しあわせ・・・(^^)
きづかないうちにやってくる
やっとあえる
ゆめみたい
(天のつゆ より)
この詞ははあとに紹介する渚にての詞なんですけど、今回紹介する作品たちは私にとってまさにこんな感じで現れたのでした。(^^) ということでどちらを最初に紹介しようか迷ったんですけど、20年ぶりですからまずは原マスミさんの『シングルズ&コレクションズ』の方からにしましょうか。
この場で原マスミと云っても知っているのはおそらくゴン太さんとはいぼーるさんぐらいでしょうけど(笑)、よしもとばななの本の挿絵をしている人といえばピンと来る人がちょっとは増えるでしょうかね?まぁ新作と云ってもオール新曲ではなく、昔のシングル曲にいろいろなオムニバスに参加した曲たちをまとめたもの。でもコレも私自身むか~~~しからこんな形にしてまとめてくれよ!とことあるごとに云っていたのでうれしかったことは嬉しかったんですけど、現実化はムリだろうな(権利関係等複雑ですから・・・)と思い込んでいたのです。
オムニバスに入っていた各曲は個人的にMDにまとめていたんですけど、こうやってリマスタリングされたCDで聞くとやっぱり音が違いますわ~。それにアルバムと微妙に違うシングルバージョンの曲も新鮮。でもバラバラな音源を纏めたものなのにこの統一感というかまとまり感というか各曲ごとにアレンジャーをたて贅沢に制作した名盤『夜の幸』のようになっているのは原マスミさんの個性ゆえでしょうか。発売元さん(MMRecords)がおっしゃる通りまさに「新作」として聴けてしまいました。
原さんの音楽は真っ先に耳に入るその歌声からしてかなり個性の際立つ唯一無二なものなのでその時点でおそらく好き嫌いがはっきり分かれるでしょうけど、一度ハマってしまうとあとはボクのようにずぶずぶ深みに・・・のタイプです。興味のわいた方はぜひどうぞ。
とにかく発売元さまには感謝感謝。あとは本当の新作を残すのみになりましたネ。『夜の幸』のように豪華じゃなくてもいい。弾き語りでもそれどころかレコーディングすら面倒なら「原マスミライブインジャパン」でもいいから(笑・あぶらだこじゃないって!)早く出してくださーい!お願いお願い。
(P-VINE/org records. PCD-25081 ¥2625)
そしてもひとつが先の詞を掲げた渚にての4年ぶりとなる新しいアルバム『よすが』。発売前からさんざん言われていたけど、ジャケット(今までは写真だった)からして今までとは明らかに違うもの。
一通り聴いてもその印象は同じものでこれで渚にては新たな地平に立った・・・というより個人的には「高橋幾朗さんがいた3ピース時代の渚にて」の呪縛からようやく解放されたかな、と。もちろんそれ以降の作品も素晴らしいものだったけどどこか突き抜けきれないものがあったし、そもそも過去の曲をリメイクしたアルバム『夢のサウンズ』自体そんな意味が少しはあったんじゃないかなぁ。でもその『夢のサウンズ』も個人的には竹田バーションの「渚のわたし」以外は前のバージョン(『本当の世界』収録)の方が好きだったりします。まぁコアなファンからは見当違いなこと言ってるって云われそうだけど、なんかそう思うんです。
今回の『よすが』は軽快。でもただ軽いとか浅薄な意味ではもちろんなく、すてきな歌と演奏が心地よくするっと入ってきてじわじわ~っと染みこんでくる感じが本当にいいですね。不満と言えば竹田さんのジャケットの絵が抽象的すぎる事ぐらいか(笑)。まぁこれはこれで悪くないんだけど『花とおなじ』ライナーのツバメにしがみついて一緒に飛んでいるうさぎ(ちゃんのひと、だったっけ?)の絵がとにかく素晴らしかったのでちょっと期待していたのです。竹田さんの絵、Tシャツにしてモンベルで出してくれないかなー?大阪つながりで(笑)。それと柴山さんはなぜにお名前をカタカナに?それも謎だ。とにかく今後の渚にての展開が楽しみになってきました。ライブにもたまには行かないと!
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