレへ下ります。

長沢谷をめぐる山々もすでに落葉を終えて冬の装い。雲取山荘の屋根も光り輝いてかなり目立っていました。いつになったらあそこで泊まる機会に恵まれるのでしょう(笑)。

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(縦走路・水松山を捲く辺りのカラマツ林)

クビレに降り立ったらすぐに孫惣谷の巡視路を下ります。こちらの方はすでに改修が入っていて倒木はあるものの道筋は一頃よりわかりやすくなっていました。が、沢に降り立つと橋が復活していたものの、そこからワサビ沢(右手から滝のかかる沢)までは道自体がほとんど流されているので結局は河床歩きです。

ワサビ沢からは再び道になって、こちらもぽつぽつと倒木があるものの改修されていて、特に水松谷の辺りがかなりわかりやすくなっていました。

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(孫惣谷の巡視路は改修されているが・・・)

水松谷にかかる橋を渡ればあとは御供所へ向かうだけなのですが、このまま東日原へ向かうとバスの時間がどうにも中途半端になりそうな感じ。なので時間調整をかねてもう一がんばり。孫惣谷左岸の巡視路へ上がります。

左岸の巡視路も当初は植林なものの間もなく自然林に変わり、あとは傾きかけた西日の当たる道をゆるゆる歩くだけ。前にも何度か云ってるけどこのひとときがネ、いいんですね。そんなわけでそのまま金袋まで行きたくなっちゃうんですけど(笑)そんな気持ちを抑えて途中で採石事務所に下って、名残の紅葉を楽しみつつちんたら東日原へ戻りました。

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(孫惣谷左岸巡視路のひとこま)

この連休が終われば山も冬のシーズン。そしてハイカーもグッと減って個人的にはこれからが低山のシーズンです。この日もそうだったんですけど日だまりの中をゆるゆる歩いたり、周囲の木々の様子を愛でたり偵察したりするのもこれからの楽しみの一つ。もちろん寒いけど、ボクの一番好きな季節なのかも。

・・・・☆

◆ 2008.11.23 (Sun)   晴 時々 曇
奥多摩駅 07:25→ 東日原 07:55- 人形尾根取付 08:30- 四軒小屋窪(鳥居谷右俣)10:05/10:15- 1388m峰 10:50- ウトウノ頭 11:15- 縦走路 12:05-(途中休憩30分)- 天祖山分岐 13:00- 梯子坂ノクビレ 13:25- 水松谷出合の橋 14:30- ウトウ窪 14:50- 分岐 15:15/15:25- 採石事務所 15:40- 東日原 16:55
 

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2008.11.16

錦繍の石尾根 日原・沢道をつなぐ

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(片倉谷の水源林巡視路のひとこま・Part1)

前の週末の天気が良くなかったせいかどうかはよくわからないんですけど(笑)木曜(11/13)は天気が良かったのでなぜか歩いてきました~。(^^ゞ

今回はその週末に歩きそびれたコース。久し振りに石尾根南面からの入山で、まずは片倉谷の水源林巡視路を奥まで入ってから七ツ石尾根に這い上がり七ツ石山へ。そして唐松谷林道を下りました。

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(後山林道より)

この日は朝から好天でお山もそんな感じであろうと思っていたのに、奥多摩駅からバスに乗ると徐々に見頃になっていく紅葉とはうらはらになーんか空には雲が徐々に広がってきて。。。

またこんな天気かよ、と思いつつお祭でバスを降りたらさっそく後山林道をてくてく片倉橋を目指します。行く先にヨモギ尾根は見えるものの奥に見えるはずの稜線はガスで見えません。

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(片倉谷の巡視路・五兵衛指窪出合の少し下あたり)

色づき自体は今ひとつなものの、紅葉の中30分程行くとゲートのかかる片倉橋に到着。巡視路に上がるとすぐに七ツ石尾根の尾根上を通るモノレール車庫に出て、ここからが本番です。

最初はまだ緑も混ざるけど、紅葉自体は盛りの感じ。ほどよく積もったカラフルな落ち葉をさくさく足で分けながら歩く感触も心地よいですね。道は一度左岸に移って五兵衛指窪の出合を横目で見ながら高捲くと再び右岸に戻ります。

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(片倉谷の水源林巡視路のひとこま・Part2)

植林の中を急登を終え、また水平移動にもどると紅葉はここからが綺麗だったのに、あぁ日差しが。。。

以前片倉谷の初訪の折りは堂所から下山に採ったのですけど、その時はせっかくのいい道も日陰ばかりで悔しい思いをしたので、次は日差しの入る朝の、しかも天気のいいときに歩こう!と決めて、そして実行したのにこの天気が実に悔しい。

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(片倉谷の巡視路・マサエモクボ附近)

シライワクボ(白岩窪?)ではまだシオジが葉をつけて周囲一面緑だったのが、さほど離れていない次のマサエモクボ(正右衛門窪??)ではシオジはすでに落葉を終え周囲のチドリノキが色づきはじめていたりして、そのちょっとした変化とかも面白いところ。

今回は巡視路をそのまま堂所まで行くのではなく、マサエモクボを越えてしばらく道を上がった最高点からそのままマサエモクボ左岸尾根に取り付いて七ツ石尾根を目指しました。

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(七ツ石尾根上部は落葉完了)

こちらの方は予想通りほぼ全編植林下の急な尾根でしたが、登っていると、水源林標準の掛小屋があったり、尾根に沿って道がついていたり、尾根を道が何度か乗越していたりと、その辺りが興味深かったです。おそらく七ツ石尾根の片倉谷側は植林が多いのでその中を巡視路がいろいろ通っているものと思われますけど、先にも言ったとおり植林が大半なので食指が動くかと言えばちょっと。。。

そして七ツ石尾根上に上がる(1536m峰先の緩いピーク)とあとはそのまま七ツ石山へ向かう段取り。でも行く先はまだガスに覆われてガックリ。

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(七ツ石山より雲取山)

それにめげず七ツ石山へ向かっていると、いつしか塩沢の方に青空が、そして日が当たっているのが見えて、これは!と思ったんですけど、こちらの方はまだ変化なし。モノレールが終わり、上下の捲き道を突っ切ってもスズタケはかっての濃さでなく、思いの外楽に七ツ石山の山頂に到着しました。

そして山頂に着くとようやくガスや雲が切れて晴れてきて、南アが、雲取が、そして最後に雪を被った端正な富士が姿を現し、山頂はもうポカポカ。山頂には誰もいないし、ぽつぽつと現れる雲取へ行くハイカーの話し声や鈴の音がささやかながらも周囲を確実に響かせている様子は平日というよりも、むしろ晩秋の静けさ。いいですね~。ちょっと昼寝もしちゃいました。(^^)

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(唐松谷林道も上中部はほぼ落葉)

さて休憩を終えたら今度はブナ坂へ降り、唐松谷林道に入ります。

前の週末歩けなかった上に寒い日が続いたので紅葉は終わりかな~と思ってはいたけど、唐松谷に降り立った時点であきらめました(笑)。それでも下るにつれ現れる名残の紅葉は日差しに照らされてやはり綺麗でした。でもこの日は朝の片倉谷にもこの日差しが欲しかったな~。

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(日原林道のひとこま)

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(日原林道・鍛冶小屋窪附近)

そんなわけで日原林道に上がってからが紅葉の本番なのかな?と思っていたのですが、確かに盛りではあったものの色づきの方は今ひとつ。でもそこはたっぷりの日差しがカバーしてくれて、鍾乳洞BSまでの道のりは気楽にちんたらと歩けてこれはこれで楽しい道のりでした。

・・・・・☆

◆ 2008.11.13 (Thu)   曇 後 晴
奥多摩駅 06:55→ お祭 07:30- 片倉橋 08:05- マサエモクボ 09:35- 七ツ石尾根 10:35- 七ツ石山 11:25/12:20- ブナ坂 12:30- 日原林道(唐松谷下降点)14:10- 鍾乳洞BS 15:45
 

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2008.11.03

錦繍の日原・光り輝く木々

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(酉谷の道、上部は大回りする形でつけ替えられていた)

・・・そろそろひつこいかも(笑)。
ということで日原通いはまだ続くのでした~。(^^)

今回(11/02)もひつこいようですけど秩父側は大血川からの入山で、大黒尾根(黒ドッケ沢左岸尾根)と登路に酉谷山へ上がり酉谷を下降、そして途中で登山道と別れて喜右衛門尾根~滝谷と適当にトラバースしてからシオジ平に上がり、上段歩道を鳥居谷の左俣(元小屋窪)まで辿って元小屋窪の右岸尾根を登り返して篶坂ノ丸へ。あとはタワ尾根を下降というコースでした。

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(中央の屈曲した尾根が大黒尾根・東谷林道より)

今回もなんと西武秩父駅から東谷林道のゲートまでタクシーを走らせる(¥6110)ブルジョアオナシスぶり。でもお陰で7時ちょい前から歩き出せるので決して悪いことではありません。まずは先々週よりも色づきの進んだ東谷林道~ケンカ平歩道(ここはお勧めです)~東谷林道を行きます。

そして今回は林道終点のクイナ沢橋まで行くのではなく、ケヤキ植林の辺りで東谷へ降りて適当に徒渉すると対岸に道があるので今度はそれを辿ります。

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(黒ドッケ沢出合の滝)

素敵な渓畔林のもと、左に黒ドッケ沢出合の滝を見てしばらく行くと、おっと吊橋が。でもそれは事前の情報(松浦本)通り通行禁止になっていて厳重に入れないようになっています。とはいえその吊橋の妙な曲がり具合からして無理をしてまで自分の身を預けるような代物ではないので(笑)、ここから慎重に河床へ降り徒渉、対岸のルンゼを登り右の尾根に移って吊橋の対岸に出ました。

休憩の後そこから少し登ると道が左右に分岐していて気になる所ですけど、今回はそのまま尾根を・・・ではなくルンゼ左側の植林の尾根を登り始めます。

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(大黒尾根上部にて)

そして大黒尾根上の912m峰にピタリと上がればお次はこの大黒尾根を詰める段取り。ひと登りで植林は切れ雑木林に変わりましたが紅葉の色づきは今ひとつといったところ。これは位置的にしょうがないんですけど朝は日影が多いですわ。

でも二週前に登った長沢山の北東尾根や小黒から熊倉の稜線の見え方は新鮮だし、山肌もぱっと見それなりに綺麗に見えるし、それより何より三回目の秩父にして両神山がようやく姿を見せてくれて気分は悪くありません。

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(縦走路に出たところ・バックは酉谷山)

あとはこんな感じで上まで行くのかなと思っていたら尾根左側がヒノキ植林になって驚きましたが、それも長くは続きません。やがてお約束の枯れたスズタケが現れ、黒木主体の尾根に変わるとあとは縦走路へ向けて上り詰めるのみ。

でもそれもあっけないぐらいに都県界尾根の縦走路に出てしまい、そこから酉谷山へは一頭足。山頂に着くとおそらくダメだろうとと思っていた富士山がうっすらと見えてこれも嬉しかった。山頂には日差しが燦々と降り注いでいるし、おかげで最近では珍しく小一時間程のんびりさせてもらいました。(^^)

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(酉谷山避難小屋前より)

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(酉谷の道・1370m圏二俣のシオジ林)

休憩を終えたらこれまた二週間前に歩きそびれた酉谷の道を下ります。

台風の影響が大きかったらしく道は上部からつけ替えられていて驚きましたけど、これも周囲のスズタケが枯れたからできる芸当なのでしょうか。まもなく酉谷の河床に降り、ひと下りするとシオジやブナの美しい1370m圏の二俣に出ますが、ここは紅葉よりまだ緑の方が優勢です。とはいえシオジは緑のまま落葉しそうな気もしますけど。。。

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(酉谷の道・改修されている)

なおも下ると水流が現れて、明るいながらもしっとりとした雰囲気になりちょっとホッとします。旧酉谷小屋を過ぎ、骨谷を過ぎてしばらく行くと先に大きな崩落があるのか?道はつけ替えられた新しい道に変わって大高捲きを始めたので、コレ幸いとその最高点から登山道と別れて滝谷へトラバースを開始します。

この辺りをトラバースしている頃は雲一つない快晴で、紅葉は見頃に入ったぐらいだったものの日向に出たところの木々が輝く様子はもうもう言葉にできない素晴らしさ。沢を渡る箇所や喜右衛門尾根を越えて滝谷に出るところは危険な所もあって気は抜けなかったけど、このトラバース区間がこの日のハイライトでした。

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(喜右衛門尾根の枝尾根上にて)

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(シオジ平はまだ緑)

上段歩道が実質途切れている滝谷(二ノ沢出合の少し下)まで来れば気を遣う箇所はようやくおしまいで、まだまだシオジの緑が優勢な中をシオジ平(しつこいようですけどココはあくまでkomado呼称です)へ登り返し、周囲をしばらく散策。そして四軒小屋尾根へ向かいますが、この辺りの自然林は何度訪れてもホントに素敵なところです。

上段歩道は四間小屋尾根を乗り越した先のカラマツ林の箇所が若干藪化している以外は変化なく、鳥居谷の左俣に出たところで上段歩道とはお別れ。今度は対岸の尾根(元小屋窪右岸尾根)に取り付きました。

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(元小屋窪右岸尾根の緩斜面)

登りだし当初は低木灌木の五月蠅い尾根上も、ふた頑張りぐらいするとブナの素敵な緩斜面に飛び出して、あとは右手に間近なウトウノ頭を見ながら篶坂ノ丸へゆるゆる行くだけ。

篶坂ノ丸に着いたらさすがにヘロヘロでしたが、ここまで来てもまだ晴れていて日差しもたっぷりあることがとにかく嬉しかったです。

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(篶坂ノ丸山頂附近にて)

14時過ぎだしもう誰もいないだろうと思っていたら先客さんがいてビックリしましたが、少しお話をしてようやく下山開始。タワ尾根も金袋山ぐらいまでは紅葉が見頃でしたがこちらも色づきは今ひとつ。でもここも日差しがカバーしてくれて輝く木々は見事でした。

なので一石山附近のカエデもまだ色づき始めた程度。こちらは来週末以降でしょうかね。バスの時間にあまり余裕がないこともあってスタスタ下ってようやく一石山神社に到着。

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(タワ尾根の見頃は金袋山附近より上か)

神社に道中のお礼をしたらあとは東日原を目指すだけなんですけど、その道中、なんとなるしまさんから声をかけられてビックリ。しかもそのまま奥多摩駅まで送ってもらってなんとお礼を申し上げたら。。。m(._.)m とにかくこの日は人に、天気に、そしてお山に遊んでもらって本当に楽しい一日でした。

・・・・・☆

◆ 2008.11.02 (Sun)   晴 時々 曇
東谷林道ゲート 06:55- 912m峰 08:10- 酉谷山 10:00/10:50- 旧酉谷小屋 11:25- 喜右衛門尾根 12:15- 滝谷 12:45- 鳥居谷左俣(元小屋窪)13:30- 篶坂ノ丸 14:10/14:25- 一石山神社 15:30
 

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2008.10.27

錦繍の日原・紅に染まる尾根

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(コハウチワカエデの紅葉・梯子坂ノクビレへの下りしな)

日原通いはまだ続きますヨ(笑)。
10月も終わりに近づき低山の高いところは紅葉の最盛期に入ってきましたね。

今回(10/25)は先週と同様、秩父側の大血川から鉄砲沢と桶木沢の左岸尾根たる長沢山北尾根を登路に採り、尾根伝いに板小屋ノ頭、天祖山と辿って表参道を下るコースを組んで歩いてきました。

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(鉄砲沢出合)

先週は水曜も歩いたし事前の予報では土曜は天気があまり良くないことになっていたんですけど、直前になって変わってしまったのでこの山行き自体も急遽。そんな訳で三峰口からのタクシーが予約できずに、西武秩父駅から鉄砲沢出合の近くまでタクシーを長駆走らせました。(¥6290)

早朝の予報も外れてガスガスの中、西谷に降りると目の前に水量豊富な滝が目に入ったのでこれが鉄砲沢?と思ったんですけど、地形図を見るとどうも近すぎる。それでも立派な滝なので近くで見たいと思い鉄橋で対岸へ渡って滝に近づくと、あれれコンクリの出口から水が出ている。。。

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(露岩は続くよどこまでも♪長沢山北尾根下部)

コレでこれは東谷からの導水路の出口と言うことがわかったので、西谷を少し遡ってみるとハイ鉄砲沢の出合がありました。さっそく植林の尾根に取り付きます。

こちらも秩父の山らしく露岩混じりの急登からはじまりいきなり汗をかかされるどころか、しばらく行くとなんと大岩が尾根を塞いでいて・・・ここは右側を慎重に捲きます。が、大岩を捲いても露岩の急な痩せ尾根はなおも続き、濡れた岩や木の根に滑りつつ慎重に登ると950m圏のピークで尾根はようやく平衡を取り戻し、気を遣う歩きから解放されました。

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(辿り着いたせっかくの緩斜面もガス・・・北尾根中部)

植林もここで切れあとは色づき始めた雑木林の中を行きます。相変わらずガスっているので紅葉を楽しめる感じではありませんでしたが、それでも今の時期は地面に落ちた落ち葉もカラフルでいいですね。

んが、登っても登っても相変わらずガスったまま。そして尾根が徐々に広がってくるとスズタケが次第に現れ、自然林に変わって、個人的にこの尾根のハイライトと予想していた1350m~1450m圏の緩斜面に出てしまいました。

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(と思ったらじきにガスが切れた・北尾根中部の緩斜面)

周囲は相変わらずガスガスで良い雰囲気なんだろうけどこれではせっかくの見所も楽しめないなーと思っていたら、神の御業か何なのか?ここで風が吹いてガスを一気に吹き飛ばし、緩斜面の全貌がすーっと姿を現して・・・。

そんな様子に思わず興奮してしまい、反射的に綺麗に色づいた緩斜面をスズタケを分けつつ心ゆくまで散策。藪が濡れていたので服はかなり汚れてしまいましたが、それでも幸せなひとときでした。

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(長沢谷だけ晴れていた)

満足したら先を行きます。ここで1279m峰からの枝尾根と合流すると灌木の尾根になり、やがて落葉を終えたダケカンバと黒木の尾根に変わると周囲は再びガスってきてしまい、あとは淡々と長沢山を目指すのみ。

そして長沢背稜の縦走路に飛び出すと途端に強い風が南から吹き付けて、おおー長沢谷だけ晴れている!というかこれは長沢谷から風が吹き上げて周囲の稜線のガスを飛ばしているのでしょうね。

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(長沢山の手前辺りか)

先週は葉の残っていた箇所もあったダケカンバやオオイタヤメイゲツなどの高木はすでに落葉を終えていました。だけど意外や意外、カエデの中低木は今が盛りと真っ赤になっていてこれにはビックリするやら嬉しいやら。

それに長沢谷を見下ろすと周囲の山肌が綺麗に色づき、まさに錦繍の光景が広がっていてもうもう言葉が出ません。

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(右谷ノクビレより長沢山南尾根)

あらかた落葉を終えて先週よりも明るくなった長沢山の山頂で少し休憩したら来た道を戻って、今回は尾根伝い。次は長沢背稜と天祖山とのジャンクションピークでもある板小屋ノ頭を目指します。

相変わらず紅の見事な木々を、山肌を愛でつつ右谷ノクビレに降り、板小屋ノ頭へ登り返すとうわ・・・今度は真っ赤に色づいたコハウチワカエデの木々が次々と。。。

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(珍しく紅がキレイだったのでも一枚・梯子坂ノクビレへの下りしな)

天祖山への尾根をゆるゆる下り、左手から登山を道を合わせても夢のような道のりは続き、結局梯子坂ノクビレへ下るまで。しかし日原というか奥多摩で「紅」をこれだけ楽しめたなんて何年ぶりのことでしょう。

そんなわけで再び標高を上げる天祖山に期待していたのですが、あれれ、こちらの方は先ほどと標高は同じくらいなのに色づきは今ひとつ。

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(道の落ち葉も・・・梯子坂ノクビレへの下りしな)

天祖山に登り返し、表参道を下ってもこちらだって紅葉は見頃のハズなのに今までのような鮮やかな赤は格段に少なくてちょっとガッカリ。でも梯子坂ノクビレまでの行程でかなり楽しめたので今回の所はもう充分です。

この差はいったい何なんでしょうね?よくわからないけどとにかく今回は運が良かったことだけは確かなようです。

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(天祖山表参道の様子)

そんなわけであとはルンルン気分で表参道を下って東日原へ向かいました。(^^)

さてお次もこんな紅葉に出逢えるのでしょうかね。まぁ今回は運がちょっと良すぎたかなぁ。。。でも見頃はまだまだ続く訳ですから来週以降もちょっとだけ期待しましょうか!

・・・・・☆

◆ 2008.10.25 (Sat)   霧
大血川西谷699m点 07:05- 1010m圏P 08:15/08:30- 1400m圏緩斜面 09:25- 長沢山 10:30/10:40- 板小屋ノ頭 11:20/11:45- 天祖山 12:50/13:05- ハタゴヤ 14:30- 八丁橋 15:15- 東日原 15:55
 

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2008.10.26

錦繍の日原・稜線歩きは楽し

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(棒杭ノ頭、だったと思う)

さてさて低山帯でも紅葉の盛りに入ってきましたね。
んな訳で先週はよくわからないんですけど水曜(10/22)も歩いてきました~。(^^ゞ

鳥屋戸尾根上部の自然林の様子が見たくて今回は松岩ノ頭西尾根を登路に採り、蕎麦粒山から一杯水までは南の登山道ではなく久し振りに都県界尾根の稜線上を紅葉を愛でつつのんびりと歩くコース。紅葉は稜線ですでに見頃に入っていて、日差しもあったお陰でなかなかキレイでした。

今回は手を抜いて(笑)この日のREPはこちらをご覧くださいませ~。(^^)
 

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2008.10.19

今年も錦繍の日原へ

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(水松山西鞍部・今やここもプロムナードと化した)

さてさて10月も半ばを過ぎて近場のお山の紅葉もそろそろ見頃を迎えてきました。近年は遠出していることもあって近場の盛りに合わせることができなかったんですけど、今シーズンは違いますよ~。

ということで今回は錦繍の日原第二弾。かねてより懸案でもあった秩父側の大血川から長沢山北東尾根を登路に採り、稜線を酉谷山、板形ノ峰まで歩いてカロー谷の巡視路を下るコースを歩いてきました。

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(長沢山北東尾根中部にて)

久し振りに秩父側からの入山。三峰口へは一番電車と言うこともありこちらは至って静かというか閑散としていて淋しいぐらい。タクシーに乗り込み大日向の東谷ゲートへ(¥2600)出ます。

さっそく林道を歩いてしばらく行くと松浦本(バリエーションルートを楽しむ)の通りにケンカ平歩道の指導標があったんですけど、前は見過ごしていたのかなぁ。。。真新しい橋で東谷を渡ると左岸にもしっかりした道がついていてコレは確かに林道を歩くより良いかも。道が尾根を乗り越したところで取り付きました。

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(北東尾根上部にて・右後にうっすらと長沢山)

いきなり露岩混じりの急登で始まるのはさすがに秩父側ですね。しばらくは雑木と植林に分けられた中を行き、榊山(危うく見落としそうになった)辺りからは植林の中を行き、1223m過ぎで尾根を横切る道筋が気になったものの淡々と登っていく感じ。

そして1358m峰を過ぎるとようやく雑木林に変わり、色づいた木々を愛でながら歩けるようになりました。林こそ二次林でしょうけど藪も少なくあとはすいすい。目の前の木々や周囲のポッポと色づいた山肌をちらちら見つつ登っていくとあっけなく長沢背稜の縦走路に飛び出しました。そこから少し西へ行くと長沢山です。

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(紅葉は見頃に入った・長沢山附近)

稜線はカエデやツツジの紅葉は見頃になっていましたが、近年の例年通り?色づきは今ひとつ。でも今回は日光がそれをカバーしてくれてそれなりに見事です。この時点でまだ10時過ぎだったので酉谷山まで足を伸ばすことにして先を行きました。

今回は酉谷まで尾根を捲く下道(登山道)ではなく久し振りに稜線上を歩こうと思ったんですけど、右谷ノクビレに下るとやはり北側の緩斜面に惹かれてそちらをうろうろ。下道が乗越す水松山の西鞍部から稜線歩きに切り替えました。

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(都県界尾根上・水松山からの下りしな)

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(都県界尾根上・タワ尾根ノ頭附近)

スズタケが枯れてなくなり二重山稜の心地よいプロムナードをゆるゆる行くと水松山で、ここは三角点をカメラに収めただけですぐに先を行きました。紅葉はこの辺りから酉谷山までが盛りに入っており、今は藪もほとんどないお陰で歩きやすくて素敵な道のり。稜線は北側のダケカンバがすでに葉を落としていたのでおそらく南側を捲く下道を歩いたらもっと楽しめたかなと思います。

結局今回もランチは先月と同じところ(↓↓の画像の近所)でとりましたが、あれあれ・・・休憩している間にまた曇ってきてきて・・・(-"-;)

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(都県界尾根上・タワ尾根ノ頭からの下りしな)

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(都県界尾根上・行福ノタオへの下りしな・後は酉谷山)

結局酉谷山に着けば先月と同じような天気。それでも先月と違うのは七跳山以東の稜線に日が当たっていたことで、予定では酉谷(道は表向きまだ通行止めなのですが・・・汗)を下ることにしていたんですけど、紅葉も見頃だしこのまま下るのはやっぱりもったいない。

なので今回も先月と同様に稜線をなおも東へ行くことにしました。とはいえ稜線上を歩いていたのでは時間がかかるのでここからは下道です。(^^;;;

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(大栗山附近だったと思う)

酉谷からは標高が一段下がるせいかこちらはまだまだ緑も目立ちますが、思惑通りに日差しが再び入るようになると木々が輝いてやっぱり楽しいです。

ハナド岩ももやって展望こそ聞きませんでしたが山肌は↓↓こんな感じに色づいていました。

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(ハナド岩より)

ハナド岩を過ぎたら今回もまたまたハンギョウ尾根に。下りだしはミズナラも色づき始めており、その色と青い空とのマッチングがこれまた見事。ここはモノレールができても歩きの楽しい尾根ですネ。

とはいえ前と同様にそのまま尾根を下るのでは面白くないので、巡視路が尾根を外れたところで今回はその巡視路をそのまま追いました。

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(みずなら美し ハンギョウ尾根)

植林の中、ひと下りして出る分岐で左折するとここからが歩いたことのないカロー谷沿いの道。いきなりの登り勾配が下りと決めた体にはしんどいですが、それもしばらくの辛抱。

水源林標準の(笑)掛小屋を過ぎて次の分岐を直進すればカロー大滝へ行くのでしょうか。時間の都合もあり大滝は割愛してここは右へ下る道を選ぶと道はカロー谷に沿って急降下。しばらく降りると先ほど別れた道と合流し、じきに植林を抜けて中段歩道と合流します。

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(カロー谷沿いの水源林巡視路)

ここでひと息ついてなおも下ればここからは植林の少ない緑の多い楽しい道のりで、トリカブトやダイモンジソウと言ったお花に驚き(まさかこの時期に、それも日原でお花が見られるとは思ってもいなかった)つつほくほく気分で東日原へ向かいました。

さてさてお次はどこへ行こうかしらん。でも今年も色づきが今ひとつだから今後しばらくは天気が良いといいなぁ、というかそうなるようにお祈りしなきゃ。(^_-)-☆

・・・・・☆

◆ 2008.10.18 (Sat)   晴 時々 曇
東谷林道ゲート 07:15- 榊山 08:30- 1358m峰 09:15- 長沢山 10:15/10:30- 水松山 11:00- タワ尾根ノ頭 11:40-(途中休憩25分)- 酉谷山 13:00/13:30- 板形ノ峰 14:40- 尾根外れる 15:00- 最初の分岐 15:05- 次の分岐 15:15- 中段歩道合流(小屋跡)15:35/15:45- かろう橋 16:10- 東日原 16:55
 

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2008.10.13

権衛尾根・雲取山への古道を辿って

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(ブナも色づき始めた・権衛尾根中部にて)

10月に入りこちらも周囲が色づきはじめ、そろそろ紅葉の季節に入ったとはいえ見頃なのはまだまだ高いところ。ということで先週に引き続き近場の2000m峰へということで、今回は久し振りかつ今年初となる雲取山を丸5年ぶりとなる権衛尾根(仙人尾根)を登路にとって訪れました。

「花のひかり」をごらん頂いている方々にとっては権衛尾根が野陣尾根を通る富田新道の拓かれる以前からの古道であることはご存じの向きも多いと思います。

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(この日も朝は晴れていたのに・・・日原林道より)

今回は普段と違い唐松谷林道・富田新道の分かれる所からのスタート。予報通り天気は非常によろしく、まずは色づき始めた木々を愛でながら、秋の雲が流れる空を眺めながらの林道歩きから始めます。

20分ほど歩くと大ダワ林道の分かれる長沢谷の下降点に到着。停まっている車は思ったより少なく、後山林道が通れないことを考えると雲取も意外に人が少ないかもとちょっと期待を持ちながら大ダワ林道に。長沢谷に降りて、二軒小屋尾根を乗り越ししばらく行った所から大雲取谷に降りました。

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(苔むす権衛尾根の末端部)

そして意外に水量の多かった大雲取谷を飛び石でなんとか徒涉して、苔の絨毯が広がる権衛尾根に取り付けばあとはその尾根を詰める段取り。尾根両端の素敵な大雲取谷の様子を見ながらひと登りで尾根が緩むとツガの大木が連なるツガ並木?に出ます。

そんな黒木の落ち着いた佇まい漂う尾根も好天の元では意外に明るく、初訪の折とはちょっと違う雰囲気。そんな様子に少々戸惑いながらもゆるゆる行くと、黒木の隙間に生える広葉樹のたちの日差しに照らされて輝く様子に目を奪われ、立派な木々に目を奪われ、そして徐々に色づく木々にまた目を奪われ。

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(権衛尾根中部にて)

そして尾根上を秋の乾いた涼しい風が通り抜け、それがまたなんとも気持ちの良いこと!!

路岩の混じる痩せ尾根から立派なミズナラも散見される広尾根を詰めるところが今回のハイライトでした。東から尾根を合わせる1510m圏までの登りはかなり急なんですけど、それも周囲の好ましさのお陰であまり苦にならないどころか続いて欲しいと思ってしまうぐらい。

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(権衛尾根上部のスズタケは消えかけている)

そんな気持ちの良い尾根も1510m圏に這い上がると今度は秩父らしい黒木のコメツガ林に雰囲気はまた一変。初訪の折りは少し登ると枯れたスズタケが出てきたのですが、今回は予想通りその枯れたスズタケも姿を消し始めていて藪をこぐ作業はなくなっていました。

ここまで上がると黒木の間に赤や黄色が目立つようになっていて、そんな紅葉達を愛でながら行く感じです。

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(権衛尾根上部にて)

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(カラマツはそろそろ見頃か・野陣尾根上部にて)

今回はのんびりペースだったので途中の開けたスペースでランチをとったんですけど、この辺りからな~んか曇ってきて・・・コレって三週連続じゃないのよ~(笑)。

権衛ノ頭で野陣尾根の登山道と合流する頃にはちょっと寒い感じで、雲取を目指すと南側からぞくぞくとガスが上がってきてせっかくの石尾根もガスガス。でもカラマツ黄葉はこの辺りで見頃に入ったかな、という印象。

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(雲取山山頂のさらさどうだん)

ようやく着いた雲取山頂もこれでは展望は望むべくもなく、人の多い山頂(それでも思いの外というかかなり少ない方でした)方は三角点をさわるだけで人の少ない山梨県側で休憩。

とはいえなんやかんやというか毎度のごとく遅くなってしまったので帰路は予定していた唐松谷林道をあきらめ、来た道を戻って野陣尾根を降りることにしました。

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(石尾根・避難小屋を振り返る)

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(石尾根・小雲取山方面)

でも今回救いだったのが下山を始めたとたんになんとガスが上がって晴れてきたこと。とはいえ小雲取山までの短い時間でしたし、青い空がちょこっと顔を出す、そして青岩谷を望む程度でしたが石尾根の爽快さをちょっと楽しむことができてこれで心置きなく下山に向かえたのです。

野陣尾根を下るのはおそらくこれも5年ぶりぐらいだと思います。上部のモミかシラベ?とおぼしき黒木の立ち枯れが進んでいっそう明るくなっていたのは予想通りとはいえ、尾根上の荒れた様子と相まって少々複雑でもありました。

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(野陣尾根下部にて)

そんな箇所を過ぎるとブナ・ミズナラの大木目立つ重厚な自然林に入ってここからが野陣尾根のハイライト、なんですけど日差しがなくて暗かったのは惜しいというか悲しいというかとにかく残念。急降下する箇所でもあるのでせっかくなら木々を愛でながらのんびりと下りたかったなぁ。それがこの山行きで唯一の心残りでした。

・・・・・☆

◆ 2008.10.12 (Sun)   晴 後 曇
日原林道・唐松谷下降点 08:10- 長沢谷下降点 08:30- 権衛尾根取付 09:05-(途中休憩60分程)- 権衛ノ頭 12:45- 雲取山 13:35/14:00- 権衛ノ頭 14:30- 唐松谷の吊橋 16:05- 唐松谷下降点 16:25
 

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2008.09.30

酉谷山・小川谷をぐるりと繞って

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(篶坂ノ丸山頂附近にて)

奥多摩というか日原に戻ってから鷹ノ巣山、天祖山、と来ればお次はやはり酉谷山。でしょうかね~??ということで先週の土曜日(09/27)は一年ぶりに酉谷山へ行ってきました。

今回ヒネりはちと控えめなタワ尾根~酉谷山~ハンギョウ尾根とほぼ小川谷を繞るコース。いつものバスは秋分の日の盛況ぶりから見ると意外に少ない印象で、東日原から歩き出せは当然のごとく独り旅。今回は久しぶりに一石山神社に上がって参拝してからそのままタワ尾根に取り付きました。

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(金袋山付近にて)

あとは朝日の燦々と差し込む尾根をせっせせっせと詰めて行くだけ。輝く緑が美しくてほんっと気分が良いです。(^^) そういや例の大ミズナラ、噂通りまわりに丸い柵が巡らされていました。んが、肝心の木をよ~く見てみるとなんと根元にキノコが生えているんですけど・・・これって大丈夫なのでしょうか??

まだこの木がごく一部にしか知られていなかった頃はあの周辺一面ふっかふかの地面でした。それが広く(・・・でもないか)知られるようになり、コースが整備されると同時に踏まれるようにもなって地肌が露出するようになってからはボクもオーバーユースの懸念は持ってはいたんですけど。。。とにかく今は誰も見ていないからと云って柵の中に入るようなことは避けるべき、なのでしょうね。

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(黒木の立枯れが増え年々明るくなっている・ウトウノ頭附近)

・・・と気になる一件はあったものの足取りは至って快調。梢越しに見える石尾根や天祖山もくっきり見えて、見慣れて姿のはずなのに思わず見入ってしまいます。

金袋山、篶坂ノ丸を越えて短い急登をこなすとウトウノ頭の頂稜に出るのですが、この頂稜も訪れるたびに黒木の立ち枯れが進み、周囲が徐々に明るくなっているのがよくわかります。そのせいで却って藪っぽい場所ができているのは皮肉な話ではあるんですけど、コレも温暖化のせいなのでしょう。

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(タワ尾根上部もとうとう・・・)

そしてウトウノ頭に着く頃にはあれあれ秋分の日と同様にまた曇ってきたぞ。ちょっと涼しくなった山頂で一息ついてから大京谷ノクビレに降り、1602m峰へ登り返すと去年は工事中だったモノレールの軌道が噂通りしっかりと先へ伸びていました。

実際に歩いてみるとハンギョウ尾根のように尾根が広くないせいか、様子としてはまあこんなモンかな?といった感じで、当然複雑な心境ではありますけど酷すぎると云う感じはしませんでした。が軌道を何度も跨ぎながら歩くのはいささかめんどいですね(笑)。

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(長沢背稜縦走路・行福ノタオ附近にて)

間もなく長沢背稜の縦走路に飛び出したものの縦走路に出る頃になると周囲はうっすらとガスっている状態。タワ尾根ノ頭へ足を伸ばすのはあきらめて縦走路を東へ行きますが、歩いているとお腹が空いて空いて酉谷山まで我慢できずに途中のブナ林でランチを兼ねた休憩。

休憩はほんの15分ほどだったんですけどその間にすっかり体を冷やしてしまい、先週の鷹ノ巣山は汗だくになって歩いたというのにエラい違いだな~と思いつつ目の前の酉谷山を目指しました。

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(酉谷山も黒木の立枯れが進み、今の時期に秩父盆地が・・・)

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(酉谷山山頂・周囲は薄く色づき始めた)

縦走路から離れていざ酉谷山への登りにさしかかると、あれれ秩父側は晴れてんじゃん!熊倉山には日が燦々と降り注いでいる感じだし、う~む。(-"-;) じきにまわりの木々がうっすらと色づいた酉谷山の山頂に着くと、これまたあれれ北斜面に生える黒木の立ち枯れの間から秩父盆地が見えているようになっていてびっくりでした。

でもようやく着いた山頂もじっとしてるだけで寒くなってしまうので、とりあえず避難小屋の様子を見に行き(小屋は変わらず立入禁止・水場は改修された模様でしっかりと出ています)、すぐに下山を始めます。

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(長沢背稜縦走路・七跳山付近にて)

ハナド岩までは植林も多くなるし天気のこともあって体を暖めるために歩いている感じでしたが、稜線の鞍部に出ると甘い香りが秩父側から流れてきて良い感じだったんですけどこれもカツラ、なのかなぁ。

避難小屋から一時間ほどでハナド岩に着き(意外や先客さんあり)、今ひとつの展望をしばらくボーッと眺めてからハンギョウ尾根の分岐へ向かいました。

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(天祖、石尾根方面はこんな感じ・ハナド岩より)

ハンギョウ尾根はおそらく二年ぶりだったかな?ここもスズタケが枯れ、モノレールができて尾根の様子は昔に比べてずいぶんと変わってしまいましたけど、素敵なミズナラ林が続く尾根の心地よさは相変わらずですね。

そんな中をすたすたと歩いてかろう橋へ降りる枝尾根(というかこちらが主尾根??)をとらえれば、尾根は結構急になるものの今度は立派なブナにミズナラの木々が見られたりと、ハンギョウ尾根は比較的短いながらも見所の多い尾根だと思います。

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(ハンギョウ尾根・素敵なミズナラ疎林が続く)

あと尾根下部では道も改修されていて歩きやすくなっていました。そうそうキッコウハグマの蕾も随分とふくらんできたようで今年こそは日原でもお花が見たいけど、どうかなぁ。。。数はたくさんあるのに閉鎖花ばかりというのは結構頭に来るんですよね~(笑)。

・・・・・☆

◆ 2008.09.27 (Teu)   晴 後 曇
奥多摩駅 07:02→ 東日原 07:25- 一石山神社 07:50- 金袋山 09:10- ウトウノ頭 10:20- 縦走路 11:05-(途中休憩15分)-酉谷山 12:05/12:15- ハナド岩 13:30/13:40- 分岐(板形ノ峰) 13:45- かろう橋 15:05- 東日原 15:45
 

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2008.09.25

秋めく林を愛でに天祖山へ

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(旧日原林道のひとこま)

さてさて先週の土曜は久しぶりの奥多摩も青梅線がストップしたおかげで出鼻をちょっとだけくじかれてしまいましたが、秋分の日(09/23)は短めではありますがしっかりと予定通り歩いてきましたよ。(^^)

ということで日原で自然林と言えばまず挙げられるのが天祖山ではないでしょうか。今回はちょうど2年前と同様に旧日原林道(しつこいようだが下の車道の事ではない)をたどり、それから5年ぶりに大ブナ尾根を登って天祖山を訪れました。

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(旧日原林道・中小屋沢の辺り)

雲一つない晴れの上にお彼岸の飛び石連休中ということもあって日原行きのバスは大盛況。毎度のごとく川苔橋でその半分を降ろして、東日原に着いて歩き出すも稲村岩尾根の登山道を過ぎれば歩く人はもうまばら。結局八丁橋へ向かうのは毎度のごとく私ひとりきり。

意外にも林道は八丁橋で通行止めになっており、これは台風の影響でしょうか?少し休憩したらすぐに表参道に入ります。

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(旧日原林道・名栗小屋跡)

少し登ると日差しが入って周囲の自然林の緑が一斉に輝く様子は何度見ても得も言われぬ見事な光景ですね。お花も少ないながらシロヨメナにホトトギス。ホトトギスは今年初見でしたがこちらで見られるとは思ってもいませんでした。

尾根に上がりひと登りすると立派なブナの林立するハタゴヤの水場に出ます。雨続きのせい水量は充分。顔を洗ってから表参道と別れて今は水源林巡視路となっている旧日原林道に入ります。

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(大ブナ別れ)

二年ぶりの旧道。入るとさっそくカツラの香りが漂ってこれは歓迎されたのでしょうか??道自体は前に入った改修もなんかこなれた感じで思いの外荒れていなかったのは意外でした。ただ桟道は濡れている上に妙に柔らかかったりしてちょっと恐怖?かも。植林も若干混じりますが雰囲気の良い道です。

そして二年前は見落とした中小屋沢先(西隣)の崩落地を捲く高捲き道も今回は難なく見つかり、というかなぜに前に見落としたのだろうという感じで伸びていたのには思わず笑ってしまいましたが、ここも改修されたお陰か初訪の頃に比べると道はしっかりしていました。

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(オノオレカンバ&アキノキリンソウ・大ブナ尾根にて)

高捲きを終えると全編ほぼ植林の松尾尾根をぐるりと乗り越し、名栗小屋跡に着けば大ブナ別(わかさ)れはもうすぐ先。この辺りから曇ってきたのは惜しかったのですが、広々とした別れで休憩を取り、今回はそのまま大ブナ尾根を詰めていきます。

尾根をひと登りすると植林帯に入るのですがこの植林帯が今回お花の一番多かったところで、ヒヨドリバナにアキノキリンソウ、ホソエノアザミ、大量に枯れだしているのはもしかするとヨツバヒヨドリかも。去年降りた七跳尾根の植林帯も同じようにお花が多くて驚いたのですが、これはさすがに東京都の水道水源林のお陰か。植林も手入れがしっかりされていて日差しが良好なお陰なのでしょうね。日原でお花を見るなら植林帯!なのかも(笑)。

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(大ブナ尾根上部)

そんな植林帯を抜けるとようやく自然林の始まり。こちらのブナもブナハバチの影響はなく、ミズナラ・ブナなどの立派な木々を愛でつつ広い尾根を左右にのんびりシグザグしながら歩くのは楽しいです。これで日差しがあったら文句なしなんだけどなぁ。惜しいわ。

以前は残っていた尾根上部のスズタケもすっかりなくなり、一頃の不気味な感じが一変。雰囲気が良くなりましたね。そんな中をルンルン気分で歩いているとあっけなく表参道と合流。今回は会所を素通りして山頂で休憩しました。

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(天祖山山頂)

山頂には誰もおらず、休憩中に単独のハイカーが通りがかっただけ。ガスっているせいか休憩しててもちょっと寒いくらいでTシャツ一枚で歩けるのはそろそろおしまいなのかも。

そんなわけで休憩もそこそこに切り上げて、今度は表参道をそのまま下山します。

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(この辺りは色づき始めていた・天祖山表参道にて)

表参道も上部では少ないながらもタカオヒゴタイ、ヤマトリカブト、ヤマクワガタとお花が見られました。こちらでも鷹ノ巣の時と同様に木々がフライング気味に色づき始めたところもあり、こちらもすでに秋の雰囲気。

一時間ほどでハタゴヤの水場に戻ったら今回はそのまま八丁橋へ下るのではなく、これまた久しぶりに孫惣谷右岸の巡視路に入ってみました。

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(孫惣谷右岸の巡視路)

こちらの道もさして荒れたところはなく、20分ほどで採石事務所下の十兵衛窪の出合に到着。孫惣谷は台風の後のせいかなかなかの水量で見事で、しばらく周囲の渓畔林見物をかねて散策。それから孫惣谷林道に這い上がります。

林道に上がればあとは東日原を目指すだけでここでお目当てのフジアザミ探し・・・となったわけですがこちらにもたくさんいるんですね!林道端だとありがたみにはかけるけど思いもよらない出逢いもあったりして、ほくほく気分で東日原へ向かいました。(^^)(^^)(^^)

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(帰りの林道はふじあざみを見ながら)

そうそう、東日原に着いて驚いたのが鈴が普段より多く、そして大きく鳴っていることでした。あの一件ってやっぱり衝撃だったんですねぇ。。。でも個人的には少々騒ぎ過ぎじゃないかなぁとも思っています。クロスケがどうのこうの言うよりも、おそらくご本人さまが今後書かれるであろう手記の方が私には興味あります。当時の状況がわかりますからネ。必要以上に不安がったり煽ったりするよりもそちらを知る方がよほど有意義だと思うのです。

・・・・・☆

◆ 2008.09.22 (Teu)   晴 後 曇
奥多摩駅 07:25→ 東日原 07:50- 八丁橋 08:35- ハタゴヤ 09:20- 名栗小屋跡 10:05- 大ブナ別れ 10:20/10:35- 表参道合流 11:50- 天祖山 12:05/12:35- ハタゴヤ 13:40- 採石事務所下 14:00/14:15- おろせ橋(八丁橋)14:50- 東日原 15:35
 

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