« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »

2008.06.30

しあわせ・・・(^^)

B080630a
MMRecords MMR-037  ¥3000


きづかないうちにやってくる


やっとあえる


ゆめみたい

(天のつゆ より)

この詞ははあとに紹介する渚にての詞なんですけど、今回紹介する作品たちは私にとってまさにこんな感じで現れたのでした。(^^) ということでどちらを最初に紹介しようか迷ったんですけど、20年ぶりですからまずは原マスミさんの『シングルズ&コレクションズ』の方からにしましょうか。

この場で原マスミと云っても知っているのはおそらくゴン太さんとはいぼーるさんぐらいでしょうけど(笑)、よしもとばななの本の挿絵をしている人といえばピンと来る人がちょっとは増えるでしょうかね?まぁ新作と云ってもオール新曲ではなく、昔のシングル曲にいろいろなオムニバスに参加した曲たちをまとめたもの。でもコレも私自身むか~~~しからこんな形にしてまとめてくれよ!とことあるごとに云っていたのでうれしかったことは嬉しかったんですけど、現実化はムリだろうな(権利関係等複雑ですから・・・)と思い込んでいたのです。

オムニバスに入っていた各曲は個人的にMDにまとめていたんですけど、こうやってリマスタリングされたCDで聞くとやっぱり音が違いますわ~。それにアルバムと微妙に違うシングルバージョンの曲も新鮮。でもバラバラな音源を纏めたものなのにこの統一感というかまとまり感というか各曲ごとにアレンジャーをたて贅沢に制作した名盤『夜の幸』のようになっているのは原マスミさんの個性ゆえでしょうか。発売元さん(MMRecords)がおっしゃる通りまさに「新作」として聴けてしまいました。

原さんの音楽は真っ先に耳に入るその歌声からしてかなり個性の際立つ唯一無二なものなのでその時点でおそらく好き嫌いがはっきり分かれるでしょうけど、一度ハマってしまうとあとはボクのようにずぶずぶ深みに・・・のタイプです。興味のわいた方はぜひどうぞ。

とにかく発売元さまには感謝感謝。あとは本当の新作を残すのみになりましたネ。『夜の幸』のように豪華じゃなくてもいい。弾き語りでもそれどころかレコーディングすら面倒なら「原マスミライブインジャパン」でもいいから(笑・あぶらだこじゃないって!)早く出してくださーい!お願いお願い。
 
 
 
B080630b
P-VINE/org records. PCD-25081  ¥2625

そしてもひとつが先の詞を掲げた渚にての4年ぶりとなる新しいアルバム『よすが』。発売前からさんざん言われていたけど、ジャケット(今までは写真だった)からして今までとは明らかに違うもの。

一通り聴いてもその印象は同じものでこれで渚にては新たな地平に立った・・・というより個人的には「高橋幾朗さんがいた3ピース時代の渚にて」の呪縛からようやく解放されたかな、と。もちろんそれ以降の作品も素晴らしいものだったけどどこか突き抜けきれないものがあったし、そもそも過去の曲をリメイクしたアルバム『夢のサウンズ』自体そんな意味が少しはあったんじゃないかなぁ。でもその『夢のサウンズ』も個人的には竹田バーションの「渚のわたし」以外は前のバージョン(『本当の世界』収録)の方が好きだったりします。まぁコアなファンからは見当違いなこと言ってるって云われそうだけど、なんかそう思うんです。

今回の『よすが』は軽快。でもただ軽いとか浅薄な意味ではもちろんなく、すてきな歌と演奏が心地よくするっと入ってきてじわじわ~っと染みこんでくる感じが本当にいいですね。不満と言えば竹田さんのジャケットの絵が抽象的すぎる事ぐらいか(笑)。まぁこれはこれで悪くないんだけど『花とおなじ』ライナーのツバメにしがみついて一緒に飛んでいるうさぎ(ちゃんのひと、だったっけ?)の絵がとにかく素晴らしかったのでちょっと期待していたのです。竹田さんの絵、Tシャツにしてモンベルで出してくれないかなー?大阪つながりで(笑)。それと柴山さんはなぜにお名前をカタカナに?それも謎だ。とにかく今後の渚にての展開が楽しみになってきました。ライブにもたまには行かないと!
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008.06.22

お山は晴れが・・・

B080622a
(賽ノ河原より牛奥ノ雁ヶ腹摺山)

・・・やっぱりええですなぁ。(^^) もちろん雨でも雪でも曇っていても山はすてきな姿を見せてくれるけど、こういう好天のもと歩いたのって本当に久しぶりなこともあってやっぱりうれしかったです。

ということで更新が遅れましたが(笑)06/14は初夏を迎えてそろそろ夏の花の様子が気になってきたこともあって南大菩薩(と小金沢連嶺の南部)を歩いてきました。

B080622b
(黒岳附近のシラベ林)

南大菩薩と言っても今回はちょっとだけ毛色を変えて大月から大枚はたいてタクシーを使い大峠スタート。タクシー料金値上げ後初めての大峠でしたが料金の方はとうとう7000円オーバー(¥7190)でした。

ちなみに乗車中各地点の料金を見ていたのですが、確か間明野で¥3000ほど。ハマイバ前¥3500ほど。日向部(桑西テニスコート)は確か¥4500くらい?湯ノ沢峠登山口は確か¥5400位だったような??ただこれらは私自身のうる覚えですのでこの額で必ず行ける保証は全くできません(笑)けどご参考までに。

B080622c
(こみやまかたばみ&しろばなのへびいちご)

B080622d
(黒岳直下の広葉樹林)

今回なんで大峠から行ったかというと、黒木の許で見られるキバナコマノツメ(黄色いスミレ)に逢うがためだったのですが、実際には黒岳にあがって北の牛奥ノ雁ヶ腹摺まで足を伸ばしてみても一個も見つけられないまま終わってしまいました。

しかし道中ヤマツツジは蕾でトウゴクミツバツツジはまだ残ってるし、シロバナノヘビイチゴもまだ満開でコミヤマカタバミは咲き始め。ということで近年にしては思いの外お花の開花が遅れている印象で、おかげで今年は絶対に逢えないと思っていたフデリンドウを見られたのはちょっとうれしかったかも。

B080622e
(林道に出た方が遠目のみどりはきれいかも。湯ノ沢峠附近にて)

B080622f
(やまくわがた&すずらん)

ちなみに草原の方もキンポウゲやスズランが咲き始めていたものの春の花がまだ残っている感じで、近年の例年より草原は却って華やかな状態でした。

でもでも今回はお花よりもその好天のおかげで緑が本当によかったこと。特に芽吹きが遅れるダケカンバやミズナラはまだまだ若葉の色で、日差しに照らされて耀くその様子は素晴らしいとか美しいとかではなくホンマめっちゃキレい!って感じ。(^^)(^^)(^^)

B080622g
(湯ノ沢峠の草原)

湯ノ沢峠に降りたのがお昼頃になったせいもあったのでしょうけど、峠からハマイバ丸までの人手は少なく峠からも人は少なく。日差しも強かったけど涼しい風が稜線を抜けていたので道中は至って快適な道のりでした。

B080622h
(ズミは稜線の低いところで咲き出した)

B080622i
(天下石への下りしなより)

でも歩いていたら早起きのせいなのか何なのか妙に眠くなったので途中で昼寝をして(笑)天下石にたどり着いたところで草原歩きはおしまい。例のことを気にしつつ米背負峠に降りたら今年も↓下の記事のようにブナの葉っぱがブナハバチにやられていたのでした。冗談抜きで他の山域の状況も気になりますね。

B080622j
(米背負沢の道にて)

そしてあとは米背負沢に沿って下り天目山温泉へ向いました。米背負沢の道は短いしやや荒れてますけど、林道工事が止まっている??こともあって上部の雰囲気は相変わらず良いですね。

でもこのルートは林道に出てからの林道歩きが長いのが難ありなので今回は一部ショートカットを敢行しました(地形図で大蔵沢の「蔵」の字の尾根を降りた)。尾根は急でしたが藪は思いの外少なく、結果として林道歩きを20分ほど短縮できたかも。これは林道歩きがハードになる盛夏にこそ使えそうでちょっとした収穫でした。
 
・・・・・☆

◆ 2007.06.14 (Sat)  晴
大峠08:30- 黒岳 09:35- 牛奥ノ雁ヶ腹摺山10:30/11:00- 黒岳 12:00- 湯ノ沢峠 12:40- ハマイバ丸 13:30/14:05- 米背負峠14:40/14:50- 林道 15:25- 天目山温泉 16:05
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008.06.14

ブナハバチ、今年も・・・

B080614a
(去年の記事と全く同じ木。わかりますかね?・米背負峠附近にて)

今年はだいじょうぶ。今年は大丈夫・・・と自分に言い聞かせながら米背負峠へ向かっていたら、まもなく↑この例のブナが目に入り・・・あれれ 今年も明るい!というか去年ハバチにやられて夏に再展開したから今年の葉っぱも小さくなっちゃってるのかな~?と思って近づいてみると今年もやっぱりこの有り様でした。参りましたわ~。

とはいえまだ喰われ出して間もないのか酷くやられていたのは↑この木ぐらいで、ほかのブナは大丈夫。ではなく(笑)パッと見まだ緑の葉が覆っている感じではあるものの、よ~く見てみるとまわりのどのブナもすでに喰われ始めていたのでした。

B080614b
(喰われた葉っぱを何とか撮れますた。)

まだハバチの幼虫が出始め?のこともあり今日は幼虫の姿を確認できませんでしたが、今後イヤでも見かけることになるのでしょう。しかし南大菩薩や御坂の方はまだ林が健全なのであまり心配してないのですが、丹沢の方が。。。西丹沢(狭義の意・・・世附の方のこと)をのぞく丹沢の稜線(主脈・主稜)のブナは明らかに樹勢の弱い木が多いので連続して大発生が起きるとかなりヤバい状況になるのではないでしょうか?

こうなると今年の発生状況もかなり気になってきました。
ちなみに去年の記事は↓↓↓こちら。ご参考までに。
【ブナ、大規模な虫食い発生】 <2007.06.28>
 

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2008.06.05

大洞山~大沢山・緑を愉しむ

B080605a
(ボッコノ頭山頂・藤野木方面にも道標が・・・)

もう何度か云ってるかも知れないけど、近年というかここ5年?ほどは5月がぐづつきますね。結局5月のカラッとした好天というのが本当に少なくなってぐずぐずしたまま梅雨入りというパターンがデフォルト化していてなーんかイヤな気分。

それでも先週末(06/01)は日曜の天気がよくなってようやくお山へ行くけました。(^^)

B080605b
(さらさどうだん・少ないながらも見頃)

この時期は行きたいところ満載なのでどこにしようか迷ったのですが、天気が回復するとはいえ少々不安定な感じ。ならば安定している国中(くになか)に近いところの方がよかろうということで、今回は大洞山から二週前に歩いた大沢山へ抜けました。

B080605c
(山で富士の姿を見るのも久しぶりでした・大洞山直下より)

さすがに二週間違うと同じ所からの歩き出しでも緑の様子が違うし、好天ということもあり気分も上々。大洞山に上がる直前の開けた箇所からは久しぶりに富士も見えてしばしその姿に見とれてしまいました。ホント山から見る富士って久しぶりだったのです。

大洞山から稜線を南へ行きますが、あれれちょっと期待していたお花が思いの外咲いてない。というかもう充分見頃だろうと思っていたクサタチバナが稜線の低いところでようやく咲きだしとあってはしょうがないです。この時期から楽しみになるお花(ラ○のたぐい)にも結局フられてしまいました(笑)。

B080605d
(大洞山山頂)

それでもトウゴクミツバは終わりなものの花付きがよかったせいかまだ見事でしたし、ヤマツツジはこれから。あと思いもかけずサラサドウダンも見られて(少ないです)これは嬉しかった。

そうそう摺針峠からボッコノ頭にかけては植林の幼木帯で藪の深くなっている箇所があります。まぁ下道は明瞭ですので心配するほどではないですけどこれからは朝露のつく季節になりますし。。。

B080605e
(くさたちばな・稜線の低いところで咲き始め)

ブナ林の美しいボッコノ頭に上がって驚いたのは西方向の藤野木への尾根が登山道になっていたこと。摺針峠からも笹子へ下る道が出来たようですし、この辺りもきちんとした縦走路になりつつある感じですね。

さて、ボッコノ頭から気持ちのよい雑木の尾根を下って今回も二週前と同じ場所でイワカガミの岩場でランチをとりましたが、お花の方はさすがにおしまいです。

B080605f
(ボッコノ頭近辺のブナ林)

ランチを終えて大沢山へ登り返したらさて帰路はどうしましょう。とりあえず女坂峠に降りてから峠でちょっくら思案。今の時期の峠みちの様子も気になるんだけど送電塔の立つ1445m峰から降りる送電線巡視路は降りたことがなかったので今回はこちらを降りることにして、まずは1445m峰へ登り返します。

峠からの登りは急なので以前はロープが張られていたのですが、今は取り払われたようでここは下りがちょっと怖いなぁ。。。

B080605g
(女坂峠の石垣)

んでその1445m峰からの送電線巡視路はというと、さすがに巡視路なお陰か尾根上に道がジグザグを丁寧につけられていて急な尾根道もかなり歩きやすいですね。

しかしそんな道もしばらく下ると突如として広々とした伐採跡に飛び出して・・・う~ん展望は申し分ないけど趣としては今ひとつだし、雨や雨後はぬかるみそうで歩きたくない道かな~?という印象でした。

B080605h
(1445m峰からの巡視路・下部は伐採されていた)

結局一時間とかからず変電所に辿り着けば、あとは笹子駅までの車道歩き。毎度のことですけど途中で道を外れて稲村神社へショートカット。神社で道中の無事を感謝して笹子駅へ向かいました。(^^)

・・・・・☆

◆ 2007.05.22 (Sun)  晴 時々 曇
大月駅 08:30→ 新田 09:10- 大洞山 11:00/11:10- ボッコノ頭 12:00-(途中休憩30分)- 大沢山 13:15- 1445m峰 13:45- 東山梨変電所 14:40- 奥野稲村神社 15:00 - 笹子駅 15:25
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »