今年も錦繍の日原へ
(水松山西鞍部・今やここもプロムナードと化した)
さてさて10月も半ばを過ぎて近場のお山の紅葉もそろそろ見頃を迎えてきました。近年は遠出していることもあって近場の盛りに合わせることができなかったんですけど、今シーズンは違いますよ~。
ということで今回は錦繍の日原第二弾。かねてより懸案でもあった秩父側の大血川から長沢山北東尾根を登路に採り、稜線を酉谷山、板形ノ峰まで歩いてカロー谷の巡視路を下るコースを歩いてきました。
(長沢山北東尾根中部にて)
久し振りに秩父側からの入山。三峰口へは一番電車と言うこともありこちらは至って静かというか閑散としていて淋しいぐらい。タクシーに乗り込み大日向の東谷ゲートへ(¥2600)出ます。
さっそく林道を歩いてしばらく行くと松浦本(バリエーションルートを楽しむ)の通りにケンカ平歩道の指導標があったんですけど、前は見過ごしていたのかなぁ。。。真新しい橋で東谷を渡ると左岸にもしっかりした道がついていてコレは確かに林道を歩くより良いかも。道が尾根を乗り越したところで取り付きました。
(北東尾根上部にて・右後にうっすらと長沢山)
いきなり露岩混じりの急登で始まるのはさすがに秩父側ですね。しばらくは雑木と植林に分けられた中を行き、榊山(危うく見落としそうになった)辺りからは植林の中を行き、1223m過ぎで尾根を横切る道筋が気になったものの淡々と登っていく感じ。
そして1358m峰を過ぎるとようやく雑木林に変わり、色づいた木々を愛でながら歩けるようになりました。林こそ二次林でしょうけど藪も少なくあとはすいすい。目の前の木々や周囲のポッポと色づいた山肌をちらちら見つつ登っていくとあっけなく長沢背稜の縦走路に飛び出しました。そこから少し西へ行くと長沢山です。
(紅葉は見頃に入った・長沢山附近)
稜線はカエデやツツジの紅葉は見頃になっていましたが、近年の例年通り?色づきは今ひとつ。でも今回は日光がそれをカバーしてくれてそれなりに見事です。この時点でまだ10時過ぎだったので酉谷山まで足を伸ばすことにして先を行きました。
今回は酉谷まで尾根を捲く下道(登山道)ではなく久し振りに稜線上を歩こうと思ったんですけど、右谷ノクビレに下るとやはり北側の緩斜面に惹かれてそちらをうろうろ。下道が乗越す水松山の西鞍部から稜線歩きに切り替えました。
(都県界尾根上・水松山からの下りしな)
(都県界尾根上・タワ尾根ノ頭附近)
スズタケが枯れてなくなり二重山稜の心地よいプロムナードをゆるゆる行くと水松山で、ここは三角点をカメラに収めただけですぐに先を行きました。紅葉はこの辺りから酉谷山までが盛りに入っており、今は藪もほとんどないお陰で歩きやすくて素敵な道のり。稜線は北側のダケカンバがすでに葉を落としていたのでおそらく南側を捲く下道を歩いたらもっと楽しめたかなと思います。
結局今回もランチは先月と同じところ(↓↓の画像の近所)でとりましたが、あれあれ・・・休憩している間にまた曇ってきてきて・・・(-"-;)
(都県界尾根上・タワ尾根ノ頭からの下りしな)
(都県界尾根上・行福ノタオへの下りしな・後は酉谷山)
結局酉谷山に着けば先月と同じような天気。それでも先月と違うのは七跳山以東の稜線に日が当たっていたことで、予定では酉谷(道は表向きまだ通行止めなのですが・・・汗)を下ることにしていたんですけど、紅葉も見頃だしこのまま下るのはやっぱりもったいない。
なので今回も先月と同様に稜線をなおも東へ行くことにしました。とはいえ稜線上を歩いていたのでは時間がかかるのでここからは下道です。(^^;;;
(大栗山附近だったと思う)
酉谷からは標高が一段下がるせいかこちらはまだまだ緑も目立ちますが、思惑通りに日差しが再び入るようになると木々が輝いてやっぱり楽しいです。
ハナド岩ももやって展望こそ聞きませんでしたが山肌は↓↓こんな感じに色づいていました。
(ハナド岩より)
ハナド岩を過ぎたら今回もまたまたハンギョウ尾根に。下りだしはミズナラも色づき始めており、その色と青い空とのマッチングがこれまた見事。ここはモノレールができても歩きの楽しい尾根ですネ。
とはいえ前と同様にそのまま尾根を下るのでは面白くないので、巡視路が尾根を外れたところで今回はその巡視路をそのまま追いました。
(みずなら美し ハンギョウ尾根)
植林の中、ひと下りして出る分岐で左折するとここからが歩いたことのないカロー谷沿いの道。いきなりの登り勾配が下りと決めた体にはしんどいですが、それもしばらくの辛抱。
水源林標準の(笑)掛小屋を過ぎて次の分岐を直進すればカロー大滝へ行くのでしょうか。時間の都合もあり大滝は割愛してここは右へ下る道を選ぶと道はカロー谷に沿って急降下。しばらく降りると先ほど別れた道と合流し、じきに植林を抜けて中段歩道と合流します。
(カロー谷沿いの水源林巡視路)
ここでひと息ついてなおも下ればここからは植林の少ない緑の多い楽しい道のりで、トリカブトやダイモンジソウと言ったお花に驚き(まさかこの時期に、それも日原でお花が見られるとは思ってもいなかった)つつほくほく気分で東日原へ向かいました。
さてさてお次はどこへ行こうかしらん。でも今年も色づきが今ひとつだから今後しばらくは天気が良いといいなぁ、というかそうなるようにお祈りしなきゃ。(^_-)-☆
・・・・・☆
◆ 2008.10.18 (Sat) 晴 時々 曇
東谷林道ゲート 07:15- 榊山 08:30- 1358m峰 09:15- 長沢山 10:15/10:30- 水松山 11:00- タワ尾根ノ頭 11:40-(途中休憩25分)- 酉谷山 13:00/13:30- 板形ノ峰 14:40- 尾根外れる 15:00- 最初の分岐 15:05- 次の分岐 15:15- 中段歩道合流(小屋跡)15:35/15:45- かろう橋 16:10- 東日原 16:55
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コメント
いや、こちらに下るのもヨコスズ尾根だと時間が半端に余っちゃうので急遽ひねり出したものでして。。。
そんなついでの感じで大滝に寄るのはちょっと失礼かなぁ、と思ったまでなのですよ。ここはきちんと見に行ってあげないとネっ。
投稿: komado | 2008.10.21 21:38
カロー大滝には行かれたと思っていましたが。
”カロー大滝を巡る道” 春、夏に続き 秋も行こうと思っているのですが 紅葉と体調とお天気と日程が、ドンピシャと合うかしらん?
投稿: ba_sobu | 2008.10.21 09:19