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2008.11.21

宝鉱山・のんびり見学ツアー

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(かっての採掘現場も今は・・・)

宝鉱山。といっても宝鉱山のバス停自体はもう何度も訪れているけど、その名の由来となっている本社川上流にある鉱山跡はその地形図の記号からしても興味を持ってはいたものの、いざコースを組むとなるとそのどれもが中途半端なものになってしまい今の今まで訪れた事がありませんでした。でも笹一の新酒祭り用のコースならイけるかも・・・ということで先週の土曜(11/15)に新酒祭りと合わせて訪れてみました。

そういえば3年前に都留側から鶴ヶ鳥屋山を登ったとき、行きしなのバスの車中で鉱山跡を見学すると言っていた学生グループから話を聞いたのが一つのきっかけなのかもしれません。

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(岩ではなくスラグの堆積したもの・・・カラミ捨場)

三年前は珍しく結構な人出だった宝鉱山行きのバスも今回はほとんど貸しきりで、終点に着いたらまずは三ツ峠や水雲山に挨拶。それから綺麗に整備されたグリーンロッジの園地の中を行きます。

この園地も天気の良さと紅葉のちょうど良さのせいもあって明るいいい雰囲気だったのは意外で、園地を抜けて本社川沿いの林道に入ってもその好ましさは変わりません。

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(林道終点から鉱山跡へ)

林道の道中、猟師さんと何度か行き交いましたけど(15日から猟期に入ってます!くれぐれもご注意のほどを。)猟は本社ヶ丸の方だというので一安心。じきに出るエアリアの赤線ルートも通る林道が分かれる分岐から鉱山の方へ向えば今回の所はもう安全です。しかもそのあとに出会った方が鉱山の歴史に詳しい人で、その場でいろいろ興味深いお話を伺えたのもたいへん幸運でした。

そんなわけで林道終点に着けばそこはもう鉱山施設の跡地で、まずは左手の堰堤を見ながら階段をてくてく登ります。上がりきったところにあった二つ目の横穴を過ぎると道はカヤトに埋もれてわかりづらくなりますが、好天と周囲の紅葉と相まってそれはそれで楽しいもので、そんな中を登り切ると三つ目の横穴に着きます。

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(こんなところもありました)

ここまで来るともう先には何もない雰囲気もあったのですが、それでも地形図に記されているあの広大な採掘跡はどうやらこの上にありそうな雰囲気。なのでまずは右手を上がってみると、突然という感じで辺りが開けて、眼下に広大な採掘跡・・・とはいえ今はほとんど雑木林・・・が広がっていました。どうやら採掘跡の南端に上がったみたいです。

歓迎されない侵入者の来訪にお猿がキーキー煩く騒いでいて、その様子からここは大群のすみかにもなっている模様です。そしてそこから見上げれば本社ヶ丸東南東尾根(本社川右岸尾根)や上の稜線も一望で、そのほとんどが色づいた雑木林。林相的にもカラマツ植林の多い本社ヶ丸南面よりいいな~という感じで、そんな様子にしばらくボーッと見とれていました。

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(本社川左岸尾根にあったヤグラのひとつ)

そんな光景にもう充分満足してしまったので採掘跡に降り立つことはしないで、あとはそのまま尾根を詰めました。その尾根も途中に鉱石運搬用の索道のヤグラがあったり、短いながらもリッジ状の痩せた岩稜があったりとなかなか歩みの楽しい尾根で、上がりきったところがちょうど本社川左岸尾根の1118m峰。

ここまで来ればもう先は見えているのでのんびり休憩したら、あとは左岸尾根を詰めていきます。この尾根も雑木の美しい良い尾根ですね。ここにも索道のヤグラがいくつか残っていましたし、本社川側(西側)から上がってくる登山道も非常に気になるところ。この道はエアリアの赤線が通る所から分かれてトラバースして来ているのでしょうか?

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(これは稜線のヤグラ)

この頃から天気予報通りに徐々に雲が出てきて、本社ヶ丸-鶴ヶ鳥屋山を結ぶ稜線のピークに上がった頃には周囲はすっかり曇って少々寒いぐらい。そのピークから東へ下るとエアリア表記の「ヤグラ」があり、採掘跡からつきあってきた索道ルートとはここでお別れです。

あとは稜線を東へ・・・鶴ヶ鳥屋山へ向かいます。稜線はすでに落葉を終えて、さくさくの感触が心地よい落ち葉になっていました。ふと振り返ると本社ヶ丸はすでにガスの中。

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(振り返ると本社ヶ丸にもガスが・・・)

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(鶴ヶ鳥屋山山頂)

当日になって悪い予報が出ていたせいなのかどうなのかわからないけど、鶴ヶ鳥屋への道中も、そして山頂にも誰もいなくて貸しきりだったのには正直驚きました。三年前の新酒祭りの際は登山者もそれなりにいたというのに、この差はいったい。。。

天気は良くなかったけど、意外やその暗い見た目よりは寒くなくてランチ中も上着は出さずじまい。結局小一時間程ゆっくりしたら下山を始めます。今回も三年前と同じく鶴ヶ鳥屋山北尾根(船橋沢右岸尾根)です。

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(鶴ヶ鳥屋山北尾根 下部あたり)

三年ぶりの北尾根を歩いた印象としてはり変化はあまりなく、変わらず雑木林も多くていい雰囲気。

そうそう・・・実はこの尾根をうまく降りると舗装路を介さずに笹一まで行けるのですよ!v(^^)

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(今年も新酒フェアへ・・・^^)

ということで↑↑↑今年も懲りずに来ましたヨ~(笑)。

今年からコップ代として100円かかるようになりましたが、これぐらいなら喜んで出させていただきますわん♪コップをもらってさっそくんまいお酒を頂き、座れる席を探すと・・・おっと今年はゴン太さんがいらっしゃって、なんやかんやで終わり近くまで。お陰で楽しいひとときを過ごすことができました。(^^)

・・・・・☆

◆ 2008.11.15 (Sat)   晴 後 曇
都留市駅 08:20→ 宝鉱山BS 08:45- 林道終点(下の坑道口跡)09:55- 鉱山跡 10:15- 1118m峰 10:45/11:00- 稜線のヤグラ 11:55- 鶴ヶ鳥屋山 12:45/13:35- 黒野田林道 14:10- 808.0m峰 14:55- 笹一酒造 15:25
 

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【御坂・天子・富士 2008】」カテゴリの記事

コメント

そうそう採掘跡から尾根通しで登るとヤグラに、索道の機械にあと電線がまだぴんと張った形で残っているところもありました。レポにも書いたけどあそこだけというのはいささか短すぎてどうも行く気になれなかったんですけど、これは事情通の方にあったことも含めて呼ばれていたのかも。印象深い山行きになりました。(^^)

ささいちさんはね。ホント船橋沢からR20へ出る径路がねきちんと残っているんですよ。この道の発見もある意味神がかりかも(笑)ba_sobuさんが。

投稿: komado | 2008.11.24 23:04

やはり、新酒祭りへの道でしたか~。
知り合いと、滝子山に行く予定だったのですが、キャンセルになって、気になっていた、日尻山へ行ってしまいました。

鉱山に詳しい方に遭遇したとのこと、羨ましいですわ~。
僕は、稜線のヤグラ跡くらいでしか、その痕跡を見たことがないので、興味シンシンでレポを読みました。
雑木林なのですか~。ツワモノ(鉱夫)どもが夢の跡って感じですね~。

山から直接、笹一さんへ出られる道があるなんておもしろいなあ。

投稿: かず | 2008.11.24 16:56

ゴン太さん、こんばんわ。
土曜はこちらこそありがとうございました。うちも親が出版関係だったものでいろいろ興味深い話が聞けて楽しかったですよ。(^^)

鉱山の方はおそらくba_sobuさんが詳しく書かれると思いますからそちらを見ればおそらくいろいろ納得いただけると思います。あれは天気も良かったし途中で事情に詳しい地元の方から話を聞けたのがもう決定的でした。なのでロマンを感じたのでしたですよ。

投稿: komado | 2008.11.22 19:30

komadoさん、土曜日は、美味しいお酒を飲みながらいろいろお話しできて楽しかったです。

そうそう、帰りの電車でしていただいた東北の山の話もよかったのですが、当日の鉱山のお話もすごく興味深かったのをブログの方には書き忘れていました。

こんな身近に鉱山跡があって、あのヤグラがこの鉱山がらみだったなんて、本当にびっくりでしたよ。

またどこかでお会いしたら、そのときはヨロシクおねがいいたしますです。
m(__)m

投稿: ゴン太 | 2008.11.21 19:20

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